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長編小説集
27
:
かたるパフェ
:2015/05/31(日) 12:33:44
みずきが片付けようとすると さっきのマリーンズ帽子のサッカーをしていた小学生が「おばさん 服まだ売ってる?」とたずねてきた。
みずきはムロタンならぬムロ短気になり怒り、「ダメだぞっ おばさんと言っちゃ お姉さんだぞ」
と小学生の鼻を軽くぽんと押した。
みずきは客観的にみておばさんでもなくお姉さんの盛りだ!容姿も年相応だ!この小学生は口が悪く 高校生以上はおばさんと言う癖があった。
そのとき 齢30半ばくらいの女性があらわれた。
「ダメだよ このギャル前夜お姉さんにおばさんと言っちゃ」。
女性はマリーンズ帽子小学生の母親みたいだ。
女性「あらエゴイストの服があるぅっ これ欲しいなぁ」
みずきがしまいかけた古着をみて女性はそういった。みずき「このエゴイストカーディーガンですね?」とカーディーガンを手にとって言った。
女性「そうそう ギャルちゃん」
みずきは内心不満に思った。
みずきはギャル嫌いなのだ。が不思議なもので人間
「俺はオタク嫌いだ」と言ってる人に限りオタク臭が漂ってきたり、「あたしはギャルなんか嫌いだしぃ」と言う人に限りギャル臭が漂ってくる場合もなきにしもあらずだ。みずきはギャル発生が西暦1994年でギャルピークが2000年でギャル進化が2005年なら、西暦1993年くらいの16から20歳のギャル前夜的な女の子に似ているのだ。みずきは女性のギャルちゃん発言に我慢しながら「300円ですぅ」と言った。
女性「安ぅ リーズナブルぅじゃこれ頂くわ」と財布を開けた。
エゴイストカーディーガンを購入した女性にみずきはアンジュルムのチラシも渡した。アンジュルムを覚えてもらうためだ。
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