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【SS】華「お食事ですか?」

1 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:15:02 mPLO3bYk
華「まぁ! 是非ともご一緒させてください!」

華「はい……ふふ、そうですね」

華「わかりました。では後程」

華「ふぅ、こうしてはいられません。身だしなみを整えておきましょう」

華「でもまさか、>>4さんにお食事に誘われるなんて……」


2 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:16:10 2FmgR9mY
おケイさん


3 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:16:22 2VavSKGI
アンチョビ


4 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:16:27 ldESfqhc
みぽりん


5 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:16:34 Ei86Ftbo
たかし


6 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:16:39 bVxPiiVI
蝶野亜美


7 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:16:41 M9PDV7vI
アンジー


8 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:18:05 EUoE6oEw
麻子の方?


9 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:22:36 mPLO3bYk
華「でもまさか、みほさんからお食事に誘われるなんて……」

華「待ち合わせの時間まではお腹を空かせておきましょう♪」


――一時間後

みほ「ごめんなさい、華さん! 誘ったのはわたしの方なのに遅れちゃって……」

華「いえいえ、わたくしも今到着したところです」

みほ「そうなんだ? よかったぁ〜」

華「それに、まだ待ち合わせには十分もありますよ?」

みほ「ううん、誘った方が先にいないのは自分の流儀に反することだから……」

華「ふふ、心配なさらないでください。誘って頂けたのが嬉しくてわたくしが早く到着していただけですから」

みほ「華さんがそう言うなら……」

華「ところで今日はどんなお店に行くのでしょう?」

みほ「>>12


10 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:25:14 ldESfqhc
女の子を食べれるところ


11 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:25:42 1pmRuUtM
マクドナルド


12 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:25:43 UShNXjbo
吉野家


13 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:25:44 bVxPiiVI
風俗


14 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:26:47 mPLO3bYk
>>8
エスパーか何か?
粗製乱造して中身の無いSSばっか書いてるから>>1の時点でばれちゃうってハッキリわかんだね(反省)


15 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:28:32 UShNXjbo
>>14兄貴の作品優しい世界多いからすき


16 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:40:20 mPLO3bYk
みほ「吉野家です」

華「! ではついに……!」

みほ「予習はしてきました。任せて下さい」

華「あのようなお店でお食事をしてみたかったという話、覚えていてくださったんですね」

みほ「はい。利用したことがある沙織さんにどうすればいいかは聞いたので、多分大丈夫です」

華「みほさんも吉野家さんは初めてなんですか?」

みほ「うう、実は……お母さんが許してくれなくて。お姉ちゃんはココイチとかに行ってたのに……」

華「そうだったんですね。みほさんとの初めての挑戦、ワクワクしてしまいます」ウズウズ

みほ「……じゃあ、行きましょう。パンツァー・フォー!」


――吉野家

ッシャァァァセェェェェェェイッッ‼

店員「二名様ですかー?」

みほ「は、はい!」

店員「ではお好きなカウンター席へどうぞー」

華「ついに来てしまいましたね」

みほ「そうですね……あ、良い匂い」

華「牛丼に使われるタレの匂いでしょうか……あ、お魚の匂いもしますね」クンクン

みほ「匂いの種類がわかるんですか? さすが華さん」

華「いえそんな……うふふ」

みほ「さてと、メニュー見て注文決めちゃいましょう!」

華「はい! ……ああ、美味しそうな丼がこんなに!」

みほ「わたしは>>17にしようかな」

華「ではわたくしは>>19>>20に致します」


17 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:41:11 EUoE6oEw
>>14
今回も楽しみにしてるゾ!


18 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:42:16 N6DjLviA
牛カルビ丼特盛お新香セット


19 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:42:32 EUoE6oEw
安価踏んでしまった…
牛丼並


20 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:43:12 VnaU2zzY
キング牛丼


21 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:43:13 ldESfqhc
牛丼並


22 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:43:40 M9PDV7vI
豚汁


23 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:44:37 mPLO3bYk
>>15
>>17
ありがとナス!

安価踏んだのは近い場所に設置したのが悪いから気にしないで、どうぞ


24 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:45:41 cuc7k/T6
食べ過ぎィ!


25 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/18(水) 23:56:56 mPLO3bYk
>>17さんの>>19安価を本来の>>17であるみほに
 >>18>>20を華の安価にします


みほ「わたしは牛丼の並盛りにしようかな」

華「ではわたくしは牛カルビ丼特盛お新香セットとキング牛丼をに致します

みほ「は、華さん、さすがにそれは多すぎるんじゃないかな?」

華「ふふ、みほさんとのお食事を堪能できるようお腹は空かせてますから大丈夫です」

みほ(まったく動じてない……どこにそんなにエネルギーが詰まってるんだろう?)

スミマセーン!   アァァァァァァイッ!  


――五分後

店員「お待たせしましたー。牛丼並盛りと、牛カルビ丼特盛がお新香セットですね。お味噌汁お熱くなってますんでお気を付けください」

店員「と、キング牛丼です」ドンッ!

みほ「えっ」

華「まぁ……」

みほ(なにこれ……わたしの牛丼の三倍くらい大きい器に入ってる……)

華「とても美味しそうですね、みほさん」

みほ「う、うん……いただきます」

華「いただきます」


26 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 00:19:01 tJ0ZDLyQ
モグモグ ゴクゴク、タンッ モグモグ

華「……とても美味しいですわ!」

みほ「!? もう牛カルビ丼が空に……」

華「このようなお店の品はふぁすとふーど? と言って、あまりよくないとお母様には言われてきましたが……」

華「こんなに美味しい物が良くなはずありません」モグモグ

みほ「確かにこの普通の牛丼も美味しいです。今まで食べてこなかったのがもったいないかも」

華「これほど食べごたえがあるのなら定期的に通うことも検討したいですね」

みほ「…………? 華さん?」

華「はい?」

みほ「キング牛丼が半分しかないように見えるけど……」

華「あ、わたくしとしたことがはしたない所を……美味しくてついついお箸が進んでしまって」テレテレ

みほ(ちょっとしか目を離さなかったよね? 華さんの胃袋どうなってるの……?)

