長編小説集 - 1431746001 - したらば掲示板

長編小説集

520：かたるパフェ：2016/05/01(日) 08:41:10: 父親｢トルストイの復活復活復活ふっ復活｣
父親は意味不明な事言いながらまなかに近寄ってくる。
ちさき｢やだっ怖いっ｣と涙目になりまなかからはるか遠く後ろに下がる仲間を見捨てる薄情なちさき・・・。
でもそれは仲間を見捨て薄情というより女の子の本能だから仕方ない。
橋本教論｢さっきから村田兆治云々復活とか意味不明な事言ったしやがって村田兆治？ん？ああシーズン途中で怪我をし再起不能と言われ２年間休養し奇跡の復活で二桁勝利したロッテのピッチャーね・・でさっきから復活復活って何を言いたいのだろう？トルストイと村田兆治？復活以外に共通点はないし・・｣
父親の発する言葉をあれこれ考える橋本教論。
父親はまなかに数センチ単位で接近した。
橋本教論はその間を手で遮った。
橋本教論｢何かご用ですか？｣
橋本教論は尋ねると
父親｢ああっあのぅトルストイでででっ｣
と言おうとした時にマスクの少年の母親が｢あなたはすーぐ緊張すると言語障害になるからダメなんだよっ｣と言いながら父親の手を掴んで後ろにやった。
父親は緊張して言語障害気味になっていたのだ。
母親はまなかと橋本教論に向かい｢御迷惑かけてすみません｣と言いながらまなかに｢あなたは伝説の復活アイドルいなばまなかさんですよねっ？｣と聞いた。
まなか｢はいいなばまなかですっ。えっ？？復活って？ええ復活？ああそうですねっ去年休養し今年復活しましたいなばでゴザイマスぅ｣とペコリンと母親に向かい御辞儀するまなか。母親｢主人の言葉を要約しますと貴殿はいなばまなか様とお見受けしたので、野球界の復活者が村田兆治なら文豪界の復活の代名詞がトルストイならアイドル界の復活の称号に相応しいのは吉井怜か？いなばまなかか？と言われるくらいと有名なのでいなばまなか様ならそのアイドル界の復活女王に息子が握手したいと言いたかったのです｣。

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