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℃-ute3バカをナンパして部屋に連れ込んだら… 【避難所】2夜目
404
:
名無し募集中。。。
:2017/03/24(金) 23:02:59
そんなにぎやかな朝だったけれど
アラームもセットしないまま眠りに落ちていたこともあって目覚めた時間は午前10時過ぎ
旅館を出るタイムリミットは11時ということで、それから大慌てで帰り支度をするサキたち
ギリギリまで動かなかった千聖なんかまったくのノーメイクのままだったけれど、とりあえず猶予範囲の11時ちょい過ぎには旅館を出る手続きも済ませることができた
「またいらしてくださいね〜ありがとうございました〜」
宿を出るサキたちを見送ってくれたのはパッと見若く見えるけど、小じわの数とか見ればそこそこお歳もいってるだろうという女性
それでも十分キレイな人だったけれど…多分この宿の女将さんなんだろうな〜って思うと、当然その旦那であるあのオジサンのことが浮かんできて
ちょっと、ね、ちょっとだけ、ジェラシー交じりで睨みつけてしまったサキだったけれど、さすがに女将はそんなサキには気づく感じはなかった
それがまた、サキの独り相撲ってカンジでむなしかったりもしたけど、さ
「ばいば〜い!またくるね〜〜」
そんな複雑な想いのサキとは裏腹にマイは明るく元気に、見送りの女将に手を振って答えている
まぁ、マイが元気なのは一安心だし…いいけど、ね
そうしてサキたち3人、旅館を離れ、見送りの女将の姿も宿の中に消えた頃合い
「あの〜すいません…」
と、声をかけてくる男の人が現れる
そう、それはサキがひそかにもう一度会いたいと思ってしまっていた、あのオジサンだった
「オジサン!」
サキは思わず、弾んだ声で答えてしまったけど
「げっ!!」
同時に千聖はヤバイ人が来たって雰囲気丸出しで、さっとマイの背中に隠れるそぶりを見せた
「このたびは、当旅館をご利用いただきありがとうございました…そちらのお嬢さん、大丈夫なご様子でなによりです」
オジサンの言葉は、サキ一人に話しかけるような、ちょっと小さいトーンで届けられる
「いえ、こちらこそ…いろいろご迷惑をおかけしたみたいで…ってか、あの若い子は…大丈夫でした?」
サキも社交辞令には社交辞令で返しつつ、気になっていたことの確認を、こちらはマイに聞こえないようなヒソヒソ話で訪ねていた
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