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ここだけ不思議の避難所ロールスレ★1

1じゃんきー ◆JUNK/HyHCM:2013/01/17(木) 21:00:36 ID:4kTLdcJ20
ようこそ、異能使いが存在するもう一つの世界へ


ここは超能力者や魔術師などが存在するもう一つの世界。
今は、度重なるテロや紛争、そして大国同士の戦争で世界は荒れ、いたるところに戦乱の傷痕が残されている、混沌とした時代である。
しかしそんな世界でも、人々は逞しく生きていくものだ。
あるものは学生として、あるものは賞金稼ぎとして、警官、会社員、傭兵、公務員。皆が皆、生きるために足掻き、時に笑い、時に泣き、怒り喜んだりしながら今を精一杯生きている。
このスレはそんな彼らの足跡を記した、一つの物語。


そしてあなたたちは、その目撃者にして当事者でもあるのだ。


ここだけ不思議の新世界Wiki
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ここだけ不思議の新世界@掲示板
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※前スレ

63しんら・あまつき /ヴァージョン女の子(見た目だけ):2013/02/16(土) 20:45:40 ID:3P6TGmpo0
「だ、だめ! ひきます! ひいちゃいます!」

ぷるぷると震える体
数多の屍の上に築き上げられたこのからだ
それを日田隠すように少女は首をふる

好意故の拒絶。 揺るがない事実。
好かれたい 仲良くなりたい 近付きたい
そんな切望を小さな願望を 一切合切奪ってしまう、その事実。

アマツキ・シンラに、その怪物に 温かな血は流れない。

その優しげな接触が、自らの正体を知った瞬間刃となれば
きっと 彼女の心は壊れてしまう

故に隠したい。 気づかれるまでは 正体を。

なんて、小さな体に小さな葛藤を溜め込みすぎて
小さな小さな自分の世界に浸っていても


「ぁぅ...// うぅ、あったかいです.....
二人であったかいなら、きっと 風邪もひかない...かも」

その優しさに 結局は甘えてしまい
怪物(じじつ)を覆い隠してくれる彼女の手
その温もりに 今はただ、心の底から満たされて


「わたし.....今まで信じてました....
『手が冷たい人は心が温かい』って

でも、千早さんの手とってもあったかいです.....
心もぽかぽかしちゃう.....」


「ふふ...わたしも温かさのお裾分け.....
二人であたためあいましょ? ね! 」


手のひらを握られたまま
その掌に癒しの生命を送り込む

それはまるで、少女の手が、ほんのりと温かくなったかのように
彼女の両手に 小さな熱量を浸透させるだろう


小さな少女の 小さなお裾分けである
小さな怪物にしかできない 特別なお裾分け

64千早:2013/02/16(土) 23:45:42 ID:SkXnCyBY0
>>63
その拒絶は千早の心を傷つけるような事にはならない。
それが心の底から嫌がっての行動とは思えなかったからだ。

何かある。
そうは思っても、それを無理にここで聞き出すようなが出来ようはずもない。
自分とこの子は先ほど出会ったばかり。
なかなか向こうも話す気にはならないだろう。

とは言え、会ったばかりの少女に悩みを打ち明けられて邪険にする千早ではないが。

「ん……、そうよ。人は一人では生きていけない……なんて言うつもりは無いけど、2人だから出来ることもあると思うの」

1人で生きぬく人も居るだろう。
だが、その人は2人でしかできない事は永遠に出来ない。
なら、居ないより居た方が良いだろう。

「これは……温かいわ。とっても」

「私の心……温かくしてくれた人が居るのよ」

千早は少し思い出すかのように、目を細める。
それは少し前の、別のお話。

「きっと今あなたに優しくできるのも、その人のおかげ」

「……ごめんなさい。今はあなたのお話ね、知らない人の話をしてごめんなさい」

その顔は、時に優しげな表情の中にほんの少しだけ寂しさが混じっていて。

65しんら・あまつき /ヴァージョン女の子(見た目だけ):2013/02/16(土) 23:59:04 ID:3P6TGmpo0
>>64


「ううん...わたしの話はいいの......
わたし、もっと千早のことが知りたい.....な」

自分の周りには 自分を温かくしてくれる人がたくさんいる

家族や友人や師匠など
天涯孤独のみでありながら、その実だれよりも交遊関係に恵まれているきさえする
だから、恐い。
求めすぎて 失うことが


「ねぇ、きかせて?
千早のおはなし... わたしの家族みたいに
素敵な人...でしょう?」


だが、愛の反対とは無関心というように
行為を持てば、相手のことを知りたくなるのも
また、当然で......

66千早:2013/02/17(日) 00:54:51 ID:i4lwY6eg0
>>65
「あまり面白い話ではないわ……」

困ったなと眉をハの字に曲げてしまう。
今日会ったばかりの子にこんな話をしていいのだろうか……

しかし、ついつい放っておけないこの少女のまっすぐな気持ちに対して答えたい。
そんな気持ちも確かにあるのだ。

だが、決して愉快ではないこんな話を聞かせてしまって反応に困らせたらどうしようか。

「一緒に住んでいた人が居たの……」

でもそれは、自然と千早の口から零れていて

「私は研究施設で生まれ育ったの。
 研究所には、私ともう一人女の子が居たわ」

一度話し始めてしまうと、もう止まらなくなって

「2人は毎日実験台にされて、全てが管理されていたの」

「研究所には法律なんてものは無くて、体にあらゆる刺激を与えて、あらゆる薬物の投与反応を見られた」

「私の心は荒んでいったわ。もう一人のあの子にも辛く当たってしまった……」

その時の千早の顔は、辛い感情に後悔の念が混じっていた。

「あの子は私より前に生まれたのだけれど、体は私より小さかった……
 でも、性格は凄く明るくていつも私にいろんなことを話してくれたわ」

「研究所から出たこと無いから、話題なんてそうそうないはずなのに……」

もう一人の子に比べてその時の千早の心は脆かった。
初めは無心に耐えていた実験も、だんだんと千早の心を蝕み、徐々に眼に、心に光を失わせていった。

「ある時、2人が居る部屋に研究員が来たわ。それはいつもの事だけど……」

『おい、2人のどっちか来い』

研究員のセリフはいつもと違っていた。
普段なら、連れて行く人は指定されるか両方行くかだ。

「私は足を動かすことが出来なかった……口も動かせなかった」

「そんな私にあの子は言ったわ……」

『ちーちゃん、行ってくるね。大丈夫だから』

「そう言って私の両手を包み込んでくれた」

「……結局、あの子が戻ってくることは無かった」

「研究員に話しかける権利も無い私では、その後あの子がどうなったか知る術はない……」

「毎日私を励ましてくれたあの子……名前も知らないあの子が居たから、今私はこうして心を持っていられるのだと思うの」

……話してしまった。
全てではないが、その大半をあって間もない少女に話してしまった。
引かれるだろうか……普通は引くだろう。反応に困る。
そして直接言ってはいないが、千早の生まれについても予測がついてしまうかもしれない。

