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仮面ライダーイクタ 外伝『仮面ライダー鎧娘。'14』
1
:
nOTRcORru
:2014/06/02(月) 18:44:19
「仮面ライダーイクタ」及び「仮面ライダーイクタ MOVIE大戦2013」に触発されて外伝を書きます。
※新狼からの移転
※以前に投下した内容は一部を修正
2
:
nOTRcORru
:2014/06/02(月) 18:44:56
【Prologue】
3
:
nOTRcORru
:2014/06/02(月) 18:46:03
2014年3月31日
モーニング娘。'14の生田衣梨奈は、事務所の廊下を歩きながら
「急に呼び出しとか、なんかいな。あの部屋やったら映像が観られるけん、昨日のひなフェスのダメ出し? でもコンサート終わりに言われると思うっちゃけど……」
マネージャーからの呼び出しの理由を考えている、が
「ま、行けばわかるやろ」
考えても仕方ないので
「失礼しまーす」
気にせずドアを開けた
「生田、お疲れ様」
「初めまして。急にお呼び出しして申し訳ありません。生田衣梨奈さん」
そこに居たのは割と偉いマネージャー、と見知らぬ白服の男
「初めまして! あなたの心にホールインワン! 世界一のアイドルを目指しているモーニング娘。'14、9期メンバーの生田衣梨奈でーす!」
初対面でもこの挨拶
舞台裏でもこのテンション
これに対し、マネージャーは苦笑い
4
:
nOTRcORru
:2014/06/02(月) 18:47:02
「はい、存じております。まずはお座り下さい」
だが、白服の男は全く意に介さない
「はーい」
そして、流された生田も気にせず席に着く
「早速ですが、本題に入ります。生田さんは過去に2回、タチバナ主催のライダーバトルにご協力頂いておりますが
「またライダーバトルが出来るんですか!?」
テーブルを押し飛ばしそうな勢いで椅子から立ち上がる
「落ちつけ、生田」
「す、すいません……」
マネージャーに諭され再び席に着く
「いえ、構いません。むしろ、ライダーバトルに強い関心があると受け取りました」
「もちろんです! 仮面ライダー大好きですし! 勝負事では絶対負けたくないですし!」
生田は今日一番のテンションで話す
と言うのも、ライダーバトルは生田衣梨奈にとって特別だからだ
先ほど本人が話した理由もあるが、生田は過去のライダーバトルで惜しくも敗退し優勝を逃している
今度こそは自分が優勝を勝ち取りたいと思っている
さらに
5
:
nOTRcORru
:2014/06/02(月) 18:48:45
「またイクタに変身できるなんて、めっちゃ嬉しいです!」
今の生田の表情は喜びの余り崩れに崩れている
生田は2回のライダーバトルを経て、仮面ライダーイクタに並々ならぬ愛着を持っている
自分の、生田衣梨奈の個性を反映しているライダーであれば当然なのかもしれない
「んふふふふ。また変身できるっちゃん!」
この表情をどこかで見たな
と、マネージャーは考えていた
が、程なくして答えが出る
生田が憧れの新垣の話をしている時と同じだったのだ
その○モさと言ったら、写真や映像など記録に残すのを躊躇うレベルだ
「喜んでいるところ大変申し上げにくいのですが」
そんな生田を前にしても、白服の男は全く意に介さない様子で生田に声を掛けた
「今回のバトルで変身するライダーは〝イクタ〟ではありません」
「……えぇっ!?」
相当ショックだったのか、生田の顔面は先程とは違う意味で記録に残せない表情になった
「なんで〝イクタ〟じゃないんですか!? ハロプロのライダーバトルで生田が変身するライダーと言ったら〝イクタ〟に決まってるじゃないですか!」
「やめなさい生田!」
生田を制しようと、マネージャーが腕を掴む、が
6
:
nOTRcORru
:2014/06/02(月) 18:50:02
「うおっ!」
興奮している生田は思わず振りほどいてしまった
「あっ、すみません……」
流石に頭が冷えたのか大人しくなる生田
「生田、思ったより力あるんだな……」
マネージャーは女の子に振りほどかれてショックを受けている
「男性を振りほどく腕力。やはりゴルフのアイドル=ゴルドルの名は伊達ではありませんね、生田衣梨奈さん」
この騒ぎでも白服の男は意に介さない
いや
僅かに気を良くしている様に見えるかもしれない
「今回は、過去のライダーバトルとは趣旨が違います。まずは説明させて頂きます」
白服の男は、書類を取り出し生田に渡す
「今回のライダーバトルについてまとめたものです」
──
7
:
nOTRcORru
:2014/06/02(月) 18:52:07
>>2-6
Prologue その1です。
8
:
名無し募集中。。。
:2014/06/02(月) 22:45:07
やっと見つけたー!!!再アップ&続編楽しみにしてます!
