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SSスレ「マーサー王物語-ベリーズと拳士たち」第二部
437
:
◆V9ncA8v9YI
:2016/07/01(金) 05:04:39
レイニャ本人が登場したことで、マナカ、チサキ、マイの3名は完全にビビりあがってしまった。
カントリーの3人だって食卓の騎士モモコに鍛えられた戦士ではあるが、
このレイニャを前にすれば誰もがイクジナシになるのだ。
追い返さねばならない立場だというのに、恐怖で少しも動けない。
「そこ通してもらっていい?用があるっちゃけど。」
レイニャは手にもった木刀で船内へと続く扉を示した。
その中にはベリーズやマーサー王、そしてサユが体を休めているため絶対に通す事など出来ないのだが
敵の側を向くだけで全身が灼熱に焼かれる思いなので、どうすることも出来ない。
そのように困窮していた時、逆に扉の方から誰かが出てきた。
船外の異変に気付いたミヤビとモモコが駆けつけてくれたのだ。
これには泣きそうになっていたチサキも一安心。
「た、助けてください!私たちじゃその人を止められないんです!」
謎の人物レイニャの威圧感が食卓の騎士と同等であることは疑いようがない。
それはチサキだけでなく、他のカントリーのメンバーだって認めている。
だが、こちらにはその食卓の騎士が2人もついているのだ。
相手側には釣り人・オカマリ、ギタリスト・ウオズミ、中二病・マリンも居るには居るが
正直言って3人合わせたところでベリーズ単体の1/10の実力にも満たない。
ゆえに難なく敵船を追っ払うことが出来るはずだった。
……のだが、ミヤビとモモコは信じられないような行動を取り始めていく。
「なんだレイニャか、久しぶりだね。」
「お〜ミヤビとモモコやん!てことはやっぱり、その中におるんやね。」
「せっかくだからちょっと顔見せてく?」
「行く行く〜」
その行為とは素通し。
なんとミヤビとモモコは少しも交戦することなくレイニャを船内に入れてしまったのだ。
カントリーの3人が呆けていたところで、敵船(だと思っていた船)から知った顔が登場する。
その人物とは同じくカントリーの一員であるリサ・ロードリソースだった。
とてもバツの悪そうな顔をしている。
「リサちゃん!」「なんでその船に乗ってるの!?」
「えっとね、なんて言えばいいのかな……その人たちはね、敵じゃないんだよ。」
リサはレイニャ達が自分をこのベリーズ船まで連れて行ってくれたこと、
オカマリ、ウオズミ、マリンの3人は見た目と違って全然怖い人では無いこと、
そして、レイニャと食卓の騎士は昔なじみであることを説明した。
「ちょっと待ってリサちゃん!ベリーズ様と知り合いで、しかもあれほどのオーラってことは……」
「マナカちゃんの想像通りだよ。レイニャ様は元モーニング帝国剣士。それもプラチナ剣士と呼ばれた時代のお方なの。
つまりは……サユ様にとってはこれ以上無いほどの友(とも)ってこと。」
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