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さゆえり「れいなはココが感じるの?w」5@新狼

1名無し募集中。。。:2014/05/25(日) 00:02:24
このスレのプロローグ――
さゆえりレズSEXを不意に目撃してしまったれいな
拒否反応を示して嫌悪感をあらわにするれいなを捕獲するさゆえり
抵抗するれいなを口封じのために2人で気持ちよくさせて一言
さゆえり「れいなはココが感じるの?w」
れいなは抵抗するものの、自然と漏れてしまう甘い吐息
れいな「ハァハァ」

キャラ紹介兼相関図最新ver.
http://image02.wiki.livedoor.jp/m/9/mdpg119/4a3d6cffa630dabb.jpg
かめれな世界相関図
http://www.hayasoft.com/reina-her-ways/cgi-bin/src/rena-pai0573.jpg
学年まとめ
http://image01.wiki.livedoor.jp/m/9/mdpg119/05eb84fab2469c9c.jpg

前スレ
さゆえり「れいなはココが感じるの?w」4@新狼
http://yy21.kakiko.com/test/read.cgi/morning/1390394170/

まとめサイト
http://seesaawiki.jp/w/e6esr/

2名無し募集中。。。:2014/05/25(日) 00:05:11
AAまとめ

从*´ ヮ`) れいな♀ ノd*´ ヮ`) たなか♂ ノc|*´ ヮ`) 恋事たなかクン♂

ノノ*^ー^) えりりん♀ ノd*^ー^) かめい♂ ノc|*^ー^) かめい先輩♂ ノノ*^ー^) 恋事えり

从*・ 。.・) さゆみん♀ ノd*・ 。.・) みちしげ♂ 川*- 。.-) 恋事さゆ

他はwikiの[キャラ設定]を参照。


カプまとめ

基本♀は名前、♂は名字。

【例】
れなえり(♀×♀)
たなえり(♂×♀)
たなしげ(♂×♂)

3名無し募集中。。。:2014/05/25(日) 00:06:06
♂シンボルまとめ

っ ちびれいな君

n  ちびれいな君フルパワー(半角エヌ)

つ 亀さん(かめい君)

∩ 大亀さん

⊃ 弟重君(みちしげ君)

n  にーがき君、てんちょ(全角エヌ)

4名無し募集中。。。:2014/05/25(日) 00:06:36
・作品や小ネタを投下する方へ

从 ・´。.`・)<基本的に娘。6期メンバー(さゆえりれいな)中心のスレなので、
       他のグループのメンバーが出演する作品は申し訳ないけど投下しないでほしいの。

从*´ ヮ`)<飼育(正式名称:Musume-seek)って有名なサイトがあるけんそこに投下するといいっちゃよ。

ノノ*^ー^)<娘。メンバーの作品なら大歓迎なのでよろしくですよ。

5名無し募集中。。。:2014/05/25(日) 00:07:58
狼の現行スレ
さゆえり「れいなはココが感じるの?w」68.3
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1400898908/

6名無し募集中。。。:2014/05/25(日) 00:15:10
おっ立った

7名無し募集中。。。:2014/05/25(日) 00:17:12
おつんつん

8名無し募集中。。。:2014/05/25(日) 01:00:06
おちんちんですよ?

9名無し募集中。。。:2014/05/25(日) 13:26:18
http://stat.ameba.jp/user_images/20140524/22/morningmusume-10ki/d2/57/j/o0480064112951654825.jpg

 〃〃∩ _,,_
(((⊂⌒ノd*`3´)<ワシだけの香音ちゃんじゃ
   \_つ⊂ノ

   ムチュッ
〃∩ _,,_ _,,_
⊂⌒ノd`3从*´◇`)⌒⊃
 \_つ⊂ノヽ⊃⊂ノ

〃∩ _,,_ _,,_
⊂⌒ノd*'q')◇`)⌒⊃<大丈夫なんだろうね
 \_つ⊂ノヽ⊃⊂ノちゃんと里保ちゃんに捧げるんだろうね

10名無し募集中。。。:2014/05/25(日) 21:04:37
 
  ∧,,∧
 (*´ ヮ`)  ミャー
〜(,,uuノ

11名無し募集中。。。:2014/05/28(水) 05:49:45
さやかのが見れんのじゃ

12名無し募集中。。。:2014/05/28(水) 08:01:29
たぶん拡張子をdocにすれば読めると思う

香音ちゃんの台詞にすっごい切なくなったよー(´;ω;`)

13名無し募集中。。。:2014/05/28(水) 11:39:31
スマホちゃんしか無くての(´・ω・`)まとめてくれる神を待つよ

14名無し募集中。。。:2014/05/28(水) 16:35:04
なんとかしてさやかの見れました初々しい二人にきゅんきゅんしたのに学校でニヤニヤしてる奴らも想像できてw

15名無し募集中。。。:2014/05/30(金) 19:06:41
http://i.imgur.com/n2pGhEB.jpg
い...い一番下は!!!

