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クロノブレーク☆臨時レス置き場

7黒野鳥芽 ◆l5fYN9WzSk:2014/04/10(木) 01:13:50
と、そのときだ。
突然、スリップドレスの娘が現れ大声をあげる。
その甲高い声は巻き貝の穴に飲み込まれてゆき
遠方にある巻き貝の穴から美しい歌が鳴り響く。

そして、大爆発。

「……」
歌声の主、やちほは無表情で爆裂した巻き貝から立ち昇る爆煙を見ていた。
それには民衆もどうリアクションしたらよいかわからず、その場はどよめいている。
が、そのどよめきのなか、少女の正体が破壊神とも知らず、
黒野は前にしゃしゃり出たのだ。

「あっちゃ〜、今も昔も変わらねぇなぁ博士」
頭に手を当てているのは黒野。

「まあ失敗は成功の母って言うからな。
その証拠に博士の子孫はこの実験に成功してるし」
そう言って、黒野は巻き貝の携帯電話を取り出して見せる。
その最先端の技術を博士はまじまじと見つめていたかとおもうと、
突然カッと目を見開く。

「や、やはり私は天才だったのかぁああ!
つまりこうだな。天才の私の天才の子孫たちがタイムマシンを発明し
君達がこの時代にやってきた!
それは私を天才と証明するためにだっ!」

(……この人あほだな)
どうやら博士は自分かその子孫がタイムマシンを発明し、
未来人が会いにやってくることを予想していたらしい。

「えっと正確に言うと、未来で博士の子孫が造ったテレポッドが原因不明の爆発をおこして
俺っつうか黒野がこの時代に飛ばされちまったんだよ。
だから俺達を元の時代に帰して欲しいんだ。
まあそれは無理だとしても裸祭りが終るまで俺達をかくまってくれれば助かるかな?」

「ふむ、なるほど……。そういうことか」
黒野達の背後にいるやちほを気にしながら博士はドキドキしていた。
黒野たちはこの時代には絶滅危惧種の美少年。
彼等はきっと、生け贄に選ばれたのだと博士はすぐに察していた。


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