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【SS】劇場版名探偵コナン「零人目の配信者(ユーチューバー)」
1
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/08/24(土) 21:40:11 ID:YugBbSnc
【予告映像】
ベルモット「この男は大物YouTuberにしてコードネーム『サッポロ極ZERO』。
通称『ゼロ』と呼ばれる男…」
コナン「米花ホテルで開催された大人気ユーチューバーたちの公開生放送パーティーイベントで起こった連続殺人事件。
公開配信中に子供に人気のNo.1ユーチューバーが殺害され、血の惨劇が幕を開ける…!」
炎上系プロレスラーユーチューバー「シャ、シャムだ…syamuさんがよみがえって殺したんだあぁあぁ!!!!!」
コナン「世界に生配信された殺人映像には、サングラスをかけた伝説の大物ユーチューバーが写り込んでいた…!」
176
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/21(土) 13:48:10 ID:Yr78qQCg
コナン「(それに気になるのはピカキンさんの動画だ…)」
コナン「(あの部屋自体は防音でも、『部屋の内部』は防音じゃない…)」
コナン「(だから当然動画には『アレ』が入っていないとおかしい…)」
コナン「(入ってない理由は何だ…?)」
コナン「(入っていない理由…)」
コナン「(…!!)」
コナン「(そうか…読めたぜ…)」
コナン「(何故こんな侵入も脱出もしにくい場所で事件を起こしたのか、ずっと気になっていた…)」
コナン「(だが違ったんだ。犯人にとっては今日この場所と状況が一番都合が良かった…)」
コナン「(だから今日この生放送イベントで事件を起こしたというわけか…)」
コナン「(これなら犯行は可能になる…!)」
177
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/21(土) 13:48:36 ID:Yr78qQCg
コナン「(しかし…)」
コナン「(犯人もトリックも分かった…だが一つだけわからねーことがある…)」
コナン「(アレはこのトリックの肝となる部分…不確かにしておくはずがない)」
コナン「(だが調べる時間もなさそうだな…)」
コナン「(…そうだ、そういやあっちにはアイツがいたな。ここは頼ってみるか)」
(スマホを取り出し、どこかへ電話をするコナン)
178
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/21(土) 13:49:26 ID:Yr78qQCg
【大阪】
服部「おー工藤!久しぶりやな!お前から電話なんてどないしたんや?」
服部「あーそやそや聞いてくれや工藤、和葉の奴がな?
大好きなゆーちゅーばー?言うのが死んだー言うてメソメソうるさくてかなわんのや。
しばらく機嫌治らんやろしどないしよ思うてなー…ん?」
服部「何や工藤、その事件に関わっとるんか?」
服部「大変やなぁ…で?その事件の事で俺に相談があるんやろ?」
服部「おーええで、その代わり貸しイチやで?」
服部「おー…」
服部「んー…」
服部「…なるほどな」
服部「分かったわ、それならオヤジのツテで調べといてみるわ」
服部「おーそうや工藤、今度いつ大阪に来るんや?新世界で串カツでも…」(ガチャ
服部「…ったく、要件だけ言って切りよって…まあええわ、聞いといてやるわ」
179
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/21(土) 13:50:03 ID:Yr78qQCg
【ホテルの廊下】
コナン「(あとは凶器の問題か…)」
コナン「(なぜピカキンさんだけが鈍器で襲われたのか、そして現場から消失したナイフ…)」
コナン「(これらはまあだいたい予想がつく…)」
コナン「(俺の推理が正しければナイフは…)」
コナン「ん?」
(スマホから鳴る着信音)
180
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/21(土) 13:50:31 ID:Yr78qQCg
服部(電話の声)「おー工藤、聞いてみたで」
コナン「早いな。どうだったんだ?」
服部(電話)「ああ、工藤の言う通りやったで。出とったわ」
コナン「なるほどな…」
服部(電話)「で妙なんはな…」
コナン「なんだって…?」
コナン「(ということはこの事件は…そしてsyamuは…)」
181
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/21(土) 13:52:02 ID:Yr78qQCg
【事件現場のロイヤルスイートルーム】
コナン「おじさーん!」
小五郎「あん?おいこら、ロビーで待ってろって…」
コナン「それがね?小五郎のおじさんをユーチューバーにしたいって言う人がいるんだ」
小五郎「あぁん?オレをユーチューバーにしたいって?」
コナン「うん!」
小五郎「オレは天下の名探偵…だがあれだけ稼げるなら探偵やめて
ユーチューバーで女子高生に大人気になるって手も…でへへ…」
コナン「(じゃあ今回も任せたぜ、おっちゃん!)」プシュッ←腕時計型麻酔銃を射出
小五郎「へえっ!?ふにゃ…」ドサリ
コナン「(さあ、始めるぜ…)」
コナン「(探偵ユーチューバー毛利小五郎の初配信…名推理生配信をな…!)」
バーン(大写しのコナン決め顔)
182
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/21(土) 13:52:25 ID:Yr78qQCg
ギィーーバタン!(CM前の扉が閉まる音)
183
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/21(土) 13:53:16 ID:tudey7zw
もうはじまってる!
184
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/21(土) 13:54:20 ID:Yr78qQCg
今回は短いですがここまでです
もう多分だいたい分かったと思いますが次で推理が終わる予定です
また1〜2週間ほどお待ち下さい
今コナンをアマプラで見直して勉強してます
185
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/21(土) 16:20:51 ID:AqFP7ydU
わからん…わからんわ(池沼)
服部に何訊いたんだろう
186
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/21(土) 16:37:41 ID:ry1h2qiQ
お前の続きを待ってたんだよ!
187
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/21(土) 17:59:11 ID:vUmyLSsw
がんばれ❤
188
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/21(土) 18:20:00 ID:do5XShPA
次回も楽しみに待ってます❤
189
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/21(土) 21:04:05 ID:AO3yZXQw
もう待ちきれないよ!早く(続きを)出してくれ!
