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SSスレ「マーサー王物語-サユとベリーズと拳士たち」
496
:
◆V9ncA8v9YI
:2015/09/18(金) 07:58:39
「え……?」
うなだれているアヤチョの側を見たフクは当惑した。
いや、正確には「うなだれていたはず」のアヤチョを見て、
実際とのギャップに驚かされたと表現するのが正しいかもしれない。
なんと、アヤチョは立ち上がっていたのだ。
「助けてくれた君は誰?……かっこいい。」
萎びていたアヤチョの精神と肉体は、新鮮なエネルギー源に出会うことによって
これまでないくらいにキラキラと輝いていた。
その力の源はもはやハルナンではない……ハル・チェ・ドゥーに移り変わっていたのだ。
研修生や一般兵らをすぐに惚れさせるハルの能力がアヤチョにも働き、
これまでハルナンに対する友愛しか知らなかった王に対して、
恋愛感情という新たな素晴らしき感情を教植えつけたのである。
「なにこれドキドキする!……君のためなら、なんだって出来る!!」
コロッと簡単に惚れたのは、ハルの顔がイケメンだという以外にもう一つの理由がある。
なんとアヤチョは人生20年の中で、己の命を救われた経験が一度として無かったのだ。
つまり、ハルはフクという脅威から助けてくれたナイトということになる。
名前も知らないミステリーなナイトのことが、アヤチョは好きで好きでたまらなかった。
「なんでも言って!君の言葉がアヤの力になるんだよ!」
「???……じゃあ」
「じゃあ?」
「フクさんをやっつけて。」
「うん!」
アヤチョ王を動かす主導権(イニシアチブ)は完全にハルのものとなった。
愛する人の気持ちに応えるため、アヤチョはフクの喉元へと手を伸ばす。
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