スミマセーン!  アイッ!  ギュウドンナミ、トロダクネギダクツユダク  アァァァイッ!

華「? 今の注文はなんでしょう?」

みほ「なんだか呪文みたいな……」

モグモグ ゴクッゴクッ

華「…………!! みほさん!!」

みほ「な、なんですか?」

華「先程の注文です!」

ギュウドンナミ、トロダクネギダクツユダクデース

みほ「トロダクネギダクツユダク……そっか、さっきのは注文した丼のトッピングの量のことだったんだ」

華「葱がとお汁がダク……だくだく……沢山入っている、ということですね!」

みほ「トロダクってなんだろう?」

華「……よく見て下さい、みほさん。あの丼に乗せてあるお肉、脂身が多いです」

みほ「なるほど、お肉の脂身の部分を沢山入れるのがトロダクなんだね」

華「吉野家……まだまだ知らない事ばかりですが、来てよかったです」

みほ「…………? 華さん?」

華「はい?」

みほ「キング牛丼が入ってた丼が空っぽなんだけど……」

華「はい、美味しかったです♪」

みほ「」

華「みほさんも食べ終わったようですのでお会計をしましょうか」

みほ「あ、はい!」


――帰宅中

華「今日はありがとうございました」

みほ「こちらこそ。突然誘ったのにありがとう」

みほ「……よかったら、今度はあの注文もマスターしに吉野家に行きませんか?」

華「もちろん、喜んで!」


27 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 00:21:59 Lxt9QhTg
優しい世界


28 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 00:22:19 tJ0ZDLyQ
――別の日

華「ご夕食ですか?」

華「まぁ……! はい、ご一緒させてください」

華「はい……はい。では、また後程」

華「ふふ、またお食事に誘われてしまいました」

華「準備をして>>29さんを待たせないように早めに向かいましょう」


29 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 00:22:26 yQq.63z2
吉牛の再現度高くて草


30 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 00:23:03 yQq.63z2
ファッ!?安価踏んでしまったゾ(池沼)
間に合うならさおりんでオナシャス!


31 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 00:30:49 tJ0ZDLyQ
華「準備をして沙織さんを待たせないように早めに向かいましょう」

華「いつもは手料理を振る舞ってくれる沙織さんと行くお店……いったいどんなお料理がでてくるのか楽しみです」


――一時間後

沙織「あれっ? 華もういる!」

華「ふふ、たった今着いたところです」

沙織「一五分前だよ〜? そんなにお腹空いてたの?」

華「いえ、空かせてきました」

沙織「食べる気満々じゃん! ふっふっふっ、そんな華も満足できるようなお店に今日は行くからね!」

華「これから沙織さんに連れて言って頂けるのがとても楽しみです♪」

沙織「じゃ、>>33に行くよー!」


32 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 00:31:07 eO9Qtyg.
なか卯


33 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 00:32:22 1VAepDyI
サイゼリヤ


34 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 00:47:42 tJ0ZDLyQ
沙織「じゃ、サイゼリヤ行くよー!」

華「ちなみにそこはどういったお店なのですか?」

沙織「うーん、イタリアンなファミレス、かな?」

華「イタリアン?」

沙織「ま、細かい事は行ってから確かめるべし! ってわけでしゅっぱーつ!!」


――サイゼリヤ

店員「いらっしゃいませ。二名様でよろしいですか?」

沙織「はい」

店員「ではテーブルまでご案内しますね」

ニメイサマロクバンデース  アァーイ!

華「なんだか以前来たファミレスと違って落ち着いた色合いですね」

沙織「前はジョイフルだったっけ? ファミレス一つでもそれぞれ雰囲気が違うからねー」

沙織「こないだガストもできたみたいだし、今度はそっちに行こうね!」

華「他にもあるんですね……でも、まずはここのお料理が待ち遠しいです」

沙織「はい、メニュー。種類が多いから別々の味でお腹いっぱいにできるよ!」

華「ドリア、ピザ、パスタ……なるほど、仰っていたようにイタリアン中心なんですね。こんなにあると迷ってしまいます」

沙織「これ、アラビアータとかいいんじゃない? ミラノ風ドリアは?」

華「うーん…………」

沙織(難しい顔してるなぁ。メニューを真剣に見てるの、ちょっと面白いかも)

華「決めました。>>35>>36にします」

沙織「私は>>37にしようかな」ピンポーン


35 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 00:48:50 hWzL3/.s
ハンバーグステーキ


36 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 00:49:01 eO9Qtyg.
ランチメニュー1


37 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 00:49:44 UmfBSJWc
スープバー


38 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 00:50:19 eO9Qtyg.
武部殿…


39 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 00:54:16 .V1Cv8Ug
ダイエット中かな?


40 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 00:56:22 bCKHkc9k
やはりえらい食いますね・・・


41 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 01:11:24 tJ0ZDLyQ
華「決めました。ハンバーグステーキとランチメニューの一番を」

沙織「私はスープバーにしようかな」ピンポーン

店員「お待たせしました。ご注文お決まりでしょうかー」

華「はい。ハンバーグステーキとランチメニューの、鶏肉のオーブン焼きを」

沙織「あとスープバーを一つ!」

店員「ハンバーグステーキは単品でよろしかったですか?」

華「えっと……ライスとミニフィセルをお願いします」

店員「はい……ではご注文確認させていただきます。ハンバーグステーキがお一つ、ライスとミニフィセルで」

店員「ランチメニューが一番、鶏肉のオーブン焼きですね。こちらもライスついております」

店員「最後にスープバーがお一つ。以上でよろしかったでしょうか?」

沙織「はーい」

店員「では少々お待ちください。スープバーはあちらからご自由にお注ぎ下さい」

オーダーハイリマス ハンバーグステーキライスフィセル、ランチイチ、デス サイドスープバー!  ハァーイ!

