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SSスレ「マーサー王物語-ベリーズと拳士たち」第二部
3
:
◆V9ncA8v9YI
:2016/01/09(土) 21:32:16
【第二部:berryz-side】
我々の住む地球から時空を超え宇宙を超えたところにある、とある世界。
そこにはモーニング帝国と呼ばれる大国が存在していた。
その帝国を護る少女剣士集団であるモーニング帝国剣士らは今日も訓練に勤しみ、
正午には食堂でランチを楽しもうとしていた。
「やったーごはんだー!」
帝国剣士の中でも最も若い新人、アカネチン・クールトーンは大はしゃぎだ。
成長期だからか、今が一番ご飯が美味しい時期なのだろう。
急いで定食を取りに向かうが、それを同期のハーチン・キャストマスターに制止される。
「こらあかんやろ!先輩方が先や。」
モーニング帝国剣士には厳しい鉄の掟が定められていた。
いくつかある中でも代表的なのは「料理を選ぶのは先輩から」というものだ。
まずは最も先輩であるQ期団のエリポン、サヤシ、カノンから。
次は天気組団のハルナン、アユミン、マーチャン、ハル。
続いて同じく天気組団だが先の4人より後輩であるオダが定食を運んでいく。
そして最後に新人ハーチン、ノナカ、マリア、アカネチンが選択することを許されるのだ。
人気の焼肉定食などはすぐに無くなってしまうため、新人4人の選択肢はほぼ無いに等しかった。
ボリュームの少ない野菜だらけの定食を運びながら、アカネチンが寂しそうな顔をする。
「はぁ、もっとたくさん食べたかったなぁ。」
「ほんまにアカネチンはしょうがないな。じゃあウチの分も食べ。」
「え!?ハーチンいいの!?」
「ウチは氷さんだけあればそれで満足なんや。」
「ハーチン大好き!」
アカネチンは両手をあげて喜んだ。
ハーチンがご飯を分け与えることなんて日常茶飯事なのだが、
それでもとても嬉しく思えるくらい、食べたくて食べたくて仕方ないのである。
だが、その行為に対して先輩から注意が入る。
「ダメよハーチン。ご飯は自分で食べなさい。」
「「ハルナンさん……」」
指摘をしたのはモーニング帝国の剣士団長兼、天気組団の団長兼、新人剣士の教育係である
ハルナン・シスター・ドラムホールドだった。
新人のことを思って、剣士たるもの体調管理も重要だというありがたい話をしてくる。
「食事制限も行き過ぎると逆効果よ?訓練と任務をこなすためのエネルギーはちゃんと摂取しなさい。」
「はぁい……」
「そしてアカネチン。成長期とは言え定食を2つも食べるのは絶対にダメ。
身体が重かったら実践で思うように動けないでしょ?」
「でも……」
アカネチンはQ期団の座るテーブルをチラッチラッと見た。
そこでは恰幅の良いカノンと、昨年より大幅にスケールアップしたサヤシが食事をとっている。
「あの二人は……」
「それ以上言うのは許しません。」
「はい、ごめんなさい……」
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