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【SS】麻子「相談?」
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麻子「…………十一時か。よく眠れた」
麻子「今日は戦車の練習も無かったな」
麻子「……二度寝」ピンポ-ン
麻子「誰だ……はい」
>>4「こ、こんにちは」
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ハルクホーガン
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榊遊矢
-
西住殿
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そど子
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文科省メガネ
-
みほ「こ、こんにちは」
麻子「西住さん? どうしたんだ」
みほ「ちょっと相談したいことがあって……上がってもいいかな?」
麻子「ん。何もないが、どうぞ」
みほ「ありがとう……あ、寝起きだったんだよね? ごめんなさい」
麻子「気にするな。十一時なら普通はみんな起きてる時間だ。布団だけあげる」ヨロヨロ
みほ「だ、大丈夫?」
麻子「大丈夫だから客人は座れ」ヨロヨロ
数分後……
麻子「お茶くらいしか出せなくてすまん」
みほ「ううん、ありがとう」
麻子「それで、私に相談があると言ってたが……なんだ?」
みほ「>>9」
-
逆に、なに?
-
うんちして…?
-
みほ「うんちして……?」
麻子「!? げほっ、ごほっ! な、何を言ってるんだ、西住さんは……?」
みほ「沙織さんから聞きました。その……ここ最近、麻子さんが体調が悪そうだと」
麻子「……そ、それで?」
みほ「それを聞いたのが二日前です。私はそれから昨日、麻子さんと別れるまで観察してました」
みほ「麻子さん……便秘、ですね?」
麻子「……その通りだ」
みほ「やっぱり! トイレに行く回数が多かったから最初は女の子の日かと思ったんですけど、合っててよかった〜」
みほ「という訳で、これをどうぞ」
麻子「これは?」
みほ「便秘によく効く薬です。女の子の便秘は辛いですよね……私もよく分かります」
麻子「……西住さんも、よくあるのか」ボソボソ
みほ「じゃなきゃ薬持ってませんよ」ボソボソ
麻子「まぁでも、その為にわざわざすまん……ありがとう」
みほ「いえいえ、同じあんこうチームの仲間ですし、友達じゃないですか!」
みほ「もしまた何かあったら言って下さいね」
次の休み……
麻子「ふぁ……よく眠れたな」
麻子「だがもう少しだけ……」ピンポ-ン
麻子「誰だ……? はい」
>>12「おはようございます」
-
秋山殿〜
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さおり
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沙織「おはよー、麻子」
麻子「沙織か。どうしたんだ、こんなに朝早くから」
沙織「もう十一時だよ!?」
麻子「まだ午前中だから朝だ。まぁあがれ」
沙織「うん、お邪魔するね。あ、麻子また片付けサボってるでしょ。ホコリが溜まってる」
麻子「家に上がって開口一番にそれか……姑か何か」
沙織「やだもー! まだ女子高生だから!」
麻子(姑は否定しないのか……)
麻子「それで、今日はどうしたんだ?」
沙織「>>15」
-
彼氏になってほしいんだけど
-
生理が来ない
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昼ごはんまだでしょ?
-
沙織「…………」
麻子「沙織?」
沙織「…………こないの」
麻子「?」
沙織「生理がこないの……」
麻子「……どれくらい来てないんだ?」
沙織「今日で四日目になるかなぁ……どうしよう、麻子ぉ……」
麻子「落ち着け」
沙織「でも、今までズレたことなかったよ?」
麻子「じゃあなんだ、沙織、彼氏は?」
沙織「へっ? そりゃあ私くらいになれば彼氏の一人や二人くらい……」
麻子「……………………」
沙織「う……い、いないもん! いないの!」
麻子「だったら生理不順かもしれん。ちゃんとご飯食べてたか?」
沙織「うん。朝も昼も夜も、食べてる」
麻子「体重は?」
沙織「一か月前に比べると落ちた、かな」
麻子「…………戦車なんて慣れないものに乗ってるからな。環境が変わったストレスかもしれない」
沙織「えー? でも…………!!」
沙織「ま、麻子! トイレ借りるね!」バタバタ
ジャ-
麻子「どうだった?」
沙織「…………きた」
麻子「だから言った」
沙織「うぅ〜、よかったよぉ〜!」
麻子「まったく……」
次の休み……
麻子「……九時に起きてしまった」
麻子「妙に頭がすっきりしてるな」ピンポ-ン
麻子「またか……はい」
>>19「おはようございます」
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華ママ
-
秋山殿
-
優花里「おはようございます、冷泉殿!」
麻子「秋山さんか。おはよう」
優花里「朝早くからすみません。ぜひ、ご相談したいことが……」
麻子(何か私に相談するのが流行ってるのか……?)
