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さゆえり「れいなはココが感じるの?w」5@新狼

491名無し募集中。。。:2014/12/07(日) 22:43:48
「チーチ」
「んー?何ねぇ……」
夢うつつのれいなの傍にちょこんと座る。そして、その小さな手でれいなの頬をペチペチと軽く叩きながら
「ネーンネェー、コォオーイーヨー、オコォーオーイーヨー」
と、まだ回らぬ口で、どこかで聞き覚えた子守歌を歌いだした。
頬を撫でるが如くの小さな手の感触と、回らぬ口ながら意外にも上手い歌を聞いていたれいなは……

Zzzzzz……Zzzzzz………

……本当に、夢の中に入っていってしまった。
「まぁったく。どっちが赤ちゃんなのかわからないの」
と、呆れ顔でさゆみが呟く。

コテンと仰向けになったれいなに、優樹は
「ウンショ、ウンショ……」
と言いながら胸の上によじ登る。そして
「チーチィ……」
と言うが早いか、れいなの上でとろとろと眠り始めた。

洗濯物を片付け終わったさゆみは、その様子を見て、ふたりを起こさないようにそぉっと立ち上がった。
こんなところで寝てしまっては、幾ら部屋が暖かいとは言っても風邪を引く。
れいなが風邪を引く分には自業自得だが、可愛い娘に風邪を引かせる訳にはいかない。
キュッとれいなのスウェットを握り締めている、優樹の手をそっと取り、小さな指に手を掛ける。
「優樹。こんなところじゃなくて、ベッドでちゃんとお昼寝しようね」
と、手を剥がそうとするが、半分おねむの優樹は
「ヤー!ヤー!チチトォ……」
と、いやいやをする。
それどころか、その手でさゆみの指を捕まえて
「ハーハ!ハハモォ……」
などと、言い出した。
おねむでぐずる優樹が駄々をこねだしたら聞かないのを知っているさゆみは、フゥッと溜息を吐いた。
まぁ、部屋は暖かいし、ここはホットカーペットの上だし、何か掛ければ風邪を引くことは無いだろう。


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