沙織「じゃあ華、わたしスープ持ってくるから」

華「あ、はい」

華(スープバーとはなんなのでしょう……)

沙織「ただいま〜」

華「あの、沙織さん。そのスープは……」

沙織「これ? コーンスープだよ! スープバーはあそこのドリンクバーの横にある場所から好きなスープを自由に注いでいいんだよ!」

華「そんなものがあるんですね」

沙織「頼めばスープ飲み放題だからね。冷たいけどかぼちゃスープとかミネストローネスープとかもあるし」

華「あら? けど、スープだけではお腹が満たされないのでは?」

沙織「そんなことないよ? スープ自体も美味しいし、お米とかと違ってお肉になりにくいから」

華「ダイエット中なんですね」

沙織「あはは、ちょーっと油断してお腹にお肉つけちゃったんだ。これじゃ男の子に見られたときに恥ずかしいもんね!」

華「見せる相手がいないのに気にしてもしかたありませんよ」

沙織「これから作るの!!」


42 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 01:13:18 yQq.63z2
さおりんかわいい


43 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 01:18:17 eO9Qtyg.
さおりん!おれが見てやるぞ!


44 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 01:20:03 hWzL3/.s
さおりんとかいう大天使


45 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 01:39:47 tJ0ZDLyQ

店員「お待たせいたしました、ハンバーグステーキですね。こちら鉄板がお熱くなってますのでお気を付けください」

店員「こちらライスとミニフィセルです」

店員「それとランチですね。こちらも鉄板お熱くなってます。あとこちらのライスです」

店員「以上でご注文お揃いでしょうか?」

沙織「大丈夫です」

店員「では、ごゆっくりどうぞー」

華「すごいですね……ハンバーグと鶏肉、どちらも鉄板の上で油が飛んで熱々です」ジュー!

沙織「ああ〜いい匂いするなぁ。やっぱりパスタくらい頼んどけばよかったかも……」

華「ふふふ。無理なダイエットは身体に悪いといいますし、逆にストレスで余計に体重が増えてしまうかもしれませんよ?」

沙織「うぐぐ……いいの、コーンスープ美味しいから!」ズーッ

華「! 沙織さん、これ見て下さい」

沙織「へ? えっとなになに……『スープバーのミネストローネはパンと一緒でよりお楽しみいただけます』」

沙織「へぇ〜、そうなんだ! スープバー頼む時に気にしてなかったよ〜」

華「というわけでこれを」

沙織「えっ。これ華がハンバーグステーキにつけたパンでしょ? いいの?」

華「パンくらいならそんなに気になさるほどでもないでしょう? ご飯とは食欲を満たして自分を保つもの。それを抑えては食ではありません」

華「せっかく一緒に食べに来たんですから、多少お腹に詰めてもいいじゃありませんか」

沙織「華……ごめん、わたしが誘ったのになんだか気を遣わせちゃって……」

華「ふふ、そんなことありませんよ。さぁどうぞ」

沙織「ありがと! ミネストローネ注いでくる!」

華「あらあら、そんなに慌てなくてもよろしいのに」

モグモグ…モグモグ…

沙織「うわっ、すごい美味しいこれ。お料理のレパートリーにスープと手作りのパンも入れようかな〜」

華「この鶏肉のオーブン焼きも素晴らしいです。肉厚で香ばしく、まさにお肉という感じですね」

沙織「って! ハンバーグステーキもう食べたの!? 早すぎない!?」

華「デミグラスソースとハンバーグの組み合わせがわたくしのお箸を進ませたんですよ。大変よろしい味でした」

沙織「……ねぇ華? なんでそんなに食べてるのに太らないの?」

華「そうですね……強いて言うのなら、これがわたくしの身体にとって適切な量だから、でしょうか」

沙織「そんなの反則じゃーん……華のプロポーションが羨ましい……」

モグモグ ゴクゴク、タンッ

華「ふぅ……非常に美味しかったです」

沙織「よかった〜! 華なら絶対に気に入ってくれると思ってたよ!」

華「うふふ、ありがとうございました。今度はガストに連れて行ってくださるんですよね?」

沙織「うん! その時は今日みたいに遠慮しないでバンバン食べるからね! その日に備えて絞るよ!」

華「それでは本末転倒じゃありませんか……」

沙織「あっ……あれー?」


46 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 01:41:16 yQq.63z2
華さんやさしい


47 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 01:43:41 tJ0ZDLyQ

――別の日

華「今日もご飯に誘われてしまいました」

華「色々な方に誘われて外食を採るというのは、自分の知らない美味しいお店も知れてとてもいいですね」

華「お財布からお金が減ることをこれほどうれしく思った事はありません」

華「さて、待ち合わせ時間が近いのでそろそろ来るはずですが……」

>>49「お待たせー!」


48 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 01:44:32 isqmfLnE
アンチョビ


49 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 01:45:50 xJ.KuVww
ローズヒップ


50 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 01:45:52 yQq.63z2
秋山優花里


51 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 01:57:30 tJ0ZDLyQ
ローズヒップ「ごきげんよう! お待たせしましたわ!」

華「こんばんは、ローズヒップさん。今日はお誘い頂いてありがとうございます」

ローズヒップ「水臭いですわよ! 一度戦って健闘を讃え合った相手とは友人である、とダージリン様も言ってましたわ!」

華「まぁ、うふふ」

ローズヒップ「さぁ! グズグズしていられませんわ! >>53へ行きますわよ!」


52 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 01:59:19 /fTeHIxA
回転寿司


53 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 01:59:20 yQq.63z2
焼肉屋


54 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 02:23:01 tJ0ZDLyQ
ローズヒップ「さぁ! グズグズして「いられませんわ! 焼肉屋へ行きますわよ!」