67しんら・あまつき /ヴァージョン女の子(見た目だけ):2013/02/17(日) 18:13:37 ID:dBkHzJl.0
>>66

「千早さん...哀しかったね、とか、可哀想...とか...無責任なこと...言えませんけど.....」

少女は少し戸惑った。
引いた訳でもないし、その存在に感付いた訳でもない
ただ、こういうとき 自分が何をすれば良いのかが、分からなくて


でも、答えはさっき 彼女が教えてくれていて....


「わたし...冷たくて嫌かも ですけど.....
ギューッて、させてください」


少女は千早に歩みより
その華奢な体で、自分より背の高い千早を抱き締める
ほんのりと冷たささえ感じるその体で、必死に彼女を暖めようと
摩擦熱を起こしてみようと
うりうりと頬を擦り付けてみたり......

そんな馬鹿な事を真剣にやりながら
少女は 言葉を紡いだ


「わたし...わたしも実は..昔は悪いこだったんです......
数ヶ月まえに..廃墟みたいな場所で目を覚ましていらい.....
たくさんたくさん 人を殺して 食べて来ました.....

幼い女の子を..優しい男の人を...たくさん...たくさん

あるひ...師匠のような方に出会い....相手を選ぶようになりました.....
あるひ 妹と姉に出会い..絆の温もりを知りました.....

でも、わたしは怪物です...けど」


そこで、少し間をおき


「人を食べる怪物.....
でも、もしよかったら...わたしが怪物でも、嫌いにならないでくれるなら
...
わたしと一緒に...帰りませんか.....? 」


辛い過去を話してくれたから
自分の正体を 包み隠さず 話してしまい
過去から察するに 天涯孤独のみと判断し

小さく か弱い声で 家族にならないか? と 尋ねてみた

68千早:2013/02/17(日) 18:44:57 ID:i4lwY6eg0
>>67
「シンラ……ん、ありがとう」

この小さな体で、精一杯自分を温めようとしてくれている。
それがたまらなく嬉しい。

少女の体は冷たいけれど、千早の心を十分に温める事が出来た。

「……ふふっ、じゃあお返しね」

シンラが体を摺り寄せて、頬まですりすりしてくるのがたまらなく可愛くなってしまい、自分もと頬をだす。
それは、シンラのほっぺにくっつけて、互いの頬で温め合う。

「そうだったの……」

シンラの過去を知る千早。
先ほどのシンラの拒絶反応は、この辺りと関係があるのだろうと推測する。

信じられないような話を、千早はしっかりとシンラの眼を見て優しい微笑みのまま聞き続ける。

「私はシンラを嫌いになんてならないわ」

これだけは絶対に言えることだ。
シンラの眼をまっすぐ見て言える事。

「私が、あなたと色々なお話をするのは、あなたが人間だではないわ」

「私とシンラが仲良くするのに、人間か怪物かなんて関係ないのよ」

左手で、シンラの髪をなでる。
そもそも、それを言ったら千早も正確には人間ではない。

「そうね……」

一緒に行こうという申し出。
これはとても嬉しい事だが、千早は少し考える。

このまま一緒に行っていいのだろうか。
この子は人間ではないけれど、自分の正体を知っていて、どんな危険が自分に降り注ぐかを知ることが出来る。

でも私は違う。
自分が何者かもわからず、誰に狙われるかも分からない。
そんな状況で、他人と一緒に居れば周りにも危害が及ぶ可能性がある。

「…………ごめんなさい、今一緒に行くことは出来ないわ」

現状の結論はこれ。
やはり、どんな危険があるかわからない状況で一緒に居るのは、この子やその家族にも迷惑がかかる。

「もしかしたら私は追われている身かもしれないし、……シンラのご家族もいきなり私がお邪魔していい気分はしないでしょう?」

「…………でもね……」

少しだけ目を瞑った千早が、一泊置いて喋り始める。

「私はこれから自分の正体を知る為に、研究所を調べに行くわ」

「そこで、私の正体が分かって……その上で、私を家族にしてくれと言ってくれるなら…………」

― 一緒に生きましょう ―

共に行く、共に生きる。
全てを知ってなお、一緒に居たいと言ってくれるなら、自分は共に歩んでいこう。

69しんら・あまつき /ヴァージョン女の子(見た目だけ):2013/02/17(日) 19:21:17 ID:dBkHzJl.0
>>98

「えへへ...あったかい、ね
うん..嫌いにならないでくれるなら...いまは、それでいい.....」


彼女の話を聞いていた時から、ずっと我慢していた涙を、少しだけ流しながら
少女は微笑む。

思えば、旅をするなかで自分が怪物だとしり
異質な存在として人間を食らってきたが
自分のルーツは余り考えたことがなかった

ただ、それゆえに己もまた、見えない敵に狙われている様な不安に襲われていた時期も
確かにあったから

彼女の返答が、優しさから来たのだと...自分に言い聞かせ


「.....うん。
わたしも...千早みたいに、自分のことを調べてみる.....
それでいつか、またお互いに 自分を理解出来る日が来たら...

わたしたちは...家族、だよ...? 」


少女の気持ちは 例え何があろうと揺るがない
そう、今からでも胸をはっていえる
自分は待つのだ。 彼女の言葉を...彼女の「ただいま」


「じゃぁ、わたし...チョコを詰めるね.....
千早、早くいったほうがいーよ.....?
研究所...逃げちゃうかも...よ? 」


それでも、少しだけ 辛い
独りの彼女を見送ることが

だから、涙を見せないために
立ち上がり... 背中を向けながら
続けて紡ぐ、その言葉


「ぢあや..いっでらっじゃい...!!! 」


その声は 涙でふるえてなんかいないし
少女は 家族を見送るのに 涙を流し 足を引き留めるようなことはしないのだ


だから、振り向かないで行ってほしい


ふるふると揺れる小さな背中が
暗に そう示すのであった...

