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さゆえり「れいなはココが感じるの?w」5@新狼
324
:
名無し募集中。。。
:2014/09/18(木) 18:07:54
「もうすぐ、誕生日じゃの」
昼食に、と、香音のお父さんが慌てながら出掛けに腕を奮ってくれた炒飯をパクつきながら、鞘師君が言った。
炒飯を温め直すついでに作ったワカメスープを啜りながら、香音はキョトンとした顔をする。
「里保ちゃん?あたしの誕生日、8月だよ?」
「もう夏休みじゃろうが」
「夏休み入ったばっかりだし、まだ10日もあるんだけど……」
香音は呆れ顔をする。
夏休みの宿題はさっさと終わらせて思いっきり遊ぼう、と、ふたりで前から話し合っていた。
少々ごたごたがあってスタートは遅れたものの、1日おきに交互に互いの家で、宿題をしている。
鞘師君の家で宿題をするときは、お母さんが昼食を作ってくれるので、3人で食卓を囲んでいる。
香音の家で宿題をするときは、お母さんや、偶にはお父さんが作ってくれたものに香音が1〜2品作り足して、ふたりっ切りで食事をしている。
「僕、毎日香音ちゃん家で宿題したいなぁ…」
「何で?里保ちゃん家のゴハン、美味しいじゃん」
「でも、こうやってふたりだけで食べられるじゃろ?」
「ところで、さ」
「何?」
「香音ちゃん、誕生日のリクエストは無いかの?」
「リクエスト、って?」
「その…例えば、僕、『香音ちゃんが欲しい』って言うたじゃろ?」
「あ……」
それを聞いて、香音の頬がほんのりと染まる。
鞘師君はスッと顔を香音に近付け、耳元でささやく。
「あんなコトでも良いし、他のことでも構わんけぇの」
「……」
「香音ちゃんが欲しいもの、あげたいんじゃ」
「……」
「欲しいもの、何でも言って。出来る限りのこと、したいんじゃ」
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