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復刻版・もぎたて桃子のキャンパスライフ

11:2015/08/17(月) 11:56:03
関連スレ
昔桃子やベリのエロ小説、じゃなくて学園小説書いてた者だけど久しぶりにばくわら世代あたりを中心に書きたくなった
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1437026233/

昔桃子やベリのエロ小説、じゃなくて学園小説書いてた者だけど久しぶりにばくわら世代あたりを中心に書きたくなった2
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1439691361/


ちやほやしてもらって嬉しくなったので
調子にのって立ててみる

454名無し募集中。。。:2015/10/04(日) 01:34:03
>>453
それは今も変わらんだろ

455名無し募集中。。。:2015/10/04(日) 16:33:41
今はオーケー

456名無し募集中。。。:2015/10/08(木) 02:44:05
お待ちしてまーす

457名無し募集中。。。:2015/10/13(火) 19:02:30
とりまお待ちしまーす

4581:2015/10/17(土) 02:10:46
安倍さん(仮名)と別れたオレは、大急ぎで中野駅へとダッシュし、
ホームへ駆け上がると、ちょうどやってきた東京行きの快速電車に飛び乗った。

しかし…、突然家出とは…。
一体何があったのだろう?

衣梨奈(仮名)と最後に会ったのは、オレがまだ高校生で彼女が小学生の時。
北海道のオレの実家に、衣梨奈(仮名)の一家が家族で遊びに来て以来のことだった。

とにかく元気で、ちょっとませた子供、
というイメージしかなかったのだか、果たして今会って、すぐに顔がわかるだろうか?

そんなことを考えていると、電車が東京駅に到着した。

急いで改札口を出たところに、黒のニットに黒のプリーツスカート、黒のタイツといった、
全身黒ずくめの大人びた格好をした女の子が、所在無げに立っていた。

4591:2015/10/17(土) 02:24:24
「もしかして…、衣梨奈(仮名)か?」

息を切らしながらオレが尋ねると、
「うわーん! お兄ちゃん! 心細かったよー!」と、
その子(生田似)がポロポロと涙をこぼしながら、いきなりオレの胸に飛び込んできた。

「おいおい…、まあちょっと落ち着け。一体何があったんだ?」
オレがそう聞くと、衣梨奈(仮名)は鼻をすすりながら、いきさつを説明し始めた。

「衣梨奈(仮名)、子供のころからアイドル目指しよったけん…」
「ああ…、そういや『世界一のアイドル目指す』とか、よく言ってたな(笑)」

「そいで…、オーディションがあったから受けたんよ。そしたら1次、2次と、トントン拍子に進んで…」
「へえ…。すごいじゃん」
「そいで、3次審査があさっての日曜日なのに、パパやママが『芸能界やら許しゃん』って言いよって…」
「まあ…、大抵の親はそう言うだろうな…」
「ばってん、1次受けるときは、そげなこつ言うてなかったちゃ。『どうせ受かりっこない』ってバカにしよって」
「ははあ…」
「そいで言い合いになって、埒あかないから家飛び出してきた…」

4601:2015/10/17(土) 02:28:06
オレは少し考えてから言った。
「でも、芸能界ってきっと大変だぞ。悪いプロデューサーのおもちゃにされて、
キモいおっさんと握手ばかりさせられて、売れなくなったらAVとかに売り飛ばされちゃうぞ」

「そげん話も聞きよるけど…。くんつさん(仮名)のところは大丈夫ってネットに書いとった…」

「それで…、今晩どうするつもりでいたんだ? どっか泊まるお金とか持ってんの?」
「そげんお金があったんよら、兄ちゃんに電話したりせん!」

「オレの部屋に泊まるつもりだったの?」
「うん」
「泊めてやってもいいけど…、条件があるぞ」
「何?」
「今すぐお母さんに電話すること」
「ヤダ!」

4611:2015/10/17(土) 02:35:06

「『ヤダ!』じゃないでしょ…」
オレは呆れた気持ちをなるべく顔に出さないように、努力しながら言った。

「たとえオーディションに合格したって、親の承諾がなければ契約してもらえないぞ。
アイドルになりたかったら、頑張って父さんや母さん説得するしかないぞ…」
オレがそういうと、衣梨奈(仮名)は頬を膨らませながら、
「それはそうだけど…」と、つぶやいた。