70千早:2013/02/17(日) 19:34:09 ID:i4lwY6eg0
>>69
「もう……また泣いて、仕方のない子ね」

もう一度出したハンカチでシンラの涙をふく。
涙の意味を全て理解することはできないが、その涙は間違いなく自分の為と言う理由が含まれている事は分かる。

「ええ、そうね……家族よ」

きっとシンラは再び家族になろうと言ってくれるだろう。
しかしそれに甘えることはできない。
自分は、自分の事を知り、しかるべきタイミングでこの子と一緒になろう。

「別に今生の別れではないのよ? この街を離れる訳ではないのだから」

涙もろい子なのだろう。
自分の為にここまでしてくれるのはとてもうれしい。

「それじゃあ、行ってくるわね」

立ち上がった千早。
この場を去るが、それは心の距離が離れる訳ではなくて……

いつか、一緒にもっといい日を過ごせるように一時の別れ。


//こんな感じで〆で良いでしょうか。
//とっても楽しかったですありがとうございました

71しんら・あまつき /ヴァージョン女の子(見た目だけ):2013/02/17(日) 20:02:24 ID:dBkHzJl.0
>>70

「ない...てない、もん.....
わたし...なか ないもん.....」

泣いていない... ないてない なくわけない

少女は自分に言い聞かせるように...呟きながら
チョコレートやテントを仕舞い.....

「この本は...ここにおいていこ.....
そうしたら...また千早が、本を片手に...ぐしゅ...」


うわぁぁぁぁん......


なんて声が 静かな公園に響いたならば

貴方は、それに近付いてはいけません
詮索するのもいけません

それはきっと 世にも恐ろしい怪物の 雄叫び声に違いないから

もし怪物に出合ったら、貴方は食べられるかも知れないのだから

怪物は強くてかっこいいから、泣いたりなんざいたしません


どうかみなさま、怪物ちゃんにご注意を......


/絡みありおつでしたぁ!
楽しかったです! 千早ちゃんも可愛いし...!

72カルネ:2013/02/18(月) 20:44:44 ID:ZkgeIio.0
>>27
「ふ…よろしく。年相応の無防備を晒すクララ。」

目を細めながら、少女をからかい。
カルネは己が名を口にした。

「警察が来れば逃げるのが当然だが、ね。
 色々と面倒があるのさ。面倒だから暈すが」

「…少々。言葉を選び間違えただろうか
 ―――…ただ言葉通りだと。」

顎に手を添え、辺りを見回した先に
――少女の疑問に対する"答え"があった。
その"答え"の名は――クララの姉の姿である。

そしてカルネはその"答え"を指す。
一言「あの女が、その答え」だと添えて。

73クララ(ブロンド美少女)ミミック:2013/02/18(月) 21:38:56 ID:HiwPMIOA0
>>72
 クララはカルネの視線の先にルーシェの姿を見つける。
 得体の知れない、そして危険そうな人物との関わりを知るのはショックだ。

 瞳孔が開き無意識に咄嗟の行動に出ていた。「…答えなさい。」
 カルネが余所見をして視線を戻した目の前には鋭い爪が無数に、
 クララの枝分かれした右上半身から突きつけられていた。
「お姉さまに何かした?」
 返答次第では攻撃するつもりだ。そういう目をしている。

74カルネ:2013/02/18(月) 22:05:41 ID:ZkgeIio.0
>>73

ルーシェの姿を刺したカルネのその背後。
冷酷な響きと、剣呑な空気が支配していた。

「おお、怖い怖い。こんな鋭い爪で裂かれたら
 追想をする暇も無く殺されそうだ…はははっ」

臆する事無く、脅しを歯牙にも掛けぬ様で。
皮肉ったように小さく吊り上った頬と共に
小さくも、恐ろしき怪物を見下ろして、一言。

「別に何も。ただあの女の相談に乗っただけの事」

「『家族と言う物を持て余してる。胸が苦しい。まるで枷の様だ』と
 傲岸不遜な彼女に似つかわぬ、困惑の色が浮かんでいたのでね」

その言葉に、嘘偽りなし。
けれどその先の言葉は、口には出されず。

「私が彼女と関わりを持つのは不快かね?クララ君。
 これでも私は君たちに陰ながらの支援をしてきたのだが、心外だよ」

75クララ(ブロンド美少女)ミミック:2013/02/18(月) 22:21:20 ID:HiwPMIOA0
>>74
 しばらくカルネを睨んでいたが、突きつけた爪をゆっくり引き戻す。
「何もしていないならあなたを責める理由もないわね。
 もしも脅かせてしまったならごめんなさい。」
 口ではそう言っているが表情は変わらない。

 少しずつ人間の少女らしい姿に戻っていく。
 そして二つの確認をする。
「お姉様が家族を枷と言っていたのは本当?
 そしてわたし達の支援というのはどういう事?」

76カルネ:2013/02/18(月) 22:46:51 ID:ZkgeIio.0
>>75

「くくっ、気分を害したかな?だとしたら失礼。」

人間の姿へと戻るクララを見下ろしたまま微笑む。

「質問は一つにしたまえよ。
 一つ目は、本人から聞くと良い。
 第三者である私の口からだと真意が届かぬよ」

「二つ目について。君たちが何気なしに住んでいるアパート。
 あれが当然のモノだと思うか?あれは私の口利きによるものだよ
 犯罪者たる彼女が住居など借りられる訳がないのだからね」

「さて、ほかにも聞きたい事はあるかな?クララ君」

77クララ(ブロンド美少女)ミミック:2013/02/18(月) 23:01:13 ID:HiwPMIOA0
>>76
 カルネの一言一言が気に障る。
「気分を害したかですって?そうね、その通りよ。
 理由なんてないわ。あなたが好きになれそうにないの。
 でもそういう事情があったのならばお礼だけは言っておくわ。」

