[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
| |
【集い騒げ】模擬戦スレ【戦いの探求者達よ】
1
:
名無しさん
:2013/07/21(日) 23:45:51 ID:ptIZPci6
模擬戦スレ。
本スレでは再現が難しい戦い(設定に反する・死んでしまったキャラを再び 等々… )や、戦闘描写の練習、キャラ能力の試験等で使いましょう。
24
:
神無月
◆eMrllmlJ0A
:2013/08/04(日) 16:54:06 ID:TfvwTY9Q
「決闘者募集中、ねぇ」
「弱すぎて決闘にもならねえじゃねえか」
そんな事を呟きつつ、次に戦うであろう人物を待つ
先ほど少し暇だったので決闘試合に行ったが、能力さえ使わずに勝ってしまったのだ
「あぁ〜なんかねぇもんか?」
手の内に持った漆黒の刀で素振りをしつつ、周囲を見る
その振りは、その刀を持った上体では到底速いとは言えない
ただ、無用心にその刀を振り回しているだけ
25
:
祁答院御心
◆ePGFGpFBE2
:2013/08/04(日) 17:23:39 ID:8Gg6UP3A
>>24
暑い日差しが続く中雲一つない青空を恨めしそうに見つめる黒い髪の女性がいた
幾ら戦い、幾ら傷つき、幾ら死のうが戦闘の後には何もかもが元通りになるといわれる模擬戦場へと向かうべく、態々森の館から出てきたのは祁答院御心
刀を手に持ち、舌を出しながら歩く姿はまるで犬や狼の類。この暑さを知っておきながら、改造した桜の紋様が散りばめられた着物を着ている
汗をかくのは分かっているが、どうしても戦闘で使えるか試したかったのだ。股の間のラインが綺麗に切られているのは動きやすいであろうという推測から
しかし距離を考えていなかったのだ。猫背気味に重い足取りでやっとのこと模擬戦場へと辿り着いた
きっと入れば空調が整備している。希望を胸に入り口へと手をかける
「すみません。遅れました」
冷気を感じるとともに暑さからの解放感が全身を包み込む。折角夫から休日をもらったのだ、今日は楽しもう
エリスはそう胸に契り、今回の相手である者を探す。エントランスを抜けて奥深くへ
場所は白く硬い地面に幾つかの柱。俯瞰すれば円の形になっており、脇にある二階の観戦する場所が柱に支えられている形である
エリスは白い地面を踏み、そのまま中心へと進んでいく。だがそこはもう白い足場などではなく、赤い飛沫の付いた地面
気が付くと正面には男が黒い刀を振っていた。足元には無造作に死体が転がっている
小さく頷いて刀に手をかけつつ声を発した
「えーっと。こんにちは?かな。今回の相手さんですよね。いえ、貴方の返事は良いです」
低く腰を構えそのまま男の元へと駆ける。刀には手をかけたまま、相手に隙は与えない
勢いのまま横一線に抜刀する。相手の技量は恐らく自分より上、だが確証はない
ならば試してみるのみ。回避することは余裕だろう――御心より身体能力が上、或は剣での技術があるのならば
26
:
黒(black)
◆eMrllmlJ0A
:2013/08/04(日) 17:35:16 ID:TfvwTY9Q
>>25
「来たか・・・」
「そうだ、俺がお前の相手だが、返事は要らないんだったな」
横一閃
目前まで迫った刃に、自身が持つ刀を合わせる
持っているのは能力の産物だが、能力自体は発動されていない様だ
斜めに刃を向け、刀身を峰で難なく受け流す
「ダメだ、もっと剣は・・・」
「隙を無くさないとな」
次に男が取った行動は、地面に刀を置くこと
だが、置いた時に若干地面にめり込む
そして、手に持っているのは、通常の真剣
軽すぎる、といわんばかりに居合い斬り
剣を学ぶ者なら誰でもわかる、達人級か、それ以上の振り
速度は、通常人間が振るべきスピードの5倍近く
まだ、目視できる範囲だが
27
:
祁答院御心
◆ePGFGpFBE2
:2013/08/04(日) 17:56:50 ID:8Gg6UP3A
>>26
横一閃の攻撃は通用しなかった。御心は余裕の笑みを浮かべて刀を振れる様に体制をもう一度低く立て直す
刀の切っ先を相手より低く持ち、自重を前面に寄せて相手の攻撃に耐えるための態勢を作った
久しぶりの休暇に、久しぶりの強敵。丁度良い頃合いの敵が手に入ったと、愉悦に再び微笑を見せる
御心は一瞬の間、見合いながらも後方へと距離を取りつつ相手の動きを観察する。目の奥深くに眠る深い、深い赤色を光らせて
獣の様な鋭い視線。相手を射殺すような威圧感。そして男が感じるであろう、刀から醸し出される殺気
御心は相手が行動をするより先に、いやそれ以前に相手の視線上へと刀を置いたのだ。ただの横一線ではない。能力を発動する一つの布石であったのだ
男が感じるのは行動を止めなければならない、ないし攻撃を避けなければならないという危機感だ
どれだけ美しい太刀筋で御心を切りつけようとも、一瞬だけ現れる、もしくは個人差によって出てしまう怯みのせいで何らかの支障が起きてしまうだろう
相手の意識にはなくとも、深い心理の中に植え付けられた傷である。あくまで個人差があるが
「……ッ!」
能力の布石があったといえど、相手の居合切りは早い。後方に回避を試みるも、着物の一端を掠めてしまう
剣術の技量ならば男の方が上と解った御心は既存の剣術という概念を捨てて、心中に食い殺すという感情だけを置いた
神狼と暮らしている中で戦闘する相手というのは食えるか食えないかという二択のみ。それ以上の事を相手に求めない
それゆえに武器を使役して戦うにしても、剣術というものは邪魔になるだけなのだ。相手が行動した事に対応する。どれだけ傷ついても対応することだけはできているはずなのだ
御心は背後へと大きく跳躍を行う。刀を大きく薙いで能力である《喰らい》を発動。空間を喰らって、電球を全て喰らい尽くそうとした
もし完遂したなら暗闇だけが残り、御心は体を闇に落とした。男は御心の行方を追う事が出来るだろうか。暫くは夜目が効かないかもしれない
だが御心にとって闇とは武器。神狼と共に狩りを行うときは闇に紛れて気配を消し、背後から気づかれることなく殺す
慣れた様に足音を消して、しかし素早く男の背後へと回った
男はどう対応してくるだろうか
28
:
神無月
◆eMrllmlJ0A
:2013/08/04(日) 18:08:08 ID:TfvwTY9Q
>>27
謎の硬直感
一瞬、体が石に置き換わったような感覚に、顔をしかめる
「掠っただけ、か」
「基本は技をはずすことは無いんだが」
おそらく、今のが相手の特殊な攻撃か、特性なのだろう
「...何だ?」
一瞬にして暗転した視界
別段、自分に暗視能力があるわけでもない
ならばこうする
「亜空刃」
もう一度、漆黒の刃を出現させ、暗闇の中正面を切る
すると、闇に紛れて漆黒の空間の裂け目が出来る
その中に飛び込み、すぐにその裂け目は消滅するだろう
そして、もしも無事に飛び込むことが出来たなら、場内のあらゆる箇所の空間が裂け始める
29
:
祁答院御心
◆ePGFGpFBE2
:2013/08/04(日) 18:24:36 ID:8Gg6UP3A
>>28
/すみませんさっきの最後の文章確定染みてたので訂正しようと文章ぶち込んだら文法がめちゃくちゃになったことをここにお詫び申し上げます
御心が背後から襲うより先に、男はこの空間から脱してしまった。御心が切り付けたのは男ではなく、何もない空間だけ
御心には鮮明に見えるこの空間に逃げ場所など存在しない。中心で物事を行っているのだから、瞬間移動でもしない限り視界から消えることはないのだ
御心は男の行方――何か刃の様な物体を召喚したと思えばどこかへと消えてしまった――を追う為に、目を光らせる
周囲をすべて見渡しても何もない。逃げたのだろうか、それともここではないどこかへと隠れたのか