「それにな、衣梨奈(仮名)…」
「それに?」
「もう夜遅いし、連絡しないときっと、父さんや母さんは警察に届け出るぞ。
同級生の全員の家にも電話して回るだろうよ。そしたら、週明けには学校中の噂になって…」
「いやあっ!」

「だったら…、早く電話しなよ…」
オレはそう言って、自分の携帯電話を衣梨奈(仮名)に差し出した。

衣梨奈(仮名)は少し逡巡する様子を見せた後で、
「ねえ…、兄ちゃんからもママに頼んでくれる?」
と、泣きそうな声で言った。

「まあ…、口添えくらいはしてやらんこともないけど…。あまり期待するな」と、オレが答えると、
「じゃあ、兄ちゃん電話して…」と、衣梨奈(仮名)はオレを上目遣いに見ながら、甘えるように言った。

4621:2015/10/17(土) 02:40:45
「まず、ちゃんとお母さんに謝るんだぞ。それから頼むんだぞ」
オレがそう念を押すと、衣梨奈(仮名)は口を尖らせたまま「わかったよ…」と呟いた。

そんな様子を確認してから、オレはケータイのアドレス帳から、衣梨奈(仮名)の家の番号を探しだした。

福岡の衣梨奈(仮名)の家に電話をすると、呼び出し音が2回も鳴らないうちに、
「はい! 生田(仮名)です!」と、緊張したような声で、衣梨奈(仮名)の母さんが出た。

「あっ、北海道の…、いや、東京の○○(オレ)です…」と、オレが名前を告げると、
「ああ、○○ちゃん(オレ)…、ごめん、今ちょっと取り込んでて…」と、落胆したようなおばさんの声。

「いや…、衣梨奈(仮名)ちゃんのことなんですけど」
「えっ! 衣梨奈(仮名)!?」
「来てるんですよ…。こっちに」
「あら! まあー!」
驚いたおばさんの声には、はっきりと安堵の様子も含まれていたので、オレも少しホッとした。

「うちのバカ娘と替わって下さい!」と、お母さん。
「あっ、はい、いま。あの…、差し出がましいようですけど、衣梨奈(仮名)ちゃんも思いつめてるみたいですから、
あまり怒らないで、話を聞いてあげてください…」

そう言ってオレは、衣梨奈(仮名)に携帯を差し出した。

4631:2015/10/17(土) 02:57:02
衣梨奈(仮名)は一瞬ためらう素振りを見せたけれど、意を決したように携帯をつかむと、
「もしもし…、衣梨奈(仮名)やけど…」と、話し出した。

「うん…、うん…、ごめん…。それは…! うん、確かに衣梨奈(仮名)が悪かったけど…」
と、衣梨奈(仮名)は何やら仏頂面で弁解している様子だった。

しかし、話しているうち、突然満面の笑みを浮かべて、
「えっ?本当? うん!うん! やったー! ママ大好き!」と、嬉しそうに大声で叫ぶと、オレに携帯を手渡してきた。

オレは慌てて携帯を握り、「あっ、電話替わりました」と言うと、衣梨奈(仮名)の母さんは、
「まあ全く困ったもんだけど…。もうそっちに行っちゃったものは仕方ないから、
とりあえずオーディション受けるのだけは許すことにしたから…。まだ全部認めたわけじゃないんだけどね…」
と、渋々といった感じで俺に話した。

「それでね…、迷惑かけて悪いんだけどね、○○ちゃん(オレ)のところで、衣梨奈(仮名)の面倒見てもらえないだろうか?」
と、衣梨奈(仮名)の母さんは言った。

「はあ…。それはまあ、構わないんですが…。でも、いいんでしょうか、オレのところなんかに泊めても?」
「何が?」
「いや…、衣梨奈(仮名)ちゃんも年頃の女の子だし、いくら従兄妹とはいえ、オレみたいな若い男の部屋に…」
そこまでいうと、衣梨奈(仮名)の母さんは「あははははは」と、いきなり笑いだし、
「○○ちゃん(オレ)のところ以上に、安全なところないわー」と、太鼓判を押した。

まったく…。
何とも信用されてしまったものだ。

オレが呆気にとられていると、衣梨奈(仮名)の母さんは、
「日曜日のオーディションやらには、何だか親族の付き添いも要るみたいなんだけど…、悪いけどそれも頼めるかしら?」
と済まなそうに聞いてきた。

