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ケータイ小説*

51神宮寺:2013/07/17(水) 21:45:03 ID:VncxBMDI
「…」



彼女は微かな笑みをみせた。



『あなたたちには』

ー?…


『あなたたちには
こんなこと…なってほしくないから………』


この人は冷たいんじゃなくて。



あたしたちを考えて。


思い出したくもないような記憶を思い出しながら…?



「どうして」


「どうしてですか?
何故、あたしたちにそこまでして」



『こんな始末。見てられない…だろ?』

『あたしたちは』

『二度とこの様な思いを誰にも経験させたくない』


「先輩………」




『そろそろ…寝ないと^^』

ドッ

先輩は席をたつと自分の部屋に戻ろうとした。

「あ…あのっ」

『?^^』

「あ、ありがとうございました…!」


『当然』

そう言い去っていく後ろ姿はなによりも、誰よりも。
堂々としていた。


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