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1Lyze:2013/12/17(火) 23:50:21
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2怪盗紳士Lupin:2013/12/18(水) 05:24:25
  隣の家の山田さん Vol.2 12月第一週「あの時の俺」
3.
「あの時、私の頭には正直言って喜びのかけらもなかったんです。」
ウェイターがワインを注いでいる。
「なんか、絶対ピアノとか習ってそうで。当時の僕は、まだやんちゃっ子で外で遊ぶのが基本、家ではご飯を食べて寝るだけ、というような生活を送っていましたから、うちとお隣に子供ながら壁を感じてしまったのでしょうね。山田君は朝起きて勉強、家に帰ってきて勉強。夜寝る前も勉強でしたから。」
ワインを一口飲んだ。
「ただ、あの日その想い全てが覆されました。」

4.
いつものように元気よく帰ってきた少年、拝島俊明はドアベルを鳴らした。が、反応はない。
「えっ!?いないの〜?」
独り言をつぶやきながらランドセルから家の鍵を出して開け、中に入ると、一通の置手紙があった。
  お隣の山田さん家にいます。帰ってきたらお隣に来てね。
ただのこれだけの文章だったが、少年ながら不吉な予感を感じ取ったのかもしれない。少年は、だるそうにランドセルを置くと、走るでもなく、歩くでもないような微妙なスピードでお隣へと出かけて行った。

5.
「あの日、私には不吉な予感しかしなかった。お隣に行く時も壁を飛び越さなければ行けない。そんな衝動に駆られていたんです。ですが、実際に行ってみると…。」

6.
ドアベルを鳴らす少年。
「は〜い。」
山田の声が返ってきた。
「お隣の俊明で〜す。お母さんいますか〜。」
するとドアから、少年の母親である登紀子と山田が笑顔で顔を出した。
「あら、帰ってきたのね。」
登紀子が言った。
「さっ、入って入って!」
山田もせかすかのように少年を家に入れる。廊下を通り、進んでいくとリビングがあった。そこには、山田の息子、また、少年の同級生である勇介もいた。
「それでね…」
登紀子が元の話に戻そうと山田に話しかけている。すっかり打ち解けたようだ。
「俊明君、上の僕の部屋行こう。」
勇介が俊明を誘った。
「うん。」
俊明はその場の状況を飲み込めてはいないようだったが、とにかく悪いようなことではない事を察し、勇介と二階へ行った。
そこで少年は、目撃者となる事をまだ彼は知らない。
つづく

3アノード:2013/12/18(水) 18:10:11
Mr. Sagara's Roman, es war interessant.この意味わかる?(ドイツ語だけど・・・
)


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