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SSスレ「マーサー王物語-ベリーズと拳士たち」第二部

298 ◆V9ncA8v9YI:2016/05/07(土) 17:24:36
「まぁ〜、あなた凄いじゃない!」
「エリのボールが……当たった……」

アイリに褒められたエリポンはなんとも言えぬ嬉しさを噛み締めていた。
決定打では無いとはいえ、あの食卓の騎士に攻撃が届いたことに感激しているのだ。

「そこのあなたも、さっきの光はナイスアシストですよ〜」
「ありがとうございます!」

いつもは冷めた風なオダ・プロジドリもアイリに評価されるのは嬉しいようだ。
まだ気を抜けない状況だと言うのにニヤけが止まらない。
そんなオダを見て、アユミンは面白くなさそうにつぶやく。

「エリポンさんにボールを投げたのは私なのに……」
「あら、そうだったの?ごめんなさい。じゃあアユミンちゃんも敢闘賞ね。」
「えへへへっ、どうも。」
「でもみんな油断しちゃダメよ。 モモコの"空気の壁"がある限りは我々の攻撃は通用しないんですからね。
 せめて気を間際らせるような手段でもあれば……」

ミヤビを狙おうにもモモコがそれを防いでしまう。
ならばまずモモコを排除する手段を考えねばならないだろう。
そしてなんと、それをやってみせる策がKASTには用意されていた。

「はいはーい!それなら私たちに任せてください!」
「サユキちゃん?どうすると言うの?」
「名付けて"人間大砲"……ウチのアーリーの馬鹿力でカリンを船まで飛ばしちゃうんですよ。」
「まぁ!そんなことが出来るの?」
「出来るよね?アーリー?」
「うん!リンカなら軽いから余裕やで。」

アーリーはトモのように両足でしっかりと柵を掴んでいた。
ゆえに両腕はフリーの状態。
これならばカリンをぐるんぐるんに回して向こうまで吹っ飛ばすことが出来ると思ったのだ。
カリンの実力でベリーズに対抗できるとは思えないが、
ちょっとだけモモコの気を逸らすことくらいなら出来るはず。

「というワケでカリン!ちょっくら行ってきてよ!」
「……いやいやいやいや」


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