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【昔を】みんなの馴れ初めをおしえて【思い出して】

66名無しさん@鬼嫁ch:2015/01/14(水) 20:01:00
続き

俺の誕生日に嫁子と俺の好きなイタリアンレストランに食事に行った。俺は、ここのパスタに目が無い。
運転があるし、もともと俺は酒を飲まないが、嫁子はワインを注文した。「あれ、嫁子はお酒飲むの?」
初めて、嫁子がお酒を飲むのを見た。
ガブガブ飲んで何杯もオーダーする。無理して飲んでいるのか、嫁子はやがてロレツも回らなくなる。
目が座っている。なんか嫌な予感。

嫁子が急に言った。
「夫男!!いつになったら私を抱いてくれるんですかぁ?いつになったら私をお嫁さんにしてくれるんですかぁ?
私はずっと待ってるんですよぉ。19の時から・・・」おいおい大きな声で。周囲の視線で、俺顔真っ赤。
「わかった。わかった。結婚でもなんでもするから・・・水、水飲んで」
「ほんとぉー、みなさーん聞きましたぁ。私今度結婚するんですぅー」とまたまた大きな声で。周囲のお客さん
からは拍手パチパチ。嫁子得意満面。俺顔真っ赤×10くらい。

浮かれ気分の嫁子を乗せて、自宅に送り届けた。車の中でも有頂天でうるさいうるさい。
嫁子の自宅は知っていたが、初めての訪問だ。
千鳥足の嫁子をささえて玄関へ。田舎の農家だから、そのまま玄関の引き戸を開けて「こんばんはー」と俺。
「はぁーい」と奥から声。ん?どこかで聞いたことがあるような。奥から出てきたのは、なんと長年お世話に
なっているパートのおばちゃん(○○のお母さん)。俺思わず「エッ?」。

まぁまぁ、夫男さん、すみませんねぇ。もう、この娘ったら、こんなになるまで飲んで。
でも、この娘、お酒が強いのに珍しいわなぇ。こんなに酔うなんて。俺また「エッ?」
嫁子、ウインクして「エヘヘ、してやったり」状態でニコッと笑う。
俺「やられたぁ」。嫁子、「お母さん、夫男さんがお父さんに大事がお話があるみたいなの。客間にお通しして」と
スキップスキップランランランで足取りも軽く鼻歌交じりで家の奥へと消えていった。

嫁子母、夫男さんどうぞどうぞと客間に通される。嫁子母、俺を見てもまったく動じない。俺「なんで?」
しばらくしたら、着替えた嫁子父と嫁子母、そしてしっかりと正気に戻っている嫁子。(もともと正気かも)
テーブルを挟んで反対側に座る俺。この雰囲気・・・もう、覚悟を決めて言わなきゃしゃーない。
「こんな夜分に申し訳ございません、初めてお伺いして、いきなりで大変恐縮ですが、嫁子さんをください」
嫁子父「はい。嫁子をよろしくお願いします」
嫁子母「夫男さん、ごめんなさいね。あなた達がおつきあいしているのは、最初から知っていたのよ」
俺「唖然」
嫁子母と嫁子、顔を見合わせて、小さくガッツポーズ。嫁子親子の見事な連携チームプレイだった。

二人並ぶと、確かに嫁子と嫁子母は目元がそっくりだ。当然、苗字も同じ。(ありふれた苗字だが)
俺、ぜんぜん気がつかなかった。それにしても嫁子の度胸はすごい。母親譲りか。
俺から見れば、新卒社員の頃のイメージのままなのだが・・・大人になったなぁ、惚れ直した。

嫁子は、嫁子母から俺のことを聞いていて、高校の時から知っていた、母が気に入った人として興味があったらしい。
付き合いだしたのは偶然だが、俺と付き合いだし、即嫁子母に報告。嫁子母、大賛成だったが嫁子母が自分だとわかると
何かと気を使うので結婚の申し込みギリギリまで、一切内緒にして、家に連れてくるなと。
そういえば仕事の時も彼女(=嫁子)のことを時々聞いていたな。俺は、そうとも知らずに嫁子母に嫁子とのことを
相談していたわけだ。

なかなか俺がお手付きしないし、結婚の話もしないので、最後は嫁子母が知恵をつけたらしい。
嫁子や俺の話を聞きながら、時期を見計らっていたそうだ。嫁子に「今よ!!」と指令を出したのも嫁子母。
確かに、嫁子母に「そんな関係だと、かわいそうよ。彼女さんとそろそろ結婚を考えてあげなさい!!」と発破をかけられ、
「そうします」と答えたもんなぁ。恐るべし嫁子母!!嫁子との結婚生活では、一生頭が上がらないだろう。


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