麻子「まぁ上がってくれ」
優花里「ありがとうございます! お邪魔します!」
麻子「お茶しかなくてすまない」
優花里「いえ、お構いなく!」
麻子「ん。それで、相談というのは?」
優花里「>>22」
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麻子ともっと仲良くなりたい
-
ストレートパーマをかけようと思う
-
優花里「実は髪型を変えて、ストレートパーマにしようと思いまして……」
麻子「ほー……ストレートに…………」
麻子「…………?」
優花里「?」
麻子「すまん、ちょっと想像できない」
優花里「あはは、もうすっかり今の髪型で馴染んでますからね。西住殿にも同じことを言われました」
麻子「それで、それをどうして私に?」
優花里「いえ、実はまだするかしないかは迷っていて……髪型は変えてみたいのですが、ストレートパーマでいいと思いますか?」
麻子「うーん……個人的には、今の髪型が秋山さんには似合ってると思うが……」
麻子「秋山さんのお父さんなら、秋山さんにあった髪型にしてくれるんじゃないか?」
優花里「なんだか父に相談するのは気恥しくて……えへへ」
麻子「ふむ……お、そうだ。私たちには沙織がいるじゃないか」
優花里「武部殿ですか?」
麻子「秋山さんが髪型について相談すれば、喜んで美容室やらトリートメントを教えてくれるはず。私より役に立つ」
麻子「……ああ、沙織か。今から家に来てくれ、よろしく」
麻子「よし、これでいいな。投げっぱなしは嫌だから、私も沙織と一緒に話を詳しく聞こう」
優花里「れ、冷泉殿……! ありがとうございますぅ!」
麻子(まぁほとんど沙織頼りになりそうだけどな)
次の休み……
麻子「一時……いくらなんでも寝すぎたか」
麻子「昼ご飯……うーん……」ピンポ-ン
麻子「今度は誰だ……はい」
>>25「こんにちは」
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華さん
-
ダージリン
-
ダージリン「こんにちは、御機嫌いかが?」
麻子「聖グロの隊長じゃないか……どうして私の家に」
ダージリン「実はあなたにお話があるの。突然押しかけて申し訳ないのだけれど、お邪魔してもよろしいからしら?」
麻子「構わないが……」
ダージリン「それでは、失礼いたします」
麻子「狭いところですまないな。適当に掛けてほしい」
ダージリン「ふふ、確かに手狭かもしれないけれど、温かみに満ちた空間だと思うわ」
麻子「どうも……それで、お話というのは」
ダージリン「>>28」
-
ベイスターズが優勝するにはどうしたらいいのか
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ルクリリの口の悪さを直したい
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善き安価が続いていいゾ〜
-
ダージリン「ルクリリ……わたくし達のチームの一員である車長の口の悪さをどうにかしたいの」
麻子「ああ、あの赤い髪の」
ダージリン「そちらはローズヒップです。彼女は……まぁいいでしょう」
麻子(やっぱり問題児扱いなのか……)
ダージリン「とりあえず、これを聞いて下さる?」カチッ
ルクリリ『ふっふっふ……馬鹿め!』
ルクリリ『馬鹿め! 二度も騙されるか!』
ルクリリ『私の紅茶が無くなってるじゃない!! どういうこと!? ティータイムを紅茶無しで過ごせというの!?』
ルクリリ『…………スコーンも無くなってる……!』
ダージリン「と、このように、少々口が悪くて」
麻子「強烈だな。聖グロは淑女のような教育を受けると聞いていたが、これ程とは」
麻子「他のメンバーと仲が悪かったりは?」
ダージリン「そのような様子は見受けられませんわ。ただ……」
麻子「ただ?」
ダージリン「せっかく普段の仕草や立ち振る舞いは淑女そのものですのに、勿体ないとは思いませんこと?」
麻子「なるほど、格好が完成してるのに中身が伴っていないと……」
麻子「…………こんな言葉を知ってるか」
麻子「日本帝国海軍連合艦隊司令長官、山本五十六の言葉だ」
麻子「『やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ』」
ダージリン「!!」
麻子「ルクリリの口の悪さをどうにかしたいのなら、彼女と一緒の戦車にでも乗って自分の立ち振る舞いを教え込めばいい」
麻子「あなたの言葉が彼女に伝われば、口の悪さも改善されるだろう」
麻子「……まぁ、多少の口の悪さもその人の性格だと思うがな」
ダージリン「愛嬌、ということかしら」
麻子「そういうことだ」
ダージリン「ありがとう、貴女に相談してよかった。学園に戻って少し考えてみるわ」
麻子「役に立てたのならなによりだ」
ダージリン「ふふ……こんな格言を知ってる? 世の中には……」
次の休み……
麻子「十時か……丸々十二時間も寝てしまった」
麻子「ふぁぁ〜……眠い」ピンポ-ン
麻子「もう慣れてきたな……はい」
>>32「おはよう!」
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カチューシャ
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両親
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ウッソだろお前wwwwwwwwwwww
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夢かな?
