【此方、万屋ァ】ここだけ万屋【助っ人承りますが、どーぞ】

170：皇刀夏【性別】男【所属】万屋【魔法】心の劔 E:一本の刀：2013/08/25(日) 23:05:41 ID:pGFUGISg: 「だ、だれもいないだろうな」

汗を首筋に、腕に、脚に。
体全身に滝のように流す侍の青年は、とある一軒家の前に立っていた。
そこはよろず屋。通称なんでも屋。まあこの際よろずでもなんでもでも良いのだが。
彼はここのオーナーであるにもかかわらず、一ヶ月もここを開けていたのだ。

「…ただいまー。」
彼は静かに、この洋風の住宅街の中に何故かポツンとある和風の家の戸を開け、中に入り椅子に倒れこむように腰掛けた。
遊び耽っていた。今まで貯めていたお金を使い、お祭り騒ぎをしていた。
一応、元評議員なので、金はあったがこの一ヶ月でチャラである。
このよろず屋にはたまに誰か遊びに来る程度だが、その間に依頼人でも来ていたら大変なものである。

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