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25ななくしゃ:2017/12/24(日) 18:14:06 ID:fqwjHBzY0
AIが模倣しやすい心理機能

4/13/2017
AIが模倣しやすい心理機能について考えてみましょう。なぜそんなことするのかって?模倣されにくいことをやっているのが人間の条件になる時代が来るからです。さあ、機械が模倣しやすいであろう認知機能について見てみましょう。

かんたん          むずかしい                 
感覚(断片;情報) → 直観(類比;暗示)  
思考(論理;合理) → 感情(ブラックボックス)


 感覚は、単なる観察(外向的感覚:Se)か過去の事例の参照(内向的感覚:Si)ですが、どちらも機械が得意とするところ。特に過去の事例(Si)はネットワーク上に情報として溢れかえっているから学び放題。一方で単なる観察(Se)は、AIには割と難しい。なぜなら誰かが情報を入力するか、もしくは情報収集端末でも地球上にばらまかないと五感による知覚データが得られないから。感覚について言えることは、感覚データを細分化していく発展がこの先求められるだけで、大枠はだいたい解明できているということ。内向的感覚(Si)を得意としている人は、気を付けたほうがいい。Siはいわゆる家の中で勉強するのが好きなオタク気質、いわゆる作り出すのではなく解釈するだけの機能。人工知能が論文を読んでくれる時代には、まあ、うん、あんまり使うべきでない機能だね。

 直観は、感覚に比べると模倣がまだ難しい。やっと直観が人間の脳にあるんだね、ってことが科学的に証明された段階。情報同士の類比や、単一のデータが持つ暗示性の解釈は、その背景を理解する膨大な情報量もさることながら、意味を繋げるための特殊な働きの解明と模倣が必要になる。ただ、直観はある意味ピュアなロジックだから、いずれは真似できる。りんごとオレンジの共通点は?丸いこと!みたいなのが、初歩的な直観ですからね。外向的直観(Ne)、対象に関するあらゆる可能性、これがまず模倣されうる。内向的直観(Ni)、対象に関する可能性の中でも極めて重要なものだけを選定する、Neの次にNiが模倣されるでしょう。

 続いて思考について考えてみよう。もうできてるじゃん。終わり。と言ってはつまらないので少し見てみましょう。外向的思考(Te)、一般的な解釈・主流の理論の蓄積、こちらのほうが人工知能が得意とするところ。なぜなら先人たちの解釈データがネット上にあふれかえっているから。ネットは21世紀のアレクサンドリア、現実は消極的反知性主義。内向的思考(Ti)、純粋な合理性・倫理の放棄、こちらはSF映画のAIの性格としてよく描かれるけど、かえって機械にはまねしにくいのではないでしょうか。合理的に正しいことと、倫理的に正しいことの、分かれ目って何でしょうか?合理的に正しい(=内向的思考)ことと、情緒的論理(=外向的思考と感情のミックス産物)を比較して、合理性について再検討してみましょう。


合理=普遍性:人生に意味などない(=生得的な意味など"誰にも"ない)
  補足:人生の(社会的)価値は別。生得的に人生に価値のある人間はいる。
人は刺せば死ぬ(=刺せば"誰でも"生命活動が停止する)

情緒的論理=個人的論理:人生の意味とは人を愛することだ(=意味があることが証明できていない)
知らない人についてっちゃダメ(=知らない人が危害を加えるとは限らない)


 この情緒的論理は合理的ではありませんが、広く論理として人間に使われています。人間における普遍的合理性と情緒的論理の区別がAIにすんなりできるのかは、ちょっと知りません。そういえば、情緒的論理は国家のパターナリズムなんて名目で個人の権限を侵害しています。AIは、こういう人類の保護・補佐的な働きをプログラムされそうなイメージがあるのですが、どうでしょうか。ああ、ほんと哲学者って科学者の足を引っ張る以外の仕事、ないんですかね、現代。

 最後に、感情機能の模倣は最も困難を極めるでしょう。それはなぜか、感情が何の産物なのか分解できてないし分類できてないためです。じゃあ無秩序で無計画で破滅的な機能なのかと言えば、そうでもなく、打算で作られた感情的振る舞いなんかは、すぐに見抜けたりするのが感情機能を得意としている人たち。パターンを組み合わせて人に合わせて行動してるんだね、と人間から思われてしまう内は、機械は人間の感情機能を超えた知的能力を獲得できていないわけです。ご存知のように、感情機能は芸術と強烈な結びつきがあります。



 そして、人類最後の絵かきを囲んで、子供たちは、言うのだった。
 「ねえ、おはなしはしてくれないの?」

 絵描きは言った。
 「人間の子供は、モーターの音なんかしなかったんだよ!」

 子供たちは口をそろえて言うのだった。
 「かなしいよ。僕たちはあなたのことをこんなに愛しているのに」

 絵描きは言った。
 「ああ俺も頭にお前らを住まわせた連中と同じ病で死にたかった」


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