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こわい
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麻子母「おはよう、麻子。もう十時よ?」
麻子父「まぁまぁ、休みくらいはいいじゃないか。朝ごはん、置いてあるからな」
麻子「え…………」
麻子母「どうしたの? まだ眠たい?」
麻子父「ふぁーあ……俺も二度寝したいなぁ。麻子、一緒に寝るか?」
麻子母「あなた……?」ギリギリ
麻子父「あたたた! 母さんストップストップ! ギブギブ!」
麻子母「あなたが変なこと言うからでしょう、まったく……」
麻子「……あ、あ…………」
麻子母「麻子?」
麻子父「どうしたんだ、麻子」
麻子「お、あ……お父さん……お母さん……っ」ポロポロ
麻子父「お、おいおい……怖い夢でも見たのか? 大丈夫だぞ、大丈夫……」
麻子母「あ、あなた、どうしたら……」
麻子父「落ち着け、お前は温かいお茶を用意してやるんだ」
麻子母「は、はい」
麻子(これは夢だ…………悪い、夢だ)ポロポロ
麻子(長く長く、たくさん寝て、やっと夢の中で会えても……)
麻子(夢は、夢だ……)ボロボロ
麻子「ごめん、お父さん、お母さん」
麻子「もう……行くから」
麻子「……また」
………………
麻子「……また」チュンチュン……
麻子「……………………」
麻子「朝の七時…………」
麻子「今日は学校に間に合うな」ゴソゴソ
麻子「……よし、行ってきます」
〈了〉
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終わりゾ
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悲しい世界
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お疲れナス!
安価捌きが気持ちよかった(小並感)
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悲しいなぁ
オツシャス!
-
乙ゥー!
それでも、目覚めて登校するところに希望があると思いたいゾ
-
乙ゥ^〜
もっと続きみてぇけどな〜俺もな〜
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近年希に見る悲しくも綺麗に終わった安価スレ
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桂利奈「操縦教えてください!」
忍「私にも!!」
モヨ子「わたしにもぜひ!」
麻子「マニュアルを読め……」
沙織「今日も囲まれてる。麻子ったら近頃大人気なんだー」
みほ「なんでだろう?」
柚子「確かに、冷泉さんはよく相談されてるね。私も操縦についてお話聞きたいなぁ」
麻子(他人事だと思って……本当にどうしてこうなったんだ)
休みの日……
麻子「……最近はやけに相談に来るのが多くて疲れる」ポケー
麻子「だから私が一時に起きても仕方がないんだ」
麻子「顔でも洗おう……」ピンポーン
麻子「はぁ……はい」
>>46「こんにちは!」
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アリサ
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華
-
華「こんにちは、麻子さん」
麻子「五十鈴さんか……寝起きでみっともない所を見せてしまってすまない」
華「いえいえ……かわいいパジャマをお召しになってるんですね」
麻子「っ、あ、上がってくれ」
華「お邪魔いたします」
麻子「華さんも、何か話があって来たのか?」
華「わかりますか?」
麻子「近頃誰かの話を聞いてばかりだからな……眠いというのに」
華「あらあら」
麻子「別に話を聞くのが嫌な訳じゃない。それで、五十鈴さんは何の相談を?」
華「>>49」
-
サンダース付属の男子生徒に告白された
-
忍道もやりたくなってきてしまって…
-
華「実は、戦車道をしている身にも関わらず忍道もやりたくなってきてしまって……」
麻子「に、忍道か……ちょっと意外だな。五十鈴さんはそういったものに興味が?」
華「最初はそうではなかったのですが、カバさんチームの方々と話す機会があった時に一年次の履修科目の話になりまして」
華「あの方たちの履修していた忍道の話を聞いているうちに、楽しそうだなと……」
麻子(五十鈴さんは影響されやすい性格なんだろうか。戦車道も体育館のPVを見て面白そうだと思ったようだったが)
華「戦車道が嫌いになったとか飽きたとか、そういう訳ではないのです」
麻子「ん……三年次にも履修はある。そこまで時間があるんだから、今から悩むことでもないんじゃないか?」
麻子「それに、五十鈴さんはあんこうチームだけじゃなく、戦車道メンバー全員が頼りにしている仲間だ」
麻子「私に相談してくれるのは嬉しい気持ちもあるが、できれば西住さんや会長なんかにも自分の気持ちを話してほしいな」
華「……少し、焦っていたのでしょうか?」
麻子「鉄は熱いうちに打てという。華さんの心は気持ちが醒める前にやるかやらないか決めておきたかったのかもしれない」
華「なるほど……ふふ、ありがとうございました、麻子さん。お陰でモヤモヤを取り払う事ができます♪」
麻子「私は何もしていない。……ところで、歴女の連中から何を聞いて忍道に憧れを?」
華「必殺仕事人や水戸黄門について……」
麻子(創作物ばかりで忍者が関係ない……)
次の休み……
麻子「ん……十時か。早く起きたほうだな」
麻子「…………寝よう」ピンポーン
麻子「あぁ……はい」
>>52「おはようございます!」
-
文科省メガネ
-
丸山紗希
-
会長
-
あの子挨拶できるんですかね
-
>>54
http://i.imgur.com/G2Mrsp2.jpg
-
紗希「………………おはよう、ございます」
麻子「丸山か、珍しい」
紗希「………………」
麻子「まぁ上がれ。わざわざ来たんだから何かあるんだろ」
紗希「…………」コクッ
麻子「椅子……いや、床でもいいぞ。好きに座れ」
紗希「…………」コクッ
麻子「…………」ジャバー、カチッ
紗希「………………」ボー
麻子「…………」シュシュシュ、カチッ
紗希「………………」ボー
麻子「…………」コポポポポ…
紗希「………………」クンクン
麻子「ほら、お茶だ」
紗希「…………」ズズッ
麻子「どうだ」
紗希「…………美味しい、です」
麻子「そうか、そうか」
麻子「それで、いったいどんな話を持って来たんだ」
紗希「>>58」
-
河西さんを買い物に誘いたい
-
ちょうちょ......