190
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/22(日) 16:47:49 ID:Ezowrnvg
怪盗キッドを救いたいで草
191
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/24(火) 19:38:58 ID:ZQpHdWYE
普通にSSとして面白かった(KONAMI)
192
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/24(火) 19:50:44 ID:lbkZ1KK6
コナンのアニメ見てる気分になっちゃいますねこれ
解決編楽しみにしてるゾ〜
193
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:04:25 ID:.RM5DWvc
ガチャ、バーン!(CM明けの扉が開く音)
194
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:04:57 ID:.RM5DWvc
ラバエル「刑事さん、流石にもうそろそろ帰らないと…」
ペカル「こっちにも用事があるので」
目暮「うむ…そうですな。でしたらパトカーで送らせましょう。
スブターさんは容疑者についてのお話をもう少し聞かせていただくので残って下さい。
またお二人にも後日お話などを聞かせていただくことも…」
小五郎(コナン)「いいえ警部、帰してはいけませんよ」
目暮「え?」
195
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:05:32 ID:.RM5DWvc
小五郎(コナン)「まだこの部屋の中に犯人がいるのですからね」
目暮「な!?まだこのロイヤルスイートルームの中にsyamuがいるというのかね!?」
小五郎(コナン)「いいえ、この事件の犯人はsyamuではありません…」
一同「な!?」
目暮「犯人がsyamuでないとしたら一体誰なのかね!?」
小五郎(コナン)「まあまあ警部…では、なぜ犯人がsyamuでないかからお話しましょう」
196
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:06:29 ID:.RM5DWvc
イベントスタッフA「お、おい!あの眠りの小五郎が推理してるぞ!」
イベントスタッフB「よし!緊急生配信だ!毛利探偵本人は推理中だから毛利探偵の娘さんに許可をとってこい!」
イベントスタッフA「え!?そんなことしていいんですか?」
イベントスタッフB「許可が取れ次第今すぐこの毛利探偵の推理生配信を流すぞ!」
イベントスタッフA「はい!」
197
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:06:59 ID:.RM5DWvc
イベントスタッフA「あの、毛利探偵の娘さんですね?」
蘭「あ、はい…娘の毛利蘭です」
イベントスタッフA「毛利探偵の名推理を生配信したいのですが、よろしいでしょうか?
推理中で本人からは許可が取れなくて…」
蘭「うーん、ユーチューバーになりたいと言っていたので多分父は喜ぶと思うので大丈夫だと思いますけど…」
イベントスタッフA「そうですか!ありがとうございます!」
198
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:07:27 ID:.RM5DWvc
イベントスタッフA「娘の毛利蘭さんから許可が取れました!でも良いんですか?」
イベントスタッフB「構いやしねえよ、どうせイベント自体丸つぶれで俺たちクビだろうしな」
イベント責任者「おい、何やってるんだ!」
イベントスタッフA「す、すみません!」
イベント責任者「推理ショーはもう始まってるんだぞ!責任は全部俺が取る!早く生配信の準備をしろ!」
イベントスタッフA・B「は、はい!」
199
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:08:25 ID:.RM5DWvc
小五郎(コナン)「そもそもここをsyamuさんが登ったとは考えられません」
目暮「え?」
小五郎(コナン)「張り出したベランダからロープが垂れているせいで足をつけて休むところもない。
しかも地上12階。これを登るのは体力がある人でも難しいでしょう」
目暮「だが体力をつければ…」
小五郎(コナン)「知らないんですか?あの土竜は『なんかやだ』で面倒なことから逃げ続けてきた男です。
そんなトレーニングなんて絶対にするはずがありませんよ」
200
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:08:57 ID:.RM5DWvc
高木「た、確かに…就職からも努力からも、ユーチューバーのくせに動画投稿からすらも逃げ続けたsyamuにそんな努力ができるわけがない!」
目暮「で、ではこのロープは…」
小五郎(コナン)「このロープは犯人が外部から侵入し再び外部へ逃走したと思わせるためのカモフラージュだったんですよ」
目暮「カ、カモフラージュ!?」
201
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:10:20 ID:.RM5DWvc
小五郎(コナン)「ええ。あの部屋は常に入り口が施錠され警備スタッフもいて密室状態でした。
そんな部屋のベランダに地上まで垂れたロープがあれば…警部ならどう思います?」
目暮「ロープを登って侵入してロープを下りて脱出したと思うだろうな…」
小五郎(コナン)「さらに、犯人は凶器となった置物をあえてベランダから下に放り投げた。
現場に残さずにこうしておけば証拠を持って逃げようとしたが途中で落としてしまった、
もしくは降りる際に邪魔になって故意に落とした…と考えてしまうでしょうからね」
目暮「なるほど、殺害現場に凶器を残さなかったのはロープで逃げたという印象付けのためだったというわけか…」
小五郎(コナン)「それにsyamuさんがロープで侵入・脱出するのは不可能に近い…」
目暮「それはなぜかね?」
202
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:10:57 ID:.RM5DWvc
小五郎(コナン)「警部、ここへ来る途中にホテルの周囲を見ましたか?」
目暮「周囲?そういえば警察が到着する際にホテルを若い子達が囲んでいたが…」
小五郎(コナン)「ええ、その集団はこのイベントに参加していたユーチューバーたちのファン。
ホテルの周囲には犯行当時大勢の人がいました。
それに警備スタッフも普段より多くいました、そうですね?」
イベント責任者「は、はい。前のイベントでトイレから侵入しようとしたファンの方がいたもので警備を強化していました」
203
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:11:34 ID:.RM5DWvc
小五郎(コナン)「syamuさんがこの部屋に侵入するにはあのファンの集団と厳重な警備の中を通り抜けてロープを登り、
犯行の後はロープを下りて、再び集団や警備をくぐり抜けて逃げる…
そんなことが可能だと思いますか?」
目暮「確かに…誰も目撃者がいないというのはおかしい…」
小五郎(コナン)「ましてsyamuさんは顔が知られた有名人…誰か一人にでも見られたらアウトです。
それに我々は動画を見次第即時に犯行現場に向かい、すぐに警察に連絡した。
ロープを下るのも相当時間が必要なはずです、誰にも目撃されずに逃げられると思いますか?」
高木「確かにあのウォンツフェイスやクソデカサングラス顔は若者ならだいたい一度は見たことがある…