4641:2015/10/17(土) 03:04:25
電話が終わり…、

オレと衣梨奈(仮名)は中央線の電車に乗って、中野のオレのアパートへと向かった。

電車の中でも衣梨奈(仮名)は、さっきまでの不安そうな顔とは打って変わった明るい表情で、
アイドルへの夢を語り続けた。 

中野駅で快速電車を降りた後、『お腹がすいた』という衣梨奈(仮名)に、
ブロードウェイの近くのハンバーグ屋でメシを食わせて、
アパートに着いた頃には、もう12時近くになっていた。

部屋に入るなり、衣梨奈(仮名)は「何、この部屋、狭い〜!」と、文句を言った。

「仕方ないだろ。東京の学生の一人暮らしなんて、普通こんなもんだ」と、オレが呆れて答えると、
「ふーん、そうなん…」と、分かったようなわからないような返事をしてから、
「お兄ちゃん、衣梨奈(仮名)汗かいたから、シャワー浴びていい?」と言うと、
オレの返事もろくに聞かぬうちに、衣梨奈(仮名)は鞄からバスタオルを取り出して、
勝手にバスルームへと入って行った。

「はあ…」
一人になって、オレは思わずため息をついた。
この週末、オレはコイツにずっと、振り回されつづけるのだろうか…。

4651:2015/10/17(土) 03:11:00
とはいえ…。

アイドルになるために家出なんて、わが従兄妹とは言え、なかなか思い切った、根性のあるヤツだ。

オレは芸能界のこととかはあまりよく知らなったけど、
それでも自分の従兄妹がアイドルになるかも知れないと思うと、
やはり何となく浮き浮きするような、愉快な気分になってきた。

そんなことを考えていると、意外にも早く衣梨奈(仮名)がシャワーから上がったのか、
ガタゴトという音がバスルームの方からしてきて、オレは思わず振り返った。

「あー、気持ちよかった!」といいつつ、バスルームから出てきた衣梨奈(仮名)は、
こともあろうに、素っ裸に短いバスタオルを一枚巻いただけ、という呆れた格好。

「こ…、こら! お前、なんちゅう格好しとるんじゃ!」

慌てて目を逸らしながらオレが叫ぶと、
「だって…、着替え持って入るの忘れたんだもん!」と、
まるで意に介してないような口調で、衣梨奈(仮名)が答えた。

衣梨奈(仮名)はそのままオレに背を向けると、福岡から持ってきた旅行鞄をがさごそと探り出した。

「おっかしいな…。確かにパジャマ入れたと思ったのに…」と、呟きながら衣梨奈(仮名)が身をかがめた時、
いきなりバスタオルがパラリとほどけ落ちて、オレの目の前に衣梨奈(仮名)の白い背中と丸いお尻が丸見えになった。

「きゃあっ!」と、悲鳴を上げる衣梨奈(仮名)。
思わず目が点になるオレ。

慌ててバスタオルをつかみ上げながら、
「見たでしょ!? 見たでしょ!? お兄ちゃんのエッチ!」と、衣梨奈(仮名)が叫んだ。

「人の部屋で、自分で勝手にそんな恰好しといて、何言ってやがる…」
オレはそう言い返すのがやっとだった。

4661:2015/10/17(土) 03:19:05
バスタオルを巻きなおした衣梨奈(仮名)は、その後もしばらく鞄の中を探していたけど、
やがて、「お兄ちゃん、パジャマ忘れてきちゃったよー」と、泣きそうな声で言った。

「そんなこと言われても…。まあ、オレのTシャツで良けりゃ貸してやるけど…」
「いいよそれで! 貸して貸して!」

オレが収納ボックスの中からTシャツを取り出して渡すと、
「ちょっとあっち向いてて!」と、衣梨奈(仮名)は言いながらバスタオルを外そうとしたので、
オレは慌てて後ろを向いた。

「もういいよ…」
衣梨奈(仮名)の声に振り向くと…。

裸の上に、俺の薄手の白いTシャツを、まるでワンピースのように着てる衣梨奈(仮名)。

ブラジャーもしてないのか、ガキのくせに生意気に、ツンと尖ったオッパイ…。
そして、さすがにパンツは履いてるんだろうけど、
Tシャツの裾から飛び出した、意外にもむっちりとした太もも。