-
紗希「…………あれ」
麻子「?」
紗希「ちょうちょ」
麻子「ああ……こんな時期に蝶々か。見たことない模様だな」
紗希「…………クジャクヤママユ」
麻子「ほう、あれが……こんな所にもいるもんなんだなぁ」
紗希「…………」コクッ
麻子「…………」
紗希「………………」ボー
麻子「…………」ズズッ
紗希「………………」ボー
麻子「…………」ガサガサ…トスッ、ポリポリ
紗希「…………」ポリポリ…ズズッ
麻子「………………」ボー
紗希「………………」ボー
麻子「…………ん、もう夕方か」
紗希「…………かえり、ます」
麻子「ん。また気が向いたら来い」
紗希「…………ありがとう、ございました」ペコッ
次の休み……
麻子「ふぁ、あ〜……」
麻子「十時か……昨日は早く寝たからな」ピンポーン
麻子「……そろそろ慣れたぞ。はい」
>>61「おはようございます」
-
会長
-
文科省メガネ
-
かーしま
-
役人「おはようございます」
麻子「ッ!? な、なんだ、誰だ……」
麻子「いや、見覚えがある。文科省の役人か」
役人「いかにも。私が貴方たちに廃校を言い渡した役人です、冷泉麻子さん」
麻子「……なんの用だ」
役人「ひとまずお邪魔しても?」
麻子「一人暮らしの女の家に押し入るとは役人のやることじゃないな……上がればいい」
役人「では失礼しましょう」
麻子「悪いが粗茶しかない」
役人「お構いなく」
麻子「はぁ。それで、要件は?」
役人「>>65」
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養子になって欲しい
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お前のことが好きだったんだよ!
-
最近家庭内で自分の存在感が薄いのでどうすればいいか
-
役人「貴方の事が好きでした!!」
麻子「断る!」
役人「な、なぜ……」
麻子「いきなり押しかけて来て殆ど初対面の人間に言う事じゃないだろ!」
役人「ぐ、しかし本当なのです! あなたを一目見て……そう、年甲斐もなく一目惚れなどと!」
麻子「………………はぁ」
麻子「別に幾つになっても一目惚れしたっていいだろ」
麻子「私は歳の差が問題だと言ってるんじゃない。順序が足りないと言ってるんだ」
役人「で、では友達から……!」
麻子「本当に役所勤めの公務員なのか疑わしくなってきたぞ……」
麻子「連絡先だけは交換する。でも過剰な期待はしないでくれ」
役人「……!!」ドバー
麻子「いい大人が子供の前で泣くな!!」
次の休み……
麻子「…………?」
麻子「……また朝からメールを……」
麻子「まだ九時じゃないか……とにかく起きよう」ピンポーン
麻子「……はい」
>>69「おはようございます!」
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そど子
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ドゥーチェ
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アンチョビ「おはよう、冷泉麻子」
麻子「お前はアンツィオの隊長か……なぜこんな所に」
アンチョビ「朝から突然すまないな。だが、どーしてもお前に相談したい事があるんだ! 大洗一の天才に!」
麻子「そんな適当なこと誰が言ったんだ……」
アンチョビ「沙織が言っていたぞ。ち、違ったか?」
麻子(沙織め……また調子に乗って話を盛ったな)
麻子「大洗一の天才かどうかはわからないが、話くらいは聞ける。美味しい朝食もないけどあがってくれ」
アンチョビ「ああ! ありがとう!」
麻子「それで、遠い所から遥々なんの相談をしに来たんだ?」
アンチョビ「>>72」
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下剤ってどこで買える?
