[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
さゆえり「れいなはココが感じるの?w」5@新狼
756
:
名無し募集中。。。
:2015/05/29(金) 04:21:31
「や……やっぱり、こんなんせんでも良いけぇ………」
「何言ってんだよ!ここまで来て」
鞘師君は、何故かいつもの制服にわざわざネクタイを締め、ステージ上手側の袖に居た。
「仕様が無いだろ!お前の誕生日を祝いたい、ってきかねー女子が大勢居るんだから」
「じゃけ、今日は香音ちゃんと……」
「その鈴木とふたりっきりのときに押し掛けられても良いのかよ」
「それは………」
「だったら大人しくステージに出ろや」
「う……………」
急遽決まったことの筈なのに、格技場のステージ前にはずらりと椅子が並んでいる。
腰掛けているのは、年齢層も様々な女子達だ。幼年部のおませな女子から、大学のお姉様まで居る。
でも、そこに香音は……………。
(僕の誕生日じゃろ?なら本当は僕が……)
などと心の中でブツブツと文句を言う鞘師君は、唐突に昨年の誕生日を思い出した。
あのときは、香音ちゃんにタイセツナモノをプレゼントにリクエストしたのう……。
偶然が重なったとはいえ、香音ちゃんもちゃあんと応えてくれたっけ……。
最初は上手くいったようでいかなくて、ふたり共泣いてしもうたんじゃった……。
それでも一生懸命応えてくれたんじゃったなぁ……。
コトが済んだ後に胸にかかった頭の重みがいまだに忘れられんわい……。
思い出しながらニタニタと笑う鞘師君を見て、隣のクラスメイトは眉をひそめた。
「何だよ、鞘師」
「ん?」
「そんなに気持ち悪い顔すんじゃねーよ」
「……そうか?」
「涎と鼻血一緒に垂らしそうな顔じゃんかよ」
「う……」
「ほれ、さっさとスタンバイしろよ。司会が出れねーじゃん」
そう言って、クラスメイトはにやりと笑う。
(?)
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板