華「どちらの焼肉屋に――」

ローズヒップ「そんなの着いたらわかりますわ! エンジン全開でいっきますわよ〜!!」

華「そ、そんなに急いで……待ってくださーい!」


――某焼肉屋『ばら』

ローズヒップ「かわいい妹が来ましたわー!!」

華「ここがローズヒップさんの言っていた焼肉屋……聞いたことのない名前ですね」

店員「少しは静かにできんのかお前……っと、どうもこんばんは。ウチの妹のご学友でいらっしゃる?」

華「こんばんは。残念ながら同じ学門ではありませんが、今日はお食事に誘われて参りました」

店員「これはこれは、そうでしたか。……おい、見るからにお嬢様をなんで焼肉屋なんかに連れて来たんだよ」ヒソヒソ

ローズヒップ「だって兄貴ーのお肉美味しいんですもの」ヒソヒソ

店員「せめてあいつの喫茶店に連れて行くべきだったろうが」ヒソヒソ

ローズヒップ「姉貴ーのお店は夜空いてませんわ」ヒソヒソ

華「あの……?」

ローズヒップ「あーらあらあら! ごめんあそばせ! なんでもありませんのよ!」

店員「そうですそうです! さぁさ、奥の座敷にどうぞ! お客様二名様ー!!」

アァァァイッ! アリガトウゴザイマース!

華「あの店員さんとはお知り合いなんですか?」

ローズヒップ「一番上の兄貴ですの」

華「まぁ、そうだったんですか! ご兄弟がいらっしゃれるんですね」

ローズヒップ「八人兄弟の末っ子ですのよわたくし。ちなみにここの兄貴ーは長男ですの!」

華「八人兄弟……お盛んだったんですねぇ」

ローズヒップ「きっとじゃじゃ馬でしたのよ。あ、今日は奢りですので好きなだけ食べて下さいませ!」

華「好きなだけ……!?」ガタッ

ローズヒップ「これがメニューですわ」

華(一般的なカルビやロースは抑えてありますね……野菜も充実してます)

華「では>>55>>56>>57。それから>>58を頼んでおきましょう」

ローズヒップ「焼肉だからじゃんじゃんいかないと駄目ですわ! >>59も追加ですわよ!」


55 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 02:30:20 yQq.63z2
カルビ


56 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 02:30:48 B1.gEo0E
ユッケジャン


57 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 02:31:15 d9qPrqVg
ホルモン


58 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 02:31:37 yQq.63z2
ビビンバ


59 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 02:31:56 Qv.Zov2Q
タン塩


60 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 02:32:51 Qv.Zov2Q
ローズヒップそういや大家族だったな


61 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 02:33:30 901Ak95E
TKGWくん、まともな料理しか出てこないぞ!


62 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 02:34:10 l4AQnAao
ローズヒップ家の食事はすごそう


63 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 02:43:42 82gI5rpI
イメージ的にはローズヒップも普通の子の1.5倍は食う感じ


64 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 02:58:57 tJ0ZDLyQ
華「ではカルビとユッケジャン、ホルモン。それからビビンバを頼んでおきましょう」

ローズヒップ「焼肉だからじゃんじゃんいかないと駄目ですわ! タン塩も追加ですわよ!」

華「あら、わたくしとしたことが個別料理ばかりを選んでしまいました」

ローズヒップ「どれも美味しいから問題ありませんわ! 兄貴ー! かわいい妹の注文ですわー!」

店員「はいはい! 声じゃなくてボタンで呼べボタンで! 注文は!」

ローズヒップ「カルビとホルモンとタン塩!」

店員「カルビホルモンタン塩、並皿な。後は」

ローズヒップ「ビビンバとユッケジャンですわ!」

店員「あいあい! 三番テーブルオーダー!!」

オーダー!  ナミザラカルビホルモンタンシオ!!  ナミザラカルビホルモンタンシオー!  ビビンバユッケジャン!!  ビビンバユッケジャン!
イジョウ!  アァァァイッ!!

華「こういった雰囲気のお店はどこか力強くて好きですね。焼肉屋さんなのに調度品も綺麗に磨かれていて、すごく綺麗です」

ローズヒップ「聞きましたー!? お店が褒められてますわよー!!」

ウルセー!! オトナシクマッテロ!!

ローズヒップ「照れてますのよあれ」ケタケタ

華「ふふ。仲がよろしいんですね?」

ローズヒップ「兄弟はみーんな仲良しですの。家族ってそういうものじゃありませんの?」

華「そう、ですね。そうかもしれません」

ローズヒップ「もしかして一人っ子ですの?」

華「はい、実はそうなんです。家には奉公人の方もいらっしゃるのですが、兄弟や姉妹というには違いますから……」

ローズヒップ「そうですの……わたくしがジャングルジムを上りだした頃には兄弟がたくさんいましたから、一人の感覚はよくわかりませんわ」

華「兄弟や姉妹がいないから寂しいという事はありませんよ。ただ、賑やかな家族を見ると、時々羨ましく思ってしまいます」

ローズヒップ「ふむ……」

ローズヒップ「!! いいこと思いつきましたの!!」

華「なんでしょう?」

ローズヒップ「わたくしの妹になればいいのですわ!! そうすれば姉妹ですわよ!!」

華「え、えぇ?」

ローズヒップ「わたくしはダージリン様から頂いた名前にローズヒップ……花である『ローズ』が入ってますわ!」

ローズヒップ「五十鈴華の『華』も、言い換えれば花でしょう? でしたらちょうどいいじゃありませんの!!」

華「一理あるような、ないような……」

ローズヒップ「わたくしも末っ子でしたから妹が欲しかったんですのよ! なんなら姉貴ーでもいいんですのよ! いまさら一人二人増えたって構いませんわ!!」ズイッ

華「あの、えっと……」

店員「なに変な事言って困らせてんだお前は……」

ローズヒップ「あら、兄貴ーですの」

店員「注文の品だ。すまんねぇ、うちの妹が迷惑かけて」

華「いえそんなことは……」

店員「皿はここに置いとくから、ごゆっくりー」


65 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 03:04:17 4bvfd19Y
僕もヒップちゃんに兄貴って呼ばれたいんですの


66 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 03:06:32 yQq.63z2
ローズヒップちゃんかわいい


67 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 03:17:42 tJ0ZDLyQ
ジュッ、ジュワー!