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あんこう踊りを教えてくれ
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アンチョビ「あんこう踊りを教えてくれ!」
麻子「大洗街のPVに作られたDVDがそこにあるから持って行って参考にしろ」
アンチョビ「待ってくれ! 直接見て教えてもらわなくちゃわからん!」
麻子「あんな恥ずかしい踊りを何度もできるか!」
アンチョビ「そこをなんとか!」
麻子「だいたいなんであんこう踊りをアンツィオの生徒が覚える必要があるんだ。罰ゲームか何かか」
アンチョビ「いや、うちのカルパッチョが『今度大洗に遊びに行ったときにたかちゃんと踊りたいな』って言うから」
麻子「だったらせめて本人を連れて来い……どうして隊長が出張るんだ」
アンチョビ「ここは隊長らしく、じゃあ私が教えてやる! くらい言うものだろう!?」
麻子「少なくともそんなことを言えるのはアンツィオだけだな……」
麻子「はぁ、わかったわかった。教える」
アンチョビ「本当か!?」
麻子「その代わり、一回しかやらないからよく見ておけ」
アンチョビ「ありがとう……! ありがとう……!」
麻子(まったく、どうして私がこんな事を……)アアアン♪ アアアン♪
次の休み……
麻子「………ん」
麻子「今日は雨か。久しぶりに降ってるな」
麻子「さすがに雨の日は……」ピンポーン
麻子「……はい」
>>75「どうも!」
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そど子
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風紀委員の三人
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そど子「お邪魔するわよ、冷泉さん!」
麻子「そど子ぉ? 今日は平日だぞ。起こしてくれるなら平日に……」
そど子「誰も起こしに来たなんて言ってないでしょう! ていうか! そど子じゃなくて園みどり子!」
麻子「はいはい」
ゴモヨ「あの……」
パゾ美「私たちもいるんだけど……」
麻子「風紀委員が三人そろってなんなんだ……とりあえず玄関じゃ狭いからあがれ」
そど子「ええ、そうさせて貰うわ」
ゴモヨ「お邪魔します」
パゾ美「失礼します」
麻子「それで、いったいどうしたんだ?」
そど子「>>78」
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風紀委員に入れ
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これから学校へ行き補修を受けてもらう
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そど子「これから学校に行って補修を受けて貰うわ!!」
麻子「はぁ!? 単位は足りているだろう! 定期試験だって問題ないはず……」
そど子「貴方は戦車道の特典で遅刻と欠席が取り消されたからって油断しすぎなのよ!」
パゾ美「その、大変心苦しいのですが、特典は一度切りだから、また遅刻を重ねられちゃうと……」
ゴモヨ「でも、休日に補修を受ければ遅刻と欠席一回分を出席に出来るように会長が取り計らってくれたから!」
そど子「そういう訳よ、冷泉さん。補修……頑張りましょう?」ニヤァ
麻子「せ、せめて三時くらいになってから……」
そど子「平日だったら放課後になってる時間じゃない! ゴモヨ、パゾ美! 冷泉さんを抑えなさい!」
ゴモヨ「ごめんね、冷泉さん」ガッチリ
パゾ美「これも冷泉さんのため」ガッチリ
麻子「あ、ああ……!」
そど子「さ、行きましょうか」ニッコリ
麻子「ああああぁぁぁぁぁ……」ズルズル…
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今晩はここまでゾ
また明日ゾ
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オツシャス!
楽しかったゾ
-
麻子(何だか急激に人と話す機会が増えた気がするな……)
麻子(それ自体は問題ないとはいえ、寝る時間が減ってしまっている)ファ…
ツチヤ「冷泉さん、ちょっといい? Ⅳ号の操縦桿見て欲しいんだけど……」
麻子「すぐ行く」
麻子(まぁいいか)
休みの日……
麻子「ふぁ……十時過ぎか」
麻子「昨日沙織がくれたパンがあったな、そういえば」ピンポーン
麻子「……朝食くらいは採らせろ……はい」
>>84「おはようございます!」
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ナカジマ
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島田千代
-
千代「おはようございます、冷泉麻子さん?」
麻子「…………」
千代「……あの?」
麻子「失礼だが、どちら様で?」
千代「申し遅れましたわ。私は日本戦車道島田流家元の島田千代と申します」
麻子「ああ、大学選抜の隊長の……どうしてそんな方が私の家に」
千代「ふふ、折り入って貴方にお話がありますの。よろしいかしら」
麻子「はぁ、まぁ……どうぞ」
千代「お邪魔いたします」
麻子「それで、用件というのは……?」
千代「>>87」
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娘と仲直りしたい
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>>86
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千代「娘と仲直りがしたくて……」
麻子「喧嘩したのk……んですか」
千代「喧嘩というか、些細な事で少しお互いに言い合ってしまったというか……」
麻子(喧嘩じゃないのか?)
千代「娘はまだ一三歳ですけど、我が娘ながら聡明な子です。私の言うこともわかってくれると思ったのに……」
麻子「原因はともかく、それじゃ仲直りには程遠いかと」
千代「ど、どうして?」
麻子「いくら聡明でも物分かりがよくても、自分の娘さんが一三歳というのをお忘れでは」
麻子「一三歳……本来なら中学一年生で、思春期も真っ盛りになる頃合い」
麻子「多感になる年頃だと、頭でわかっていてもどうしてか反発してしまうことだってあるし、よく分からないまま感情を持て余すこともある」
麻子「だから、親である貴方が『娘は自分の言うことを全部ちゃんと理解してくれる』と思ったままだとこういうことになってしまう……なってしまったのでは?」
千代「でも、今まで愛里寿ちゃんと言い合うことなんてなかったから……」
麻子「今からそういう時期ということだ。後は親である貴方が娘の思春期にどう接するかじゃないか?」
千代「そう……愛里寿ちゃんも、もうそういう年頃なのね……」
麻子「母親が大事にしてくれていることが分かれば、娘さんだってきちんと自分の気持ちを話しますよ」
千代「ありがとう、冷泉さん。あなたにお話してよかったわ」
麻子「どういたしまして」
千代「よかったら島田流の門下生にならない?」
麻子「遠慮します。一応西住さんが車長を務める戦車にいる身なので」
千代「あら、残念」
次の休み……
麻子「…………ふぁ」
麻子「今日は誰だ」ピンポーン
麻子「ほら来た……はい」
>>90「こんにちは」
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秋山父