『コイツ…、乳首透けてやがる…。いかん! 息子が、息子が元気者に!』

オレはその場から逃げるようにして、「オレもシャワー浴びてくるわ」と、バスルームへ飛び込んだ。

467名無し募集中。。。:2015/10/19(月) 05:30:56
大量更新あざす

468名無し募集中。。。:2015/10/19(月) 05:39:17
素晴らしい

469名無し募集中。。。:2015/10/19(月) 09:35:49
待ってた

4701:2015/10/20(火) 02:40:53
『落ち着け! とにかく落ち着くんだ! 相手はまだ中学生のガキ。しかも自分の従兄妹だ』
オレはわが愚息に言い聞かせながら、熱いシャワーを浴びた。

しばらくしてシャワーを止めて上がろうとしたら、
部屋の方からオレの携帯電話が鳴っている音に気が付いた。

着信音が二回、三回…。
慌てて体を拭いていると着信音が聞こえなくなったので、
『途切れたか』と思っていると、
「はい。もしもし」と、衣梨奈(仮名)の声。

『あいつ! 勝手にオレの電話出てやがる!』

急いでパンツを穿いてから、バスルームを飛び出すと、
「『あんた誰?』って、あんたこそ誰ね?」
と、喧嘩腰で電話に怒鳴っている衣梨奈(仮名)。

「こら! 何してやがる!」
慌てて電話を奪い取り、「もしもし!」と叫ぶと、
沈黙のまま、ブチッと電話が切れた。

着信履歴を見ると…、
案の定、電話の相手は桃子(仮名)…。

「衣梨奈(仮名)! お前、何で勝手に人の電話なんか出てるんだ!?」
「だって、こんな時間にいつまでも鳴りやまないから、急用なのかと思って…」
「あー、もう! 空気読めよ!」

オレはそう言いながら、慌てて桃子(仮名)に電話をかけた。

「もしもし! もぉ(仮名)?」
「……」
「違うんだ! これには訳が…!」

471名無し募集中。。。:2015/10/20(火) 14:22:35
>>539
あああ…!

472名無し募集中。。。:2015/10/21(水) 08:34:01
なにを予知したんだよw

473名無し募集中。。。:2015/10/21(水) 10:30:46
普通に間違えました恥ずかしいな…

4741:2015/10/22(木) 02:31:25
俺の言い訳をさえぎるように、
電話の向こうで、桃子(仮名)はさっそく大声で喚き散らしはじめた。

「センパイ、(オレ)最低! さっき駅でもぉ(仮名)としたキスは何だったの!?」
「違うんだ、もぉ(仮名)、誤解だよ誤解…」
「何が誤解なのよっ!?」

それから10分近くかけて、オレはひたすら桃子(仮名)に事情を説明し続けて、許しを乞うた。
その間、衣梨奈(仮名)はオレの横で、不服そうに口を尖らせていた。

ようやく状況を理解してくれた桃子(仮名)が、
「もう…、分かったわよ。じゃあもう一回さっきの子電話に出して!」
と、有無を言わさぬ口調で言ってきたので、オレは電話を衣梨奈(仮名)に差し出した。

女二人で何を話そうというのか…?
最初のうちは「はい…、はい…」と、素直に答えていた衣梨奈(仮名)だったけど…。

「はあ…。すみません。えっ? だからすみませんって言ってるでしょ? もう何言うとうと!? しつこい!」
と、叫ぶと、オレに電話を突き出してきて言った。

「衣梨奈(仮名)、ちゃんと謝っとうのに、この人いつまでも『ちゃんと謝って、ちゃんと謝って』って…」
と、衣梨奈(仮名)は怒って叫んだ。

4751:2015/10/22(木) 02:32:22
「はあ…」と、オレはため息をついた。
また桃子(仮名)の悪い癖が出たか…。

オレが電話に出ると、桃子(仮名)は、
「センパイの従姉妹のこと言って悪いけど、もぉ(仮名)、この子キライ!」
と、こちらも激高した様子。

「なっ、もぉ(仮名)…、今日のところは堪忍してくれ…。それよりお母さんの様子どうだった?」
と、オレが何とか話題を変えると、
「そのことで電話したのよ。病気とかじゃなくて、足をねんざしたみたいで…。
正直ホッとしたの。でも店の仕事ができなくなって、本人は塞いでるみたいで…」
と、桃子(仮名)が少し声を落とした。

「そうか…。でも大事なくてよかったな…。もぉ(仮名)が母さんの力になってやれよ」
と、オレが言うと、
「そのつもりだからさ…。あんまり別の心配させないでよセンパイ!」
と、桃子(仮名)は皮肉交じりに言って、電話を切った。