否、隠れることなどできない。御心の目に映っていないという事はつまり、能力で身を扮したという事
ならば男はどこに行ったのだろうか。御心は先ほどまでの男の動向を振り返る。刃を召喚し、何事か呟いていた
それがもし能力の発動を宣言する物であるならば話が付く
「なら」
裂け始めた空間を尻目に、御心は右足を軸に、刀を添えたまま一回転する
それと同時に能力を発動。台風の様に噛み千切る能力が施行された
もしこのタイミングで男が空間から出てきたのならば、噛み千切りが施行され体の表面に噛み千切られたような傷ができるだろう
/飯一滴安
30
:
神無月
◆eMrllmlJ0A
:2013/08/04(日) 18:30:57 ID:TfvwTY9Q
>>29
「そろそろ...今」
無数に開いた空間の裂け目のひとつから通常空間に飛び出す
そして、未だ視界が暗い中、次の一手を探す
だが、何故か
いや、必然的に
31
:
神無月
◆eMrllmlJ0A
:2013/08/04(日) 18:33:38 ID:TfvwTY9Q
>>30
/途中送信ですすいません
必然的に体表面に、噛み千切られたような傷が出来る
痛みに顔を歪め、刀を落とす
地面に空間を裂きながら突入したそれは、重力の限り落下していく
/もう時間ですすいませぬ
32
:
祁答院御心
◆ePGFGpFBE2
:2013/08/04(日) 18:45:06 ID:8Gg6UP3A
>>31
御心は闇の中でもう一度頷いた。体の表面を抉られた男が空間から出てき、落ちていく様を見て追撃するべきか悩む
血塗れになっているであろう男の体躯を見て少し不満げに舌打ちを小さく吐いた
このまま終わると思えば少しつまらない、と。最初の一撃、あれを見てからでは期待してしまうのも当たり前だ
食えるか食えないか、結果としては重要だが楽しめるか楽しめないか。料理と同じように美味しかった、という前に美味しいという経過が必要なのだ
刀を白い地面に突き刺して相手の行動を待つ御心はただ、相手が動くのを心待ちにしていた
二度と起き上れなかろうが、息をして自分を楽しませてくれるのであれば、普段試すことができない一撃を浴びせようと、ただただ男を見る
/あいあいーもしやるのならば返してくださっても構いませんよ
/終えるのなら用事が済んだなら雑談にでもその由を伝えて下されば嬉しいです
33
:
神無月
◆eMrllmlJ0A
:2013/08/04(日) 22:06:17 ID:TfvwTY9Q
>>32
「変な攻撃だな、おい」
まだ意識も体も無事ではあるが、戦うには怪我というハンデが大きい
ならば、回復すればいいのだ
次に取り出したのは、薄く白い明かりを漏らす小刀
地面に足を付け、しっかりと立ち、剣尖を「自分に」向ける
そして、体の表面を自分で斬る
すると、普通どおりしっかり皮が切り裂かれる
だが、それと同時に体表の傷が癒えて、塞がっていく
「回復刃・・・小刀」
//まだ用事が終了しては居ないのですが合間を見てやっていきます
//なので次からの返信は不定期&遅レスだと思われます
34
:
祁答院御心
◆ePGFGpFBE2
:2013/08/04(日) 23:10:36 ID:8Gg6UP3A
>>33
刀を差したまま、御心は動かずに男を見ていた。何もせず、ただ男が自分を楽しませてくれることを信じて
漆黒の中で行動を見せる男が選んだのは心身の傷の回復。男がそれで動くことができるのならば、と御心は見届ける
これで男の能力の全貌が理解できて来た、空間を切り裂き異空間へ繋げる、身体の回復、基本となる剣術
相手の能力は言ってしまえば万能だ。自分の能力はただひたすらに破壊をすることが主となっている
だからこそ、御心には選択肢などなく、ただひたすらに破壊することを選んだ
突き刺さった刀をもう一段階深く押すと、御心は一歩手前へと出て宣言をする準備を始めた
「イアコフ、藭及び主イイスス ハリストスの僕は、散じ處る十じふ二に支派しはの安を問ふ」
東方正教会の聖書の序文、芯の通ったしっかりとした声で、高々と宣言
夫の主教である東方正教会で着られるポルーチが呼応して、冷気をいつも以上に強く発し始めた
御心の腕が段々と白くなる――いや、元より白かったためか寧ろ蒼白くなっていっているのだ
表情をくるしみで歪ませて、脳味噌に浮かんでくる聖書の続きを言い続ける
そして、終盤になってきてからの事、ポルーチが強く輝き始めた。同時に刀も同様にして大きく光を収束し始めた
「啓蒙者よ――出でたまえ」
男がもし、この宣言を聞いていたとすれば、御心の声は轟音となる。獣というよりは魔獣の類、低い、胸をえぐるような音
もはや人の物ではないそれと、痛いと形容できるほどの強い輝きは刀が中心となって出ている
男がこの現象を二つ、喰らってしまえば背後へと勢いよく叩き付けられてしまうだろう
啓蒙者、つまり東方正教会の信者はこの場から失せろという、あまりにも理不尽な攻撃。実際に東方正教会では現在でもつかわれている場所がある
だが、男にも回避することは可能だ。御心から発せられる尋常ではない雰囲気は、どこかへ身を隠すに十分な理由となりえる
御心の詠唱は一瞬、しかし前提としての宣言は5秒以内だ。男に与えられた猶予はその時間
筋力で耐えるのならば、相応の筋力が必要となるし、御心に隙を与えかねない
「さぁ、仕切り直しと行こうじゃない」
御心にとってそれは始まりの終わり、刀を引き抜いて刀身を優しくなでると、優しく微笑んだ
そして男が吹き飛んだのであれば、御心は連続で跳躍を行って男に近づき、まず腕を切りに行く
下から上へ、手から腕へとかけてどこか、右腕を狙うだろう
35
:
神無月
◆eMrllmlJ0A
:2013/08/05(月) 00:43:40 ID:Agts2aKc
>>34
現状、自分主観で見れば絶望的にもほどがある状況に置かれている
相手の能力の全容を掴めないまま、自分はいくつか...いや、半分以上をさらしてしまった
こうなれば、もはや勝率は下がる一方だ
能力が見破られれば、その対策を打つことが出来る
それは自分も同じ条件下にあるのだが、如何せんこの状況では、一方的過ぎる
一度状況を立て直す必要がある
勝機を見出すにはそれしかない
ならば逃げる
戦闘から一瞬だけ抜け出す
その手は一つしかない
『亜空刃』
先ほどのように漆黒の刃の太刀を持ち、切り下ろす
当然、出来た裂け目に一気に入り込む
そして、その裂け目に体が半分ほど入ったところで、何かを耳に、同時に目にする
胸を抉られるような禍々しい声と、痛さを錯覚するような閃光
そして、全く理解できない異常な運動エネルギー
裂け目の向こう側に突き飛ばされるようにして、亜空間に突入
幸い、あまり目立った外傷は無い
そして、ここで気付く
まだ確証は得られないが、まだ晒していない能力を使えば、形成が逆転できるのでは、と
そして、先ほど入った穴に再度突入、通常空間に入ると同時に、漆黒の太刀が消滅する
「重力刃」
手元に別の刃を出現させる
すると、重力に逆らうように、一気に上空に引き寄せられる
相手の攻撃を避けると同時に、ある策略に出る
「重力変換」
そして、その後部屋の角に沿うように移動して行くだろう
---刃を部屋の辺になぞらせながら---
36
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/02/26(水) 18:04:21 ID:.2Gx7TUI
懐かしいなー。
【暫くこの街から離れていた男。以前よりも顔は精悍になりそれでいて以前よりも覇気を纏っていた】
暫く留守にしてもこの街は変わらないもんだな、
まーだアウリガとかが暴れてるのかね。ブラックシールドは仕事してんのかな。
気になることだらけだな!兄貴!