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生徒会長
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杏「おーっす冷泉ちゃーん」
麻子「会長……おはようございます」
杏「もう昼だよー? とりあえず上がっていい?」
麻子「どうぞ」
杏「いやぁ、いきなり来ちゃってごめんねぇ。はい干し芋」
麻子「もう慣れました……いただきます」モグモグ
杏「最近、冷泉ちゃん大人気だもんねぇ」
麻子「はぁ……会長も私に話が?」
杏「察しが良い子は好きだよ」
麻子「そりゃわかりますよ。それで、お話は」
杏「>>93」
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西住ちゃんと仲良くなる方法が知りたい
-
西住ちゃんから怪しい(意味深)視線を感じる
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杏「うーん、それがさぁ、ときどき西住ちゃんから怪しい視線を感じるんだよねぇ」
麻子「怪しい視線?」
杏「うん。なんとなく見つめるとかそういうのじゃなくて、こっちを見て何か考えてるような……」
麻子「……目が合ったり?」
杏「かなりの頻度で。だって私が西住ちゃんの方を見たらだいたい視線が合うよ?」
麻子「何か言われたりは?」
杏「特別なことはないね〜。話すときも普通だと思うし。私の思い違いなのかなぁ」
麻子「会長が普通の視線じゃないと思ってるなら少しは何かあるかもしれない」
杏「やっぱりそう思う? ていうか、西住ちゃんは私についてなんか話したりしてないわけ?」
麻子「話の流れで出る時以外は全く」
杏「う〜ん……まいっちゃうね」
麻子「……それとなく自分から聞いておきます」
杏「うん、助かるよ。気になり過ぎて干し芋にも手が付かなくて」
麻子「結果は後程報告します」
杏「あいよ〜」
別の日……
みほ「ふぅ、今日の訓練はここまでですね。みなさん、お疲れ様でした」
沙織「つかれたー!」
華「今日も一段と激しい訓練でしたね」
優花里「有意義な訓練ができました!」
麻子「お疲れ」
みほ「麻子さん、Ⅳ号は先に洗車するそうなので格納庫前に停めておいてください」
麻子「了解」
みほ「さて……」チラッ
麻子(本当に会長達……会長の方を見てるな)
麻子「西住さん」
みほ「どうしました? エンジントラブルでも?」
麻子「いや、最近会長の事を見ていることが多いようだが……悩み事でもあるのか?」
みほ「…………いえ」
麻子「…………」
みほ「…………」ニコニコ
麻子「……そうか。つまらない事で呼び止めてすまん」
みほ「いえいえ。では、よろしくお願いしますね」
麻子(わからず仕舞い、か)ブロロロ
杏「冷泉ちゃーん」
麻子「っ!? か、会長……?」
杏「ごめんごめん、脅かしちゃった? 西住ちゃん行っちゃったからさ……なんて言ってた?」
麻子「別になにもないと」
杏「そっかぁ。やっぱり気のせいだったのかなぁ……ありがとね、もういいよ」
麻子「ん、わかりました」
杏「ふぅ……」ピリリリ!
杏「お? 電話だ……西住ちゃん? もしもーし」
みほ『会長、今晩お暇ですか?』
杏「? うん」
みほ『――少々、お話があるのですが』
次の休み……
麻子「…………」ボー
麻子「雨か……」ピンポーン
麻子「今日は誰だ……はい」
>>96「おはよう」
-
桃ちゃん
-
カチューシャ
-
カチューシャ「おはようマコロフ!! 今日は雨ね!!」
麻子「……帰れ」
カチューシャ「ちょっと!! それが客人に対する態度!? 礼儀がなってないわよ礼儀が!」
麻子「こんな天気の日に朝っぱらからいきなり押しかけてくるのは礼儀がなっているのか?」
カチューシャ「うっ……ま、マコロフの癖に生意気言うんじゃないわよ!」
麻子「わかったわかった、上がれ」
カチューシャ「最初からそうすればいいのよ♪」
麻子(あの副隊長を連れてないということは相応の用事なんだろうな)ファ…
カチューシャ「なによ、眠たいの?」
麻子「少し」
カチューシャ「ちゃんと早く寝てたくさん睡眠取らないとだめじゃない!」
麻子「まさかお前にそんな説教されるとは……」
カチューシャ「どういう意味よ!!」
麻子「そのままの意味だ。それで、用件は?」
カチューシャ「>>99」
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ノンナやクラーラ達を自立させたい
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ノンナのスキンシップが濃厚すぎる
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おまたから血がでて困っている
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どっかに潜んでそう
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天井に潜んでそう
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カチューシャ「それが……ノンナのスキンシップがすごくて……」
麻子「あの副隊長のか?」
カチューシャ「ええ。アマエリカンみたいにおはようからおやすみのキスをしてくるのはまだいいわ。親愛の証だもの」
麻子(いいのか……)
カチューシャ「でも、その、やたらとボディタッチも多いし、ここの所ずっとくっついてて……」
カチューシャ「今日だってこっそり一人で出ていくつもりだったのに、外に出たら玄関の前に居たのよ!?」
麻子「それは……凄いな」
カチューシャ「私ももう十八だわ。いくらなんでもノンナは構い過ぎだと思うの」
麻子「そりゃ、身長で負けてるのが気に食わないからって肩車させてたらな」
カチューシャ「な、なによ」
麻子「散々甘えてきたんだからそりゃ構いたくもなるさ。今まで副隊長におんぶにだっこだったツケだな」
カチューシャ「そ、そんなことないわよ!!」
麻子「じゃあそっちの学園艦での生活はどうだったんだ?」
カチューシャ「へ? それはノンナが毎朝起こしてくれて……ご飯も……」ハッ
麻子「そういうことだ。隊長離れしてほしいなら、奮起して自分で全部やってしまうことだな。家事も私生活も」
カチューシャ「…………私、ノンナが文句を言わないのをいい事に、頼り過ぎてたのね」
麻子「頼ること自体は悪くないだろ。見誤るな」
カチューシャ「うん、わかったわ! 私、これからしばらく一人で頑張ってみる!」
麻子「その意気だ」
カチューシャ「マコロフ! 今度お礼に私が作った美味しいボルシチをごちそうしてあげるから! 楽しみにしてなさい!」
麻子「ああ。私が唸る程うまいのを頼む」
カチューシャ「ふふん、このカチューシャ様に任せなさいっての! じゃ、ピロシキ〜!」
次の休み……
麻子「ん、十時か」
麻子「最近は昼を過ぎて起きることもなくなったな」ピンポーン
麻子「……起き抜けに誰かが来るのは変わらないが。はい」
>>105「おはよう」
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ノンナ
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ノンナ
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ノンナ
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ノンナおおすぎぃ!
