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漢字

1えな:2015/10/06(火) 17:02:27
「銀杏」の読みは「いちょう」も「ぎんなん」もあります。

「ぎんなん」は「銀杏」の音読みです。 「銀」は「ぎん」、「杏」は「あん」(唐音=宋代以降の音)で、「ぎん+あん=ぎんなん」は、「観音」が「かん+おん=かんのん」となるのと同じ連声現象です。この連声現象は、宋代以前の中国語で顕著だったので、このことから、「銀杏ぎんなん」という言葉が、宋代(平安末期)に(おそらく銀杏自体といっしょに)中国から伝わったのだと推定されます。

「銀杏ぎんなん」は本来、木の名でもあり、実の名でもありました。
その後、明代(室町時代)に、中国から銀杏の別名「鴨脚(樹)」(葉が鴨の脚に似ているから)が伝わり、「鴨脚」の近代中国語音「ヤーチャオ」がなまって、「いちょう」になりました。その結果、従来の表記の「銀杏の木」を「いちょうのき」と読むようになり、実のときだけ「銀杏」を「ぎんなん」と古来の読み方で読んで、区別するようになりました。


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