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【和書】本は読んどけ!【洋書】
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:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2023/02/14(火) 19:27:29 ID:jT3aFhwM
M・スコット・ペック 森 英明[訳]『平気でうそをつく人たち』草思社(1996)
家庭内の親が孤独だから子供に依存したり、支配したりするのはなぜ起きるのか。
個人だけではなく、集団にも起きる。
ベトナム戦争でミライ県という場所でアメリカ兵がベトナム人を虐殺した。
著者は頻繁にアメリカ兵と話す機会があり、何があったのか自分の考え方にそってなら知り尽くしているという。
親が子供を苦しめるのと同じ理由で、特殊部隊員がベトコン(ということにした一般人も)虐殺した。
この特殊部隊員もアメリカ社会からスケープゴートにされていた。
日本でも「アフリカの子供たちが今も上に苦しんでいます」という言葉をよく見かける。
私たちは「うっせえわ」と思って無視している。
いい人ぶっていると思うから、こんなこと言われても、かわいそうと思う事には何かよからぬ矛盾を感じる。
その正体は、親が子供を苦しめて破滅させる精神と同じだった。
国から誰かがスケープゴートにされ、組織を作る。組織の中で仲間外れが行われ、スケープゴートにされる人が出てきて、追放される。
追放された個人はほかの場所で弱い者いじめをして、その弱いものがスケープゴートを作る。
日本で「いじめはなくせるか?」と言うのは何かものすごい勘違いしていることになる。
のちに毒親と言われる現象だが、『平気でうそをつく人たち』が出たころは毒親という言葉はなかったと思う。
こういう性格というか性質を著者は「邪悪性」「邪悪」と暫定的に名付けている。
実は邪悪な人がなぜ存在するのかなどの研究はまるっきり行われていない。
それで、性格が悪い人間は放置状態になる。
問題があるとなぜか真犯人よりもその被害者が真犯人ということにされるわけだ。
腐った世の中だから真相がわからないと批判はできるが、学問上、そもそも邪悪性を研究していなかった。
邪悪性を研究するための準備も何もないんだそうだ。
準備を促すために著者は書いた。
邪悪性の研究がすすめられ、軍隊は人を殺す以外に、社会に必要なあらゆる活動を全部やるのがいいと仮定する。
そうすると「おれは人を殺すだけが仕事なのであとはしったこっちゃない」と言わなくなるからだ。
自分の仕事でもないことも仕事にしてしまえば、ちゃんと丁寧に対応するだろうということだ。
その第一歩として、何から始めたらいいかというと、全部をちゃんと丁寧に扱えるように
「愛」で一人ひとりにちゃんと対応することである。
日本では「愛」と言えば「うっせえわ」と思うが日本はそもそも愛をわかっていない。
組織のリーダーがメンバーの安全を守りながら活動する、その守ろうとする精神も愛情である。
リーダーはメンバーの命を守りながら活動しなければならない。
愛がなくメンバーを率いたら、邪悪な人間となる。
何が邪悪性を生み出し、親が子供を苦しめて反省の色がないのか。
「ナルシシズムと怠惰」である。
ナルシシズムと怠惰で自分と他人にうそをつく。
邪悪性を簡単にまとめると、平気でうそをつく人たちの言動を指すと著者は書く。
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