 実際、自分が相手の何に苛立ちを覚えているのかはわからない。
 理解できていないし、自覚できたとしてそれを何と呼ぶのかわからないのだ。
 なんの事はない。嫉妬である。
 相手はどうみても愛情や親切心で動く人物に見えない。
 その"犯罪者"を利用しようとしているか、している風にも感じられる。
 しかし、その彼の方が自分よりも大切な人の役に立っている。

「わたしから聞きたいことは…今はもうないわ」

78カルネ:2013/02/18(月) 23:13:10 ID:ZkgeIio.0
>>77

「いやはや…嫌われてしまった様だ。
 これはこれは…胸が痛むね」

感情の籠らぬ言葉。口先だけの言葉。
カルネの心境は傷心とは程遠く、そして全くの異質。

「そうかね。ならば、私から一ツだけ
 ――何故彼女を姉と慕うのだね?平穏を怖し、騒乱を呼び込み。
 己が我欲に付き従い、気に入らないモノを容赦なく壊す彼女を
 姉と慕う理由が皆目検討が付かない。」

言葉に絡みつくは、多量の意地悪と疑問と。

79クララ(ブロンド美少女)ミミック:2013/02/18(月) 23:23:35 ID:HiwPMIOA0
>>78
 カルネの問いにはあっさり答える。
「お姉様が好きだからよ?
 誰かと居る理由が他に必要かしら。」
 彼女に人間ならではの社会的道徳はない。

「…眠いわ。帰らなきゃ」
 唐突に言い出す。深い意味はない。
 カルネとの対話に飽きたのでもない。
 その言葉の通りで疲れているからだ。

「お話の途中でごめんなさいね。
 お部屋の手配のお話は知らなかったわ。
 ありがとうね、おじ様。お話の続きはまた会った時に。」

// そろそろ落ちますので〆に向かいたいのですが、申し訳ない。

80カルネ:2013/02/18(月) 23:29:35 ID:ZkgeIio.0
>>79

「ふむ…それは一理ある。
 誰かの傍に居るのに理由なんか要らない、か
 全くもってその通り、だ」

こういう部分には理解のあるカルネ。
自身の求める永久不変の根幹である故に。

「ああ、そうだね。また話の続きをしよう
 今度は薄汚れた路地裏では無くて、紅茶や茶菓子を用意してある私の部屋でね」

//了解です。これで〆ましょう。
//絡みお疲れ様でした。時間がかかって申し訳ない。
//また時間ができましたらロールしましょう。

81クララ(ブロンド美少女)ミミック:2013/02/18(月) 23:39:11 ID:HiwPMIOA0
>>80
「それは素敵な提案ね。
 その時はわたしが甘いお菓子を用意するわ。」
 別れ際の言葉に微笑を浮かべる。
 警戒はしているが、カルネのユーモアは気に入ったようだ。

「それじゃあ、おじ様。おやすみなさい。」
 路地裏という条件を活かし、壁の間を跳ねながら少女は上へ。
 そして片方のビルに飛び乗った所までがカルネに目撃できたところだろう。

// こちらこそお相手感謝します。いいキャラですね。
// また機会あれば絡んでやってください。では。

82星の君 (緊急出動) E:5スレ後にサンドブラスター:2014/01/01(水) 11:30:17 ID:Gmuq662k0
「高レベル生体エネルギー反応。クリーチャーと…何かいる」
 深いフードを被った子供が歓楽街の中にあるホテルの前に立っている。
 用意されたマスコミに囲まれてホテルの出入口で待機。

 これがしばらく待っているとホテルからスタッフ、客、そして先に突入した警官達が脱出してきた。
 そこに小寺もいる。「11:26。このミッションをZ.O.に委託します。」

「ん、わかった…。デッドオアアライブ?」子供は警官に尋ねる。
「できれば生け捕りで。」

「できそうなら頑張ってみる。」
 そう言ってコートの子供はホテルの中に走って行った。

83メイザース:2014/01/01(水) 11:36:40 ID:Oatcs9uI0
>>82
もし子供が駆け、駆け抜けた先が――最上階だったとしたら。
そこには一つの存在感だけがあって、他にはなんの脅威も無かっただろう。
広大な最上階のスイートルーム。そこの椅子に座し、ワインを傾けるのは――〝白〟だった。

「――やあ。星の君くん、でいいかな?」

椅子をくるりと回し、朗らかな笑みを浮かべるのは――少年。
白い髪、白い肌、白い瞳、白い衣服。開かれた胸元に見えるのは、鮮血の魔法陣。
あまりにも人畜無害な気配を放出し、また当然のようにそこに居る彼からは何一つの脅威も感じられないだろう。
そして、可笑しい事は一つ。――いまこの空間に、〝クリーチャーと何か〟が存在しているということ。
しかしながら、此処に居たのは少年が1人だけ。それが、どういうことか――分かるだろうか。

「……新年くらいは酒でも飲もうかと思ってね。
あまり身体には良くないんだけど――君も、飲むかい?」

テーブルの上にはいつの間にかもう一つのワイングラス。
そして、テーブルの上に〝存在していた〟ワインの瓶を示し、軽く首を傾げた。
敵意も害意も存在しない。敵対しなければなんの危険も無いだろうし――敵対した所で、今の彼からは危険性は感じられないだろう。

84しんら:2014/01/01(水) 11:40:38 ID:rBiKyT7U0
>>82
>>83

「うま…うま……ホテルは潜入みっしょん…だいせいこー…」

【キッチンから拝借してきたデザートのアイスクリームと、現金の詰まった鞄を持ち】
【異形が屋上にむかいあるいていた】


/すんません…状況がわからなかったからこんなことに…

85星の君 (緊急出動) E:5スレ後にサンドブラスター:2014/01/01(水) 11:51:25 ID:Gmuq662k0
>>83
「あなた、だれ?逃げ遅れたの?
 いや、わたしがあなたを知らないのにあなたはわたしを知っている。」
 装備を抱える胸をさする。
「最近は安定しているサンドブラスター。官給品にしては地味。」
 自分の装備を確認する。
 この装備は細かい金属粒子がもつ腐食効果を攻撃力とする。
 もう実用化に耐えられるようなシロモノだ。

