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SSスレ「マーサー王物語-ベリーズと拳士たち」第二部

151 ◆V9ncA8v9YI:2016/03/17(木) 08:29:05
無茶だが無理ではない。
何よりも王を救うという目的を果たすにはそれしかないと理解していた。
全員が覚悟を決めたのを理解したナカサキは、一枚の地図を出す。

「探すと言ってもアテが全くない訳じゃないわ。
 目撃情報によると、ベリーズはアリアケに向けて馬を走らせている。」

アリアケ、そこは海に面した町であり、
コロシアムと言われる大型の闘技場があることでも知られている。

「船にでも乗って逃げられたら厄介なのよね……一気に捜索範囲が広がっちゃう。
 だから私たちはそれよりも早くベリーズを捕まえる必要があるの。
 会議が終わったらすぐに追いかけるけど、準備は出来てる?」

このナカサキの問いに対して頷かない者はいなかった。
大急ぎでアリアケに向かいながら、必殺技を覚える。
やる事はたくさんあるが、やるしかない。

「あ、でも待ってください。ナカサキ様。」
「なに?ハルナン。」
「モーニング帝国には4人のやる気ある新人が残されています。
 その子たちも必ず役に立つと思いますので、迎えに行っても宜しいでしょうか?」
「えっと、新人でしょ? 言っちゃ悪いけど戦力になるの?」
「ベリーズ相手は厳しいかもしれませんが、活躍の場は有るはずです。
 例えば、モモコの部下と思われる少女たちを抑えるとか……」
「なるほど、団長が言ってた例のカエル使い達ね。」

連合軍の敵はベリーズだけではない。 リサ・ロードリソースら「モモコ一派」もその対象なのだ。
もしも彼女らに妨害されたらベリーズと戦うことすらままならない。
そこで新人の力が活かされるのである。

「でも大丈夫? カエルを見て腰を抜かしてたんじゃなかったっけ。」
「そこは頑張って克服してもらいますよ。」
「そんな時間どこにあるの?」
「決まってるじゃないですか。"ベリーズを探すまでの時間"です。
 多少厳しくはなりますが、ショック療法で動物大好きっ娘。に育て上げて見せますよ。」


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