ローズヒップ「ここはわたくしローズヒップこと聖グロ一の焼肉奉行に任せて、お肉が焼けるまでビビンバとユッケジャンを味わうがいいですわ!」

華「ありがとうございます」モグモグ

華「! このビビンバ、ピリっとした辛みが卵の黄身と混ざってすごくまろやかになって……美味しいですわ!」

ローズヒップ「でしょう? 兄貴ーのこだわりビビンバを注文するなんてやりますわね!」ジュー!

ローズヒップ「ユッケジャンなんてマジ辛くてうまいですわよ!」

華「ズズッ……わ、これはすごいですね。濃厚なスープにビビンバと違った辛みが押し寄せてきて」パタパタ

ローズヒップ「カルビが焼けましたわよ! お上がりになってくださいな!」ヒョイ

華「ではいただきますね」パクパク

華「〜〜〜〜! 白米を頼まなかったのは失敗でした。いい具合に焼けていて、とても美味しいです」

ローズヒップ「でしょうでしょう? あ、ホルモンは待ってくださいまし! 皮からじっくり焼いていかないと痛い目見ますの!」

華「こちらのタン塩は……」

ローズヒップ「いいですわよ!!」ヒョイヒョイ

モグモグ ジュー! ジュー! モグモグ…

ローズヒップ「いやー、食った食ったですの。もう動けませんわ」ドサッ

華「どのお肉もとても美味しかったです。本当にいいお店ですね」

ガバッ!

ローズヒップ「また、来てもいいんですのよ」

ローズヒップ「遠慮せずに、二回も三回も来ていいんですのよ!」

ローズヒップ「わたくしも誘って!!」

華「ふふふ、ではそうさせてもらいましょう。足しげく、とまではいかないかもしれませんが、今後焼肉屋さんに行く時はここを利用させてもらいますね」

華「もちろん、ローズヒップさんと一緒に」

ローズヒップ「マジですの!? 約束ですわよ!!」

華「はい♪」


68 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 03:17:45 CXonpTGw
かわいいですの


69 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 03:18:18 tJ0ZDLyQ
今日はここまでにしとくゾ
明日は夜からまたやるゾ


70 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 03:22:16 yQq.63z2
オツシャス!
安価SS兄貴ほんとすき


71 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 03:27:40 4bvfd19Y
乙もー
続き楽しみゾ


72 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 11:21:40 6mI2ABEY
いっぱい食べる君が好き
http://i.imgur.com/INOlo17.jpg


73 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:00:55 tJ0ZDLyQ
――別の日

華「最近はよくみなさんからお食事に誘われるのでお料理に対する見分が広がったような気がします」

華「わたくしも沙織さんのように自炊をするべきでしょうか……」

華「自分で自分の好きなお料理を作ることができるのはいいのですが、美味しく作れるか不安です……」

華「今度、沙織さんにお話だけしてみましょう」

華「さて、今日も待ち合わせには先に到着しましたが……」

>>75「お待たせ」


74 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:01:59 i2soA5WE
ミカ


75 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:02:00 UmfBSJWc
イッツミー、エーリカ!


76 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:02:14 IV3AIRZU
おりょう


77 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:03:03 xJ.KuVww
1秒で討ち取るエリカしゅごい


78 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:07:13 tJ0ZDLyQ
エリカ「お待たせ。早いのね?」

華「そういう逸見さんこそ。まだ二十分前ですよ?」

エリカ「時間前行動は軍隊の基本だもの。戦車道は軍隊ではないけれど、西住流では規律と規範がモノを言う」

エリカ「だから、私がこうして待ち合わせに早く着くのは当然のことよ」フフン

華「わたくしの方が早かったんですけどね」

エリカ「くっ、うるさいわよ!」

華「ふふ、冗談です」

エリカ「ふん……まぁいいわ。>>80に行くわよ」


79 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:08:01 xJ.KuVww
肉の万世


80 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:08:53 K0VowotI
びっくりドンキー


81 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:09:00 C4FwVjhc
ビリーザキッド東陽町店


82 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:24:37 i2soA5WE
完全にハンバーグ目的で草


83 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:25:16 diw1R2BY
エリカはこうでなくっちゃ


84 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:29:48 tJ0ZDLyQ
エリカ「ふん……まぁいいわ。びっくりドンキーに行くわよ」

華「そこはどんなお店なんでしょう?」

エリカ「えっ」

華「えっ」

エリカ「知らないの、ビックリドンキー」

華「は、はい。何分、外食自体をあまり経験してこなかったので……」

エリカ「ああ〜……そう、そうか、知らないのね……びっくりドンキーを知らない……」

華「あ、あの?」

エリカ「大丈夫よ、心配いらないわ。全て私に任せなさい! Panzer vor!」


――びっくりドンキー

店員「っしゃいせー! 二名様で?」

エリカ「ええ」

店員「ではお好きなテーブル席にどうぞ! 二名様ご来店でーす!」アァーイ!