「わからない…人間相手なら能力者にも使わない装備が与えられた。
 あなたは何をしたの?こんなもので溶かされる程の事をしたの?」

 目の前にいるのも子供だ。

「何を笑っている?
 それからこの国では子供はお酒を飲んじゃだめだよ。
 隠れて飲まないといけないんだ。」

 武器は人を殺さない。道具に意志はない。というが本当だろうか。
 ここにいる星の君は殺意も持っている武器としてたっている。

「照合開始。あなたが何者かがわかってからどうするか考える。」

>>84
 そして星の君は階上を見た。
「怪しい子供は置いておいて…標的を見つけた。」

 異能を使って天井を吹き飛ばすと星の君はしんらのいそうな、きそうな場所に踊り出る。
「邪神局から買い取った獲物だ。わたしの貯金になりなさい。」
 これは念力だろうか。しかし人間離れした威力があり、力が視認できる。
「どこだ!」

86メイザース:2014/01/01(水) 12:00:02 ID:Oatcs9uI0
>>84>>85
『――あまり食べ過ぎるとお腹を壊してしまうよ。
まあ、年明けなら少しくらい贅沢しても良いだろうけどね。
あと、狙われているようだから気をつけるように。……下に降りたほうが良いよ』

念話か、何か。少年の意志が、シンラに向けて送り込まれる。
異形が善性であればあまりにも不快に聞こえ、悪性であれば甘美にすら聞こえるだろう不思議な意志。
その意志は、穏やかに異形を心配するような感情を送り込んでいた。

「僕はメイザース。――円環の楽園という組織の盟主をやっている。
……ただまあ、逃げたわけでも挑んだわけでもない。
ただ単純に、僕はここに来ようと思って、ここに居る。君達の敵としてここにあるわけでも何でもない。
僕は、何もしていないよ。少なくとも、今この場では、ね」

円環の楽園。その組織の名を、少年は照合の前に名乗ってみせた。
その上で、椅子に座した少年はワインをまた一口含み――笑む。
魔力は無い、妖気も無い、邪気も無い、異能の気配も存在しない。
ともすれば無力な無能力者にすら思える少年は、絶対の殺戮兵器を前にして尚、揺るがない。
力のあるなしは、少年にとっては大したことではないのだろう。怯えるでも無く、侮るでもなく。
ただ単純に、サミュエル・リドル・メイザースはメイザースとしてそこに座し、ぶどう酒を楽しんでいた。

「……子供と言われるのも仕方がないけれどね。
この世界、外見年齢と実年齢が咬み合わない存在も多くいるだろう?
目に見えるものが全てではない。君の視点が君の世界全てだが――君の見えない所がある事を知っておくと良い」

とぽぽ、とワインの瓶を傾けグラスに赤い液体を注ぐ。
飲もうが飲むまいが自由だが、この何かは――相手を歓迎しているのだった。

87うわばみ:2014/01/01(水) 12:06:07 ID:mvOibYxo0
>>85>>86
【のんびりと食事と星空を楽しんでいると】
【耳の奥に君の悪い声が響く。不安を掻き立てられるような悍ましい声】
【それでいてどこか甘美で胸が安らぐような...不気味な声だ】
【声は言う・追手が来ていると】


「え、なに!? 」

【突如現れた星の君に対し、シンラは身構えるが】
【次の瞬間には謎のチカラで貼り付けにされていた】
【可視の念力…おそらく自信と類似した能力で】

「は、な、せ! 」

88シンラ:2014/01/01(水) 12:06:37 ID:mvOibYxo0
名前みすりましたぁ!

89星の君 (緊急出動) E:3スレ後にサンドブラスター:2014/01/01(水) 12:17:06 ID:Gmuq662k0
>>86
PPP...通信が入る。
『おい!あれは円環の楽園のメイザースだ!』
「メイザース?」
『ニュース見てないのかよ〜』
サポーターからの通信を受けて星の君の表情が曇る。
「面倒くさいな」しかし口から放たれるのはそんな気の利かない言葉だ。

「クリーチャーを破壊したあとであれをどう処分するか考える。
 装備を射出しておいてくれ。メイザースは後回しだ。」

>>87
星の君がカツンコツンと靴底の音を鳴らし近づいてくる。
「話をする時間は作らない。迷いが出るから。
 それにしても都合の良い状態だ。
 サポーター。クリーチャーは拘束されている。
 サンドブラスターの充電が終われば焼却してここを離れる。」
視線だけはシンラを確認するがその目は冷たい。

90メイザース:2014/01/01(水) 12:23:35 ID:Oatcs9uI0
>>87>>89
「――無事かい?」

シンラに対して、次は念話ではなく肉声で語りかけられた。
白い少年だ。全身が白で彩られ、虚ろな雰囲気は肉を持っているというのに尚現実味が無い。
歩いてきたのだろうか。異能の気配は存在しないが、当然のように少年は、神羅の傍らに〝存在していた〟。

「君が君の利益の為にそこの異形君を倒すのは構わないんだ。
――ただ、迷いが出るなら、やめておいたほうが良いと思うがね。
引鉄を引くのはなんのためだ? ……命令の為ならば、僕はそれを良しとは出来ない。
君は君の意志でそこの異形君を屠るべきだ。――そして、そこの君も、屠られるのを良しとは出来ないだろうね?」

ワインを一口含み、少年は朗々と言葉を垂れ流していく。
少年は、星の君を止めに来たわけでもない、シンラを救いに来たわけでもない。
それらの行動が、確りと己の意志によって成されているかを確認しに来たようだ。

「――Ede, bibe, lude, post mortem nulla voluptas.」

食べろ、飲め、遊べ、死後に快楽は無し。
そんな言葉を微笑みとともに述べれば――シンラを襲う念力の力場に干渉が起こる。
シンラに自由を与えるが、それは救いのためではない。シンラがそこから先、己の意志で何を起こすかを見守る為の行いだ。
存在が一瞬揺らげば、メイザースの居場所は〝星の君の背後に存在していた〟。
当然のようにそこに、椅子と共に存在していたメイザースは、目を細めて二人を見守っているのだった。

