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ジュニアとセクゾBL

165紫姫 ◆.6ge9ZnpfE:2014/08/01(金) 01:45:48
久しぶりに更新します!


続き

嶺亜サイド

雨がおさまってから帰ろうという僕の甘い考えは見事に打ち消された。
雨はどんどん酷くなっていく。

先生たちに見つかると、いつも以上に怒鳴られる。
そう思って僕らは校舎の端にある保健室に隠れていた。僕は怒鳴られても別に気にしないから平気だけど玄樹には難しいと思ったから。

ふと玄樹が寝転んでいたベットを見ると玄樹が疼くまっていた。

「玄樹?どうしたの………!
汗びっしょりじゃん!熱あるし!!」

「ハァハァっ…」

「とりあえず、ちゃんと寝て?汗拭いてあげるから…」

玄樹をベットにちゃんと寝かせて、ハンカチを濡らした。

「ごめんね、玄樹…」

玄樹が着ていた制服を上から少しずつ脱がし、丁寧に汗を拭き取っていった。
(玄樹には羽生田がいる。抑えろ、自分!!)
何度も自分に言い聞かせて玄樹に自分のジャージを着せた。

その後もキツそうな玄樹の為に給湯室からあったかいお茶を持ってきて、陸上の居残り練習の為に持ってきていたお弁当を食べさせてあげた。

僕がウトウトし始めると、楽に鳴ったのか、玄樹が目を覚ました。

「あれ…?僕…」

「熱があったんだよ。もう大丈夫みたいだけど、まだ一応寝ててね」

「ごめんっ…僕、ずっと寝てて…
嶺亜君疲れたでしょ?ベット使っていいよ」

慌ててベットからおりようとする玄樹。まだ寝てなきゃいけないのに。

「まだ少し熱あるし、僕はソファで寝るからいいよ。
それよりさ、親心配してない?」

「僕の親、今月は海外だから…。
それで毎日、挙武が来てくれるんだ。嶺亜君こそ毎日心配されてるでしょ?」

「僕の親は県外にいるんだよね。僕この学校にスポーツ推薦で来たから今1人暮し(笑)」

「推薦かぁ…かっこいいね、なんか!嶺亜君、陸上凄いもんね!!」

目をキラキラさせて笑う玄樹が可愛いかった。


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