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さゆえり「れいなはココが感じるの?w」5@新狼

215名無し募集中。。。:2014/07/13(日) 12:58:04

さゆみの驚きは目を丸くした程度だったが、図星を突かれた里保の驚きは比ではなかった。
慌てふためく、という言葉が相応しいほど、焦っていることが分かり、それに若干早口になっている。
「いえ、ヤキモチじゃなくてっ」
「うん」
「えっと、道重さんは後輩との距離が近いと言いますかっ」
「うん」
「だから、不安になるというか……」
「うんうん」
もうこれ以上、彼女を見ていられなくて里保は目を逸らす。
「つまり……」
さらり、頭に柔らかい温もりが触れた。
彼女を見ると、にこにこと満更でもない表情で里保の頭を撫でている。

――欲しかったけれど、素直に言えなかった感触。

「……子ども扱いしないでください」
こんなこと言うのが子どもだと自分で分かっている。
さゆみは何も言わずに笑顔で里保を撫で続けていた――。

――だめだ、この人にはかなわない。心からそう思った。


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