91しんら:2014/01/01(水) 12:32:29 ID:rBiKyT7U0
>>89
>>90

【自分に銃を向ける星の君。語り現れるメイザース】
【迷いが生じるならばやめろと彼は言うが…シンラはそれに賛同しない】

「キミは僕を殺して生きるんだね…僕を殺してでもしたいことがある」
「ぼくはそれを否定しない」「だけど僕も、君を殺してでも帰らなきゃいけないんだ!」

【シンラは拒絶の光を生成し星の君の力を打ち消し】
【ゆるりと地に落ちる】


「だから…そこをどけて。僕は迷わない。 僕に家族(みちしるべ)がいるかぎり」

【次いで、光の壁を生成し、星の君へと射出する!】

92星の君 (緊急出動) E:2スレ後にサンドブラスター:2014/01/01(水) 12:39:22 ID:Gmuq662k0
>>90
「お前は仕事のジャマだ…いや、やりやすいのかな。
 おまえは円環の楽園のリーダーだったか。
 オーダーにないがお前をまとめて討伐しても良い。いいボーナスになる。
 しかし。この怪物を討伐する事がいまのわたしの仕事だ。」

>>91
「最善は尽くさないといけない。
 それを示さないといけない。
 これが社会のルールだ。」
 噛みあわない返答を返し、相殺させる光の波長を合わせた物資を片手で射出した。
 しかし星の君の生成できるものは純然たるエネルギー。しんらの放ったものは違う。
 それは衝突せず物質は壁をすり抜けて、壁は星の君に直撃して。。。
「これはなんだ?」ダメージになったようで片膝をつく。
 そして星の君が放った熱と質量を持った物質はしんらに迫る。

93メイザース:2014/01/01(水) 12:44:59 ID:Oatcs9uI0
>>91
「――眩しい、な。
うん、君は素晴らしい。己の意志で善行も悪行も行うことが出来るというのは、素晴らしいことだ」

己の意志で星の君を屠り、帰るという結論を出したことを、素晴らしいとメイザースは肯定する。
光の壁の衝撃にあおられ、純白の長髪はしかしながら微塵も揺れる様子を見せず。
星の君の己も始末するという言葉を聞けば、笑みを深くしてみせた。

「……君にそれが出来るならば。僕は君が君の意志で僕を屠るならばその行動を否定しない。
だが、僕は君の行動を肯定しても、君の行動を肯定した上で君の敵となるだろう。
……悪いが僕は戦えないから、僕の仲間が君の敵になるけれど、ね」

メイザースは僅かな笑みと同時に――己の胸元に軽く指を滑らせた。
白い瞳は2つ。だが――その双眸からは、数多の眼光が、気配が感じられたかもしれない。
己に塁が及ばない限りはメイザースはあまり動くことはない。
だが、それが己に及び、それが己の目的を阻むならば――メイザースも、動くだろう。

94星の君 (緊急出動) E:2スレ後にサンドブラスター:2014/01/01(水) 12:47:20 ID:Gmuq662k0
// すみません、休養は入ったので退席します。

95しんら:2014/01/01(水) 12:52:22 ID:rBiKyT7U0
>>92
>>93
「社会のルールなんて知るかっ! 絶対にみんなで生きて幸せになる…それが家族…僕たちのルールだ!」

【拒絶の光をすり抜ける】
【なんとも相性がわるい…それは相手にとっても同じことなのだろうが…】
【僅かに空だの軸を反らし直撃を避けようとするが…】

「そこの白い人…貴方に誉められるのは少しだけ嬉しいけど…そんなとこいたら危ないよ! 」

【余りにも脆い異形の体は左腕を丸々と消失してなお、他者の心配をしていた】
【必要がなければ殺さない。傷付けたくない】
【其が、化物たるシンラの自分に課したルールであり…誇りであった】

96しんら:2014/01/01(水) 12:57:34 ID:rBiKyT7U0
じゃぁ、おきですすめましょっ

97メイザース:2014/01/01(水) 12:59:41 ID:Oatcs9uI0
>>95
「――たまの気まぐれだ。
……Omnia vertuntur.(万物は流転する) 」

吹き飛び片膝を付いた星の君に向かい手を振るえば、満身創痍の星の君は階下に送り込まれて。
同じくひどい傷を負ったシンラに対しては、穏やかな態度を取ったまま。

「メイザースだ、僕の名前はね。
円環の楽園という組織の長をやっているが、どうも君とは気が合いそうだ。
……またいつか会おう。これは、ちょっとしたプレゼント、だ」

ゆらりと歩み、シンラに向けて一つの符、治癒力を増す符を与えれば、少年はくるりと後ろを向き、一歩を踏み出す。
踏み出せば――後は、既に少年の姿はなく。
吹きすさぶ風とシンラだけが、屋上には残っていたことだろう。

98メイザース:2014/01/01(水) 13:00:06 ID:Oatcs9uI0
>>97
/*置きで往くならこのレス無しでお願いですー*/

99星の君 (緊急出動) E:次スレにサンドブラスター?:2014/01/04(土) 02:16:10 ID:nh5AbBCA0
>>95
「家族?それにメイザース相手とはいえ他人に礼を言った?
 人間を捕食するだけの怪物と聞いていたが随分と違うな。」
 拒絶の光を食らった星の君にどのようなダメージがあるのだろう。
 わかっている事はシンラの拒絶の光を物質生成で止めようとして、
 お互いに干渉しない攻撃を放ちお互いを攻撃してしまったことだ。

 星の君はスーツ越しに直撃を受けた。満身創痍である。
 しかし特別な装備品は持っているが。粒子で物体を削り抉るサンドブラスター。

 シンラは避け損なって身体の一部を失った。苦痛は想像しがたいが浅いのだろうか。
 左腕を喪失した異形の姿を確認して見た目だけ五体満足な星の君はフードの下で目を光らせる。

「不気味な能力だ。だが、今は…ハァハァ、わたしが押しているか。」
 押しているのだろうか。脆くともシンラは怪物。星の君は人間。
「作戦は続行する。対象を殺し尽くせるものと判断、予定通りデリートする。」
 目眩を覚えてふらつく星の君は踏みとどまり、それを見ているシンラに告げる。
「社会に従わないから社会はお前たちを敵と認めたのだ。
 お前たちのルールは…そうか社会でなく世界のルールだな。
 わたしに勝てるか?もしくはわたしから逃げられ…r、ぎゃっん!!」
- 星の君、余計な事は言うな。考えるな。 -
「分かった…お前はわたしに勝てるか?
 お前は怪物の癖に脆いな。熱を帯びた腐食性の砂は…お前の身体をこそげ落としきるよ」

 小さな身体に似合わないサンドブラスターをシンラに向ける。
「雇い主からはもっと知性が低く凶暴な人型だと聞いていた。
 どうやら違うようだな。しかし…人を…襲う生き物なのだろう?」