華「ここは素敵なお店ですね」

エリカ「なによ、まだ食ってもないのにわかってようなこと言って」

華「店先に植えてあったお花を見ればわかります」

エリカ「!! ……なかなかわかってるじゃない。そうよ、びっくりドンキーでは季節に合わせた花を店先に飾るようにしてるのよ」

エリカ「季節ごとに変えるって言っても、お店の生ごみをリサイクルして肥料にしたり、しっかり世話してるんだから」

華「ええ、丁寧にお世話されているのが一目見てわかりました。お花を大切にされるお店はきっといいお店です」

エリカ「ま、それは肝心のハンバーグも食べてから言う事ね。ほら、メニューよ」

華「ありがとうございます」

華「……仰る通り、ハンバーグが中心のお店なんですね。どれも美味しそうです」

エリカ「ステーキだって劣らないわよ。基本的に使われてるお肉が国産だから、味も保証されてるわ」

エリカ「ただ、ここに初めて来たからにはハンバーグを食べなきゃ損ね。きっと他じゃ食べられなくなる」

華「そんなに美味しいんですか?」

エリカ「絶品よ、絶品。それより、注文は決まった?」

華「はい。>>85>>86を」

エリカ「私は>>87ね」


85 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:30:46 K0VowotI
おやこバーグディッシュ


86 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:30:46 JZztvYXI
親子バーグ、ご飯大盛り


87 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:30:47 UmfBSJWc
親子チーズバーグディッシュ450g


88 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:31:44 JZztvYXI
やべぇよ…やべぇよ…


89 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:32:02 xJ.KuVww
皆びっくりドンキーのメニューに精通してますね…


90 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:32:41 xbhC8S1s
おいおい男子高校生か


91 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:33:20 Ayl004tg
すらすらメニューが出てくるのが凄い


92 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:33:41 isqmfLnE
うーん…親子バーグディッシュと親子バーグディッシュでダブってしまった


93 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:33:55 JZztvYXI
>>89
びっくりドンキーは中毒性高いからね、仕方ないね


94 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:35:45 K0VowotI
>>92
華さん孤独のグルメ道かな?
http://sp.nicovideo.jp/watch/sm20516059


95 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:35:49 eO9Qtyg.
これには店員も苦笑い


96 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:51:28 tJ0ZDLyQ
華「はい。おやこバーグディッシュを二つ、ご飯大盛りで」

エリカ「私はおやこバーグのチーズね……って、シンプルなバーグディッシュを選んだのは流石と言いたいけれど、二つも食べきれるの?」

華「はい♪ とても美味しそうなのですぐに食べられるかと」

エリカ(……〝すぐ〟?)

エリカ「まぁいいけど……残したら私が許さないから」

華「出されたお料理を残すことはしませんよ。安心してください」

エリカ「どうだか……いつだか、そう言ってた元副隊長はカリーバーグ残してたものね」ピンポーン

店員「ご注文お決まりですか!」

華「はい。おやこバーグを二つ、一つはご飯大盛りで」

エリカ「私はおやこバーグのチーズを」

店員「かしこまりました。ご用意いたしますので少々お待ちください」

チュウモンハイリマァース! オヤコバーグニ、オオモリイチ、オヤコチーズデース!  アァーイ!

華「先程仰ってましたが、以前にみほさんとここにいらしたことがあるんですか?」

エリカ「昔、訓練が終わった後に隊長から食事に誘われて、行ってみたらあの子も居たってだけよ。別に最初から元副隊長と約束してたわけじゃないわ」

華「それでも一緒にお食事をなされたんでしょう?」

エリカ「そりゃそうだけど……なによ、なにかあるわけ?」

華「いえいえ。まだみほさんの事をお名前で呼ぶのは抵抗があるのかな、と」

エリカ「……あんたには関係ないじゃない」

華「みほさんはわたくしの大切な友人です。そのみほさんが仲良くしたいと思っている逸見さんのことをなんとかならないかと、わたくしがお節介をしているだけですわ」

エリカ「そういうこと面と向かって言う?」

華「だって逸見さんもわたくしの大切な友人ですから」

エリカ「なっ!? 何言ってんのよ!?」

華「ふふふ、こうしてお食事に誘って頂けるくらいには親交と友情があるものと思っていましたけど」

華「わたくしの勘違いならばこれ以上は申しません」

エリカ「いやまぁ、アンタと友達じゃないとかそういう意味じゃなくて……ああ〜もう! なんなのよアンタ……」

華「五十鈴華です♪」

エリカ「知ってるわよ!!」


97 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 20:54:17 xJ.KuVww
>華「五十鈴華です♪」
最高にかわいい


98 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 21:16:38 tJ0ZDLyQ

店員「お待たせいたしました! おやこバーグディッシュとおやこバーグチーズですね!」

デンッ!

華「これは……なんて素晴らしい!」

華「大きいハンバーグと小さいハンバーグが重なっているから『おやこ』なんですね」

エリカ「洒落が効いてるわよね」

華「なんだか戦車のようで可愛らしいです」

エリカ(砲塔を取った戦車にも見えなくはないけど、可愛いってなによ……)

エリカ「熱々のうちに食べるに限るわ。さっそくいただきましょう」

スッ カチャ モグモグ…

エリカ「チーズが絡んだハンバーグが最強ね。さしずめ、肉料理界のティーガーといったところかしら」モグモグ

華「こんなに美味しいのなら、もう一つは別のハンバーグにしておけばよかったです」モグモグ

エリカ「!? アンタもう一皿食べきったの!?」

華「? はい」

エリカ(どういう食欲してんのよこの子……見た目に似合わず大食漢じゃない)

