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ハロプロ北海道スレ

94名無し募集中。。。:2016/01/23(土) 09:53:46
『日本とドイツ二つの「戦後」』(集英社新書)を読んだ。




ドイツと日本は、ともに敗戦国だが、

熊谷さんは、歴史認識、経済、エネルギー政策など、

両国が、異なった道を歩んだことを紹介する。




本の帯には、「迷える日本」、「貫くドイツ」とある。




この違いの根底には、日本における理念と倫理観の欠如だという。




ドイツは、経済成長や物質的な充足、株主資本利益率、

国粋主義よりも、大切なものがあると考えるに至ったという。

ナショナリズムによって最も大きな被害を受けるのが

市民であることも学んだという。




ドイツで最も貴重な物は「考える時間」と「リベラルな精神」、

そして「市民が自分の時間を確保できる経済システム・法制度」であると指摘し、

日本に対しては、労働と人生についての発想を転換して、

物事を考える時間を作ることを提案する。




日本の改革の道の遠いが、あきらめてはならない。

初めの一歩は、アジアでの和解の実現と、

政治の世界に公共精神と倫理を吹き込むことと、

熊谷さんは締めくくった。




多くの方に読んで頂きたい一冊だ。


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