4761:2015/10/22(木) 02:35:04
その瞬間、オレが電話を切るのを待っていたように、衣梨奈(仮名)が叫んだ。
「もう! 兄ちゃん(オレ)の彼女なのかもしれないけど、衣梨奈(仮名)、この人キライ!」

「はあ…」
ため息をついてから、オレは衣梨奈(仮名)を真っ直ぐ見つめた。
「お前なあ…」

そのまま無言で数秒。

「兄ちゃん…、怒ったと?」
と、怯えた表情の衣梨奈(仮名)。

「怒っちゃいないけど、怒りたくもなるぞ…」
オレがそう言うと、衣梨奈(仮名)はオレの目を見つめたまま、
ポロリと涙をこぼすと、見る見る顔が歪んでいった。

「あー! 泣くなよもう! 面倒くせえ!」
「らって…、らって…」
「わかった! わかったから!」

4771:2015/10/22(木) 02:37:11
「なっ? 怒ってないから泣くな…。今夜はもう遅いから寝よう」と、オレが言うと、
衣梨奈(仮名)は「うん」と笑って、すぐに泣き止んだ。

どこまで本気で泣いていたものやら…。

さて。
それにしても困ったのは、コイツをどうやって寝かせるかだ。

オレの部屋には、オレ用のベッドが一つあるきり。
まさか衣梨奈(仮名)と、二人で一つのベッドに入るわけにもいくまい。

オレは押入れから座布団を取り出して、床に敷いた。

「オレはここで毛布にくるまって寝るから、衣梨奈(仮名)はそのベッド使え」
オレがそう言うと、衣梨奈(仮名)は「えっ? 悪いよ兄ちゃん。衣梨奈(仮名)が下で寝る!」
と、驚いたように言った。

「いいからいいから。それともオレが普段寝てるベッドはイヤか?」
「そんなことないけど」
「だったらもう寝ろ。今日は衣梨奈(仮名)も疲れただろ」

そう言ってオレは部屋の電気をちび電にした。

4781:2015/10/22(木) 02:39:35
それにしても…。

今日は波乱に富んだ長い一日だった。

えりか先生(仮名)に聞いて分かった、謎の文書の内容…。
真野ちゃん(仮名)をめぐる、桃子(仮名)との喧嘩…。
そして、吉澤さん(仮名)が「身の破滅」と警告する、安倍さん(仮名)の誘惑…。

とどめに、この衣梨奈(仮名)の家出だ。

『疲れた…』
そう思って目を閉じると、途端に眠りに吸い込まれそうになった。

その時。
「…兄ちゃん、ねえ兄ちゃん、もう寝たの?」と、衣梨奈(仮名)の声。

寝ぼけ眼のまま「どうした?」と聞き返すと、
「眠れないよぉ…」と、か細い声で言い出す衣梨奈(仮名)。

「家出なんかしたから、興奮が冷めないんだろ。
目閉じてろ。そのうち眠くなる」と、オレが言うと、
「そうじゃないの」と衣梨奈(仮名)。

「じゃあどうした?」
「いつも家じゃぬいぐるみと一緒に寝てるから、一人じゃ寂しくて眠れないの」

4791:2015/10/22(木) 02:42:07
「そんなこと言ったって…」 オレが呆れていると、
「ねえ…、兄ちゃんもこっちのベッドに来て! 一緒に寝ようよ」
と、衣梨奈(仮名)はオレが呆れるようなことを、子供丸出しの口調で言った。

「あのなあ…、お前ももう小学生じゃないんだから…、あんまりバカなこと言うんじゃない。寝ろ寝ろ」
そう言って、オレは再び衣梨奈(仮名)に背を向けた。

それから数分…。
オレがうとうとと、眠りに引き込まれ始めたころに、ガサゴソと部屋に物音がし始めた。
『衣梨奈(仮名)のやつが、眠れずに寝返りでも打っているのかな…』
寝ぼけた頭でそう思った瞬間、いきなり衣梨奈(仮名)が、背後からオレの毛布の中に入り込んできた。

