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ベリーズ 覇狼伝 新狼分校その4
127
:
名無し募集中。。。
:2016/12/18(日) 16:57:38
「ねえ君ちょっと今時間ある?」
12月上旬某日。熊井が渋谷の街を歩いていたところ、チャラい格好をした
男がいきなり話しかけてきた。
「あ? なんだよおっさん」
「僕、雑誌の編集やってるんだけど…」と言って、男は熊井に名刺を渡した。
そこには男の名前と肩書とともに、会社名と雑誌名が書いてあった。
「モデルやってみない?」
「モデル?」
「KAREっていうファッション雑誌なんだけどね、今、君みたいに背が高くて
クールな感じのモデルを探してるんだ。一応謝礼も出るよ」
「謝礼……」
「まあそんなに高くはないけどね。ちょっと時給のいいバイトって感じかな。
どう?」
熊井は正直かなり金を欲していた。
というのは、真野からクリスマスのプレゼントを強く要求されていたからだ。
◆◇◆◇◆
「友理也くん、クリスマス期待してるからね。プレゼントくれないなんてこと
ないよね? ね? もしそんなことしたらどうなるかわかってるよね?」ニコニコ
「は、はい……」
◆◇◆◇◆
「時間はそんなにかかんないから。今から移動して、ちょっとメイクして、
何着か着てもらって、ささっと撮るだけ。あと、ちょっとプロフィールとか
撮影の感想とか喋ってもらうかな。それだけ。帰りの交通費も出すからさ。
頼むよ〜」
熊井は迷った末、
「…すぐ終わるんだよな?」
「すぐ終わるすぐ終わる。OK?やってくれる?」
数週間後、そのファッション雑誌が発売になった。
その翌日。
ガラガラ
熊井が登校し、教室に入ってきた。
夏焼の机の周りに人だかりができている。机の上には一冊の雑誌が。
http://i.imgur.com/pNBdtBh.jpg
http://i.imgur.com/RPx8swM.jpg
夏焼「お、シャイニープリンスのおでましだ!ww」
熊井「な、なんでそれを……売れてない雑誌のはずなのに……」
夏焼「僕のアンテナを甘く見てもらっちゃ困るよ熊井くんw」
徳永「“ブラウンのタレ目シャドウでカッコかわいい王子様に♥”だってよwww」
熊井「やりたくてやったわけじゃねえんだ!」
須藤「“男のコすぎない、愛らしいFACE”www」
熊井「笑うな!くそっ!」
キュート学園
「ほら、これ見て!熊井くんだよ!すごいすごい!かっこいい!」
「もう何回も見せられたって…」
「えへへ…熊井くんすごいなーモデルさんだー……」
おしまい
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