ユーチューバーのファンならばほとんどの人が知っている顔…
それにあの挙動不審な行動で怪しまれずにこのホテルに侵入するなんて、絶対に不可能だ!」
204
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:12:23 ID:.RM5DWvc
スブター「で、でもsyamuさんは喋ってたぞ!」
目暮「確かにそうだ!犯行の際に言葉を発していたのが映像に…」
小五郎(コナン)「それは語録ではありませんでしたか?」
目暮「ごろく…?」
高木「確かsyamuが喋ったのは『指を切っちゃったよ〜アッアッアッアッ』『こっちも容赦はしないけどな』『しまいには骨が砕けるぞ!!』…確かにあれは全て語録です!」
205
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:12:48 ID:.RM5DWvc
目暮「語録とは何かね?」
高木「syamuが過去に喋った言葉ですよ。ああいった語録で会話するのが俺オナ民なんです」
目暮「俺オナ民…?」
小五郎(コナン)「そう、語録ですよ。過去にsyamuさんが動画で発した言葉です。
犯人はsyamuさんの音声データを再生してsyamuさんの犯行に見せかけたんですよ。
syamuさんの動画はネットにいくらでもありますから音声の調達も容易でしょう」
目暮「なるほど…ネットにある音声を使ったのか!」
小五郎(コナン)「音声データならスマホにでも入れておいて犯行後に削除すれば証拠も残らない。
証拠隠滅も簡単に行うことが可能です」
206
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:13:38 ID:.RM5DWvc
ラバエル「だ、だけど偶然語録と同じ言葉を喋った可能性もあるんじゃ…」
小五郎(コナン)「確かに、その可能性もありますな。
では、別の観点から犯人がsyamuさんでないという推理をお聞かせしましょう。
…警部。なぜあなたはピカキンさん殺害の犯人がsyamuさんだと思いましたか?」
目暮「なぜって、映像に犯行が残って…」
小五郎(コナン)「ピカキンさん殺害に関しては映像は残っていません。
残っているのは姿も見えない侵入者に対してピカキンさんが対応している場面のみ…」
目暮「だがsyamuの言葉が…」
小五郎(コナン)「そう、それも語録です。しかもピカキンさんを襲う映像は残されていない…」
目暮「つまり、どういうことかね?」
小五郎(コナン)「私達は騙されていたんですよ。心理的なトリックにね」
目暮「心理的なトリック?」
207
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:14:25 ID:.RM5DWvc
小五郎(コナン)「考えてもみて下さい。
密室に4人の人間がいるとしましょう。
ベランダから侵入した男が次々と3人の人間を切りつける映像があります。
侵入者らしき男が残った1人と会話する映像が残っています。
そして、その1人が死体で発見されたら…誰が犯人だと思いますか?」
目暮「誰って…どう考えてもその侵入した男ではないのかね?」
小五郎(コナン)「ええ…それこそが犯人が我々に仕掛けたトリックだというわけです」
目暮「ト、トリック!?」
208
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:14:49 ID:iIo8yQWw
もう始まってる!
209
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:15:27 ID:.RM5DWvc
小五郎(コナン)「そう、その状況なら誰が見てもその侵入した男が殺害の犯人だと思うでしょう。
殺害する瞬間は誰も見ていないのにも関わらずね。
あからさまに怪しい男をわざと見せておくことで犯人を誤認させるトリックというわけです」
目暮「と、ということは犯人はsyamuではないのかね!?だがsyamuが切りつけた映像が…」
小五郎(コナン)「そう、あれこそがこのトリックの最も重要な部分…
犯人はそのトリックで自身のアリバイを証明しつつ、syamuさんに罪を着せたのですからね」
一同「な、なんだって!?」
210
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:16:09 ID:.RM5DWvc
小五郎(コナン)「そう。自身は犯人に襲われた被害者を装い完璧なアリバイを成立させ、
罪をsyamuさんに押し付けたのです」
目暮「被害者を装っただって!?」
小五郎(コナン)「ええ。被害者を装うだけでも十分なのに更に映像で何十万人をもアリバイの証明者にする…
まさに完璧なトリックでした。私が『違和感』に気付くまではね…」
小五郎(コナン)「そしてそのトリックを使ったのは…」
211
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:16:37 ID:.RM5DWvc
小五郎(コナン)「…スブターさん、ラバエルさん、ペカルさん。あなた方3人ですね?」
3人「!!???」
212
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:17:34 ID:.RM5DWvc
目暮「さ、三人が共犯だったというのかね!?」
ペカル「ハ、ハハ…毛利さん、冗談はやめてくださいよ」
ラバエル「そうですよ。まさか僕たちがピカキンさんを殺したとでも?」
スブター「そうですよ、俺たちにはsyamuさんに襲われたっていう完璧なアリバイがあるんですよ?」
小五郎(コナン)「考えてみれば簡単なトリックです…」
目暮「で、そのトリックとは!?」
小五郎(コナン)「録画ですよ…」
3人「!!?」
213
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:18:13 ID:.RM5DWvc
小五郎(コナン)「簡単なことです。あなた方3人は生配信で録画を流したんですよ」
目暮「ろ、録画!?」
小五郎(コナン)「そう、事前にあなた方は撮っておいたんですよ。
『生配信中にsyamuさんに襲われたような動画』をね。
それを今日流していたというわけです…」
スブター「ぐ…!」
小五郎(コナン)「それでアリバイを用意しつつ、同じ部屋にいたピカキンさんを殺害したというわけです」
ラバエル「う…」
ペカル「しょ、証拠はあるんですか!?いくら毛利さんでも名誉毀損に…」
小五郎(コナン)「証拠はありますよ」
3人「!?」
214
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:18:43 ID:.RM5DWvc
小五郎(コナン)「それは『地震』です」
目暮「地震だって!?だがこの辺りで地震なんて起こってはいないはず…」
小五郎(コナン)「正しくは地震のような揺れですね。このホテルにいた方は皆分かっているでしょう?」
イベント責任者「確かに事件が起こる30分くらい前にホテルが少し揺れました…
多くの配信者の方も同時にそれに反応していたのを覚えています」
スブター「…!」
215
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:19:22 ID:.RM5DWvc
小五郎(コナン)「そう…同時に配信されていたほとんどのユーチューバーの動画には地震に反応したり、周辺のものが揺れたりする様子が映っている…。
それはそうでしょう、生配信の最中に揺れたのですからね。
ですが、その揺れに反応もしていなければ周辺が揺れている様子もなかったユーチューバーが3人だけいました…」
目暮「ま、まさか…!」
小五郎(コナン)「そう!あなた方3人ですよ」
3人「…っ!?」
216
