長編小説集 - 1431746001 - したらば掲示板

長編小説集

61：かたるパフェ：2015/06/17(水) 20:41:42: 美希｢はぁはぁ｣と鞄を肩にぶら下げて全力疾走して地下鉄改札を出て事務所に向かう美希だった。美希｢遅刻するっ！！！今日は髪のセットと目のメイクに時間がかかった！いやになっちゃう｣と奥二重ＯＲ一重の目頭を触りながら職場に美希は急いだ。
｢午後五時に事態所しなきゃ行けないのにぃ！！今何時何分だっ？｣と時計を見ようとしたが時計がない。美希は腕時計は腕にしない性格でいつも腕時計を鞄に入れていた。
鞄から腕時計を探す余裕がないからポケットのスマホを見ようとした。
美希｢やだーーと充電切れ？？｣と言っていた矢先に春水と出くわした。
春水は慌てる美希と違いゆったりゆったりした足取りで改札を抜けたエスカレーターに乗っていた。
春水にしては珍しくエスカレーターを歩いて登ってない。
上京して半年くらいまでの関西の人は都内のエスカレーターを歩いて登る癖があるが春水は三年以上経っても都内のエスカレーターを歩いて登っていたのだ。
その春水が歩いてエスカレーターを登ってないとみた美希は時間はわからないけどまだ遅刻しかねない時間ではないと悟った。
美希｢おはよはーちん｣
と春水に挨拶した。
春水｢おっ誰かと思ったら酒井美紀さんやありませんか？あっ失礼しました美希っちぇるか？おはよ｣
と下らない勘違いギャグを春水は美希に言って挨拶をした。
美希は奇しくも同郷の酒井美紀にたまに似てるときがある・・・。
美希は春水とモラル違反してエスカレーターに並んで登りながら
美希｢遅刻するかなぁ？今何時くらい？｣と鞄の腕時計を探してみるよりてっとり早いとばかりに春水にたずねた。
普通なら｢今何時何分？｣と聞くが美希は慌てていて
｢今何時？｣と分を言うのを忘れ春水にたずねた。
春水｢今何時？ってそりゃ今宇治金時うじきんじヒャハハハ｣。

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