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長編小説集

56かたるパフェ:2015/06/14(日) 08:39:30




あゆみは新曲レッスン終了後に 大きな艶やかなお口に真っ赤な薔薇色の口紅をつけてお色直しした。
あゆみは普段はカジュアルだが今日はナチュラルドレスを決めてビルボード本社からの取材先に里保と向かった。
ナチュラルメイク思考の里保だが里保もやや濃いめの化粧だ。
里保「まーちゃんドッキリがなんたらとか言ってたけど 何を言いたかったんだろうね?」
あゆみ「またドッキリで騙されるかも知れないから油断するなと言いたいんじゃ?だいたい私たちドッキリで二回騙されてるから もうドッキリなんてないよ ある訳がない まーがおかしいんだよっ」と取材に向かうタクシーの中であゆみと里保は会話していた。
タクシーに同乗していて会話を聞いていたマネージャーは会話の内容を聞いてホッとした。
あゆみのスマホにメール着信がきた。
風華からだ。
「最近調子どう?昔広瀬川沿いの公園でだーちゃんと一緒にダンスレッスンして終わったら 二本くっついたパピコアイスを割って半分こにしてだーちゃんと食べたの思い出すね」
とメールがあった。
あゆみは「広瀬川なんて知らねーよ 今、昔の思い出話をしてくんなよっ」とばかりに鼻でふんっと嘲笑った。
里保「どした?」
あゆみ「昔の幼馴染みが広瀬川がうんたら言ってきたメールよこしてね うっとおしいたらありゃしない。」
里保も苦笑いしながら
「おんなじだ 私も握手会で幼馴染みから元安川がなんちゃら言ってきてうざかった」と返した。
里保はあゆみと会話しながらすずかの道重をやや濃いくした顔が脳裏に描き出された。
「すずかも海外でメタルとかなんかでちやほやされとるが 私もビルボード本社から取材来たんじゃけのぉすずかあんたに説教される筋合いはない」と心で呟いた。
握手会で説教してきた里保の幼馴染みすずかは他ユニットでメタルアイドルとして海外で評価されている道重をやや濃いめな風貌にした子だった。


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