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SSスレ「マーサー王物語-サユとベリーズと拳士たち」
582
:
◆V9ncA8v9YI
:2015/10/08(木) 22:28:13
ハルナンは仕方ないといった表情で、サユの方へと顔を向ける。
無礼であることは承知しながらも打診することに決めたのだ。
「サユ王様、おヒマな時にでもオダと手合わせを……」
「イヤよ、どうせ真剣でやれってんでしょ?痛いのはイヤ。」
「ですよね……」
サユにあっさりと断られてしまったため、話はいよいよまとまらなくなってしまった。
次期帝王の決め方を定めるには全員の納得が必要なのだが
サユとの決闘が約束されない限りはオダが反対し続ける。
しかも、サユは決闘する気はさらさらない。
これでは決め事は一生締結されない。
先ほど定めたチーム戦のルールが承認されないことは、ハルナンにとって非常に都合が悪かった。
(仕方ない、この手は使いたくなかったけど……)
ハルナンは身体の痛みに耐えつつ、サユの元へと接近していく。
そして、他の誰にも聞こえないような声でサユに耳打ちするのだった。
「覗き部屋のこと、研修生たちにバラしてもいいですか?」
それを聞いた途端、サユの四肢はビリビリと痺れだす。
急に頭がクラクラするし、吐き気も催したような気がしてくる。
なぜハルナンがそのことを知っているのかは定かではないが
それはさておき、サユは次の言葉しか喋ることが出来なかった。
「いいよ、オダと戦ってあげる。」
サユがそう言うなり一同は驚き、ハルナンは安堵の表情を浮かべ、オダの顔はパアッと明るくなる。
そしてその勢いのままオダは早口で質問をするのだった。
「本当ですか!?い、いつですか?今ですか?剣を取ってきますね。」
「ちょ、落ち着いて!」
最大の懸念事項が吹っ飛んで気分の良くなったハルナンは
この件までもチーム戦へと絡めていく。
「オダちゃん!どうせなら怪我を治した健康体で王に臨みたいでしょ?
だからこうしましょう。サユ王様とオダちゃんの戦いはエキビションマッチとして、
Q期組さん対天気組が始まる前にやってもらいましょう。
サユ王様、オダちゃん、それでいいですね?」
「……はぁい」
「はい!」
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