【後ろを振り返る。だが後ろには誰もいなかった。あれれと顔を顰めながら男は再び歩き出す。】
…兄貴の野郎、一声かけてから消えて欲しいもんだぜ。
【男は高いところに飛び懐かしいこの街の風景を眺めていた。】
本部、応答せよ。特殊戦闘部隊部隊長、掌拳次です。只今戻ってまいりました。異常がなければこのまま本部へと伺います。
【通信を切って男は溜息をつきながら高いビルの上に座りボーッとしていた。】
37
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/02/26(水) 18:18:40 ID:HESz8mNs
>>36
この街の夜に突如舞い降りた〜未確認飛行物体な少女
【何時も変わらず誰が為に歌を歌い】
【何時も変わらず空を飛ぶ少女がいた】
一瞬で僕ら心奪われた〜未確認飛行物体な少女
(今日の仕事は?)
ん〜?もう終わったよ〜
(そ、なら早く帰る?それとも歌いに行く?)
どうしようかな〜
【内に秘めるもうひとりの自分と会話しながら眼下を見れば】
【ふとどこかで会ったような男の姿が目に入る】
あれ?あの人は……
(最近見なかったけど随分とかっこよくなったんじゃない?)
かもね〜、名前なんだっけ……
(掌拳次、でしょ?)
そうだったね!となれば早速突撃〜!
【言うが早いか進路を真下に直角九十度】
お久しぶりで〜〜〜〜す!
【男に声をかけながら急降下していった】
38
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/02/26(水) 18:34:16 ID:.2Gx7TUI
>>37
ん、なんか聞こえるな。
【男は誰よりもいち早く空を飛ぶ少女の声を聞き、気配を察知した。純粋な修行の賜物である】
(あの子は確か。)
【何処かで見たことある。そして名前もすぐに思い出した。】
よし、いっちょ話しかけに行くか!
【足にはゆっくりと黄金の炎がまとわれていく。昔と比べこの力もなんら不便なく使えるようになったようだ。】
って、おもっくそこっちに突撃してきてるじゃねえか。受け止めるか。
【男はゆっくりと掌を向ける。すると掌には黄金の炎が纏われ、掌から威力を下げた衝撃波を放ちそれに金色の炎を纏わせる】
【攻撃ではなかった。衝撃波の威力は金色の炎により消化され、金色の炎は相手を受け止めるという感情を持っていた。相手の事を受け止める為の行動。ここまで繊細に自分の能力を使えるようになったのも修行の成果だろう】
39
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/02/26(水) 18:35:22 ID:.2Gx7TUI
/補足入れときます!
このまま飛び込んでこい!安心しろ!攻撃じゃないから!!
【大声で彼女に聞こえるように叫んだ】
40
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/02/26(水) 18:55:11 ID:bfsegVWQ
>>38
【男も此方に気づいたらしく金色の炎を纏った拳を突き出してくる】
えっ!?ちょ、攻撃!?
(違うって言ってるじゃん?いいから突撃しなよ)
う、うん……いいのかな?
【男が言うのだからおそらくは大丈夫なのだろう】
【その言葉を信用して減速無しにそのまま男目掛けて突撃する】
うわぁ……なにこれ……
(見事なまでに衝撃を吸収してるね)
【男の拳と自分の体が触れるかと思ったとき】
【周囲に金色の炎と少女の羽根が舞い散り幻想的な風景を作り出す】
【そして少女自身も難なく着地することができた】
よっ……と、お久しぶりです掌拳次さん!
(一応私もお久しぶりってことで)
黒ちゃんもお久しぶりって言ってますよ!
【目の前の男は肉体的にも精神的にも何処か成長したように見える】
【少女は以前会った時と変わらない笑顔で男との再会を喜んだ】
41
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/02/26(水) 19:07:56 ID:.2Gx7TUI
>>40
久しぶりだね!この街に戻ってきて初めて会う人がまさか君だとわね。蒼乃空ちゃん。それと黒乃空ちゃん。
【満面の笑みを浮かべたその顔には細かい傷跡が多く見られた。】
それにしてもいきなり突撃とは相変わらずみたいだ。
変わってない様子で何よりだよ。久しぶりに帰ってきたけどあんまり街の様子は変わってないみたいだね。
【目の前に広がる街並みを見ている。男が心配していたのは恐らくアウリガの事だろう。】
まぁ、特に何もなさそうだし何よりだよ。君の歌声も相変わらず綺麗だったしね。
【遠くにいてもあの印象的な声は忘れない。笑みを浮かべながら彼女の方を見た】
42
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/02/26(水) 19:16:24 ID:XodxhsVw
>>41
えへへ、そう言ってもらえると嬉しいです
(ま、まあ悪い気はしないよね)
でも随分と傷だらけですね?
(大方修行でもしてきたんじゃないの?)
【男は満面の笑みをするがその顔の細かい傷に少し心配そうな顔をする】
本当は途中で止まるつもりだったんですけどね?ホントですよ?
【若干バツの悪そうな顔をして必死に弁解する】
相変わらず……ですか、うう……
(劣化してないだけいいって思おうよ?)
そだね……悔しいなぁ……
【相変わらず綺麗と言う評価に少しだけ不服そうにする】
【褒められているので悪い気はしないのだが成長していないとも思えて複雑な気分だ】
43
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/02/26(水) 19:35:28 ID:fwhPI1jQ
>>42
あぁ、うん。兄貴と修行。やっと会えたのにいきなり修行とかほんとあの兄貴イカれてるわ。
【この男の兄。掌 拳峰の事である。この二人に面識はないがそれなりに知名度を持った名前である。しかし表沙汰では今は亡き天才武道家として伝わっている】
知ってる知ってる!うん知ってる知ってる…。
【若干疑いながら男は次第にジト目の様な目になっていた】
確かに今の言葉は進歩もしてないし劣化もしてないって意味だけど。
まだ久しぶりに会ったばかりで進歩を見れてないっていう意味でもあるんだよ!
だからそんなに落ち込まないで!
【励ます様に言葉を投げる。果たして励ましになっているのか】
44
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/02/26(水) 19:43:51 ID:e3Fx/rpE
>>43
あはは……というか生きてたんですねお兄さん
(寧ろこの兄弟は殺しても死なない気しかしない)
(と言うか天使も死神も神様も閻魔様も皆強制送還しそう)
黒、聞こえてないからって毒吐きすぎ
【彼の兄の名前だけは聞いたことがある、故人としてではあるが】
【だが今更実は生きてましたと言われても驚かないし驚けない】
黒ならやると思いますけど私はやりませんよ!
(でもあの速度はなかなかに殺る気な速度だよね?)
そ、それは拳次さんと黒の言葉を信用して……
【徐々に語尾が小さくなっていく】
【男には聞こえないであろうが黒の方から手痛い言葉をもらったのだろう】
で、ですよね!ですよね……
(一発で分からないんじゃそれだけの成長だもんね……)
うう、修行してやうー!絶対成長したって言わせてみせますからね!