「わあっ!」
驚いてオレは跳ね起きた。
「何やってんだお前!?」
「だって…、眠れないんだもん…」と、衣梨奈(仮名)。

「『眠れないんだもん』じゃないだろ…、あっ!」
オレが説教しようとしている間にも、オレの寝床の中に、さらにぐいぐいと侵入してくる衣梨奈(仮名)。

「ちょっ! 衣梨奈(仮名)! 本当にダメだって! 狭すぎるよここ」
「じゃあベッドの方が広いから、ベッドで一緒に寝ようよ! ねえ!ねえってば!」

4801:2015/10/22(木) 02:44:27
とうとう…。
この中学生の従姉妹と、同衾するはめになってしまった…。

二人並んでベッドに入りながら、
『早いとこ背向けて、先に寝ちまわなければ…、とんでもないことになる!』
と、オレは焦った。

そんなオレの心を知ってか知らずか、
「ねえ兄ちゃん…」と、甘い声を出す衣梨奈(仮名)。
「…何だ?」

「さっきの桃子(仮名)って人も…、この部屋に泊まったりすることあるの?」
これはまた…、危険な香りのする話題を始める衣梨奈(仮名)だった。

「あるけど…。いいからもう寝ろ」
「その時は、このベッドで一緒に寝てるの?」
「……」
「やっぱり大学生になったりすると…、その…、エッチなこととかもするものなのかな?」
「あのなあ、衣梨奈(仮名)…」
「お兄ちゃんのエッチ(笑)」
「頼むから、もう寝てくれ…」

4811:2015/10/22(木) 02:46:25
そんなバカなことを喋り続けていた衣梨奈(仮名)だったけど…。

やがて喋り疲れたのか、「ふあーっ…」と、大きな欠伸を一つしてから、
「お兄ちゃん(オレ)、衣梨奈(仮名)もう寝るね。お休み」と言って、ようやく静かになった。

それから数分。

「スー…、スー…」という規則正しい寝息が、衣梨奈(仮名)の方から聞こえ始めてきた。

『速攻寝やがった…。やっぱり疲れてたんだなコイツも…』
ちらりと衣梨奈(仮名)の寝顔を見ると、やっぱりまだ子供の顔…、に見えた。

『よし。オレも邪心を振り払って寝よう』
そう思って、衣梨奈(仮名)に背を向けて目を閉じた。

ようやく、うとうととしてきたその時。
「うーん…」と、寝返りを打った衣梨奈(仮名)が、オレの背中に抱きついてきた。

『コイツ、寝相悪すぎ! いや…、オレをぬいぐるみの抱き枕だと思っていやがるのか!?』

寝顔は子供だと思っていたのに…。
オレの背中に、ツンツンと当たってくる尖った二つの物体…。

482名無し募集中。。。:2015/10/23(金) 04:46:15
きてたー!

4831:2015/10/24(土) 06:15:55
薄いTシャツ越しに、オレの背中にツンツンと当たってくる、
衣梨奈(仮名)の生意気なオッパイ…。

それと、シャンプーなのかリンスなのか化粧水なのかよくわからんけど、
ガキのくせに濃厚に漂ってくる、甘い女の香り…。

『いかん…、こんなとこにいては…』
幸い、衣梨奈(仮名)は気持ちよさそうに眠ってることだし、今のうちにベッドを離れて、
床に敷いた座布団の寝床に戻ろうと、オレは思った。