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:20:03 ID:.RM5DWvc
ペカル「え?変だなぁ…でもここはすごく高級な部屋だから耐震性がしっかりしていたんですよ…」
小五郎(コナン)「いいえ、この部屋もちゃんと揺れたはずです。
なぜなら、あなた方と同じくこのロイヤルスイートルームにいたピカキンさんも地震に反応していますからね」
ペカル「!?」
小五郎(コナン)「ピカキンさんのカメラも大きく揺れていましたし反応もしていました。
では何故あなた方3人だけは地震に反応しなかったのですか?」
217
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:20:28 ID:.RM5DWvc
スブター「そ、それは地震じゃなかったんだろ?ってことは建物の中で揺れが小さい部分とかもあったはずだ!」
小五郎(コナン)「そうですね、その可能性も否定できないでしょう…」
目暮「も、毛利くん!?」
スブター「ほ、ほらな!俺たちは犯人じゃ…」
小五郎(コナン)「ではもう一つの証拠をお見せしましょう」
3人「!?」
218
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:21:21 ID:.RM5DWvc
小五郎(コナン)「警部、ピカキンさんの動画をご覧ください」
目暮「動画?」
(目暮に自分のスマホを手渡す高木刑事)
目暮「これはピカキンさんの生配信動画…これに一体何が…?」
小五郎(コナン)「入っているべきものが入っていないでしょう?」
目暮「入っているべきもの…?」
219
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:21:42 ID:iIo8yQWw
先が気になる
220
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:21:59 ID:.RM5DWvc
小五郎(コナン)「覚えていませんか?先程3つ隣の部屋で物を落として悲鳴を上げた警官がいたじゃないですか」
目暮「ああ、そんなこともあったが…?」
小五郎(コナン)「あの悲鳴は3つ隣のここの部屋まではっきりと聞こえました…
大きな声で会話していたのも関わらず。
このロイヤルスイートルーム内の3枚の壁は防音効果が薄いそうです。
わかりませんか?警部…」
目暮「ひ、悲鳴だ!悲鳴が入っていない!」
3人「!!?」
221
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:22:40 ID:.RM5DWvc
小五郎(コナン)「ええ、その通りです。
この映像の通りならスブターさん、ペカルさん、ラバエルさん3人が
1回ずつsyamuさんに襲われて悲鳴を上げている。
その悲鳴は当然ピカキンさんにも聞こえたはず。
それなのに悲鳴の音が映像にも入っていなければ悲鳴への反応もない…
明らかに不自然なんですよ」
目暮「た、確かに…!」
小五郎(コナン)「3人の映像にも他の人が上げた悲鳴の音は入っていませんでした…
これが映像の不自然な点です」
目暮「そうか、悲鳴の音は入っているはずがないのはそれが録画だったからか!」
222
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:23:28 ID:.RM5DWvc
スブター「い、いや、録音環境とかでたまたま録音できなかったとかじゃ…」
小五郎(コナン)「いえ、そうとも考えられません。
悲鳴が撮れてなかったとしても聞こえはしたはずです。
もし本当に3人が悲鳴を上げていたらピカキンさんは殺されることはなかったでしょうからね」
目暮「え?どういうことだね毛利くん?」
223
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:24:11 ID:.RM5DWvc
小五郎(コナン)「悲鳴が聞こえたら当然何らかの行動を起こすはずです。
部屋と部屋の間の扉は施錠できますからそこに鍵をかけることもできたでしょうし、
スマホで外と連絡を取ることも出来たはずですからね。
ですがそのような行動をとっていないことは不自然…」
ペカル「偶然聞き逃したということも…」
小五郎(コナン)「悲鳴は3回。1回ならともかく、3回はそう聞き逃さないでしょう。
まして最後の1回の悲鳴は薄い壁のすぐ横で発せられたはずのものですからね」
小五郎(コナン)「技術的なことは私は詳しくはありませんが、
録画を流したのは3人本人か、もしくは映像関係のイベントスタッフに協力させたのでしょう。
スタッフに聞いてみれば誰かしら犯行を自供するかも…」
224
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:26:15 ID:.RM5DWvc
ラバエル「さすがは毛利さん!そうなんです、あれは録画だったんですよ」パチパチパチ
225
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:26:58 ID:.RM5DWvc
目暮「な、何だって!?では犯行を認めるというのかね!?」
スブター「いや違うんすよ!俺たちは喉の調子が悪かったんです」
目暮「喉?」
ペカル「生配信なんて出来ないくらい喉が痛かったんです。
でも大事な生配信イベントを欠席することは出来ませんからね。
こういう時に備えてあらかじめ動画を何本か撮ってありまして、それを今回流したわけです」
目暮「そ、そんな言い訳が通用するとでも…第一動画でsyamuらしき人物に襲われているじゃないか!」
ラバエル「やだなぁ、あれは事件ドッキリですよ」
目暮「ド、ドッキリだって!?」
226
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:27:59 ID:.RM5DWvc
ペカル「ええ、ああいうドッキリがあると盛り上がると思いましてね。
まさか『偶然』仕込んでいたドッキリと似たような事件が起こるとは思いませんでしたけど」
目暮「そ、そんな偶然があるわけないだろう!」
小五郎(コナン)「では、あなた方は録画を流して何をしていましたか?」
ラバエル「せっかくのロイヤルスイートルームなんで寝てたんですよ。
でもそこにsyamuさんが入ってきて切られたんです。『偶然』録画と同じようにね」
227
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:29:07 ID:.RM5DWvc
目暮「だからそんな偶然がありえるとでも…!」
スブター「じゃああるんですか?俺たちがピカキンさんを殺害したって決定的な証拠が!!」
小五郎(コナン)「…ええ、ありますよ」
3人「な!??」
小五郎(コナン)「では、その証拠を今からお見せしましょう…」
228
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:29:44 ID:.RM5DWvc
ギィーーバタン!(CM前の扉が閉まる音)
229
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:32:23 ID:.RM5DWvc
解決パートが長くなりそうなので今回はここまでです
また1週間か2週間ほどお待ち下さい
次回で物語の導入部分が終わる予定です
それまで劇場版コナンを見て勉強しておこうと思います
ちなみに今回の殺人事件はコナン初期のある事件をちょっとだけオマージュしています
230
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:35:26 ID:xy2y6SZM
キッチュが本人役で出てたあれですねえ!