(はいはい何時も通りあちこち飛びまわって歌って演奏してね)
【励ましの言葉を受けて高らかに宣言する】
【というよりは半ばヤケクソになって言っている気もしなくはないが】
45
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/02/26(水) 20:00:23 ID:fwhPI1jQ
>>44
うん。何か生き返ったらしい。
【偉くあっさりとした答えだった。兄が死んだ時は誰よりも驚いたが生き返った時はあまり驚かない様子】
黒乃ちゃんが俺に毒を吐いてるみたいだな。そこら辺も変わってないようで…。
【女の子と話すのはあまり得意ではないようで何だかタジタジしている】
修行か…。
(成長を望む者はその時点で成功者って兄貴が言ってたな。)
君と俺では種類が違うかもしれないけど、俺と一緒に修行して見ないか?
俺も修行の成果とかを兄貴以外に見せたことないし、君とは正式に立ちあった訳ではないからね。
お互いの成長のヒントになるかもしれない。
【あくまで男は慢心しなかった。どこまでも成長を求める強欲さが男の力の根源なのかもしれない。】
46
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/02/26(水) 20:16:52 ID:OWhoH/hc
>>45
生き返ったって……
(冗談だったのに本当に強制送還されてるなんて……)
【嘘から出た実とはよく言ったものなのか】
【生き返ったと聞いたときは乾いた笑いしか出てこなかった】
大丈夫、私にも吐いてますから!
(フォローになってるようななってないような…)
【少女はフォローを入れてみる、お世辞にもフォローとは言えないが】
修行……ですか?
(でもベクトルがちょっと違うような気もしなくはないというね)
えっと、どんな修行なんでしょう?
(ま、大方予想はついてるけど)
【興味本位で修行とやらを聞いてみる】
【この場合男は戦闘の、少女は歌についてなのだろうが……】
47
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/02/26(水) 20:31:02 ID:zOgIxb26
>>46
うーん。ぶっちゃけ能力者とか沢山いるし、ありえないなんて事はありえないって言葉もあるしね。イエスキリストみたいに生き返ったんじゃないかな?
まぁ兄貴は神様でもないし神様嫌いだけどね。
【信頼と呼べるものなのか。確かにこの世界ではあり得なくもない話しだ】
怖いねー。あんま毒吐かないでよ。俺女の子からキツく言われると凹むタイプだから。
【メンタルの弱さというか。女性に弱かった。】
うん、俺も今回の修行をして思ったのが。能力とか才能っていうのは理性によってコントロールされてると思うんだ。
理性を持たない人間なんていない。理性っていうのは言ってしまえば自分を押さえつける鎖のような物。
その理性を一瞬でも外せばどうなるか、それは自身にかけた鎖が緩むということ。
つまり眠っている才能、もしくは能力を引き出せるんだと思う。あくまで俺の持論なんだけどね。
【男はそうして強くなってきた。同時にそれを乗り越えて強くなっていく人達のことも見てきた。】
一度引き出せばその力を自分で体感したことになる。後はそれをヒントにして成長する。
【男は長々と話し続ける。その目は先程よりも真剣だった。】
つまり自分を極限まで追い込む修行って事さ。何かを見つけられるか見つけられないかは結果次第だけど。
才能や能力を活かせる人は少なくてもこれに似た事をしてきたと思うんだ。
どう?やってみる?
48
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/02/26(水) 20:44:47 ID:6LZoq0k2
>>47
ま、まあそうですよね……ありえないことがあり得ないんですもんね
(神様が嫌いってのは個人的に好印象だね)
【ありえないことがありえない、この世界はそうなっている】
【異能の力は未知数だ、其れ故蘇生なんてことがあってもおかしくはない】
それってただ女の子が苦手なだけじゃ?
(表は無邪気に地雷踏み抜きに行くよね…)
え、何か言った?
(なんにも)
【見えてる地雷を踏み抜きに行くのは最早天然というレベルではない】
ふむふむ……極限まで追い込んで、か
(いろいろ窮地には立たされたことはあるけどね)
それじゃあやってみる?
(でも表は戦闘苦手でしょ?私がやる?)
う〜ん、何時も通りその時その時で!
(よく言えば臨機応変、悪く言えば行き当たりばったりね)
【裏の自分と相談して結論を出す】
よし、やりますよ!全力の勝負でいいんですよね?
(じゃ、覚悟を決めて……と)
『偽界武装アルテミス!』
【少女が纏うは純白のゴシックドレス】
【手にするは白銀に煌く弓】
【背から覗くは白金の翼】
準備、出来ました!
【そして少女は男と対峙する】
【油断なく、全力でぶつかる相手として】
/すみません、夜勤なので返信が深夜若しくは明日の夕方頃になってしまいます
/遅レスになってしまいますが申し訳ありません!
49
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/02/26(水) 20:54:58 ID:zOgIxb26
>>48
…はぁー。女の子苦手を克服する修行とかないのかな。
【軽く凹む。というか軽く傷ついてしまった。まぁこれが自分らしさなのかもしれない】
よし、そうこなくちゃ。じゃあ早速初めるとしますか。
【上の服を脱ぎ、ボロボロの道着姿になる。服を変えただけで男の雰囲気はガラリと変わった。】
勿論、此方も全力でいかせてもらうよ。
【男は胸の制御装置を解除して身体能力を上げる。正しく男の本気だった。】
殺す気で行くからね。と言っても俺は誰も殺せないんだけどね。
(良い立ち姿だ。自身に溢れて何よりも真っ直ぐした瞳。これは強敵だ。果たして追い込めるかな。)
【そして飛び出す。常人ならば目にも止まらぬ速さだった。男はまずシンプルに技を使う。目の前まで近づきその瞬間ノーモーションで縦に回転し踵を空中で上げる】
「天撃」
【天をも撃破するという意味の技。これを作ったのは兄である掌 拳峰だがまるで自分の技かのようなキレのある攻撃だった。高速回転し威力を増した踵落としを放とうとする】
/オッケーです!深夜でもお待ちしています!
50
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/03/01(土) 14:12:08 ID:VsuC68d6
>>49
簡単に思いつきましたけど……ある意味地獄になりそうですね
(周りを女の子に囲まれて酒池肉林?)
寧ろタジタジになってる姿しか予想できない
【彼の女性が苦手というのを克服する修行は簡単にはいきそうではないとは思えた】
凄いね、この威圧感…
(でも”アイツら”とは違う)
うん、わかってる
【そして矢を番えようとしたとき】
【男の姿は眼前に有り、その足を高く振り上げていた】
くっ……!
(弓で受け流しつつ矢を番えて!)
指示はお願い!戦闘は黒の方が慣れてるんだから!
【男の力を利用して脚の軌道を弓に沿わせて床へと受け流す】
【脚が叩きつけられたとき破片が舞い散り思わず目をそらす】
(何してんの!敵から目を離さないでさっさと距離をとって!)
うう……相変わらず慣れないなぁ!
【床を蹴って後方へ大きく跳び距離をとる】
【その際に矢を番え男の足を狙って矢を放った】
51
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/03/01(土) 21:50:09 ID:G1RDgxUM
>>50
おぉ、柔の力を使うのか!!
【自分の技を見事に受け流されるのを見て、思わず戦闘中であるにも関わらず相手を褒めてしまった】
(だが、戦闘慣れをしていないな。)
【相手の方を見ると、自らのした行為で目を逸らしていた。】
「衝撃破・弾壁」
【衝撃波を放つ直前で止めることで、それを相手の攻撃をぶつけ物理攻撃を弾く防御技。それで弓矢を弾いたのだ】
危ない、その調子だ!!
