彼氏絡みではやっぱりめんどくさいカルパッチョさん - 1562850610

1：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/07/11(木) 22:10:10 ID:C.SNmpVU: カルパッチョ「…」ﾑｽｰｯ

ペパロニ「おい、なんかアイツ機嫌悪くねぇ？」ﾋｿﾋｿ

アマレット「なんか彼氏と喧嘩したらしいッスよ」ﾋｿﾋｿ

ペパロニ「へー、アイツが喧嘩なんて珍しいな…原因は？」ﾋｿﾋｿ

アマレット「昨日デートに行ったそうなんスけど…」ﾋｿﾋｿ

回想

カルパッチョ『ここまででいいわよ、一人で帰れるから』

カルパッチョ『…えっ？今日のデートは楽しかったか？』

カルパッチョ『もちろん楽しかったわよ。でも』

カルパッチョ『私が美容院に行ったことを誰かさんが気付いてくれたらもっと楽しかったでしょうね』

カルパッチョ『うふふ』ﾆｯｺﾘ
2：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/07/11(木) 22:22:14 ID:1vkWoExQ: めんどくさかわいい
3：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/07/11(木) 22:23:36 ID:C.SNmpVU: 現在

アマレット「…って感じだそうで」ﾋｿﾋｿ

ペパロニ「でもアイツ髪型前と全然変わってねーじゃん」ﾋｿﾋｿ

アマレット「毛先を整えたそうッスよ」ﾋｿﾋｿ

ペパロニ「えぇ…めんどくせぇなオイ…」ﾋｿﾋｿ

アンチョビ「だがアイツの気持ちも分からんでもない」ﾋｿﾋｿ

ペパロニ「ドゥーチェ！？いたんスか！？」ﾋｿﾋｿ

アンチョビ「いた。そして話は聞かせてもらった」ﾋｿﾋｿ

アマレット「最初から混ざれば良かったじゃないッスか」ﾋｿﾋｿ

アンチョビ「うるさい、とにかくカルパッチョの機嫌を直させるぞ。副隊長のアイツがあの調子じゃ士気に関わるからな」ﾋｿﾋｿ

ペパロニ「はぁ。でもどうやって？」ﾋｿﾋｿ

アンチョビ「ふふん、この私に任せておけ！」ﾋｿﾋｿ
4：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/07/11(木) 22:29:51 ID:C.SNmpVU: アンチョビ「やぁやぁカルパッチョ！話は聞いたぞ！彼氏と喧嘩したそうじゃないか！」

カルパッチョ「！ドゥーチェ！聞いたって…」

アンチョビ「まぁ出所は聞かないでおけ。それにしてもひどいな、彼女のオシャレに気づかないとは！」

カルパッチョ「分かってくれるんですか！？」

アンチョビ「分かるとも！なにせ同じ乙女だからな！」

カルパッチョ「さすがドゥーチェです…！本当にひどいんですよ彼ったら！」

アンチョビ「うんうん」

アンチョビ「(ふふふ、こういう時はとりあえず同意して話を聞いて鬱憤を晴らさせるのが一番だ！私の勘ではこうすればすぐに怒りも収まるはず！)」

ペパロニ「なるほど、ああやりゃいいのか。うし！あたしも加勢するッスよドゥーチェ！！」ﾃｸﾃｸ

アマレット「あ、ちょっと姐さん！…大丈夫かな」

カルパッチョ「…それで、この前も私が新しい靴にしたのに全然気付かなくて！」

アンチョビ「う、うん」

カルパッチョ「だいたい鈍感すぎるんですよ！考えてみれば最初に会った時だって～」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

アンチョビ「(お、おかしいな…全然文句が止まらないぞ…しかも)」

カルパッチョ「まぁ私の食べ物の好き嫌いとかはすぐに覚えてくれてデートの時もその辺り考えてくれますけど、でも～」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

アンチョビ「(半分以上ノロケみたいになってるし…精神的に辛い…)」ｹﾞｯｿﾘ
5：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/07/11(木) 22:31:28 ID:5IU6sclk: このシリーズすき
6：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/07/11(木) 22:37:57 ID:C.SNmpVU: カルパッチョ「普段から車道側を歩くくらいの気配りはできるんだから～」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

アンチョビ「(ま、まぁこのまま私が聞き役に徹していればそのうち終わるだろうしもう少し我慢…)」

ペパロニ「よう、カルパッチョ！面白そうな話してんじゃん！」ﾃｸﾃｸ

カルパッチョ「あら、ペパロニも来たの？」

アンチョビ「お、おい！なんで来たんだ！」ﾋｿﾋｿ

ペパロニ「そりゃドゥーチェの手伝いッスよ。あとはあたしに任せて！」ﾋｿﾋｿ

アンチョビ「いいから戻れ！イヤな予感しかしない！」ﾋｿﾋｿ

ペパロニ「へーきッスよ！」ﾋｿﾋｿ

カルパッチョ「どうしたの二人とも？」

ペパロニ「いやなんでも！にしてもひでー彼氏だなぁ！疎いっつーかなんつーか！」

アンチョビ「…」

カルパッチョ「え、ええ、本当に…」

ペパロニ「女心がわかんねーのはよくないよな！ったくダメダメだダメダメ！」

カルパッチョ「…」

アンチョビ「(やっぱりマズイ方向に行ってる気がする…！)」

ペパロニ「カルパッチョにふさわしくねーんじゃね？って話だな！あっはっは！」

カルパッチョ「…」

アンチョビ「(だめだこりゃ)」

ペパロニ「…？おいどうしたカルパッチョ？さっきから黙って」

カルパッチョ「あなたに彼の何が分かるのよ…」ﾎﾞｿｯ

ペパロニ「へ？」

カルパッチョ「…」ﾑｽｰｯ

ペパロニ「あ、あれ？カルパッチョ？姐さん、これどういうことッスか？」

アンチョビ「お前がアホだってことだ…あーあ、上手くいきかけてたのに」

カルパッチョ「…」ﾑｽｰｯ
7：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/07/11(木) 22:39:00 ID:.85Bskdk: やっちまったな
8：名前なんか必要ねぇんだよ！：2019/07/11(木) 22:39:56 ID:C.SNmpVU: 大洗

カエサル「(ん？ひなちゃんからメッセージだ。なになに…)」

『彼には良いところがいっぱいあるのに！』

『みんな全然分かってないの！』

『なんなの！？』

カエサル「(知らんがな)」

END