231
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:35:54 ID:.RM5DWvc
ちなみに次回で全体の3分の1〜半分が終わる予定です
今思うと
>>163
兄貴が早々に録画だと見抜いてて驚きましたね…
232
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:41:36 ID:PsoxBdEM
(SSの完成度を高めるためにアニメや映画を見返すなんて)こいつすげえ変態だぜ?(誉め言葉)
これが導入部ということは大作になりそうですね
続きがとても楽しみです
ケツマンおっぴろげて神妙に待ってます
233
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 18:57:07 ID:im9NGEpg
玉も竿もでけぇなお前(褒めて伸ばす)
234
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/09/27(金) 19:19:25 ID:DVs0G6fk
おぉ……たいさく……
235
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/02(水) 18:44:38 ID:aI8Ih55M
超大作で草
最初の予告は嘘予告じゃなかったのか…
236
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/03(木) 15:11:26 ID:YOK5vLZE
これだけのsyamuさんSSの長編大作は何年か前にここでまとめられた古畑任三郎VS syamuを思い出しますね…
237
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:06:05 ID:VBozwFVA
ガチャ、バーン!(CM明けの扉が開く音)
238
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:06:27 ID:VBozwFVA
目暮「しょ、証拠だって!?それは何なのかね!?」
小五郎(コナン)「犯人はピカキンさん殺害の際に手袋を着用していた…
鈍器に指紋がありませんでしたからな。
またあの部屋にピカキンさん以外の指紋がなかったことから、
鈍器を使って殺害した実行犯以外の2人も手袋をしていたと考えられる…」
目暮「ああ、確かに手袋のようなものをしていたようだったが…」
小五郎(コナン)「ビニール手袋のパッケージビニールがこのフロアのトイレのゴミ箱に捨ててありました…
おそらくこれを使って犯行に及んだものと思われます」
コナン「これだよ!」(小五郎の後ろからひょっこり出てきて目暮に袋を渡す)
目暮「なるほど、このパッケージのビニール手袋を使ったというわけか」
239
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:06:57 ID:VBozwFVA
スブター「それがどうしたってんだよ!」
目暮「確かにそうだ、その手袋自体も発見されていない。
誰かが偶然拾って捨てたのかもしれないからこのパッケージに付いている指紋も全くの証拠にはならないぞ?」
小五郎(コナン)「ええ、分かっています。
…犯人にとって、犯行後に一つの大きな問題がありました。
そのビニール手袋の処分です。
そこには犯人のDNAの他、被害者につながる痕跡も残っていることでしょう。
直接的な証拠が残ってしまっているこんな品は早く処分したい。
ですが外部ではなく内部に残った犯人には証拠を隠滅する時間なんてとてもなかった…。
犯行の後にすぐに警察が来てあなた方3人も手当と事情聴取を受けていましたからな。
そう、処分する時間がなかったんです…」
目暮「と、いうことはまだ所持していると…?だが持ち物検査をした際にはそんなものは…」
ペカル「そ、そうですよ!そんなもの持ってなんて…」
小五郎(コナン)「そう、そのビニール手袋はまだ3人がまだ『所持』しているのですからね」
目暮「な、何だって!?」
240
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:09:27 ID:VBozwFVA
小五郎(コナン)「3人とも…ちょっと脱いでもらえませんか?」
スブター「は、はぁ?お前ホモか?」
ペカル「脱げだなんて服の中に隠してなんて…」
目暮「おいおい何を言っているのかね毛利くん!服の中に隠していなかったかも当然チェックをしたぞ!」
小五郎(コナン)「いいえ、調べるのは…」
小五郎(コナン)「彼らの『ケツの穴』ですよ」
目暮「け、ケツの穴だって!?」
241
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:09:59 ID:VBozwFVA
小五郎(コナン)「一番簡単で見つかりにくい隠し方でしょう、体の中に隠す…。
飲み込んだり肛門に入れたりする手法は密輸にもよく使われていますからね。
恐らく3人は、犯行後にビニール手袋をバラバラに細かく引きちぎった。
それを飲み込んだか、もしくはお尻の穴の中に突っ込んだんでしょう」
目暮「体の中に、だと…!?」
小五郎(コナン)「ええ。それが一番簡単な隠し方ですからね。
それに証拠も一回この現場から開放されれば破棄するのも容易い…
遠くの公衆トイレにでも行って大便と一緒に流せば良いのですからね」
高木「た、確かに…」
小五郎(コナン)「恐らく3人の体内にあるビニール手袋の破片のどれかには残っているはずです。
ピカキンさんを殺害した際に残った、何らかの痕跡が…」
3人「っ…!!」
242
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:14:22 ID:VBozwFVA
小五郎(コナン)「犯行の手口はこうです。」
まず3人は事前にこのロイヤルスイートを借り、
syamuさんに扮した誰かの協力を得て犯行日に使う動画を録画します。
そしてイベント関係者に『いつもと同じ環境で配信したい』とでも事前に言って
当日に部屋からスタッフ全員を排除し、このロイヤルスイートに4人だけの環境を作り上げた。
そして前日かその辺りでナイフで軽く腕を切っておきます、
ちょうど当日にはカサブタで塞がっている程度にね」
243
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:16:11 ID:VBozwFVA
小五郎(コナン)「そして当日。
イベントで自分の番になったら生放送の代わりに録画を流してアリバイを確保。
ピカキンさんがトイレなどで席を外している際に素早くベランダに行って、
侵入・脱出に使ったと見せかけたロープを結びつける…」
小五郎(コナン)「そして、syamuさんに3人目が襲われた録画映像が流れたタイミングで1人が部屋に侵入。
姿がカメラに映らないようにしつつsyamuさんの音声をスマホから流しながらカメラを破壊します。
ピカキンさんが見知らぬ人に対するような反応をしていたので、
恐らく持ち込んだ着替えや上着か何かを顔に巻いて変装していたのでしょうな」
244
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:16:54 ID:VBozwFVA
小五郎(コナン)「そして素早くピカキンさんを殺害。
後頭部が割られていたことから恐らく、
ピカキンさんがトイレに立った隙に2人の内どちらかが
クローゼットやバスルームにでも潜んでいたのでしょう。
その潜んでいたところから鈍器を持って出て行って、
不意を突くように後頭部を殴打…。
我々が駆けつけるまでそう時間はありませんでしたし、
ピカキンさんに部屋を逃げ回られたら犯行は失敗していましたからね。