9
:
nOTRcORru
:2014/06/03(火) 17:54:34
──
◆タイトル
『仮面ライダー鎧娘。'14 ロックシード争奪バトル』
◆概要
モーニング娘。'14のメンバーが『仮面ライダー鎧武』に登場する仮面ライダーに変身してバトルをする。
◆目的
◇モーニング娘。'14
フォーメーションダンスを主軸としたモーニング娘。'14のパフォーマンス能力の向上の為、バトルを通じて心身共に鍛える。
◇タチバナ
『鎧武』に登場するライダーに、装着者に対応した改修(アレンジ)した場合の戦闘データの収集。
◆ルール
制限時間は14時間(6〜20時)
バトルステージは直径平均14kmの無人島
未変身の相手を攻撃すると失格となる
ダメージが蓄積されると強制的に変身解除される
変身解除されたライダーの所有するロックシードは、最後にダメージを与えたライダーへ強制移動する
手に入れたロックシードは、以降のバトルで使用できる
バトル終了時にロックシードを1番多く所有しているライダーが優勝者となる
メンバーの能力向上の為、過去のライダーバトルで採用していた攻撃命中補正機能を排除し、装着者の動きを正確にトレースするように変更されている。
鎧や武器の使用に必要な筋力補助機能は採用しているが、メンバー間の差が埋まるものではない。
ライダーの透明化機能は排除されている。
尚、優勝賞品はバトル終了時刻まで非公開である。
──
10
:
nOTRcORru
:2014/06/03(火) 17:56:02
書類を読み終えた生田の表情は冴えない
「……今までのライダーバトルと違うんですね」
「こちらも様々なデータが欲しいので、バトルの内容が変わる事もあります」
「ふーん……」
回答を聞いても生田の表情は変わらない
「どうかなさいましたか?」
白服の男は先ほどと違う生田の様子が気になる様だ
「あのー、質問をしても良いですか?」
「はい。答えられる範囲でしたら構いません」
「モーニング以外のメンバーは参加しないんですか?」
「ええ。書いてある通りです」
「そうですか……。徳永さんと熊井さんのBigW見たかったっちゃん……」
生田の表情が冴えない原因はここにあった
過去のライダーバトルでは、Berryz工房の徳永千奈美と熊井友理奈が変身するBigWがいた
生田は仮面ライダーが好きだが、BigWのモチーフになったW(ダブル)は特に好きなライダーの1人
今回はその勇姿が見られないと知り、一層肩を落としているようだ
「他に質問はありますか?」
「えーっと……」
11
:
nOTRcORru
:2014/06/03(火) 17:57:11
しかし、肩を落としている場合ではない
今の内に確認できる事はしておくべきなのだ
より多くの情報を得られれば、バトルを有利に進められるからである
「前回は鎧武と龍玄と斬月をモチーフにしたライダーがいましたけど、今回はどうなるんですか?」
「言前や五月の参加はありません。工藤さんは参加しますが『水武』ではありません」
やはり、モーニング娘。'14以外のメンバーは参加しない様だ
ここで、1つの疑問が浮かんだ
「モーニングのメンバー全員が参加するんですか?」
工藤遥の参加は確定
と言う事は、既にライダーバトルの経験がある譜久村聖・鈴木香音・飯窪春菜の参加も予想できる
しかし、5人だけでライダーバトルが成り立つだろうか
他のメンバーが新たに参加する可能性も充分にあるだろう
「今回が初参加になるメンバーもいます。それが何人か、誰なのかは秘密です」
「えー、って事は……例えば道重さんがライダーかもしれないって事? ちょっと想像できんっちゃん……」
リーダーに対して失礼だ
しかし、番組や雑誌では運動音痴として扱われた事のある道重さゆみ
確かに、激しいライダーバトルをする姿を想像するのは難しいかもしれない
「メンバーカラーで当てはめてくと、おかしな事に……って言うか衣梨と香音ちゃん、あと優樹ちゃんも参加したら緑系ばっかやん。道重さんも参加したら聖とカブるし……どうなると?」
生田は質問することも忘れ、頭を悩ませ始めた
12
:
nOTRcORru
:2014/06/03(火) 17:59:15
『鎧武』に登場するロックシードは10種類以上ある
果実などをモチーフにしているが、全てのメンバーカラーを網羅している訳ではない
色だけでの特定は無理がある
「道重さんや里保の変身も見たい気もするけど……そもそもくどぅーは鎧武モチーフ? あーもー全然わからん!」
タチバナのライダーは単純な物ではない
過去に登場したライダーは、どれも変身者の個性を見事に反映させていた
それを理解しているが故に、生田は悩んでいるのだ
「時間もないので、質問はここまででよろしいでしょうか?」
白服の男は荷物をまとめ始めた
「あーっと最後に! 最強フォームはあるんですか?」
最強フォーム
それは条件付きで発動する特殊効果である
モチーフのライダーによって、本人の強化変身であったり相棒ライダーの召喚であったりと様々だが、バトルの流れを変える一手となる大事な要素だ
「ありません。与えられるロックシードは1人1個です」
しかし、今回は用意されていないらしい
ちなみに、最強フォームのないライダーバトルは今回が初めてとなる
13
:
nOTRcORru
:2014/06/03(火) 18:00:58
「質問はここまでです」
「ありがとうございました!」
白服の男は席を立った
「生田さんの活躍に期待します」
「ありがとうございます! ライダーバトル楽しみです!」
「では明日、よろしくお願いします」
「はい! こちらこそ……えぇっ!? ライダーバトルって明日なんですかっ!?」
生田は今日一番の大声で叫んだ
「落ちつけ、生田」
バトル開始まで、残り14時間
14
:
nOTRcORru
:2014/06/03(火) 18:08:08
>>9-13
Prologue 終わり。
楽しみにしていただける方がいる事が知れて力が湧きます。
板がなくなったのはスレの運命と思い消えるつもりでしたが、
「運命など知った事か!(byバロン)」と思い直し、書けるだけ書こうと思います。
15
:
名無し募集中。。。
:2014/06/03(火) 18:43:11
そりゃもう復活待ち遠しかったですよw
前回はふくちゃんの能力明かすところで止まってたんだっけ?