【そのまま再び相手に接近する。飽くまで近接戦闘に持ち込んだ。】
「衝拳破」
【腕にある超振動波システムを入れた状態で相手を殴ろうとする。振動は拳にまで行き渡り一度の打撃で複数同じ衝撃を相手にぶつける技だ】
52
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/03/02(日) 21:13:54 ID:grCyMo0o
>>51
いえ、まだまだです!黒に比べたら!
【放った矢は弾かれ霧散する】
【更に距離を詰められ目の前には男の姿】
【辛うじて急所から逸らしはしたが腹部へと数度の衝撃が襲う】
っ……けふっ
(ああもう!そっちがダメージ受けると私まで痛いんだからね?)
【少女は大きく吹き飛ばされビルの外へ】
【意識が一瞬飛ぶが翼をはためかせ屋上へと舞い戻る】
わか……ってるよ、黒
(ならよろしい、それで?対抗策はあるの?)
そう、だね……距離を詰められない、ようにするしかないかな……?
(それしかないね、まあ相手がそれを許すかはわからないけど)
でも十中八九……(許すわけがない)
なら……(こっちからも挑んでやればいい)
【屋上へ上昇しながら偽界武装を解除する】
【元の服装に戻ると舞い散る羽を束ね一振りの剣へと変化させる】
(久々だけど大丈夫?)
やってみせるよ、絶対に
【屋上より高空へ高く飛び出し、その速度を殺さず急降下】
【狙うのは男の頭上からの一撃、降下する速度で威力を増した剣戟】
やあああああああっ!!!!!!!!!!
【大きく声を上げ男の頭上へ剣をを振り下ろした】
53
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/03/02(日) 21:25:11 ID:jJ.PaNYY
>>52
(だとしても、中々やるな。もっと実戦を積めば…。)
【そんな事を考えながら吹き飛んだ蒼乃空を見ていた。次は何が来るやら】
…相談かな。
【相手はどうやら次の攻撃の作戦を練っているようだ。今度は距離を詰めずにそのまま待機している】
なにっ…!?これはちょっとまずい…!
「金色の業火…!」
【部分的にだが金色の業火を発動させる。それはゆっくりと変形していき煌めく炎の剣と化した】
「焔華ノ剣」
【それを構え正面から蒼乃空を迎え撃とうとしていたのだ。飽くまで男は受けの姿勢だったのだ】
うおぉぉぉっっ!!
【剣と剣がぶつかり合い、鍔迫り合いになる。だがその直後、蒼乃空の放った剣の力により男の足元が崩れ、男は落下する。ビルの最下層まで叩き落とされ、土煙が舞う】
…いってー、今のは凄かったな。
【瓦礫に埋れた男はそのまま動かなかった。何を考えているのか…。】
(やっぽりやった方がいいか。)
54
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/03/02(日) 22:58:09 ID:VvXtA49o
>>53
よし、まずは一撃!
(まだ一撃、でしょ?)
そうだね……でも、一撃いけるなら!
【崩壊したビルの屋上から追撃するため飛び降りる】
【だが男の姿が見当たらず下降速度を落とし滞空する】
【土埃が舞う中、剣を手に翼をはためかせながら舞い降りる様は告死天使のようで】
見当たらない、ね
(多分瓦礫の下だと思うよ)
となれば追撃は?
(当然瓦礫から出てくる前に撃ち抜く)
アルテミス!
【再び偽界を装備しすると瓦礫の山に狙いを定め】
【ゆっくりと矢を番え弦を弾く】
【矢は徐々に徐々にその輝きを増していき】
当たればいいね?
(厳しいでしょ、さっきだって防がれたし)
だよ……ね!
【矢が一際大きく輝いたところで少女は瓦礫目掛けて一閃を放った】
55
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/03/02(日) 23:25:12 ID:jJ.PaNYY
>>54
(金色の業火…。聞こえるか。お前の力を借りたい。我が身に眠る怒りの炎よ。)
『….あー?』
【男は何と自分の力と対話をしていた。その相手は男の金色の業火だった。金色の業火とは感情の炎。故に対話が可能だった。そして今対話をしているのは、感情の中でも負の力を持つ部分と対話をしていた】
(ちょっと頼みがあるんだ。今俺の友人と闘っているんだけど、正直追い込むのは苦労しそうなんだ。手伝ってくれ。)
『…俺を使うってのか?根性無しの糞野郎が、誰に口を聞いてんだ。』
(今、俺を支配しているのは俺自身だ。お前は「支配されている」側、つまり武器だ。そう言ったのはお前だろ?)
『ちっ、しょうがねえな。まぁ久々に暴れたいしな。ほら、さっさと怒れよ。出たくても出れねえだろうが。』
【一人で対話をしていた。恐らくは己自身との対話だ。そして男は瓦礫から出てくる。】
「衝撃破・號」
【出力の高い衝撃波を放つ。それは相手の矢を弾きそのまま上に直進する。それと共に男は蒼乃空の所まで上がってきた】
良かったよ!今の一撃、やっぱりやるな。だから俺も奥の手を使わせてもらう。ここからは歯止めが効かないから注意してね。
これが、俺の修行の成果。
【そして声にならない叫びとともに男の周りに金色の炎が発動する。渦となり男を包んでいく。そして徐々に炎は黒く、男の目は紅くなっていく。何とも禍々しい姿だろうか。黒炎は天をも燃やし尽くすと言わんばかりに男を中心に黒色の火柱をあげている。】
【距離的に炎が蒼乃空の所までは届いていないが、それでも熱は十分伝わるだろう】
56
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/03/08(土) 19:04:27 ID:xHJynZ/M
>>55
【瓦礫に埋もれた男が纏ったのは金色の業火】
【先程自分を受け止めたものと同じ、それでいて先程は感じなかった熱量が襲う】
凄い熱……
(さて、勝つ見込みはある?)
…………
【放った矢は軽々と弾き飛ばされ】
【そして男は自分と同じ高度まで上昇する】
(常に戦場を見極め、最適解を出す)
(それと同時に最悪の状況も想定する)
…………………
(じゃあ、この場合の最適解は?)
私は……
【わかっている、勝てる相手ではない事など】
【わかっている、自分はまだまだ未熟なのだと】
【だからこそ、この場合の最適解は】
私は、私じゃ勝てるわけがない
(うん、勝てる見込みは薄いね)
だから今までは誰かに頼ってきた
(うん、何時も隣には誰かがいたからね)
だから今回も誰かに頼る
(うん、でも今回は誰もいないよね)
ううん、今ここには私と黒がいる。だから……
(その言葉―――)
【時間としてはほんの一瞬】
【だがその間に少女には大きな変化が訪れる】
【髪色は銀、瞳は真紅、そして翼と偽界は漆黒へと変化して】
『―――待ってたよ』
【二つの声が重なり、ひとつの声が薄れていく】
じゃ、ここからは私が相手をするよ
苦手……克服できるといいね?
【微笑んで少女は"前"へ、男めがけ急速接近する】
【さっきまでとは正反対の行動、そしてセオリーと真逆の行動】
避けれない距離、弾けない威力
明確な殺傷の意志を持った攻撃なら届くかな?