恐らくこうした工夫をしていたのでしょう」
小五郎(コナン)「そして殺害後、凶器をベランダから放り投げてからそれぞれ自分の部屋に戻ります。
そしてビニール手袋の証拠をさっき言った方法で隠滅し、
あらかじめ切っておいた傷口を再び傷つけて出血させて私達の到着を待ったんですよ。
あたかも今さっきナイフで侵入者に襲われたかのようにね」
245
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:18:17 ID:VBozwFVA
目暮「だが、どうやって出血させたのかね?ナイフなどは現場には…」
小五郎(コナン)「ナイフなんて最初からこの現場にはありませんよ。おそらくは爪でしょう」
目暮「爪?」
小五郎(コナン)「例えば爪を長く伸ばし鋭く研いでおいて、傷口を切る。
その後で爪は噛んで飲み込んでしまえば証拠も隠滅できます…
あなた方の爪は異様に短く、齧って切ったようになっていますからね」
3人「!!?」(手先を隠す3人)
246
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:18:49 ID:VBozwFVA
小五郎(コナン)「ずっと思っていました、何故ピカキンさんとあなた方3人は別々の凶器で襲われたのかと。
別の凶器ではなく、元々鈍器でしか襲われていなかったんですよ。
この事件で襲われたのはたった1人だったのですからね」
目暮「しかし何故3人は共犯に?」
小五郎(コナン)「このトリックは3人全員の協力が不可欠。
全員が偽りの生配信動画で口裏を合わせてやっとアリバイが成立します。
それにこのトリックは時間との勝負。
一人でやるよりも3人でやる方が成功率は高まるでしょう。
ピカキンさん殺害に手間取ったら我々がこの部屋に来てそこで終わりですからね」
目暮「な、なるほど…」
小五郎(コナン)「何故このような脱出も侵入も難しい地上12階で犯行に至ったのか。
それはsyamuさんがSだからではなく、録画映像を生放送映像と偽って流すことでアリバイを確保するため!
被害者を装い容疑者候補から外れsyamuさんに罪を着せるため!
…そう、あなた方は見事に作り出したんですよ。
この生配信イベントに存在しない『0人目の配信者』…syamu_gameをね!」
3人「…!!!」
247
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:20:28 ID:VBozwFVA
警官「警部!ホテルのフロントに確認が取れました!
この部屋を1ヶ月前、スブターさん・ペカルさん・ラバエルさんに似た3人ともうひとりの4人組が借りたそうです!」
目暮「4人組?もうひとりは誰だね?」
小五郎(コナン)「残る1人はsyamuを演じた人物でしょうが、3人の交友関係から協力者はすぐ見つかるはずです。
その際に今回使った録画映像を収録したのでしょう…」
目暮「では3人共、少し胃の内容物とお尻の穴を調べさせていただいてよろしいでしょうか?」
ペカル「う…」
スブター「…もういい」
目暮「え?」
スブター「もういいって言ってるだろ!!!」
ラバエル「ス、スブターさん!?」
248
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:21:34 ID:VBozwFVA
スブター「ああそうだ…俺たち3人が殺したんだよ。ピカキンさんをなぁ!」
目暮「!?」
ペカル「でも地震のせいで犯行がバレるとは思いませんでした…
それで毛利さんに違和感を与えてしまうなんてね」
小五郎(コナン)「いいえ、もしホテルが揺れていなくても私は違和感を感じていました」
ラバエル「え?」
小五郎(コナン)「利き手ですよ…」
ペカル「利き手?」
小五郎(コナン)「あの映像でサングランスの男はナイフを右手で使っていましたが、syamuさんは左利き。
俺オナ民なら常識的な知識です…」
スブター「ハ、ハハ…あのSのせいで…。
またあのsyamuに唯一負けた男って言われるな…」
249
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:25:04 ID:VBozwFVA
蘭「でもどうしてですか…?皆さんイベントとかでもすごく仲が良さそうだったのに…」
ラバエル「ええ、仲が良かったですよ。でもね、どうしても許せないことがあったんです」
目暮「許せないこと?」
小五郎(コナン)「犯行の動機は恐らく、金銭でしょうな…」
目暮「金銭?だがピカキンさんを殺害しても動画の再生数は増えないと高木くんが…」
スブター「違いますよ刑事さん。このイベントのギャラです」
目暮「ギャラ?」
蘭「ギャラっていえば、確かこのイベントに参加するユーチューバーは全員ノーギャラでギャラ分は全額寄付するってネットニュースで…」
ペカル「ええ、それです」
250
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:25:45 ID:VBozwFVA
小五郎(コナン)「おそらくは3人共、なにかの理由でまとまった金銭が必要だったのでしょう。
3人とも最近では色々と問題を抱えているとネットで噂されていましたからな」
スブター「ええ、そうですよ。俺はしつこく絡んできた凸者を振り払った時に運悪く大怪我をさせてしまって、
高額の示談金を要求されてたんです。払わなきゃ被害届を出して傷害罪で警察沙汰にするとかで…。
だからこのイベントのギャラがどうしても必要だったんだ…」
ペカル「僕も過去に販売した情報商材の顧客から集団で裁判を起こされていて…どうしてもお金が欲しかったんです」
ラバエル「僕も過去の動画で紹介した水耕栽培事業が投資詐欺だとか言われて裁判を起こされてしまって示談金がどうしても必要で…」
251
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:26:21 ID:VBozwFVA
小五郎(コナン)「3人ともまとまったお金が必要だった…というわけですか。
ですがあなた方なら銀行や知り合いのユーチューバーから借りることが出来たのではないですか?」
ペカル「ユーチュバーなんて肩書じゃ銀行はお金なんて貸してくれませんよ。
それにユーチューバー同士なんて表面上では仲が良くても裏では足の引っ張りあいです。
お金なんて貸すどころか弱みを見せたら終わりです」
ラバエル「それに最近のユーチューバー業界はクリーンさを売りにしてましてね。
前科がついたり逮捕されたり、悪いニュースが出たら解雇するって話まで出てまして…
僕たちはお金が用意できなければユーチューバーとして終わる状況だったんです」
目暮「なるほど、警察を絡めずに穏便に解決させるためにお金が必要だったと…
だがそれがピカキンさん殺害とどう関連が?」
252
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:27:10 ID:VBozwFVA
ペカル「実を言うとギャラの寄付はピカキンさんが勝手に直前に決めたんですよ」
目暮「ピカキンさんが?」
スブター「そうだ、それを聞いた俺たちは焦った。
もしこのイベントのギャラが入らなければ俺たち全員事務所をクビ、
ユーチューバーとして終わる。逮捕や前科で人間としてだって終わる…
金が絶対に必要だったんだ」
ラバエル「そこで僕たち3人でピカキンさんのところに抗議に行ったんですよ。
それだけはやめてくれ、自分たちはお金に困っていてギャラがほしいって。
そうしたらなんて言ったと思います?」
小五郎(コナン)「彼はなんと言ったんですか?」
253
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:27:54 ID:VBozwFVA
回想の中のピカキン『僕たちユーチューバーのイメージを良くする最大のチャンスなんですよ!
