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さゆえり「れいなはココが感じるの?w」5@新狼

263名無し募集中。。。:2014/08/02(土) 01:51:10
れいなも、女性の買い物が時間が掛かるのは承知していた…つもりだった。
が、まさかこんなに時間が掛かるとは……。
「ちょっと甘く見てたかもしれん…」
「何が?」
「いや…ところでさゆ、早うせんとランチタイムが終わってしまうっちゃん」
「え!もうそんな時間?!」
デパートには開店に合わせて入り、浴衣売り場に直行したのだが、気付けば1時近くになっている。
「大変!お昼ごはん食べはぐっちゃう!」
「やけん、早うすると。どれにするとね?」
「うーん…れいなはどれが良い?」
さゆみの手には、あちこちから持って来た浴衣が5枚もある。
「そうやね、このピンクのが似合いそうたいね」
と、れいなは、淡いピンクに曼珠沙華をあしらった浴衣を手に取った。
さゆみはにっこりし、それを姿見の前でもう一度体に当てて
「じゃ、これに決めたっと。お会計してくるから、これ、返してきといてね」
と、れいなに残りの浴衣を押し付け、足早にレジに向かう。
ホッとした顔で、れいなは優樹を抱き上げ、浴衣を元あった場所に返すべく、売り場に足を向けた。


夕食後、ゆっくり風呂に入って優樹に甚平を着せ、自分達も浴衣に着替えると
「折角やし、これ、せん?」
「…いつの間に買ったのよ」
「先刻さゆが晩メシの買い物してる間に」
れいなの手には少量パックの花火セットがあった。
「良いけど…」
近くの駐車場に向け、花火と水の入ったバケツを持って、れいなが意気揚々と歩く。
優樹を抱っこしたさゆみが並んで歩く。
「優樹に持たせるのは…」
「まだ早い!火傷したらどうするの」
「じゃ、さゆは?」
「優樹抱っこしてるから」


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