『よいしょ…』
身を起そうとしたその時、

『!!!』
寝返りを打った衣梨奈(仮名)の脚が、オレの脚にしっかりと絡められてきた。
しかも、布団もTシャツもめくれあがって、衣梨奈(仮名)のお尻が丸見えに…。

『コイツ…、大人もののパンツ穿いてやがる…! ガキのくせに!ガキのくせに!』

「うーん…」
その時、衣梨奈(仮名)が何か寝言のようなことをムニャムニャと言い出して、オレは一瞬固まった。

そのまましばらくすると、またスースーと、規則正しい寝息が聞こえてきた。

『何とかこの体勢から抜け出さなくては…』
そう思った時、眠っている衣梨奈(仮名)が、ゆっくりと規則性を持って動いているのに気がついて、オレは唖然とした。

『コイツ! さっきからオレの太ももに自分の股間を擦り付けてやがる!』

4841:2015/10/24(土) 06:20:09
思わず…、

太ももに全神経を集中してしまうオレ…。

『気のせいか…』と、一瞬思ったけれど、やっぱり衣梨奈(仮名)はオレに自分を押し付けるように、
小さくグラインドしているように感じる。

段々じっとりと湿ってくる、そこの感触…。

間違いない。
衣梨奈(仮名)のやつ、眠りながら俺の太ももを道具にオナッてやがる。

さっき寝る前に桃子(仮名)とのエッチの話なんかをオレに聞いてきたのが脳内に残っているのか、
それとも毎日ぬいぐるみを抱いて、こうするのが癖になっているのか。

情けないことに、すでにビンビンにいきり立っているわが愚息。

『いずれにしろ、コトが一段落するまでは、オレも動くわけにいかないではないか…!』

そう覚悟を決めた時、後ろから衣梨奈(仮名)の腕が伸びてきて、オレの乳首のあたりに、
細い指が触れてきた。

『アッー!』
呆気なく第1チンポ汁を発射してしまうオレ。

485名無し募集中。。。:2015/10/24(土) 08:05:23
第一チンポ汁ってなんだよww

4861:2015/10/25(日) 05:10:41
それからしばらくの間…。
衣梨奈(仮名)は小刻みな動きをし続けた。

それも一様に動き続けるわけではなく、ちょっと動いて止まったり、また少し動いたりと、
誠にわがまま勝手極まるものであった。

まあ…。
寝てる子供にそんなこと言っても始まらないのだが…。

一連の動きがようやく収まったのは、小一時間もしてからのこと。

それが済むと衣梨奈(仮名)は、もう寝返りも打たずに、すやすやと深く眠り続けてたけど、
オレの太ももに絡められた脚は解けないままだった。


それから何時間経ったのか…。
俺が半勃ちの息子を持て余したまま、まんじりともできずにいると、
やがて窓の外が少しずつ明るくなってきたのだった。

4871:2015/10/25(日) 05:12:54
しばらくして…。

寝るのを諦めたオレが、衣梨奈(仮名)の脚をどかしてベッドを出ようとしたら、
衣梨奈(仮名)が目を覚ましたのか、「兄ちゃん 今何時?」と、寝ぼけたような声で聞いてきた。

時計を見ると5時だった。

「まだ早いから、寝てろ」
オレはそう言って、トイレに行ってから戻ってくると、ベッドには入らずに下の寝床に入った。
部屋が薄明るくなってくると一人でも寂しくないのか、衣梨奈(仮名)はもう何も文句を言わなかった。

『これでようやく眠れる』
そう思ったのと同時に、オレはストンと眠りに引き込まれた。

4881:2015/10/25(日) 05:14:37

「お兄ちゃん! 朝だよ! もう起きて!」
そう言って、衣梨奈(仮名)に揺り起こされたのは、それからたった3時間後のことであった。

「まだ8時じゃねえかよ…。もう少し寝させて…」と、オレが毛布にくるまりながら言うと、
「何言ってんの!? もうたっぷり寝たでしょ! それに衣梨奈(仮名)練習しないと」と、
衣梨奈(仮名)がオレに顔を近づけてきて言った。

「練習? 練習って何だよ?」
「オーディションで歌う、歌の練習」
「ここでか?」
「ダメ?」
「隣から苦情くるぞ…」
「じゃあ、カラオケボックス連れてって」
「もうちょっとしてから…」
「ダメ! 練習不足でオーディション落ちたらどうすんのよ!」

そう言うと衣梨奈(仮名)は、オレから毛布を奪い取った。

4891:2015/10/25(日) 05:18:00
衣梨奈(仮名)に強引に引っ張られるようにして、オレたち2人は中野駅近くのカラオケ屋に行った。

部屋に入るなり、衣梨奈(仮名)は手慣れた手つきで、リモコンを繰って曲を入れた。

イントロが流れ出したところで、「何この曲?」と聞くと、
「『リルぷりっ』の曲だよ。明日歌うの」と、衣梨奈(仮名)は答えた。

「『リルぷりっ 』って何だ?」
「お兄ちゃん、『リルぷりっ』も知らないの?」

とか言ってたところで歌が始まって、衣梨奈(仮名)は真剣な顔で歌いだした。

段々と眠りに落ちそうになるオレを、時折いちいち叩いて起こしながら、衣梨奈(仮名)は歌った。

歌が終わって、「どうだった?」と聞いてくる衣梨奈(仮名)。

「あー、うまかったよ」と、テキトーに答えると、
「もう! そんな抽象的な答えじゃなくて、ちゃんとどこが上手いとか、どこがダメとか指摘してよ!
もう一回歌うから、今度は真面目に聞いてよね!」

