長編小説集

39：かたるパフェ：2015/06/06(土) 17:33:20: あかねは春水との確執で落ち込んだのか真っ直ぐ帰らず公園に向かった。
ブラウスを脱いで腰に巻きＴシャツ一枚になりベンチに座った。今日は星空で夜空に吸い込まれそうだ。
あかね｢はーちん嫌いだからこのままジャンプして星空に行ってしまいたい・・・・｣
春水ごときで宇宙に逃げたいとか大袈裟過ぎるがあかねと春水がケンカした原因は宇宙云々について春水と会話していたら常に｢それは中２病中２病やなケケケ｣と馬鹿にされたからだ。
春水は意外とギャーギャー系ではなくおっとりとした話し方をするがそのおっとりとした話し方が嫌みたらしく聞こえるのだ。
あかねが佇んでいるときにポンっと肩を叩かれた。
あかねが振り向くと香音が公園の大地に根をはったように立っていた。
香音｢よおっ！あかねちん今日から公園デビューか？｣。
香音は帰路につく途中公園によったりする習性がある。
いつもはさくらと公園によるが今日は一人だ。
香音もちょいとさくらと確執が生じたのだ。
あかね｢は・・はい公園デビューです・・・｣とあかねはベンチから立ち上がり直立不動で御辞儀をした。香音｢何か嫌な事あったな一杯飲むか？｣
あかね｢い・・いやお酒はちょっと・・困ります・・｣。
香音｢お酒じゃないよ公園の自販機で缶コーヒーか缶ジュースを買って飲むのがカノン流｣。

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