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181萌黄リヱコ:2016/03/04(金) 20:13:57
『「童話ってホントは残酷」という本の嘘について』



『童話ってホントは残酷』二見書房 千葉大学教授 三浦佑之監修 

構成/株式会社G.B. 
文/桜井信子 G.B.(瀬戸環 高野亜伊) 
表紙・本文イラスト/金元安民
本文デザイン/佐藤栄展


この本の概要は、次の「はじめに」をご覧頂ければ大体分かると思います。


はじめに-----有名な童話の原典に秘められた残酷性


千葉大学教授 三浦佑之

口から耳へと語り継がれてきた昔話には、いつもほのぼのとして暖かな世界が描かれていると思っていませんか。それも間違いではありませんが、人びとのあいだで昔から語り継がれてきたお話は、けっして子ども向けの楽しい話ばかりではありませんし、そこにはやさしくて親切な人間だけが登場するわけでもありません。
 
というより、意地悪で欲張りな登場人物のほうがリアリティがあって、聞く者をわくわくさせます。それは、現実離れしたやさしいお爺さんよりも意地悪爺さんのほうが、彼らの生きてきた社会の現実や人間関係をリアルに浮き上がらせてくれるからです。
 
この本には西洋と日本を代表する、ちょっと残酷な昔話が三八話集められています。絵本や童話集で昔話に親しんで来られた方のなかには「えッ」と驚かれるような内容の話も含まれているでしょうが、これが人びとに語られてきた昔話のほんとうの姿なのです。
 
だからといって、昔の人は残酷だったなどとは、けっして考えないでください。残酷な話を楽しむのはいつの時代も変わりありませんし、もし、彼らが残酷だというなら、私たちの社会はどうなのでしょう。現代ほど残酷な時代はないかもしれません。

さて、この、西洋と日本を代表する、ちょっと残酷な昔話38話の中に、イソップ寓話も含まれているのですが、そのイソップ寓話とは、「ヒツジ飼いの少年とオオカミ」「アリとキリギリス」「オオカミと子ヒツジ」の3話です。

このうち、「アリとキリギリス」「オオカミと子ヒツジ」は、原典通りだったのですが、「ヒツジ飼いの少年とオオカミ」は、明らかに結末を捏造しているのです。


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