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20ななくしゃ:2017/12/24(日) 18:08:54 ID:fqwjHBzY0
 フランスの思想家のジャン・ジャック・ルソーは典型的なISFPです。よくINFPに分類されがちですが、彼の著作に見られる外向感覚的な志向は、INFPじゃ出てきません。彼は十代の頃、通りで露出狂をやってご婦人たちを驚かせたりしちゃう人でした。俺が局部を出す(Se)と楽しい(Fi)から、みんなも楽しい。ですが、ある時、貴婦人の屈強な使用人につかまって厳しく指導されることになります。
 ドイツの文学者ヘルマン・ヘッセは典型的なINFPです。平和を希求する作品を多数残してはいますが、妻子を半ば捨てるようにして自分探しのために引っ越しをしたり、たいへん結構な人です。今の俺は本当の自分から遠ざかっている(Ne)だからより良いところへ引っ越したい(Fi)。

 この両者に共通してることは「イノセンス仮説」をほとんど生得的に採用していることです。
イノセンス仮説とは、僕の勝手な命名。意味は、私こそが無垢で穢れがなく最も素晴らしい、という情緒的論理のこと。だから私の考えているように、私の周囲はあるべきだ、とか。イノセンス仮説のおかげで、人を見てなんてかわいそうな人たちなんだ、とか平気で思えちゃうのです。ま、もっとも、ほんとにイノセントなことやってるのって、INFJの人たちですけどね。

 イノセンス仮説はISFPにとっては職業や境遇を問わず問題なく共存していけます。なぜなら、外向的感覚のためにとても刹那主義的なので、学校や職場で嫌なことがあっても、おうち帰って好きな本読も、のように快も不快も一瞬の出来事にしてしまうからです。やんちゃ続きで友人たちからも見放されたルソーは、晩年散歩しながら最も人間を愛した私が人間から嫌われるなんておかしいとつぶやきながら、なんだかんだ言って楽しくやって死んでいきました。
 一方で、INFPにとってはこのイノセンス仮説は、重石のようにのしかかります。特別な芸術の才能や、社会的地位を生まれ持たないと、イノセンス仮説・外向的直観による過度な理想主義的な気質と現実とのギャップに葛藤します。INFPがヒーラーの役割を担えるのは、無意識に自分が地球上最高の人間だと思っているからです。傑出した文才のあったヘッセでさえ、あるべき理想と現実の板挟みになって死んでいきました。中身もないのに自分を探してどうするんだと思うんですがね、やるべきは自分探しじゃなくて自分増やしでしょう。
 あるISFPの友人は言っていました、INFPの人ってよほど高い知能をもつかもしくは白痴で生まれないと人生辛そうだね、私は毎日が楽しければそれでいいだけだもの、と。僕は返す言葉がありませんでした。


追記 12月2017年
*闇のISFP、光のINFP
�� 一般的に言って、両者の力の出所は正反対です。ISFPはひどい扱いを受けたり辱められたり、社会から制限を受ければ受けるほど、エナジーを溜め込んで表現できるようになります。一方で、INFPは褒められたり、周囲から受容的に扱われることで、エナジーを充填して表現できるようになります。これは面白い対比ですから、ぜひ現実で観察してください。大成功しているISFPは抑圧されているし、大成功しているINFPはとても大事にされています。


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