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クゥーン……
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こわい
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ノンナ「Привет」
麻子「!?」
ノンナ「おはようございます、同志」
麻子「お、おはよう」
麻子(ん? 同志?)
ノンナ「お邪魔しても?」
麻子「あ、ああ。上がってくれ……上に頭をぶつけないようにな」
ノンナ「お気遣い痛み入ります」
麻子「……立ってないで適当に座ってくれ」
ノンナ「失礼します」
麻子「それで、遠路遥々なんの用だ?」
ノンナ「>>111」
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最近カチューシャが誰かの家を訪問したようなのです…何か知りませんか?(●)(●)
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恐ろしいぞ…
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そういや外伝作品のキャラって挙げていいんですかね
ほんへで絡みないから書き辛いとは思うけど
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いかん危ない危ない危ない……
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同士なら殺しても粛清で済むからね、しょうがないね
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やべぇよ・・・やべぇよ・・・
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これは目星ついてますね…
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ノンナ「最近、同志カチューシャが誰かの家を訪問したようなのです……何か知りませんか?」ギョロッ
麻子「」
ノンナ「(●)(●)」
麻子「…………」ハッ
麻子「どうして私がいちいちプラウダの隊長の動向を知っておかなくちゃならないんだ。どこの誰の家にいつ行ったかなんて知らん」
ノンナ「ほう」
麻子「だいたい、お前のとこの隊長が誰かの家に行ったとしてなんの不都合があるんだ?」
ノンナ「…………」
麻子「お前はカチューシャのなんだ? 姉妹か、付き人か、親か」
ノンナ「………… дома сжатие」
麻子「そうやってロシア語ではぐらかして……大事な人だと言うなら、相応の扱いがあるだろうが」
ノンナ「……分かるのですか」
麻子「そんな事はどうでもいい」
麻子「はぁ……カチューシャは前の休みに家に来た。お前のことで相談にな」
麻子「本人の名誉の為に内容は伏せるが、あいつはいま自力で頑張ろうとしている」
麻子「普段と違うから心配なのはわかるが、こんなことをしてる暇があるなら見守ってやったらどうだ」
ノンナ「…………っ」
ノンナ「すみませんでした」
麻子「分かればいい……行け」
麻子(……不器用な奴だ)
麻子(少し言い過ぎてしまったな。今度、詫びを入れておこう)
次の休み……
麻子「……まぶしい」
麻子「いい天気だ」ピンポ-ン
麻子「はい」
>>120「おはよう」
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アンチョビ
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ちょうちょ
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最近のちょうちょは賢いな
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>>113
構わゾ
安価なんだから自由でいいんだゾ
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蝶々でもいいのか…(困惑)
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急に難易度上がった
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蝶々「ヒラヒラ」
麻子「?」キョロキョロ
麻子「誰もいない……ついに幻聴が聞こえだしたか?」
蝶々「ヒラヒラ」
麻子「ああ、まてまて、そっちには花の蜜なんかないぞ」
蝶々「ヒラヒラ、スッ」
麻子「っとと、五十鈴さんがくれた花があるんだったな……賢い奴め」
麻子「……ん? よく見たらクジャクヤママユじゃないか。丸山と見た奴か……?」
蝶々「……」
麻子「窓だけは開けておこう。何時でも出ていっていいからな」ガラガラ
蝶々「……」
麻子「…………」フゥ
麻子(そうだ、写真だけ撮っておこう)パシャ、パシャ
蝶々「……」
麻子「…………」ボ-
蝶々「……」
麻子「…………」ウト…ウト…
蝶々「ヒラヒラ」
麻子「…………」ス-、ス-…
……………………
麻子「……ん、すっかり二度寝をしてしまったか……」グシグシ
麻子「蝶々は……出ていったみたいだな」
麻子「……平和な一日だった」
次の休み……
麻子「今朝は少し冷えるな」
麻子「どうせ誰か来るだろう、お湯を沸かしておくか」ピンポ-ン
麻子「はい」
>>127「こんにちは」
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赤星小梅
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ニーナ
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プラウダの溜まり場と化した麻子の部屋