16名無し募集中。。。:2014/05/30(金) 19:25:21
鈴木君と里保ちゃんかなぁww

17名無し募集中。。。:2014/05/30(金) 20:39:20
これはw

18名無し募集中。。。:2014/05/30(金) 22:17:53
鞘師君と香音ちゃんにも見えてくる

19名無し募集中。。。:2014/05/31(土) 02:06:33
妄想ソングは悪いけどないわー

20名無し募集中。。。:2014/05/31(土) 06:08:03
ない方はスルーでよろしく

21名無し募集中。。。:2014/05/31(土) 06:57:55
鞘香を書いております者です

鞘師君と香音ちゃんの関係ですが実はこの歌をイメージして書いています

動画→https://www.youtube.com/watch?v=FUNfd2On3rI
歌詞→http://www.uta-net.com/song/95674/

タイトルは『微熱』です
これをイメージして…というかBGMにして一気に書いた話も以前投下させていただきましたっけ
(文章のタイトルは同名ですので思い当たる方がいらっしゃるかも……)

22名無し募集中。。。:2014/05/31(土) 07:09:57
まーあんまり雰囲気壊さん程度にねあくまでもSS中心なんだし

23名無し募集中。。。:2014/05/31(土) 22:38:18
単なる保全が続くよりずっと良いと思うんですけどねー
ただ、別の内容のスレに変えてやろうという気はないんでスルーして下さいな
もちろん常連作家さん以外の方の作品もお待ちしてますよ〜

>>21
あとで聴いてみるよん

24名無し募集中。。。:2014/06/01(日) 00:03:22
一行目が余計

25名無し募集中。。。:2014/06/01(日) 00:47:52
そんな細かいこと言われても…(^_^;)

26名無し募集中。。。:2014/06/06(金) 19:32:48


27名無し募集中。。。:2014/06/09(月) 23:23:45
えー…鈴木君作者さんが休筆されていますので……
鞘師君の生誕記念は終わりましたがちょいと里保ちゃんが不憫になりましたのでまぁひとつ…
違うだろ!という方やいらねーよ!という方&苦手な方は平にご容赦を……

28名無し募集中。。。:2014/06/09(月) 23:24:47
「へえ……今日は片付いてるじゃない!里保ちゃん」
里保の部屋に入って来るなり、鈴木君は嬉しそうな声を上げた。
確かに、多少乱雑に物が置いてある箇所もあるものの、今日の里保の部屋はまあまあ綺麗な部類だ。
何せ、いつもは乱雑に脱ぎ捨てられている(下着を含めた)衣類は、カーペットに散らかっていない。
いつもはフローリングの床を占領している本や鞄はきちんと本棚やクローゼットなどのあるべき場所に仕舞われている。
何よりも、部屋の空気を入れ替えているようで、いつもの埃っぽさが無い。
にこにこしながら、鈴木君は(日干ししてふかふかの)クッションを受け取り、よっこらしょ、と、腰を下ろした。

もちろん、里保にはちゃんと魂胆がある。
この間、衣梨奈に鈴木君とのキスを邪魔されてから、なかなかそういう雰囲気に持ち込めずにいる。
今日は、自分の誕生日なのだから……………。
今日こそは、鈴木君と良い雰囲気に持っていきたい。あわよくば、鈴木君とシたい。
せめて、邪魔されたままのキスは、最低でもしたい。
だからこそ、土日の休みを丸々使って、苦手な掃除に勤しんだ。
……当然ひとりではどうにもならず、お母さんの助けを借りた。
が、珍しい里保の申し出にお母さんは喜んで、途中でやや呆れ顔をしながらも、手伝ってくれたのだ。

