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SSスレ「マーサー王物語-ベリーズと拳士たち」第二部
727
:
◆V9ncA8v9YI
:2017/07/11(火) 13:09:27
「アーリー!嬉しい!」
同門の仲間が勇気を振り絞ってくれたことがカリンには何よりも心強かった。
アーリーが参加表明をしたので、同士の数はこれで6人になる。
残念ながらそこから手を挙げる者は現れなかったが、
勝ちたいという意志を持ったこのメンバーならやれる。カリンはそう信じていた。
「よしっ!早速みんなで飛びかかろう!」
「ちょっと待ってよ、カリン。」
「え?……トモ、どうしたの?」
「いくらなんでもね、作戦も組まずに挑んで勝てるはずがないでしょうが。」
「あっ……そっか、そうだよね。」
「今のマイミ様はやる気がない。それが幸いかどうかは置いといて、少なくとも攻め込むタイミングはこっちが決められるはずだよ。」
「うん、うん。」
「それに……多少は時間を稼いだ方が好都合だしね。」
そう言いながらトモは工具を持ちながらせっせと働くマーチャンの方をチラリと見た。
マーチャンの同僚オダ・プロジドリもコクリと頷いている。
そうして彼女ら勇気ある戦士たちは攻め方について小一時間ほど議論し、
納得いく結論が出たところでマイミの方を向きだした。
「マイミ様!準備が出来ました!今から挑戦させて貰いますね!」
「あぁ……好きにしてくれ……」
マイミの返事は相変わらず虚ろなものだった。
これから攻撃を受けるというのに、まるで危機感を感じていないように見える。
ベリーズとの戦いで義足が潰れて立つことが出来ないとはいえ、
少しも構えようとしないのは流石にプライドが傷つく。
そんなマイミに向かって、トモが矢尻を突きつける。
「すぐに慌てさせてあげますよ……アイリ様から受け取ったこの力で!!」
「!?」
トモが矢を放った瞬間、閃光がマイミの脚を目掛けて光速で迸った。
この現象は、いや、このイメージはアイリの得意とする「雷」のオーラに類似している。
本家に比べたら微かな光ではあるが、可視化可能なオーラを若手が発現出来るということが既に規格外。
今まで無気力だったマイミも、流石に驚愕することとなった。
(アイリの能力を継承したのか!?……いや、そんな馬鹿な!
あるいは……トモは、物凄い勢いで成長している!?)
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