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クロノブレーク☆臨時レス置き場
36
:
チホ
◆WiN7G5G9lU
:2014/06/23(月) 00:05:05
>「それには記憶を持つウィルスであるクロノウィルス――いや、クロノ君! 君の協力が必要にゃ!」
「……おれの?」
師匠をねめつける黒野の瞳にはまだ疑心が宿っている。
それを察した師匠は武器を捨て彼と対話することにした。
チホも恐る恐るテーブルの下から出てくる。
言ってみれば、今まで黒野は、われをわすれるほどの悪夢のような世界で
黒の歴史を体験してきたのだ。
クリスタルの加護を受け、お花畑の世界に生きてきたチホたちの行動を怪しく思うのも無理はない。
「……まさか、罠じゃねぇだろうな?」と黒野。
「んにゃ。罠も何もお互いが得をするというだけの話にゃ。
ぶっちゃけ僕たちが守りたいのは世界の平和。
今、命がけでダゴンが光のクリスタルを守っているのもそういうことにゃ」
「……そうか。わかった」
黒野から怒りの色が消える。
彼等は一時的に休戦することにして計画を進めることにした。
それは黒い夢から世界を守るということ。
程なくして雨も上がり、一同は光の神殿へ。
そして、そこでチホは目を疑うことになる。
なんとクリスタルの下には干からびてミイラになったダゴン。
どうやら彼は魔力を使い果たしてしまったらしい。
ダゴンは最後に、師匠たちの姿を見て微笑んで崩れ去ってゆく。
「……ありがとうにゃ。君のことは忘れないにゃ」
ダゴンの情報が師匠たちに流れ込んでゆく。
チホたちは水属性のアプリをマスターした。
「……で、おれは何をすりゃいいんだ?」
黒野は光のクリスタルを無表情で仰ぎ見ている。
彼の記憶の中には確かに世界が存在する。
正史になれなかった未来。黒の歴史。
無限の可能性。無限の情報量を黒野は少なからず内包している。
だがその黒野の知覚していない世界のほとんどは未だに混沌としている未開の情報のはず。
師匠は語る。
「クリスタルが今までやってきた黒歴史の排除だけでは、クロノウィルスを消すことはできなかったにゃ。
それどころかますますウィルスを生み出してしまうことを僕たちは知ったにゃ。
だからチャコの言った通りに並行宇宙に黒の歴史の完全版を創造して
黒の歴史に自己満足してもらうのにゃ……。
そう。そのトリガーとなるのが黒野鳥芽。……君なのにゃ」
チホは黙って聞いていた。
その時だった。光のクリスタルから放たれる光線に師匠が撥ね飛ばされる。
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