「ねぇ、香音ちゃん」
キンキンに冷えたサイダーをひと口啜り、里保は甘えた口調で鈴木君に話しかけた。
「ん?」
「あのね、ウチ……」
「うん」
「新しい水着買ったの。似合うかな?」
そう言って、里保は着ていたTシャツとホットパンツをバッと脱ぎ捨てた。
競泳用の型に近い、鮮やかな水色の水着をまとった里保が現れる。
「り、里保、ちゃ………」
鈴木君は大きく目を見開き、口をパクパクさせている。
当然、それ以上の言葉は何も出て来ない。
(ウフフ。ここまですればいくら香音ちゃんでもイチコロじゃろ)
里保はニマニマとした笑いを顔いっぱいに浮かべている。
(ここまですればいくら香音ちゃんでもウチを押し倒すくらいは………)

29名無し募集中。。。:2014/06/09(月) 23:25:59
「何て恰好してるの?!」
「ふぇ?」
咎めるような鈴木君の口調に、里保は戸惑う。
「いくら暑くなったって言っても、まだまだそんな恰好じゃお腹冷やすんだろうね!」
「う……」
「お腹壊して痛くしたらどうするの!さっさと着替えてくるんだろうね!!」
しょんぼりと、里保はその場で水着を脱ぎだす。
鈴木君は唖然としてその場で真っ赤になって固まりかけたが、力を振り絞ってバッと顔を両手で隠す。
「そ、そこで着替えるんじゃない!」
「えー?だって香音ちゃんしか居らんじゃろー」
「いくら僕でも、男の前で着替えるなんて非常識でしょ?!お風呂場で着替えておいで!!」

しぶしぶ脱衣所で着替えた里保が部屋に戻ってくると、鈴木君は里保の部屋にあったマンガを読んでいた。
「ねぇ、香音ちゃん」
「んー?」
「あの水着、似合うとらんじゃった?」
「んー、可愛かったよ」
膝を立てて座る鈴木君は、どうやらマンガに夢中なようで、里保の方を振り向きもしない。
「えー!そんな言い方、無いじゃろぉ」
「何が?」
「ねぇ、ちゃんとウチの方見て言ってよぉ」
里保は鈴木君に体を擦り寄せ、なけなしの胸を鈴木君の二の腕に擦り付ける。
ようやく振り向いた鈴木君は、うんざりした顔で
「この暑さでそんなにくっ付いてたら、ふたりとも汗でベタベタになっちゃうんだろうね」
と、里保をさっさと引き剥がす。

「ところで里保ちゃん、このマンガの続き、どこにあるかな?」
(チャンス!)
「んーっとね、こっち」
里保は、四つん這いになって歩き、さっき着替えたばかりのレースの大人パンツを鈴木君の目の前に曝す。
(えへへ、これだったら、いくら香音ちゃんでも……)

30名無し募集中。。。:2014/06/09(月) 23:26:57
パシン
「あん」

ごく軽くだが、鈴木君が里保のお尻を叩いた。
(ちょ……香音ちゃん、そんな趣味が……)
などと、里保が怪しからんことを考えた、そのとき。
バサッとお尻に何かが掛けられた。
訝しく思い、ひょいと摘んでみると、それは、鈴木君が着てきて傍らに畳んで置いていた上着だった。
「里保ちゃん!はしたないんだろうね!」
「へ?」
「いくら僕でも、男が居るときにそういう不用意な姿勢はしちゃダメなんだろうね!」

里保は、何だか悲しくなってきた。
こんなに(やり方は多々間違っているが)鈴木君をその気にさせようと頑張っているのに何も手ごたえが無いなんて。
やっぱり、ウチ、魅力なんか無いんじゃろうか。
やっぱり、香音ちゃんはウチに合わせて好きだって言ってくれただけじゃったんじゃろうか……?
俯いて、鈴木君に背を向けた。
フローリングの床を見ていたら、泣きたくなってきた。
ジワリと滲んできた涙を、鈴木君に見えないようにそっと拭った…ら。

「あれ?」
「え?」
素っ頓狂な声を上げた鈴木君に、思わずつられて顔を上げたが、そこに何かがある訳では無い。
「ちょっと香音ちゃ……」

ぶちゅっ

思わず抗議の声を上げかけた里保の頭を、ぎゅっと目をつぶった鈴木君が抱え込み、不器用なキスをした。
思いもかけないキスに、里保は目を見開いたびっくり顔のまま、固まっている。
「た、誕生日、おめでとう、なんだろうね」
鈴木君は、真っ赤な顔をして、固まったままの里保に、そっとリボンが掛かった紙包みを差し出す。
「えっと…里保、ちゃ……」