【熱に怯まず一射を放つ】
【更に弓本体での打撃を試みた】
57
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/03/08(土) 19:22:17 ID:SYZkr67E
>>56
『やっと出したか、あのグズめ。さぁてと、お嬢ちゃん。俺とやろうぜ?』
(出来るだけ追い詰めろ。殺す勢いで構わない。)
『おいおい、随分薄情な奴になったなぁ、お前。仲間じゃねえのかよ?あいつ。』
(仲間だからこそやるんだ。このままだと彼女が彼女自身を護れなくなる。俺が手を貸せるのはこういう場所しかない)
『けっ、知らねえぜ?全身火傷でボロ雑巾になって…も…』
(…!?なんだ!?)
【感じた。これは間違いなく力の覚醒。男のそれと同じだ。その姿は正しく…】
『…おい、どういうことだ。もう覚醒してるぞ、あれは。』
(流石だ。いや、俺の予想を遥かに超えている。これはもう成長とかいうレベルじゃない、進化だ。)
『くそがぁ…手を抜けねえな。こりゃ、』
『…速いっ!』
【負の感情は先程までの戦闘を見ていた。故にわかる。先程とはスピードそのものが変化していた。完全に意表を突かれたのだ】
『くそが、調子に乗るんじゃ…。』
『ぐぉおあっ!』
【弓で射抜かれ、更に打撃。その威力は正に予想を遥かに裏切る威力。空を裂き男は近くのビルを貫通し地面に叩きつけられた】
58
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/03/08(土) 19:57:30 ID:G2Fza91U
>>57
【動揺した男の声が聞こえる】
【だがそれは今のふたりにはさほど関係ない】
さて、初撃は成功っと
よく見て覚えてね表の、こればかりは実践あるのみだから
(うん、わかってる……憧れるだけじゃダメだもんね)
【自分は、自分たちは覚醒したのでもなんでもない】
【唯、"完全に入れ替わった"だけなのだから】
あれれ〜ちょっとやりすぎちゃったかな……?まあいっか!
(いや、明らかにやりすぎだよね!?主にビルに関しての!)
とりあえず追撃行ってみようか!
【吹き飛んだ男目掛け再び少女は空を翔る】
【牽制に一射、本命を一射放ちつつ接近する】
さあさあ、修行の成果見せてみてよ?
【表の少女とは違った笑顔で裏の少女は笑う】
【その笑顔は妖艶さと無邪気さと狂気が入り混じっていた】
59
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/03/08(土) 20:09:36 ID:SYZkr67E
>>58
『クッソがァ…あのアマ。ぐっ…。』
『キレたぜ、間違いなく焼き殺してやる』
(落ち着けッ!!!)
【今体の主導権を握っているのは金色の業火の負の人格。攻撃的な反面、キレると状況判断力が低下するのが弱点とも言える】
(お前の悪い癖だ。落ち着けばお前が圧倒されることはない。見せてみろよ、獄炎の力をよ…。)
『…けっ、のぼせんな餓鬼。俺がアマちゃんの餓鬼に負けるとでも思ってんのか?見てろよ、孰れお前を蹴落とす炎の姿を…』
「獄炎・双天殺槍」
【黒い炎に包まれた男。もう依然の男ではない。此方に襲いかかる二つの弓。男は自身に刺さった弓を抜き、黒い炎から作った二つの槍を作り出した。】
『そぉら、いくぜっ!』
【二つの槍を投げ、弓と相殺させる。それと同時に男は空中に急速に飛び出す】
「獄炎・焔魔神拳」
【豪快に黒い炎を拳に纏い殴りかかる。その目は既に狂気を纏っていた。その拳は触れた所から黒い爆炎を放つだろう】
60
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/03/09(日) 07:10:10 ID:TLWiXtyg
>>59
へぇ、なかなか面白いことしてくれるじゃん?
【放った矢は男の投げた槍によって相殺される】
【だが気になる点といえば先程から男の口調が変化している】
まさか……ね
(ううん、多分あの人……ううん、あれは違う)
【黒き炎を纏った拳が襲いかかる】
【それを容易く躱しゼロ距離から矢を放つ―――はずだった】
なっ!?
【躱したはずの拳、それはスカートの裾に掠り黒い爆煙を上げ】
【その爆煙に少女は容易く吹き飛ばされ宙を舞う】
熱っつぅ……・
(だ、大丈夫!?)
大丈夫だっての、でも厄介だね
(うん、あの炎さえどうにかできれば……)
ま、考える前にまずは行動ってね!止まったら墜とされるから
【男に勝る点、それは空戦軌道としか言えないだろう】
【それゆえに再び接近戦を仕掛ける】
さあ、こういうのはどうかな?
【少女は歌を紡ぎながら接近する】
【だが、さっきの作戦と一つ違う点は、少女の幻影が現れ本体がそれに紛れ込む】
当たりを引けなきゃ、また一撃入れさせてもらうよ?
【男を取り囲み少女達は笑い、矢を番え、攻撃態勢に入った】
61
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/03/09(日) 08:58:24 ID:.KhI1ddc
>>60
『はっはっはっ!!どうだ!?熱いか!?そりゃそうだろうなぁ、今の俺の炎は地獄の炎。地獄に落ちた者を焼き殺して作られた憎しみの炎だ!!』
(なーに言ってんだ。俺の力だろうが。)
【だがやはり厄介なのは、あの弓の攻撃一発ずつなら未だしもこれももしも複数且つ連続で仕掛けられたらと思うと背筋がゾッとする。】
『よぉ、クソガキ。てめえの力少し借りるぜ?』
(ご自由にどうぞ。)
『…クソがァ。良い歌歌ってんじゃねえ!聞きざわりなんだよ!!』
【耳を塞いで少し身悶えている。この状態での意外な弱点かもしれない】
『うざってぇ、全部まとめて壊すまでよ。』
「獄衝・染滅」
【この技は本来の男の技だ。それに負の感情が用いる黒炎で威力を上げた。全方位に展開される衝撃波は男の周り360°に放たれるが、あの歌を聞いたせいか、影響され範囲が狭くなっている】
62
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/03/10(月) 07:45:38 ID:SY17pEjE
>>61
【男が放った地獄という言葉に無数の少女の一人が反応する】
地獄の炎……ねぇ
(黒ちゃん?)
ごめん、裏のちょっと寝ててくれないかな?
(え?ああ、うんわかったけど)
ごめんね、まだこの記憶は私だけのものじゃないとダメだから
(それじゃあ大丈夫になったら呼んでね?)
【もう一人の自分の意識がなくなったことを確認して少女は男を見る】
地獄、か……もしも悪魔とかそういう類だというのなら
私は最悪貴方を排除しなくちゃいけないかもね
【自分の歌で男は身悶えている】
【完全に隙ができたわけではないが好機】
【そして悪魔かも知れないという疑念に拍車がかかる】
さて、どう攻めてなんて考える暇はないみたいね
【男の放つ漆黒の炎が幻影を、少女を焼き尽くさんと襲い来る】
【だがそれも本来の力が出でいないのか範囲が大きくはない】
でも、仕留めるなら……躊躇わない
【だが少女とその幻影は炎の中へ飛び込んでいく】
【幻影が掻き消え残されるのは本体の少女のみ】
一つ確認したいことがある……
貴方は悪魔なの?それとも私と同じように多重人格?
若しくは―――片方の人格が悪魔なのかしら?
