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Fate goの男主人公くん(ぐだ男)大好きスレッド

143名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/08/05(土) 01:23:47 ID:8KXwkXak
 ある日見かけたサーヴァントに囲まれた彼は嬉しさの中にも少し大変そうで、なんとなく目を奪われているとこちらと目があい、きらきらと、子犬が尻尾を振るようにこちらにすすすと寄ってきた。
 もちろんサーヴァントへの気配りも忘れてはいないだろうし、少し、オブラートに包んだ表現ではあるがあまりひど……ひどいのはいないから大丈夫かと、それでも多少はじっとりとした視線を感じながら彼と対面すると、食事に誘われた。先ほどの彼女らもそうだろうに、いいのだろうかと尋ねると一気に疲労が来た時のように、がくりと肩を落としていろいろと察せられるものがあった。
 ならば部屋で、と二人で食事をしているとなんとなく昨日のせいで落ち着かない。かちゃかちゃといつもより大きく感じる食器のこすれる音は不安定さを漂わせ、素知らぬ顔で食べているぐだ男は手についたカレーをぺろりと、赤い舌を出して舐めていた。
 二言三言続かない会話をしてから勢いよく彼は立ち上がり、どすどすと部屋の端から次々と女性ものの、いいのだろうか、どこかで見たようなものを取り出し、並べてからどれが好きですか、などとのたまった。
 正気かという目にいや、あくまで参考に、という弁明をしながらどうもはまってしまったふうなことを伝えられた。だからこうして、いろいろ揃えたのだとも。
 しかしここで見慣れたサーヴァントの服装を指差せばその人に対して劣情を催しているのだと思われてしまうし、ここは波風立たぬようにと昨日の、彼が来ていたドレスを指差すとぴたりとせわしなく服の間でさまよっていた手が止まり、深呼吸をしていた。
 そしてドレスを抱きしめるようにもって、着替えてきますと一言呟いた。選択を間違えただろうか。
 わずかな時間で着替えた彼は昨日とそこまで変化はなく、化粧にかかる時間だけが短縮したのかなと思われた。しかしその見た目以上に、振る舞いがなんとなくこなれているというか、女性的でかつ自然で、それでいて大胆に昨日とは違う様子を見せていた。
 どうですかとポーズをとる姿はぎこちないが前よりも様になっている。足の開き方といった育ちによるものは矯正がまだ難しいのか、少し粗野に見えることもあったけれど、それもまたそそる、と頭が少し飛んでしまうほどだった。
 ぼうっと女神を前にするように見ていると彼はドレスの前をぐっと掴んでちらちらと揺らしたり、腰をくねらせている。そしてそのたびにかくんとわずかに腰を落としていた。
 ポーズの一環かと思ったそれは少し咎めたくなるような下品さを孕み、口に出すとはっと正気に返り、ひけた腰でぺこりと謝罪された。
 じゃ、そろそろいい時間だからと腰を上げると思いのほか強い手で手首をつかまれ、唇を奪われた。
「んっ……ちゅっ……ん……はっ、気持ち悪いと思ったら、離してください……んっ」
 腰をぐりぐりとこちらに押し付け、とろんとした目で唇を押し付け、付けたばかりの赤は口の周りに広がってしまっていた。
「ちゅぅ、はっ……ちゅう……んむ……はむ」
 一般的に悪臭と呼ばれる匂いが部屋に広がり、なじみのあるその匂いは彼の下半身から放たれていた。じんわりと色が滲み、にちゃりとした感触が伝わる。
 満足したのかゆっくりと離れると、はっと気が付いたかのように離れ、口紅をごそごそと、どこから出したのか手鏡で整えていた。
 いわく昨日触れたときに射精してしまった、それから自分でしても出なくて、悩んでいたところに、顔を合わせるとお腹の下がじんわりと灼け付くような感触に捕らわれたらしい。
 そしてキスに至ると、すべて告白してからうつむいてきょろきょろとどこかを剥きながら、気持ち悪いのか下半身を動かしている。
 自分が勃起している事実と、目の前の彼を見て覚悟を決め、受け入れるという話をするとぱぁと、先ほどまで尻尾を垂らしていた犬が飼い主に飛びつく寸前のように破顔した。
 時間ぎりぎりまでキスを繰り返し、その間彼は3度射精した。


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