「ただ聞いて欲しいの！」「ハイ聞きましょう」 - 1395480455

229：名無しさん＠鬼嫁ch：2017/06/22(木) 21:22:55: 突然ですが初めての書き込みです。
やっと私の中で区切りが付いたので、吐き出していきたいと思います。
多分、普通の人には後味も悪く、気味悪い話でしょう。

もう二十年も前ですが、私は中学一年生の時にAをいじめていました。
始めた理由は、確か肩がぶつかって少しだけ頭を下げただけだったから。当時の私は親がその町では大きい会社で議員にも口利き出来たため、お金と権力を振りかざしていた。手下もいっぱいいて、それを総動員する形でAをいじめて尽くしていた。
男子は直接暴力的に、女子は間接で陰湿に。日に日にボロボロになるAを笑いながら私は二ヶ月ほど暮らしていました。
そして決定的だったのは、男子がAを無理矢理犯そうとした事でした。。その時はAは男子を振りほどき、一目散に家に帰ったのを覚えています。

その日の夜、私の少し大きな一軒家に沢山のバイクと人が集まっていました。玄関のドアを壊され、ぞろぞろと入って来た男の一番前にいたAの兄（以下A兄）は私を見るなり軽く鉄バットを振りました。それで私の右上腕骨が折れて、私が叫んだ事で、両親もやって来て事態は大きくなって来ました。
両親が騒ぎながら警察を呼ぼうとしましたが、固定電話はかからず、子機も機能しませんでした。それからは、私のやった事を言いながら、A兄に散々に嬲られました。結果的に私の両足と右腕が潰れ、更に私を守ろうとした母はA兄に殴られた衝撃で棚の角に背中を打ち、胸椎を骨折しました。父親も何度も殴られている様子を私はどこか上の空で見ていました。
その後、私は学校を挟んで反対側のAの家に引き攣られ、その間に背中の肉が削れた事を覚えています。そして、A兄に言われて痩せ細ったAに謝まりました。
その時のAは「もういい……」と無感情で応え、そこで漸く警察が来て、私は直ぐに病院に、A兄を含んだ不良たちは警察に連れていかれたらしいです。
父が通報したらしく、私と母は直ぐに手術という形になりました。
私が起きた時には私の両足と右腕は無くなっていて、背中の傷が思ったより大きく、どうしようもないために俯せの状態でベットに寝かされていました。父も直ぐに手当てされ、包帯が色々な場所に巻かれ、母は動かなくなった下半身を見て目を見開いたまま何も言いませんでした。
私は七ヶ月ほど入院し、背中の傷が何とか治った所で車椅子で生活を始めました。ほとんどの筋肉が動かなくて、苦労した事を覚えていています。そして、その時にA兄の判決を聞かされ、服役十三年を聞かされました。極めて狂気的で、残虐な行為らしく、執行猶予も着かないそうでした。
私が傷も心も何とか回復したころ、母が自殺しました。元々箱入り娘で、苦労を知らなかった母は自分の状況に耐えきれず、屋上で太陽を浴びたいと看護師に連れられた後、動く腕で車椅子を加速させて、勢いに任せて飛び降り自殺をしたみたいでした。すると、それに後追いするように父も自殺し、社長のいなくなった会社も潰れました。
そして、いじめをした結果家族が壊滅した事を知った両方の祖父母には助けてもらえず、私は断崖孤独の身となりました。何も知らない病院の人は親切で、私は生活保護に似た何かを貰って中高を通信教育で勉強しながら病院で過ごしました。両親は生命保険に加入してなかったため、残ったお金はクビになる社員に持っていかれ、お金がなかったからです。
何とか高卒認定も受かり、地元の大学に車椅子で通うことになりました。
そこで私は初めていじめられました。両足がなくなっているのが気持ち悪いとか、色々と理由をつけては水をかけられたり、食事をひっくり返されたりと私がAにしていた事がそのまま帰って来たのです。その頃から私は一時は治った幻肢痛に悩まされていた。A兄にやられた事はトラウマになっていて、それを思い出して飛び起きる事が増えたのです。
いじめと、そのトラウマの辛さから私は痩せ細り、また病院に入院することになりました。そこで初めて、Aの痛みを過ごしだけ知れたのです。しかし、私には報復してくれる兄もいず、泣きながら授業を受け続けていました。それが三ヶ月ほど続くと、私を守ってくれる人が現れました。大学で一位、二位を争う程かっこいいと言われているBさんです。多分、最初は同情だったんだと思います。それでもわたしは嬉しくて、いつしかBさんに恋するようになりました。