【漆黒の炎が少女を消し炭に変えんと身を焼いていく】
【偽界とはいえ服が焦げ、守られていない素肌が焼けて鈍痛を訴える】
【其れでも問いかけを絞り出し、尚且つ矢を番え】
答えろ、さもなくば今ここで抹消する
【漆黒の炎に身を焦がし、その痛みに耐えながらも】
【いつもとは違う真剣な表情、真剣な声色で男の胸に照準を合わせた】
63
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/03/10(月) 11:23:40 ID:uH8PQ2Q2
>>62
『お前やるじゃねえか、この俺の炎を耐えてここまで接近するとはよ。』
【少し笑いながら、黒乃空の方に顔を向け喋っている。】
『俺の事が知りたいのか?まぁお前のその度胸に免じて教えてやる。』
『知らねえよ。俺が誰かなんて。俺はこいつの人格でも、ましてや悪魔とかそんなもんじゃねえ。ただのこいつの力だ。』
【徐々に男の顔に笑顔がなくなっていく】
『あいつが怒ったり、憎んだり、妬んだり、負の感情を持つたびに俺の力は大きくなり、俺は生まれた。俺はこの掌 拳次の負の力の根源なのかもしれねえな。』
『俺は気付いたら生まれてたんだよ。そんでこいつの負の感情を食って力を得たんだ。悪魔とかそんなチャチなもんじょねえんだよ。』
【そして再び顔は不気味に笑い始める。自分という存在しか知らない。哀れな負の塊。】
『さて、お前が俺を排除してもしなくてもどうでもいい。こいつからは出来るだけ追い詰めろとか熱い応援を受けてるんでな』
『こいよ、黒乃空。』
「黒雛ノ剣」
【黒い炎を掌に集めて漆黒色に燃える剣を作り上げる。その剣先を相手に向け、相手の動きを待った】
64
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/03/11(火) 19:00:27 ID:MCxWPLTU
>>63
お褒めのお言葉ありがとう、素直には喜べないけどね
【笑顔から徐々に不気味な表情へと変化する男の顔】
【それを見ながら若干複雑な表情を見せると】
そう、悪魔じゃないのなら別にいいわ
でも負の感情から生まれたというのなら似たようなものね
誰でもそういった感情は持つ、でも膨らみ過ぎたそれは身の破滅を招く
【焼けた肌が痛い、出来る事なら表と交代して逃げながら回復したいところだが】
だから本当に制御できてるのか見せてもらおうかしら
彼の言葉通りなら貴方自身も制御できてるようなことは言ってるけど……
多重人格となっているのならきっと彼は今体の自由は聞かないはず
【負の感情から生まれてしまった哀れな感情の化身】
【誰でも持っているその感情がこうして別人格として確立してしまうのなら】
【表の人格、掌 拳次という男は本当にいい人間なのだろう】
排除はしない、でも追い詰められる所まで追い詰めるのは私も同じ
行くわよ掌 拳次……いえ、彼の負の感情の化身
表もう起きていいよ、さあパーティーが始まるよ!
(うん、了解!いつでも交代していいからね!)
【表の自分の声を聞きながら大きく息を吸い込み】
【再び少女は歌を歌う、次はただ自分を鼓舞するために】
【うろ覚えの何時か聞いた炎へと立ち向かう者達の歌を】
Sight of nighit Icheer to embrace a magic 一つだけの未来を 求めるのさ 真のこの世界のために
【もう何も怯む事は無い、少女は歌い矢を番えたまま男へ接近し】
明日の青空に 白い羽広げ アクアマリンの空 Fly High 飛び立て!
(零距離接射、拡散しろ驟雨の矢!)
【一本しか番えていなかったはずの漆黒の矢が何時の間にか束となり】
【其れが放たれたとき散弾の様に矢が男へ迫った】
65
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/03/11(火) 19:18:09 ID:kf6Xk/mo
>>64
『こう見えて炎の制御は俺の方が上なんだぜ?あいつに金色の業火の使い方を教えたのは俺とこいつの兄貴だからな』
【炎を剣に変えたり槍に変えたりとまさに自由自在。しかし黒乃空が言った制御という言葉には別の意味が含まれているのかもしれない。】
『身を滅ぼす。是非そうして貰いたいぜ、そうすりゃこの身体は俺のもんだ。生き物を殺せないっていう糞みたいな能力がなければ最高の身体だからよ。』
【強かに笑うその笑みは正に邪悪そのものだった。】
『ぐっ…また歌を歌いやがって。聞きざわりだと言ったのが聞こえねえのか!』
(いい歌じゃないか、俺は大好きだぜ。戦闘中とはいえ、あの歌は癒される)
『悠長な事言ってる場合か?来るぜ!』
切先一切獄炎と化せ「黒雛ノ剣」
【男に襲い掛かる無数の弓の雨。男は空に向けて黒く燃える剣を振るう。すると空を斬った箇所が黒い爆炎を発生させる。だがそれでも弓の全てを防げたわけではない】
『くっ、やるな、気に入ったぜ。黒乃空!!!』
【身体に弓が刺さっている。機械部分は少しだけスパークを上げている。また生身の部分にも同時に弓が刺さっていた。それを全て引き抜く。血とスパークが混じり合い不気味に閃光を上げる】
「獄炎・焔黒斬破」
【衝撃波を黒く燃える剣に乗せ、巨大な斬撃を放つ技。だがこれを男は牽制に使った。】
「獄炎・死焔神殺」
【指に黒炎を圧縮し、小さい黒い球の様なものに変え放つ技。速さに長けておりそれは触れたところから爆発と爆炎を起こす技だ】
66
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/03/11(火) 19:44:32 ID:CJuS/mFA
>>65
そう、まあ炎の本体は貴方なんでしょうしね
【実際そうなのだろう、人格が変わってからしか炎の武器化はしていなかった】
じゃ、せいぜい叶わぬ願いでも抱いてなさい。その男は本当にいい人間だから
【邪悪な笑みを軽く受け流して微笑み返す】
まずは手応え有り……と、追撃行こうか
【着弾し、それを引き抜く姿を見ながら追撃のため接近する】
お褒めの言葉ありがとう、でもこのままじゃジリ貧ね?
【だが追撃は男の斬撃によって中断させられる】
【それを高速軌道で躱してみせるが目の前には黒炎の塊】
くっ……!
【辛うじて顔は庇うことができたが着弾したそれは少女の体を大きく吹き飛ばす】
表の、交代!
(了解っと!)
【爆煙に紛れながら意識を交代する】
【何度目になるだろうか表の意識に戻る少女】
痛っ〜〜〜〜……私に変わるってことはそういうことだよね
(そう、早くしてね?)
わかってるよ!
【落下しながらもおもむろに弓を自分に向かって構える】
【傍から見ればひどく不自然な姿、だが少女にとっては意味のある行動で】
自分の願いと力と祈りをこめて……
【矢は純白に輝き、先の男にはなったそれとは違うということが誰の目からも明らか】
【少女は隙だらけであるがこの行動を阻止できなければおそらく男は不利に立たされるのだろう】
67
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/03/11(火) 19:53:57 ID:kf6Xk/mo
>>66
『のぼせんな糞餓鬼がぁ!!』
【炎の剣を構え相手に迫ろうとしたその時だ。】
(まて!あれを見てみろよ。何かする気だ)
『…あぁ?』
【血迷ったのかと思った。元の状態に戻った上に自分に矢を向けているではないか】
『遂に血迷ったか、あの糞餓鬼。』
(分かってるだろ?何かする気だ。それも相当厄介なことをな、)
(俺に代われ。あの子とは俺がやる。だが黒乃空が出て来た時は任せたぜ。)
『ち、しょうがねえな!!』
【男の黒炎が消え去る。そして元の状態に戻った男はそのまま力を溜める】
よし、こいっ!
「金色の業火」!!!
【男は再び自身に金色の炎を纏った。その姿は綺麗ではあったが圧倒的な熱量と覇気があった。】
68
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/03/11(火) 20:20:05 ID:OcDwXOmo
>>67
【今にも矢を放とうとした時、もう一人の自分の声が響く】
(表の、上!間に合わないから迎撃!)