大丈夫ですよ、皆さんのような最高のユーチューバーなら何とかなります!
僕も何でも力になりますから一緒に頑張りましょう!』(何の悪意もない満面の笑み)
スブター「許せなかったんだよ…常に光の中で生きてきたあいつが!
俺たちみたいな奴らの苦労や気持ちなんか分からないあいつが!」
ペカル「そうですよ、生きるためにはなんでもして来なきゃいけなかった…
それを人気になった今になって今更掘り返されて…」
ラバエル「ええ、常に光を浴びてきたあの人には分からないんですよ…
泥をすすってまで生きてきた僕たちの気持ちなんて!」
254
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:28:15 ID:VBozwFVA
目暮「あなた方はそんなことで人を殺したんですか!?」
スブター「ああそうだ!ユーチューバーなんて全員『その程度で人を殺す』クズなんだよ!」
目暮「!?」
スブター「まともに社会で生きられないから自分を見世物にして稼ぐ!
物を知らない他人を騙して金を集める!
あいつはユーチューバーのイメージを変えようだなんて勘違いしてたみたいだがな!
結局のところ全員クズ!本質は変わらねえんだよ!
だから俺たちでぶっ殺してやったんだよ!あの勘違い野郎をなぁ!!」
255
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:29:13 ID:VBozwFVA
小五郎(コナン)「なぜシャムさんに犯行をなすりつけようとしたのですか?
別に不審に見える人物なら誰でも良かったはず…」
ラバエル「僕たちが逮捕されるよりあの穀潰しモグラが逮捕された方が社会的な損失が小さいでしょう?」
ペカル「僕たちには一流ユーチューバーとしての未来がある。あいつには未来も希望もありませんからね」
スブター「Sはさっさと社会で処分してやった方がいいだろ?」
高木「なんてことを…(憤怒)」
256
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:31:10 ID:VBozwFVA
小五郎(コナン)「…いいえ、違いますよ」
スブター「え?」
小五郎(コナン)「ユーチューバーはクズじゃない…夢を与える仕事です」
ペカル「毛利さん、あんたまでそんな綺麗事を…!」
小五郎(コナン)「…確かに、そうした素行の悪いクズと言われるユーチューバーもいるかもしれません。
社会で迷惑行為を行ってネットに上げたり、
動画で他人に誹謗中傷を言ったりするようなユーチューバーもいましたからね」
スブター「…」
257
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:31:30 ID:VBozwFVA
小五郎(コナン)「ですが、時代は変わりました。
そうした動画はユーチューブ公式に厳しく取り締まられるようになり、
よりクリーンなものになりつつあります。
その分、自分の得意なことを押し出したユーチューバーたちが評価され頭角を現している…
例えば街角に置かれているピアノを演奏するユーチューバーとかね」
小五郎(コナン)「そして、子供達。
ピカキンさんを始めとしたユーチューバーのおかげで、
ユーチューバーという存在自身も社会に認められた。
そのおかげで今やユーチューバーは子供達の憧れの職業です。
目を輝かせてあなた方ユーチューバーの動画を見ている子供達も世界中に無数にいます。
そう、ユーチューバーは自分の得意なことを世界に発信する夢の職業なんですよ」
258
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:32:08 ID:VBozwFVA
ペカル「夢の職業…ですか。でも僕たちはピカキンさんほど恵まれていたら…」
小五郎(コナン)「いいえ、違いますよ。
ピカキンさんだって最初から評価されていたわけではありません。
地道に働きながらビートボックスの動画を上げながらコツコツと努力して認められたんです」
スブター「ハハ…俺たちにもピカキンさんみたいに力があればな…」
小五郎(コナン)「いえ、皆さんの配信者としての腕も見事でした…」
3人「え?」
259
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:32:27 ID:VBozwFVA
小五郎(コナン)「私も最初は騙されましたからね。
…もし仮に用意したのが完璧な生配信風の動画であったなら、
私が事件の真相にたどり着くことは難しかったでしょう。
それは偏にあなた方3人が一流のユーチューバーであることも意味しています。
いくつかのミスがなければ私だって最後まで騙されていましたよ。
付くであろうコメントを予想してリアルタイムでコメントを拾い上げているように見せかけたり、
録画時点ではまだ分からない時事ネタをうまくごまかしたり…
配信者としての様々な技術の粋を集めた本当に見事な配信映像でした」
3人「…」
260
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:33:50 ID:VBozwFVA
小五郎(コナン)「それこそ、あなた方が長年努力して積み上げて得たもの…他の人にはないものです。
皆さん、ホテルの外を見て下さい」
スブター「外?」
ファンAの大声「スブター!嘘だろー!お前がピカキンを殺したなんてー!お前は口は悪いが実はいいやつなんだろー!」
ファンBの大声「ペカルー!お願いだから嘘だと言ってー!」
ファンCの大声「ラバエルー!もし貴方が人を殺しても私はいつまでもファンでいるからー!」
261
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:34:17 ID:VBozwFVA
目暮「あれは…ファンの集団の声?」
小五郎(コナン)「あのファンの集団はあなた方目当てに遠方から集まってるんですよ。
あなた方が積み上げて得た配信の腕、そしてファンたちの数。
それはどんな経歴や過去があろうとも否定されるものではありません…
そう、例え今日殺人を犯してしまったとしても。
騙されかけた私が保証しましょう、あなた方は日本で最高クラスの大物ユーチューバーだとね…」
スブター「うう…俺たちはなんてことを…」
ペカル「ごめんなさい、ピカキンさん…」
ラバエル「うっ、うっ…!」
262
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:34:46 ID:VBozwFVA
スブター「ハハ…これでユーチューバーとして全て失っちまったな…終わりだ…」
小五郎(コナン)「いえ、まだ終わりではありませんよ」
ペカル「え…?」
小五郎(コナン)「あなた方もユーチューバーになる前から、
ニコ生などで何もないところから積み上げてきたんでしょう。
最初にコメントが付いたりチャンネル登録された時…皆さんはどう思いました?