31名無し募集中。。。:2014/06/09(月) 23:28:43
ボフン

鈴木君の顔に、里保が投げたクッションが綺麗にヒットした。
里保はそのままそのクッションを掴み、ボスンボスンと鈴木君を殴る。
「香音ちゃんのバカぁっ!」
「ご、ごめん。嫌だった、かな?」
「嫌じゃないけど…嫌じゃないけど、キスするんだったらちゃんとしてよぉっ!!」

「良いの?」
不意に低く響いた鈴木君の声に、里保はドキッとして殴る手を止めた。
恐る恐るクッションの陰から鈴木君の顔を窺うと、真っ直ぐな目で里保を見詰めている。
「あ、あの、香音ちゃん?」
「嫌だって言っても、もう止めないよ」
「ほ、ホント、に?」
「今日はその覚悟で里保ちゃん家に来たんだから、さ」
鈴木君は、相変わらず真っ赤な顔をしながらも、腕を伸ばして里保の肩をしっかりと抱いた。
もう片方の手で、里保の髪を優しく撫でる。
その手の温もりに、思わず里保はうっとりとする。
髪を撫でていた手が、そっと頬を包み、スッと動いて顎をくいっと摘んだ。
まるでそれが合図であったかのように、フッと里保は目を閉じた。
熱い吐息が近付き、鈴木君の唇が里保のそれに重なった。

それは触れるだけのキスで、時間にしてほんの数秒ではあった。……けれど。
里保の全身は痺れてしまって、動くことは出来なかった。
「里保ちゃん……」
耳をくすぐる、大好きな人の優しい声。
「誕生日おめでとう。これ、プレゼント。後で、見てみてね」
鈴木君の手が里保の手に重なり、何かを握らせる。
真っ赤な顔の鈴木君よりも、もっと真っ赤な顔をして俯く里保は、コクンと首を振ることしか出来なかった。


最初のキスは、どんな味?    多分…終わり

32名無し募集中。。。:2014/06/09(月) 23:31:14
以上になります
こんな程度の妄想で本ッ当に申し訳ありません

鈴木君作者さんの早期回復を祈念して

33名無し募集中。。。:2014/06/10(火) 00:53:13
転載行ってきますね

34名無し募集中。。。:2014/06/10(火) 00:57:38
行ってきました
スレの小ネタが使われてて面白かったですw
こちらも少しずつ進展するといいね

同じく鈴木君作者様の回復を祈って…

35名無し募集中。。。:2014/06/10(火) 07:36:30
初々しいのぉ里保ちゃんもMっこやね

36名無し募集中。。。:2014/06/10(火) 21:26:40
感想ありがとうございます
里保ちゃんがお尻ぶたれたときの声は何となく連想して書いたんですけど
そうか…鞘師君のMっぷりとちょいとばかしカブるのか……

余談ですが今日初めてカゴメのサイトから待ち受け(ガラケーなんで)に応募してみました
最初に出たのが鞘師さんで次に出たのが鈴木さん………
これは「書け!」(どちらを?)と誰かが催促してるんでしょうか……………w

37名無し募集中。。。:2014/06/10(火) 21:54:31
是非とも書いてくださいぜひぜひ
全裸で待ってます

38名無し募集中。。。:2014/06/11(水) 02:29:00
楽しみにしてます!!

39名無し募集中。。。:2014/06/12(木) 06:53:02
しょうもない話ですがお付き合いいただけると幸いです。

タイトル 時空を超えww


とある街の午後4時を過ぎた時刻。この時間帯には部活や委員会などに所属していない学生たちが次々と学校から出て街に散らばっていく。これから帰る者、遊びに行く者、電車やバスを使う者――様々である。
そんな中。駅前という好立地に建っている大き目な一軒のビル――そのビル丸ごとが『カラオケ’14なの』という、なんだか胡散臭い名前だが、れっきとした、そしてこの街で一番流行っているカラオケ屋で。

