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【文化人類学】昔話は遺伝子よりも伝わりにくい

2管理人★獅吼滅龍閃★:2013/02/08(金) 01:17:48 ID:???
>>1続き

◆文化と遺伝子

 比較的容易に別の集団に移入し、ランダムに伝播されていく遺伝子とは異なり、新しい文化や概念は、
別の集団に移入してもそのままの形で定着することが難しいという。昔話そのものは「民族言語集団」の垣根を
超えて伝播されたが、新しい文化や概念には、細部が改変されるといった反作用のような力が働く。
遺伝子の場合には当てはまらない特徴だ。

◆文化の垣根

 イギリスにあるレディング大学で人間行動の進化を研究しているマーク・ペイゲル(Mark Pagel)氏も、
今回の研究には参加していないが、「重要なのは、文化集団の中では、実は情報の流れが強く制限されている
という点だ。他の集団の影響を受けにくいことが、地域特有の伝統や規範が形成される原動力になっている」と話す。

「文化集団の特質は、生物種の特質と相通ずる面が多い。しかし“文化の生き残り”を担う存在とも言える
文化集団は、ある意味で遺伝子以上の力を発揮するとも言える」。

 人がある文化集団から別の集団に移住すると、集団内の遺伝子の多様性は増すことになる。そうした移民が
子孫を設けると、新しい遺伝子の混入がさらに促進され、集団内に新しい群が形成される。しかし、文化は
必ずしも一新されるわけではない。

「人間の行動には興味深い点が多々あるが、最も重要な点は、DNAや遺伝子を調べるだけではわからない」
とアトキンソン氏は語った。

 今回の研究結果は、「Proceedings of the Royal Society B」誌オンライン版に2月6日付けで発表された。

(以上本文引用ここまで)


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