再びリモコンを手にして、リピート再生を始める衣梨奈(仮名)。

ひょっとして今日一日、これがずっと続くのだろうか…。

4901:2015/10/25(日) 05:23:49
衣梨奈(仮名)は何度も同じ歌をリピートし続けて、そのたびにいちいちオレに感想を求めてきた。

寝不足のオレにとって、正直これは拷問以外の何物でもなかったけど、仕方ないので、
「もっと表情にも気をつけた方が」とか、「今のは声がよく出てた」とか、テキトーな論評をし続けていた。

かれこれ13回は聞かされただろうか…。

「おい…、もうそろそろいいんじゃねえの? あんまり歌いすぎて喉痛めたらどうするんだよ?」と、オレが言うと、
衣梨奈(仮名)はちょっと不満そうな顔をしたけれど、「じゃあこれで終わりにするけん…」と言って、
最後のもう一回を歌った。

カラオケ屋を出たのは、ちょうどお昼頃だった。

オレは眠くて家に帰りたかったけど、衣梨奈(仮名)は、
「せっかく東京に来よるんやし、夢の国とか行ってみたい」と、わがままなことを言い出した。

「今からかよ? 結構遠いんだぞ」と、オレが言うと、衣梨奈(仮名)は一瞬唇をとがらせた後、
「じゃあ、お兄ちゃん(オレ)の大学見てみたい!」と言って、強引に腕をとって歩き出した。

「まあ…、そのぐらいなら連れて行くけど…」とオレ。

491名無し募集中。。。:2015/10/26(月) 03:51:57
最近の若いやつには
第一チンポ汁が通じないのか

492名無し募集中。。。:2015/10/26(月) 15:48:43
ガマン汁のこと?

493名無し募集中。。。:2015/11/06(金) 08:56:13
おお、11月入ったかー気長にお待ちしてます

494名無し募集中。。。:2015/11/13(金) 00:19:33
このあたりまでは読んでたなー
こちらもあちらも待ってます

495名無し募集中。。。:2015/11/14(土) 23:15:07
かもんかもん!

496名無し募集中。。。:2015/12/25(金) 21:19:21
再開してくれー

497名無し募集中。。。:2017/08/09(水) 14:32:00
桃子関連で懐かしくなって来てみた

498名無し募集中。。。:2018/03/19(月) 03:17:34
素晴らしい

499名無し募集中。。。:2019/01/18(金) 00:48:49
上げ

500名無し募集中。。。:2019/12/05(木) 01:54:57
生田みたいな疫病神出したのが失敗のもと

501名無し募集中。。。:2019/12/05(木) 15:23:35
昨日あの回を見て菊地の有能さを痛感したから
菊地って単なるひな壇アイドルじゃなくて実質二人目のMCだったよな
もうアイドルではないのでアイドル番組の中での存在感を語っても
全員卒業してるから一人の芸能人としての評価になる
誰かのようにグループの中で推されていても一人になると何も出来ずやがて・・・
いるよ
https://ameblo.jp/juicejuice-official/entry-11836293090.html
https://pbs.twimg.com/media/EKyXdYeUEAEB9nr.jpg
朝日は客観的な視点で自分の現状をしっかり理解して未来のことを考えていて頭が良かったと言うこと
朝日の頭のキレは想定外だったね
馬鹿だから無理かもと評価してたんだが
朝日が頭悪ければ未だにモデルをやりたいとか言いだしていただろうからな
頭が良いから十円玉挟むんだよ
あんなことでつかみがしっかり取れるのならこれほど簡単なことは無い

502名無し募集中。。。:2019/12/05(木) 15:24:21
朝日、ルリたん、大川しか生き残らないと思ってたが大当たりだ
大川は寿だから良いけど
えなこと顔の大きさを比較される芸とかありだろ
必要以上に綺麗な特別に用意した10円玉よりどこにでもあるような普通の10円玉を使った方が良いと思うが
朝日売れて事務所の序列もかなり上がっただろうな
取り巻きが頭悪くても朝日自身の力で売れたんだろうな
ボックスは取り巻きが良かったのに売れずにクビか
そろそろ歌出すかもな
まいぷるのことをまいぷるさんって呼ぶヲタは
そいつの推しがまいぷるのことをまいぷるさんって呼んでる影響
トレーナー付けて絞ってる成果出てるね
https://pbs.twimg.com/media/EK_o0LgUYAIDZo7.jpg

503名無し募集中。。。:2021/06/02(水) 02:22:24
あげ


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