間に合わなかった……まあいいや、やってみせる!
【素早く弓矢を持ち替えて男に狙いを定める】
あれ?炎が元に戻って……
(表に戻ったみたいね、まあ好機と見ておこうか?)
そだね、っと!
【依然少女は落下したまま天上の男へ狙いを定め】
貫き穿て!閃光の一矢!
【金色の業火を纏って接近する男に迎撃の一矢を放った】
69
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/03/11(火) 20:33:20 ID:kf6Xk/mo
>>68
黒乃空ちゃんが言ったとおり、あの黒い炎の姿の俺は、この金色の業火の化身だ。
だから、炎の操作はあいつの方が上だよ。
【喋りながら接近してくる男に向かって弓矢が飛んでくる。これを男は直接殴った。反動で腕が持っていかれるが、相殺した】
でも、あの状態は飽くまで金色の業火のみの力であり、俺本来の力は出してる状態じゃない。
今のこの状態はあいつの力と俺の力が重なった状態。故にあいつよりも。
力量で勝る。
【武道を一通り知っている男。その中には勿論弓道も入っていた。なので男の経験と知識からあえて彼女に接近したのだ】
弓は遠距離では絶大な力を持つが、接近される事を嫌う。対銃撃戦でのセオリーみたいなものだけどね。
【だが飽くまで常識での知識。これが異能に通じるとは限らない。だがこの経験が男を強くしたのは確かだった。】
いくよ、兄貴。
「業拳」
【炎の操作、火力で勝る負の人格。それに対し身体能力、武道に長けた普段の人格。同じ相手でもまるで違う相手と闘っているとも思えるようなスタイルの変化。男が放ったのは兄である掌 拳峰の得意技だ】
【金色の業火を拳に集中させ殴る事で爆炎を発生させ相手を吹き飛ばす大技だ】
70
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/03/15(土) 10:35:46 ID:i7zMlmho
>>69
ですよね、それはよく分かってます
【放った矢を男は拳で相殺する】
【これも想定内、何時も自分の攻撃は決定打になんてならなかった】
本来の力、ですか……
ふふ……ふふふ、やっぱり私なんかより余程凄いです
【そう言いながら男は接近してくる】
【当然だ、遠距離攻撃を持つ相手には接近戦を仕掛ける】
【それが定石、セオリー、誰だってそうするし自分だってそうする】
(表の!ボーッとしてないで早く迎撃!)
無理だよ、あの速度じゃどうあがいても迎撃は間に合わない
(……なら、どうするの?)
やってみせるよ、私だって……できるはず
【男が今まで見せてきたのは自分のそれと似通った成果】
【治癒回復、援護に向いた表の自分。攻撃破壊、戦闘に向いた裏の自分】
【それを状況に応じて反転させ戦局を有利に運ぶ為の総合支援職と言える存在】
【そうれが自分の役割だった、だから極力戦いは避ける。戦闘になった場合誰かの援護として動いていた】
でも、それができないのなら……!
【男が放った一撃を真正面から受けて少女は再び吹き飛ばされる】
(表、の……!何やって…………!)
【黒煙を上げて少女は堕ちていく】
【ビルの屋上を突き破り、土煙と瓦礫と共に室内へ消える】
紡げ紡げ私の歌を 想いを込めて 歌い上げろ
届けこの力 届けこの想い 届かせろこの一閃
疾風となれ 閃光となれ 総てを振り切って
【ビルの屋内に一陣の風が吹く、土煙が舞い上がり崩壊した屋上から逆流する】
(分の悪い賭け、でもそういうのは……)
『嫌いじゃない』
【二つの声が重なり、土煙の中から少女が飛び出す】
【弓を構え、されど番えられたのは弓の持つ能力で生成した矢ではなく】
(自分の能力で生成した剣)
其れを矢の代わりに放つ
『今放つは必殺の刃』
【文字通り少女の全身全霊最後の一撃】
【之を防がれれば少女にはもう次の打つ手はない】
71
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/03/15(土) 12:44:52 ID:nVXgLjQY
>>70
まさか、修行をしたのにここまで追い詰められるとは思わなかったよ。俺の予測を遥かに超えていた。
【素直に自分を讃えてくれた彼女に対し笑みを見せながら、吹き飛ばされて行く彼女を見る。勝負は決したと思った】
『けっ、終わったな。あの一撃を食らって立ってたやつはお前の兄貴以外いねえからな』
そうだな、よし!助けに行かなくちゃ!
【と、動き出したその時、あの声が歌となり、風となり男に届く。】
『…嘘だろ?あれをまともに食らって立ったのか?あのガキが?』
…こりゃ、腹を括ろう。俺達がやれる最高の返事をしようじゃないか。
『あれをやるのか?でもお前、今の状態じゃ…相当衝撃波撃ってるだろ?』
それは関係ない。俺も彼女達の想いに答える。その義務がある。仲間なんだからな!
【此方に向かう必殺の刃、まるで空を真っ二つに切り裂く様な勢いで襲いかかってきている】
これが今出来る最高の持て成しだ。これでその刃を打ち砕く!
「衝撃破・零閃斫」
【男は高速で回転する。するとトルネードの様に渦が出来、集まった大気は男の掌に吸収されて行く。それを右腕に集中させ、高威力の衝撃波を超連続で放つ。それは巨大な衝撃波の光線と必殺の刃をゼロ距離で家落とそうとぶつかり合っている】
うおォォォォォッ!!!!
【正に死闘。衝撃を斬る刃とそれを吹き飛ばさんとする衝撃波。正に空間が歪んでいるようにも見える恐ろしいぶつかり合い。そしてそれを制したのは】
…さすが。
【刃は衝撃波を斬り進み、そのまま男の腕を斬り裂き切断する。そして刃は何もなければ衝撃波の影響により破壊されるだろう。男は片腕から出ているスパークを見ながら片手で庇っている】
72
:
蒼乃空(黒乃空)
◆jnVXyq7weY
:2014/03/16(日) 16:13:47 ID:f9HGRnB.
>>71
届、いた……
(でもよく考えたね……ノリで私も叫んじゃったけど)
あはは、でもいいんじゃないかな?
【少女はゆっくりと男の元まで舞い上がる】
【大破させてしまった右腕を見ながら申し訳ないという顔をして】
すみません、あまりにも全力出しすぎました……
でもおかげで、また少し強くなれた気がします
【そう言って頭を下げる】
だから修復になるかはわからないですけど私の能力で治癒だけはさせてください!
【だが次に顔を上げた時には晴れやかな顔になって】
紡ごう紡ごう私の歌を―――
【空に再び少女の歌が紡がれる】
【それは風に乗って優しい癒しを街へ、男へと流れていった】
/ちょっとアレですがここで締めさせていただきます
/期間があいてしまい長い絡みとなりましたが楽しかったです
/本当に有難うございました!
73
:
掌 拳次
◆LUMFQ0Vuok
:2014/03/16(日) 16:19:52 ID:5GYmy1lc
>>72
いや、ここまでとは思わなかった。君は凄いよ。
【それと同時に少しだけ残念だった。もしもこの子が純粋に武の道を歩めば、どれほどの戦士になれただろうか、】
腕はスペアがあるから平気だよ。
と言っても壊されたのは久し振りだ!
【優しい歌に心を癒されながら男はその場で休んでいた】
『あいつは、大きくなるぜ。楽しみだなー?強くなるのが、』
いや、あの子はそういう次元ではないんだよ。それに彼女達には歌の方が似合う。
【男は満足したかのような顔を浮かべながらその場から飛び去って行った】
/乙でした!いやー楽しかった。
長い間お疲れ様でした!!
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板