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蝶野一尉
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ニーナ「こんちわ」
麻子「……誰だ」
ニーナ「プラウダ高校のニーナですだ。戦車道やってるべ」
麻子(訛りがすごいな……)
麻子「プラウダの連中が揃いも揃って短期間のうちに続々と……」
ニーナ「?」
麻子「なんでもない。あがれ」
ニーナ「じゃあお邪魔するべ」
麻子「それで、お前は何の用で家に来たんだ?」
ニーナ「>>132」
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戦車道のしごきがきついので転校しようか迷ってる
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隊長が行方不明になった
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ニーナ「実は隊長が昨晩から戻ってきてないようで」
麻子「カチューシャが?」
ニーナ「はい……も、もしかしてプラウダが嫌になって出ていってしまっただべか……」
麻子「動向はノンナが掴んでいるんじゃないか?」
ニーナ「それが、副隊長は何も聞いていないと……あの副隊長が知らないと言うほどだからやべーことだぁよ!」
麻子「……念のために聞いておこう。どうして隊長が行方不明だと思う?」
ニーナ「へ? そりゃあいつも副隊長と一緒で、プラウダで一日以上姿を見せない事なんて一度も……」
麻子「それで?」
ニーナ「??」
麻子「ただ一日姿を見せかっただけじゃないか。もう一度副隊長に訊き直すんだな」
麻子「『カチューシャは無事ですか』と」
ニーナ「わ、わかっただよ」
……………………
ノンナ『同志、どうやらニーナがそちらにお邪魔したようで』
麻子「ああ。彼女曰く、カチューシャが行方不明だそうだが?」
ノンナ『そんなことはありません。カチューシャは今現在、プラウダの学園艦を離れているだけです』
麻子「そんなことだろうと思った……」
ノンナ『ご迷惑をおかけしました』
麻子「いい。こっちも本当に行方不明じゃないと知って安心した」
ノンナ『カチューシャの心配を?』
麻子「知り合いが行方不明だと言われたら誰だって心配になる」
ノンナ『ふふ』
麻子「切るぞ。カチューシャには美味しいボルシチはまだかと催促しておいてくれ。じゃあな」
次の休み……
麻子「身体が、重い……」
麻子「こんな日もあるか」ピンポーン
麻子「はーい……」
>>135「おはようございます」
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逸見エリカ
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おばあ
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やべえよやべえよ…
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おばあ「寝てたのか寝坊助!!」
麻子「!? おばあ!? なんでここに……」
おばあ「あんたがシャキっとしてるか見に来たんだよ!」
麻子「で、でもまだ身体も本調子じゃないし……」
おばあ「調子が良いか悪いかはあたしの決めることさね! うだうだ言ってないで顔でも洗ってきな!」
麻子「わ、わかった」
おばあ「まったく掃除も……掃除はしっかりしてるみたいだね……」ブツブツ
麻子(いきなり来るなんてビックリした……でも、元気そうだな)
おばあ「なんだいこれは! 冷蔵庫の中身がすっからかんじゃないか!」
おばあ「麻子! あんたちゃんと食べてんのかい!?」
麻子「食べてる」
おばあ「昨日の晩飯は」
麻子「白米と焼き魚」
おばあ「学生の癖に質素な食事してんじゃないよ! 尼にでもなるつもりかい!!」
麻子「い、いえ、昨日はあまり食欲が……」
おばあ「だから細っこいんだよあんたは! 今日は晩御飯まで作ってやるから……なんて顔してんだい」
麻子「え?」
おばあ「…………顔洗ってきな」
麻子「い、いや、さっき洗ったばっかり……」
おばあ「洗い方が甘いんだよ、しっかり洗えってんだ」
麻子「? う、うん……?」
おばあ「…………親より先に逝きやがって、馬鹿息子。娘が寂しがってるじゃないか……」
麻子「………………」ザバー、キュッキュ
麻子「おばあ、これくらいでいい?」
おばあ「ああ、ちっとはマシになったね。ほら、朝餉だ。あんたの冷蔵庫が貧相だから卵焼きしか作れなかったよ」
麻子「! ありがとう、おばあ!」
おばあ「ふん……よく噛んで食べな」
次の日……
麻子「ん……」
麻子「………………」
麻子「はっ、急いで仕度しないとおばあに怒られる……!」
麻子「……ああ、おばあ、帰ったんだった……」
麻子「……………………」
麻子(私がいつまでもこうだからおばあも心配になるんだろうなぁ)
麻子(安心させるには……)
麻子(………………しっかりしないと、な)
麻子「いい天気だ――行ってきます」
〈了〉
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今度こそ終わりゾ
ありがとうゾ
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オツシャス!
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良い話だな〜
お疲れさまでした
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いい話だった
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今回も良い話で終わってよかった
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