エリカ「ま、まぁ、この店のハンバーグの良さはわかってもらえたみたいでよかったわ」

華「逸見さんはハンバーグがお好きなんですね」

エリカ「そうよ。大好物がハンバーグで子供っぽいとか思ってるでしょ」

華「いいえ。とてもよろしいじゃありませんか」

華「どんな食べ物が好きでも、それは人それぞれの個性があってこそ。逸見さんがハンバーグをお好きなことを可笑しいだなんて思いません」

エリカ「ふん……あっそ」プイッ

華「あ、頬にお米の粒が」ヒョイ、パク

エリカ「!? だからなにしてんのよアンタはァ!?」

華「頬にお米がついていたので……」

エリカ「ありがとう!! でも言ってくれたら自分で取るわよ子供じゃないのよ!?」

華「ほっぺたにお米をつけてしまうのは子どもらしいと思います」

エリカ「ぐっ……!! もう、ほんとなんなのよアンタ……」

華「五十鈴――」

エリカ「それはさっきも聞いたわよ!」

華「いえ、そうではなく」

エリカ「あぁん? なによ」

華「せっかくこうしてお食事にも来たのです。これを機に名前で呼んでいただきたいんです」

エリカ「名前? 名前って……あれ?」

華「お気づきになりましたか? 逸見さん、わたくしの事をな眼で呼んでくれた事が一度もないんですよ?」

エリカ「…………本当ね」

華「ですからせめて苗字だけでも」

エリカ「………………五十鈴さん」

華「はい、逸見さん♪」

エリカ「〜〜〜〜〜〜!! もう食ったんでしょ!! 帰るわよ!!」

華「あらあら」クスッ


99 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 21:17:17 tJ0ZDLyQ
ご飯食べるから一旦間を空けるゾ(私情)


100 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 21:18:55 hWzL3/.s
ええ雰囲気やこれは・・・(恍惚


101 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 21:19:10 K0VowotI
乙!
美味しいハンバーグ食べてきてください


102 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 21:20:00 xJ.KuVww
エリカの言葉が汚くなってるところに焦りを感じてイイネ


103 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 21:20:00 j3X76ywg
例の麻子SS兄貴の優しい世界ほんとすき


104 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 21:51:35 WniKvuFw
ハンバーグ食べたくなったゾ


105 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 21:53:52 tJ0ZDLyQ
ちくわの磯辺揚げが一番旨いってハッキリわかんだね(満腹並感)

一応訂正しておくゾ
�� 華「お気づきになりましたか? 逸見さん、わたくしの事をな眼(←ここ)で呼んでくれた事が一度もないんですよ?」

〇 華「お気づきになりましたか? 逸見さん、わたくしの事を名前(←ここ)で呼んでくれた事が一度もないんですよ?」

推敲が甘いって、それ一番言われてるからな
誤字とか名前ミスがあると萎えちゃうからね、申し訳ないゾ


106 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 22:01:58 tJ0ZDLyQ
――別の日

華「今月はもうお小遣いがあまりありませんね」

華「今日もお誘いを受けましたが、来月まで外食は控えなければならないと思うと……」グゥ

華「仕方がありません。時には我慢も必要です」

華「その分、今日は美味しいものを堪能できるといいんですが……」

>>108「お待たせ」


107 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 22:03:35 K0VowotI
アンチョビ


108 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 22:03:47 bCKHkc9k
ミカ


109 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 22:03:50 hWzL3/.s
ドゥーチェ


110 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 22:03:58 mS/wLYIQ
桃ちゃん


111 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 22:04:20 PfMxOQjo
磯部典子


112 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 22:12:23 tJ0ZDLyQ
ミカ「やぁ、お待たせしてしまったかな」

華「こんばんは、ミカさん。わたくしも今来たばかりです」

ミカ「それはちょうど良かった。気まぐれに三十分前に来てみた甲斐があるというものだ」

華「けれど、ミカさんからお誘いを受けるとは思っていませんでした」

ミカ「そうだろうね。言ってしまえば大学選抜チームとの戦いで一時同盟を組んだだけの間柄。あの時はキミと会話すら交わさなかった」

ミカ「しかし、人を食事に誘う事へ理由を求めるのに意味があるとは思えない」ポロロンッ♪

華「わたくしへのお誘いも気まぐれだったと? そうだったとしても嬉しいですね」

ミカ「ふふ、キミはなかなか面白いね。さぁ、>>114へ行こうか」


113 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 22:15:06 mS/wLYIQ
やよい軒


114 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 22:15:17 isqmfLnE
マクドナルド


115 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 22:15:26 K0VowotI
ムーミン谷


116 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 22:35:16 tJ0ZDLyQ
ミカ「ふふ、キミはなかなか面白いね。さぁ、マクドナルドへ行こうか」

華「マクドナルド……聞いてはいましたが……」ゴクリ

ミカ「なんでもマックを利用したことがないそうじゃないか」

華「ジャンクフードは食べてはならないとお母様から厳しく言いつけられてきましたから……」

華「素早く食べられる分、身体に悪いものがたくさん詰まっていてよくない、と」

ミカ「確かにキミのご母堂が仰る通り、マックを始めファストフードには添加物が盛り込まれている。決して『良い』とは言えないかもしれない」

ミカ「けれど、普段食べているジャガイモや豚肉だって一転すれば毒だ。人工の毒と天然の毒、そこに変わりはないと思うけどね」ポロロンッ♪

ミカ「要するに、どれも食べ過ぎはよくないのさ。マックだって月に一食する分には全く問題ないんじゃないかな」

華「なるほど……」

ミカ「納得してくれたかな? じゃあ行こう、記念すべき初マックに」


――マクドナルド

華「随分と賑わっていますね」

ミカ「マックは人気だからね。子供はハンバーガーが大好きなのさ」

華「カウンターで注文するんですか?」

ミカ「そう。後は出て来たトレイを持って席に着くだけ。簡単だね」

店員「いらっしゃいませ! 店内でお召し上がりですか?」

華「はい」

店員「ではご注文をどうぞ!」

華「この>>117>>118を」

ミカ「わたしは>>119を」


117 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 22:36:30 ubQOrgTw
クォーターパウンダー


118 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 22:37:53 hWzL3/.s
ビッグマックLLセット


119 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 22:38:22 j3X76ywg
チキンクリスプ


120 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 22:43:54 ANtRZgh.
たまにマック行きたくなるよね


121 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 22:45:03 i2soA5WE
100円で済ませるなんてすげえよミカは…


122 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 22:54:32 tJ0ZDLyQ
華「このクォーターパウンダーとビッグマックLLセットを」

ミカ「わたしはチキンクリスプを」

店員「セットのお飲み物はいかがなさいますか?」

華「えっと……これを」

店員「はい、爽健美茶ですね。合計で千四百円です」

ミカ「これで」スッ

ワオンッ!