16
:
nOTRcORru
:2014/06/04(水) 17:29:17
【第1話 予告】
「これが、衣梨のロックシード?」
「変身!」
〝エリナアームズ 魔・ホウ・チャーシューメン!!〟
「個性反映……なるほど!」
「頑張って生田ー!」
第1話【変身!空から◯◯◯◯◯!?】
17
:
nOTRcORru
:2014/06/04(水) 17:34:37
>>16
予告でした。
そのお言葉、ありがたやー、です。
前回は譜久村さんが変身した時までだった気がしますが……記憶が曖昧です。
今は第4話を書いています(遅)
18
:
nOTRcORru
:2014/06/05(木) 23:06:07
第1話【変身!空から◯◯◯◯◯!?】
「ふわぁ……やっぱ4時起きはキツいったいね……」
口を押さえあくびをする生田
今回のライダーバトルは、午前6時に無人島で開始される
その為、移動時間を考慮し早起きをしていた
「まだ日が昇ってそんな経っとらんし……」
既に無人島に上陸しているが、スタート地点までは徒歩で移動しなければならなかった
体がまだ起きていない
頭もまだ起きていない
生田の足取りは普段の様に早くはなかった
「他の参加者も同じです」
「まあ、そうだと思いましたけど……ふわぁ……里保も参加しよったら道端で寝てそうっちゃん」
19
:
nOTRcORru
:2014/06/05(木) 23:06:51
生田は昨夜遅くまで『鎧武』のライダーについて調べていた
モチーフとなるライダーやロックシードの情報を集め、バトルの対策を練っていたのだ
しかし、ここまでの移動もスタート地点も別々の様だ
参加者全員を把握できていない
その上、自分が変身するライダーがどれをモチーフにしているかも不明
結局、確信が持てないまま今に至っている
「到着しました。ここが生田さんのスタート地点になります」
「チーム鎧武が踊ってたフリーステージやん!」
生田の目の前には『鎧武』に何度も登場した風景があった
ビートライダーズがダンスを披露したり、インベスゲームをしたあのステージだ
「データ収集には環境も重要なので、無人島は『鎧武』の世界が部分的に再現しています。クラック(=空間の裂け目)は起こりませんが、ヘルヘイムの森も再現されています」
「本当ですか!? めっちゃテンション上がってきましたよ!」
先ほどの眠気はどこへやら
生田の興奮は最高潮に達した様だ
思い返せば、ここまでの道中には街や工場などがあった
無人島に街や工場がある事に疑問を持たない程、生田は寝ぼけていた様だ
「バトル開始まで残り10分です」
「ついに始まるったいね。緊張してきたっちゃん……でも、それ以上にワクワクすると!」
「こちらをお渡しします」
20
:
nOTRcORru
:2014/06/05(木) 23:08:02
白服の男から渡されたのは、小さな刀が付いたバックル=戦獄ドライバーとフルーツの形をした南京錠型のアイテム=生田のロックシードだ
戦獄ドライバーは『鎧武』の戦極ドライバーと同じに見える
一方、ロックシードだが
「これが、衣梨奈のロックシード?」
形は『鎧武』の龍玄が使用するブドウロックシードと同じ
しかし、色が違う
「黄緑色やん」
ブドウロックシードの紫色が黄緑になっているのだ
「衣梨奈のイメージカラーの黄緑でぶどうの形やけん『マスカット』って事になるとかいな?」
「マスカットロックシードではありません」
「え? じゃあ一体……」
白服の男はサングラスを取り出し身に付けた
「変身して確かめてください」
「わかりました」
生田はロックシードを構える
21
:
nOTRcORru
:2014/06/05(木) 23:11:53
>>18-20
第1話 その1です。
以前に投下した内容とほぼ同じです。
22
:
名無し募集中。。。
:2014/06/05(木) 23:41:18
更新乙です
てか…読書俺だけなのか?wまだ気づいてない人多いんだろうなぁ
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