 今回の舞台が始まるのである――。

40名無し募集中。。。:2014/06/12(木) 06:53:37

101号。
「里ぃ保―、こっちっちゃん」
 フリードリンクバーで、コップの縁ぎりぎりまでサイダーを入れている里保を呆れたように見、衣梨奈は先に個室へと進んでいく。
 ……里保はポンコツやけん、あんなぎりぎりまで入れたら――。
「あっ」という声と、「ばしゃ」となにかが床に飛び散った音。
 衣梨奈には後ろを振り返らなくても何が起きたか分かっていた……。

 それでも先に部屋に入らず、ドアの前で振り向いて、店員――全員が黒スーツにサングラス、という出で立ちが、ここの店員の特徴だった――が駆け寄り、すぐさま、慌てている里保に、すっ、と新しいコップを差し出し、床を掃除し始める――そんな店員に慌ててぺこぺこ頭を下げる里保を見守る。
 衣梨奈は。まいったなぁ、といった表情で頭をぽりぽり掻きながらこっちにやってくる里保に、呆れ顔を敢えて見せた。
「ぎりぎりまで入れたら、こぼれるに決まっとっるちゃろ?」
「上手く運べると思ったんじゃけぇ」
 反省の色があまりない里保のグラスは、適量のサイダーで満たされている。先ほどの店員が入れたものだ。
「おかわり自由やけん、また取りに行けばよかとやろ」
「それが面倒なんじゃ」

 二人であーだこーだ言いながら部屋に入る。角部屋が取れたので、二人では広すぎるくらいだっだ。
「香音ちゃんと聖君も誘えば良かったんじゃない?」
「今日は女の子だけの作戦会議やと」
 衣梨奈の言葉に里保は首を捻る。

 ……カラオケ大会じゃなかったんか? いつの間にそんな会議が勃発したんじゃ、脱席したいけぇ。

「じゃあ議長、本日のお題は?」
 嫌な予感しかしないんじゃ、と思いつつも一応聞いてみる。
「決まっとるっちゃろ」
 そこで衣梨奈はマイクを一つ取り出し、スイッチをONにする。
 そして。すぅ、と息を飲み、それから声高々に宣言した。

「ずばり! うちらの彼氏をその気にさせる方法っちゃ!」

 びし! と音が鳴りそうなほど真っ直ぐに、里保を指す。……決めポーズつきで。
 指された里保は。うんざりした表情で。
「……もう帰りたいけぇ」
と心の底からの呟きを発した。

41名無し募集中。。。:2014/06/12(木) 06:54:09

 たった一人の議員・里保が「帰る」と言い出して、慌てたのは宣言した衣梨奈のほうだった。
「ちょ、待つっちゃ里保! えりは真面目に言っとるけん」
「真面目だからアホらしさが増すのぉ」
 ソファに置いた学生カバンを肩に掛けなおして立ち上がる里保の姿に、
「里保は香音ちゃんとこのままでよかと!?」
と声を掛ける。
 ぴたり。里保の動きが止まる。
「香音ちゃんのことやけん、このまま、ほにょほにょと過ごすだけかもしれんとよ?」
「そんなこと……」
そこまで言って、続きが出てこない。そんなこと……あるかもしれない。と思ったから。
 里保は肩に掛けたカバンを再びソファに戻す。
「そういうんなら、えりぽんには何か知恵があるんじゃろね」
「会議だけじゃなくてもちろん歌うとよ、里保」
 ……なにも考えてないんだな、そう一発で読み取れ、呆れた気分でサイダーを少量、口に含んだ。

42名無し募集中。。。:2014/06/12(木) 06:54:40

101号の向かい、501号では。
「えりぽんと二人でカラオケなんて久しぶりだね」
 聖は少し弾んだ声を隠そうともしないで、アイスティー片手に部屋へ入って行く。生田君はそんな彼女を見て「そうっちゃね」とだけ言って熱いため息を吐いた。
 聖をカラオケに誘った、一番の目的は。歌うことではなかった。

 今日、この時間、このカラオケ屋で! 第3夜を開幕させると!!

 そんな野望を内に秘めていた。
 こういった展開で毎回阻止してきた、しゅわぽくコンビは。優樹ちゃんは姿を見せない、もう片方は最近『解禁』できた彼女に骨抜きで、その『彼女』にはカレーコロッケ20個を渡したから邪魔されることはない。

 ――生田君が頭を働かせて上手い方向に流れを持っていこうと画策しているころ。


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