100メイザース:2014/01/05(日) 22:37:40 ID:wviiQLYY0
>>95>>99
「――――人を襲った所で、それがどうしたんだい?
星の君。君もまた、〝人ではない存在〟を襲っている。
――ああ、それが悪いとは言わないよ。君がそうしたいならそうすれば良い、シンラ君も同じく、だ。
……ただ、ね。年明け早々、流石に僕も血みどろの光景を見たくはない――だから、ね」

二人の様子を微笑ましげに見ながら、力を発さぬ少年は白いローブの裾をわずかに動かしてゆっくりと歩き出す。

「……君の依頼を無かったことにしようじゃないか。
依頼で君が殺すなら、君の依頼がなければ君は彼を殺さなくても良い。
そして、僕も君達の肉片や鮮血が飛び散る光景を見なくても良い」

数秒後、だ。
星の君のインカムから、絶叫と切断音と発砲音が響くだろう。

「――誰も死ななければ良いんだけれど」

ビルの眼下、司令部の方へと駆け抜けていく――一つの白い魔術師然とした女の姿があった。
その女が、有ろうことか、素手の拳足を振るい、司令部を制圧しようとしていた。
銃弾すら拳どころか肉体それ自体に弾かれる異常事態。
それを微笑ましげに見下ろして、メイザースは星の君に目線を向けて。

「どうやら、偶然円環の楽園の者がテロを始めてしまったようだね。
……君の最優先の命令は、変わるんじゃないかな?」

ワインを一口嚥下して、阿鼻叫喚の下の光景を少年は見下ろし続けるのであった。

101しんら:2014/01/06(月) 14:14:21 ID:l.B/h4iU0
>>99
…………。…うるさい。
僕は人間が好きだ。 でも人間を食べる。
死んじゃったら、好きでも愛せなくなるから、死なないために生きるんだ。

【シンラは他者の生命を奪い自らの物とする】
【故にそのエネルギーは大きいに越すことはなく】
【百から奪うよりも一の命をと、人食いの道に堕ちたのだ】
【だが、今ではその道に後悔は無い】

>>100
君たちだって豚や牛を食べる…君たちは『人を食べない生物』で
僕たちは『人を食べる怪物』だ。
でも、僕は人が好き…妹には、怒られたけど…だ!

【シンラは星の君を見据えたままに】
【メイザースの会話には口を挟まなかった】
【難しくて、わからなかっただけだけど】

無意味な殺しはしたくない…でも、君を生かしたら…家族が危ない……
【故に、刺し違えてでも 止める。 息の根を】
【怪物を蹂躙する、愛しき生物からの侵略を】

【シンラは左肩からあふれでる生命の光を拒絶の其へと変換し、擬似的な巨腕を形成】
【腰を低くし、待ちに入る】

102星の君 E:サンドブラスターの様子が?:2014/01/06(月) 21:00:04 ID:i5ZN/Kq60
>>100,101
シンラを狙うサンドブラスターは対象を高圧ガスと砂で削る装置だ。
「生きるために殺すか。だったらこれはただの生存競争…」
自分に言い訳するように呟いてサンドブラスターに指をかける。
その時だ。インカムから悲鳴と発砲音が流れて来てサンドブラスターがメッセージを発する。
- セキュリティキーのダウンロードに失敗しました -
「オペレーター何事だ?」
ホテル近くに停車しているワゴンに確認する。
『こっちじゃない。本部で事件が起こったらしい』

星の君はメイザースを睨むと非難しはじめる。
「人間が人間でなく害性生物に肩入れするとは正気じゃないな。
 命令の変更を期待しての行動らしいがわたしは警備部ではない。」
だから本部を助けに行く必要はない。それは警備部隊の仕事だ。
「だが」。命令は人喰いをサンドブラスターで駆除する事だった。
『星の君。指令書なんだが依頼遂行不可能なら撤退と記されている』

「妹?家族?」シンラに視線を戻して尋ねる。
使えないサンドブラスターを見える念力でひしゃげさせながら。
「生きるために生きている存在だと聞いていたが。」

103とあるロールプレイヤー:2014/01/11(土) 12:30:12 ID:0W9aeke60
パー速スレ >>858
「怖くないです。 そもそも、私には未だ……貴方の言葉が信じられません」
指先を帽子へと向ければ、それを持ち上げて、桃色の髪を揺らしながら瞳を細めてしんらの姿を観察する。
「やはり、その――食人の――類には……小道具があれば、見極められるのも知れませんが」
首をかしげいる。しんらに心配するまでもなく、心配なんてする気はない様子であった。

「わ、私は……食べても、美味しくないですよ」
どこか狂気染みた笑顔に、少女は反射的に小さく後ずさりをする。
口元では冗談めいた調子の言葉を吐き出すが――反射的に、身体はすぐにでも抜剣できるような体勢になった。

「……怖い子ですね、全く」
額には汗を浮かべて、表情は笑っていない。シンラの言葉の意図は分からないが、少女を警戒させてしまった。

104リリアーナ/魔法剣職人:2014/01/11(土) 12:47:59 ID:0W9aeke60
パー速 >>847
「ヴェルナーさんは、強い人ですね。
 そんな、そんな辛い過去を背負っているのに……今だって、そうして笑っていられるんでうすから」
自分であれば、間違いなく背負い切れない過去。自分を押しつぶしてしまうような思い記憶。
そうだというのに、目の前の男はどこかか遠くを見据えながら、微笑んでいるようであった。
「やっぱり貴方には、憧れてしまいます。 
 ……貴方は、謙遜してそんな立派な人でないと言うでしょうけれど、私には尊敬できる人です」

「どうでしょう? 誇りなんてない方が、上手に生きられると思いますけれど……」
視線をテーブルへと向ける。ヴェルナーの方からは、リリアーナは伏し目がちになったように見えるだろう。
「何度も言っているように、後悔は全くありません。
 でも間違っているのは私で、正しい道を歩んでいたのが家族たちで……私は、ただの分からずやだった。 ……時には、そんな気もします。」

「昔の私は私は……まあ、不良でしたからね」
過去の自分の姿を思い返して、苦い記憶に表情を歪ませる。
「今は、敵を増やしたくないですからね……一応、おとなしくはしてますよ」