店員「こちらレシートです。番号札お渡ししますので席に掛けてお待ちください」

華「ごめんなさい、奢っていただいてしまって……」

ミカ「なに、気にすることはない。誘ったのはこっちだからね」

トントントン スッ

華「二階席はいい眺めですね……」

ミカ「うん、実にいい立地だと思うよ。それにしてもLLセットのポテトは迫力があるね」

華「こんなに大きいんですね。ミカさんもどうですか?」

ミカ「お言葉に甘えていただこうかな」ピリッ

華「? それはいったい……」

ミカ「バーベキューソースとマスタードソースさ。本当はナゲットに付いているものなんだが、言えば無料で貰える」

ミカ「これはポテトをより楽しむ上でも重要なアイテムなんだ。試しにそのままポテトを食べてみて欲しい」

華「はい」モグモグ

ミカ「次にソースをつけて食べてみて」

華「わかりました」スッ パクッ

華「まぁ……! 同じポテトでもこんなに変わるんですね!」

ミカ「理解してくれたかな? 大きいサイズだと同じ味に飽きが来てしまうからね。これで変化をつけることで美味しく完食できるんだ」モグモグ


123 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 23:08:32 K0VowotI
マックのソースにまで精通してるなんてすげえよミカは…


124 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 23:23:59 tJ0ZDLyQ

店員「お待たせしましたー。ビッグマックとクォーターパウンダー、チキンクリスプですねー!」

ミカ「真打登場かな」

華「ええ……ふふ、とても大きいです」

ミカ「こう言ってはなんだけど、女性が一人で食べるにはやや量が多いように思えるね。大丈夫かい?」

華「問題ありません。一意専心で食べきります」

ミカ「なら何も言わないよ……うん、チキンクリスプはカリカリしていて美味しい。いつもの安定感がある」モグモグ

華「クォーターパウンダー……初めて食べましたが、癖になっちゃいそうな美味しさですね」モグモグ

ミカ(たった数口で平らげてしまうとは……あの隊長といい、大洗は恐ろしいね)

ミカ「ビッグマックは大きい。バンズを潰すように押したほうが食べやすいそうだ」

華「そうなんですか?」ギュッ

華「はむっ、もぐもぐ……ボリュームがあって、とても食べごたえがあります」

ミカ「ビッグだからね」モグモグ

華「そうですね、ビッグですから」モグモグ ゴクン

ミカ「……ところで」

華「なんでしょう?」

ミカ「キミが食べていたのは本当にビッグマックかな?」

華「? ええ、箱にもビッグマックと……」

ミカ「そうか、ならきっとそうなんだね」

華「??」

ミカ(いやはや、わたしより早く食べ終わるなんてとんでもない。食べる側がファストだと、どんなものでもファストフードになってしまうよ)

華「……ふふ」

ミカ「どうかしたのかな?」

華「いえ、最近の生活を思い返していたんです」

ミカ「興味深いね」

華「大したことはなにもありません。ただ……」

ミカ「ただ?」

華「やっぱり食事は一人で食べるより二人や三人で食べる方が美味しいと思ったんです」

華「どんなに美味しい料理でも、一人だと味わうだけで表情がわからないんです」

ミカ「表情……」

華「はい。誰かと同じ空間でお料理を食べるのは相手の表情を見ることが出来ます」

華「その人が美味しいと感じながら食べている表情を見て、自分も美味しいと感じているのだなと実感できるんです」

ミカ「なるほど。対面が自分の鏡という訳かい?」

華「そうです。ここ数日、色々な方とお食事をご一緒させていただきましたが、皆さんとても美味しそうに食べていらっしゃいました」

ミカ「それは良い事だ。わたしはどうだったかな?」

華「うふふ、それはミカさん本人が一番わかっているのではないでしょうか」

ミカ「ふっ、そうだね」ポロロンッ♪

華「今日はご馳走様でした。よければ、またお誘いください。もしかしたらわたくしからお誘いする事もあるかもしれません」

ミカ「わかったよ。でも――」

ミカ「次はもっと大勢で食べよう。きっとその方がもっと料理を美味しく楽しめるだろうからね」

華「――はい♪」



〈了〉


125 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 23:24:36 tJ0ZDLyQ
これで終わり! 閉廷! みんな解散!
ありがとナス!!


126 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 23:26:08 .V1Cv8Ug
これはいいものだ・・・
オツシャス!


127 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 23:26:09 WniKvuFw
お疲れナス!


128 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 23:27:51 ANtRZgh.
お疲れナス!


129 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 23:28:33 i2soA5WE
オツシャス!
お腹空いたゾ


130 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 23:29:03 hWzL3/.s
お疲れナス!


131 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 23:30:30 K0VowotI
いつも通りなんて綺麗な世界なんだ…(恍惚)
麻子兄貴のときだけ安価も(比較的)優しいですね。


132 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/19(木) 23:39:54 tJ0ZDLyQ
妙な捌き方してカオスにならないからゾ?
安価やる以上はなんとかしてみせるつもりだから、遠慮しないで欲望を解放して欲しいゾ


133 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/20(金) 00:24:31 t2k5LupQ
優しい世界ほんとすき


134 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/05/20(金) 03:17:22 HJPhwYYc
ええ世界やこれは…(恍惚)
華さんに振り回されるエリカとかいう新境地が見える見える…


135 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/10/12(水) 17:52:07 aaJeiFJo
http://i.imgur.com/8hhRcV1.jpg
いっぱい食べるお前のことが好きだったんだよ!


136 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2016/11/03(木) 16:13:56 Hy8CMFk6
http://i.imgur.com/JrxcK5B.jpg


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