[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
| |
クロノブレーク☆臨時レス置き場
30
:
チホ
◆WiN7G5G9lU
:2014/06/08(日) 20:47:14
次の日。光の神殿。
チホがクリスタルの大広間に向かうと
中央に鎮座するクリスタルは巨大な水球に包まれていて
その水球の中に半魚人の王様みたいなのがいた。
「みてみてチャコちゃん!ボスがいるぅ!」
見た目からして、小さなチホには敵いそうにない相手。
すると二人に気づいた半魚人が……
「ぎょぎょ!そこのお嬢さんたち。助けてほしいんだぎょ」
水球から顔を出して叫ぶ。
彼は真っ赤な顔で逆上せているようだ。
「えっと…、どういうこと〜?」
「ぎょぎょ!説明させてほしいぎょ!光のクリスタルは言うならば情報という意思の結晶体なんだぎょ。
それに異変が起きてしまって今にも爆発してしまいそうなのだぎょ。
それを僕は水の力で封じ込んでいるのだが、無様なことに見ての通りぎょ」
水球の中心はクリスタルの熱で沸騰して蒸発している。
そうなのだ。この蒸気が雨雲となりクリスタルの森に雨を降り続けさせているのだ。
「それほんと?おじさん嘘ついてない?」
光のクリスタルが爆発するとか大事件過ぎる。
もはや巫女の昇格試験という問題でもないかもしれない。
「君たちは猿王の使いぎょ?
僕は水のダゴン。四戦士の一人だぎょ」
「私の名前はチホ。いちおう巫女見習いかな。
こっちのチャコちゃんも巫女見習いだよ。
二人とも大雨の怪異を解決したら晴れて巫女になれるの」
ダゴンと情報交換する二人。
光のクリスタルが爆発するということは、
何かそれに関係する有害な情報が大量に流れ込んでいるということではなかろうか?
光のクリスタルは四大元素である風水炎土の四つのクリスタルの情報をエネルギーとして
神と交信を行うための装置なのだと師匠は言っていた。
その四大元素の源はこの星そのもの。
古来、神の神託を受けた巫女はそれを人々に伝え
悔い改めた人々は神託の通りに行動し
世界は清浄に循環していたのだという。
「じゃあチャコちゃん。今度は炎のクリスタルの神殿を調べてみよ?」
そうチホが言うと、ダゴンは人魚に変身するカードとウォーターガンのカードを二人に与えてくれた。
神殿の外はついに洪水になってしまっているから二人は人魚に変身して炎の神殿へと向かう。
だが果たして、炎のクリスタルに必要なまでに熱の情報を与えているものの正体はなんなのだろう。
たった一つ言えることは、情報もエネルギーも、世界のすべては地続きで循環しているということだけだった。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板