[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
SSスレ「マーサー王物語-サユとベリーズと拳士たち」
858
:
名無し募集中。。。
:2016/05/23(月) 01:09:23
冷たい、それはそれは冷たい感触がその黒めの肌に伝わってくる。
ジャマダハル…ユカニャ王はかつてアイナが最も尊敬する戦士の武器を模して作ったものだと話してくれたことを思い出した。
共闘していた頃には何度も助けられた刃が、今やその首を切り裂かんとしている。
ユカニャ王は目を閉じた。
「・・・・・・フン」
ふいに首筋に感じる抵抗が消えた。
「やはりこれではつまらん。考え直すチャンスをやる」
「明日の正午にもう一度来る。準備をしておけ」
「よーく考えろよ?こっちも王になったはいいが兵士が全滅してますじゃあ困るからなあ!」
捨て台詞を残してアイナは執務室の窓から風のように消えていた。
侵入の手口を見るに追っても無駄だろう。
ユカニャ王はガクリとへたり込んで大きく息をついた。
自らの命の危機は脱した。だが国は大きな危機に陥っている。
たった数分の出来事なれど、事態は大きく変わってしまった。
KASTもいない、モーニング帝国の援軍もないこの状況で、
国を守るため、侵略者・アイナ軍団と戦わねばならない。
果たして勝てるのだろうか?もし負けたら果実の国はどうなる?
震える手をギュッと握り締め、ユカニャ王は立ち上がる。
すぐに側近を呼んで指示を出す。
決戦まではもう24時間を切っていた。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板