嬉しかったんじゃないですか?」
3人「…!」
小五郎(コナン)「人生とはいつからでもやり直せます。
罪を償ってから初心を思い出して配信者としてやり直せばいいんです、『ゼロ』からね…」
3人「う、うう…」
263
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:35:53 ID:VBozwFVA
目暮「ではこの三人とも、光さん殺人容疑で署まで…」
小五郎(コナン)「ちょっと待ってください警部殿。まだ終わっていませんよ」
目暮「何?毛利くんの名推理で事件は解決しただろう?まだ何かあるのかね?」
小五郎「ええ、私が思うに…ピカキンさんの事件は一部にしかすぎません」
目暮「何?」
小五郎(コナン)「これからお話しするのは、この事件の『全体像』です…」
目暮「全体像だって?」
264
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:36:24 ID:VBozwFVA
小五郎(コナン)「そう…まずは…」
小五郎(コナン)「syamuさんの行方の話をいたしましょう」
警部や犯人たち「!!??」
265
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:37:20 ID:VBozwFVA
【日本国内・某ネットカフェ】
???「…」
(ネカフェの個室ブース。コナン特有の全身黒タイツ男がパソコンで毛利探偵の推理生配信動画を見ている)
???「…」
(小五郎の後ろでウロウロして蝶ネクタイに向かってなにか話しているコナンに気付く全身黒タイツ男。動画を一時停止させ、ニヤリと笑う)
???「正体表したね。」
266
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:38:09 ID:VBozwFVA
(動画をフルスクリーンにし、工藤新一の写真を取り出しコナンの映像と見比べる全身黒タイツ男)
???「工藤新一は…」
(写真を置き、トレードマークのサングラスを掛けて立ち上がる全身黒タイツ男)
syamu「目の前におるじゃん」
(全身黒タイツ男がsyamuに変わる)
syamu「営業のお仕事の人は大変だろうね〜、スーツ着てねぇ。大変でしょうけども」
(黒の組織幹部が着る黒スーツ姿に着替えるsyamu)
syamu「『仕事』ですからね。仕方ないですね。生きるということは大変ですねほんま」
(組織の一員の姿になったsyamuが個室ブースから立ち去るシーンで暗転)
267
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:38:51 ID:VBozwFVA
(ここで劇場版名探偵コナンのいつものメインテーマが流れ始め、「名探偵コナン 零人目の配信者」のクソデカタイトルが表示される)
工藤新一(ナレーション)「俺は高校生探偵、工藤新一。
幼なじみで同級生の毛利蘭と遊園地に遊びに行って黒ずくめの男の怪しげな取り引き現場を目撃した。
取り引きを見るのに夢中になっていたオレは、背後から近付いて来る、もう一人の仲間に気付かなかった。
オレはその男に毒薬を飲まされ、目が覚めたら…」
コナン(ナレーション)「体が縮んでしまっていた!
工藤新一が生きていると奴らにバレたら、また命を狙われ、まわりの人間にも危害が及ぶ。
阿笠博士の助言で正体を隠すことにしたオレは、蘭に名前を聞かれとっさに江戸川コナンと名乗り、
奴らの情報をつかむために、父親が探偵をやっている蘭の家に転がり込んだ…」
コナン(ナレーション)「オレは毛利のおっちゃんを名探偵に仕立てるべく、腕時計型麻酔銃でおっちゃんを眠らせ、
蝶ネクタイ型変声機を使って、おっちゃんの代わりに事件を解いている」
コナン(ナレーション)「蘭もおっちゃんもオレの正体には気付いていない。
知っているのは阿笠博士と西の高校生探偵・服部平次、それに同級生の灰原哀…
彼女は黒ずくめの男の仲間だったが、組織から逃げ出す際にオレが飲まされたのと同じ薬を飲んで体が縮んでしまった!
黒の組織の正体は、依然として謎のまま…」
コナン(ナレーション)「小さくなっても頭脳は同じ!迷宮なしの名探偵!真実はいつもひとつ!」
268
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:39:17 ID:VBozwFVA
ギィーーバタン!(CM前の扉が閉まる音)
269
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:41:54 ID:4uS0mkSE
えっこれプロローグなんですか!?
270
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:42:31 ID:VBozwFVA
導入部分が終わってタイトルコールが流れたので今回はここまでです
また1週間か2週間ほどお待ち下さい
これから少しずつ物語を動かしていきます
あとオマージュ元はご指摘の通りテレビ局殺人事件です
古畑とsyamuさんのSSは大好きだったのであれみたいにちゃんと完結させたいですね…
271
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:42:55 ID:1HMXba/6
0を絡めた解説や諭し方がよかった(粉蜜柑)
272
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 20:46:33 ID:JRgRE0qQ
このSSのおっちゃんの声は神谷明で再生される
続き楽しみにしてるゾ〜
273
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 21:04:16 ID:UmDNz/Zo
これは...Part2までもつれ込む超大作の予感がするな...
プロローグ編だけでもAILE君まとめたほうがいいのでは...?
274
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 21:05:53 ID:RglXGnlI
ピカキンは殺さずに重体くらいにとどめて欲しかった(小並)
動機はピカキンがsyamuさんをUUUM入りさせなかったことの逆恨みとかと思ってたぞ
275
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/10/05(土) 21:13:17 ID:srQdwVp6
劇場版1作目のプロローグ事件よりボリューム多くて草生える
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