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ベリーズ 覇狼伝 新狼分校その4

120未来予想図弐:2015/11/22(日) 15:10:32
クゥーーーーーン
一台のバイクがベリ高の近くを走っている。
「(ここらへん来るのも久しぶりだな……)」


学校からの帰り道、嗣永は熊井たちと別れ一人になったところで不良にからまれ、カツアゲに遭っていた。


赤信号でバイクを止めた男が、その現場を目撃する。
「(あれは桃太郎……ふふ、相変わらずだな……)」


「いいからさっさと金出せって言ってんだよ」
「ぼく…お金持ってないです…」
「そんなわけねーだろ。おらカバンよこせ!」

「おい」

不良が振り返ると、そこにはフルフェイスのメットを被った男が立っていた。
「弱い者いじめしてんじゃねーよ」
「あ? なんだてめぇ。ぶっころすぞ!」
ドガッ
「ぐは!」
「「てめえ!」」
バキィッ ボコォ
メット男は一瞬で三人の不良をやっつけた。

「す、すごい…。あ、ありがとうございます!」

「……」
お礼を言われた男は一寸間を置いたが、結局何も言わずに振り返りそのままバイクに乗って去っていった。

「どんな人なんだろう。かっこよかったな……」
遠ざかるバイクを見つめる嗣永。
「あ!」



翌日。
「―――――――!」
「――――――――――――――」
「だから! ブレーキランプ5回点滅はおとももちのサインなの!」
「…それだけじゃ石村とは限らねーだろ」
「たまたまだろ」
「ポンピングブレーキじゃね?」
「――――――――――!」
「――――――」
ワーワー



おしまい


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