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ジュニアとセクゾBL
166
:
紫姫
◆.6ge9ZnpfE
:2014/08/01(金) 05:31:18
凄いとか期待してるとか、正直周りの大人がウザかった。
親は必要以上に僕を自慢したがったりもした。自分らが何もできないから。親の自慢を聞く人たちも、目が死んでいた。
親と周りの大人が見苦しいと何度も思った。
だけど玄樹の目は本当にキラキラしていて、初めて自分が認められた気がして嬉しかった。
「あのさ…玄樹、僕…」
「な、なぁに?」
「僕…玄樹が…すk「あーっ、玄樹いた!!」
は?は、羽生田!!
「玄樹!忘れ物取りにいって帰ってこないからお母さんと見にきたんだよ!」
「挙武、ありがと。おばさんいるの?よかった…これで帰れる…」
「もぅ!俺は玄樹のパパとママから玄樹のこと頼まれてんだから!
玄樹になんかあったら、俺どうすればいいの!!
……あれ、そのジャージ誰の?」
「嶺亜君の!ごめんね、嶺亜君。明後日までに洗って返すから!!」
「あぁ、別にいいのに。
羽生田、玄樹なんだけど、少し熱あるから。明日は休校だし、寝かせといてあげて」
僕は玄樹と羽生田が帰ったのを確認して、片付けを始めた。
カシャ
「なんだこれ。玄樹のかな?
にしても、なんで陸上のキーホルダー?普通玄樹は野球でしょ(笑)」
陸上のユニフォームには小さく『Reia』と書かれているのに気がつかなかった。
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