「そうですか。 幸せに……良かったです」
細い指先で自らのカップを取って――口に含むわけでもなく、そのままカップの温度を感じている。
「他人の過去を掘り返すのは良いことではないでしょう。 けれど、私はこのお話が聞けて……本当に良かったと思います」

105シンラ・アマツキ:2014/01/17(金) 14:20:29 ID:kwU683zc0
>>103

「あ、それ……僕は普通の食べ物もたべるけど、人が美味しいかどうかなんて考えたこともなかったな」

【彼女の警戒などいざ知らずシンラは驚愕したかのような表情を浮かべていた】

「ぼくどっちかっていうとチョコレートの方がすきかも」

【なんて余計な一言まで添えて】

106シンラ・アマツキ:2014/01/17(金) 22:35:50 ID:kwU683zc0
>>102
「キミは…本当に人間なの……?
キミはひとりぼっちで息をして、ひとりぼっちでものを食べて
それで生きているっていえるの……? 」

【生きるための怪物。他者を食い自らの魂として生きながらえる邪悪】
【かつてのシンラは確かにそんなおぞましい生き物であった】

【しかし、一匹の怪物(妹)と一人の女(姉)が彼を変えたのはいうまでもない】
【生きることとは喰らうことであり】
【生きることとは戦うことであり】
【生きることとは己の存在意義であり】


「生きるって…家族と歩くことじゃないっ! 」

【生きることとは大切な人と歩むこと】
【例え自分が消えようと…大切な人達を守れれば】
【自分は彼女達の中で、生きられる】


だから、じゃま…すんな……!!

【シンラは変成した左腕を握り締めて】
【足元に光を生成し加速】
【星の君へと駆けながら叫び】


「しんら…いんぱくとぉ! 」


【振りかぶる…! 単純な、余りにも単純なその一撃】
【果たして 届くか】

107星の君 E:サンドブラスター(笑):2014/01/19(日) 15:27:43 ID:yxJ5tnEM0
>>106
「お前の話をしていたのだが、わたしの生き方を気ににするか。
 怪物に人間性を問われるのは意外だ。
 わたしは一人だ。そこは否定しない」
さて、この場に居続けて戦闘再開しても面白く無い。
すでに長居しすぎている。撤退しようと視線を他所に移す。

そこに邪魔が続いていると思っているシンラの攻撃を許してしまった。
「速いっ!」
避けられないので受ける。与えられた防護服の硬い材質が軋む。
プロテクターを補強するように念力を使い押し潰される事だけは避ける。
しかしシンラの打撃は硬い殻ごと星の君を演じている人物を壁に叩きつけた。

視界が揺れており酔いに似た感覚もある。
「逃げる時は迅速に。習ったのに忘れていたよ。」
発生させた高質量をぶつけて壁に丸穴をあける。
「仕事が成り立たなくなったんだ。心配しなくてもこのまま去る。
 泥棒の相手は警察の仕事だ。円環の楽園の相手もわたしの仕事じゃない」
丸穴に向かって歩き出す。

108シンラ・アマツキ:2014/01/19(日) 15:38:31 ID:jvsCiwxM0
>>107
(このまま逃がしちゃう…? それとも相討ち…? )

【去っていく星の君を見つめながらシンラは僅に思考した】
【しかし】


ばいばい ひとりぼっちのだれかさん
家族にひどいことしないなら ぼくが友達になってあげるよ?
ふふん…かいぶつは君たちよりもかんだいだからね!

【やはり必要以上にやる必要はない】
【自分の能力は無限ではないのだから】
【しんらは薄い胸を張りながら星の君を見送った】

109星の君 E:ガラクタ:2014/01/21(火) 03:53:44 ID:/p8ZhFYY0
>>108
「ふん。面白くない生き物だ。はっきり言ってムカつく。」
その言葉に深い憎悪はない。生理的嫌悪もない。

人間の子供はただの子供じみた反抗心を含んだ言葉と視線を怪物に向けて、
人間離れした能力を当然のように使って…それは新しい念力の使い方だ。
強力な念力を質量という形で連続的に射出する事で、何度も自分の身体を
反作用によって空中に投げて飛行するという器用過ぎる方法で空を飛んだ。
それを繰り返しながら星の君は夜の街の向こうに消えて行く。

シンラには同じことができるかもしれないし、できないかもしれない。

 …おい!…K…子!星…君!
 星の君はインカムを落として行ったようだ。
 …聞こえるか?…ザザザ…
 星の…聞こえるか?…本部は教習者を制圧できなかったらしいが…
 …い返したらしい…敵は撤退した…らし…おい、聞こえるか?

110シンラ・アマツキ:2014/01/24(金) 16:20:08 ID:gIg9iq4c0
>>109
(口喧嘩は僕のかちだ! )

【器用に飛ぶ相手を見送り戦闘開始に放り出した現金入りの袋を回収し】
【しんらは去っていった】

111螢子:2014/01/30(木) 05:19:31 ID:uipJjST60
【都市郊外スラム赤線地域】
 螢子は街の花売りだ。隠さないでもいいだろう。花売りは身体を売る仕事だ。

 第三次世界大戦は何年前に終わったのやら。
 そろそろ多くの人々の心の傷も癒えはじめ、その傷痕も消え始めている昨今。
 それでも戦後復興事業に取り残される人々はいる。彼らは残った痕である。
 その一人である目つきの悪い小憎たらしい顔つきの少女 螢子 はスラムでの闇医者の
仕事をきっかけにある娼婦と知り合った。そして飯を押し付けられて身売りを禁じられた。
「とにかくあんた若いんだから客なんて取っちゃだめだよ」
「客を取らないと生きていけない…」
「ご飯の心配なんてしなくていいから、わたしが食わしてあげるからさ!」
「ご飯よりもお金がいるんだけれど…」
「先ずはご飯だろう?とにかく、危ない仕事はもうちょっと大きくなってからしなさい。」
 螢子を拾ってくれた娼婦の名前は愛理。「1時間したらご飯を用意しときなさいね!」
 愛理は器用に筆も使わず指で化粧を終わらせ客のいる部屋に向かった。

「偉そうな人だな。」螢子は愛理の昼食を物色するために市場に向かった。
// 絡み募集開始です

112>>111の補足:2014/01/30(木) 05:32:30 ID:uipJjST60
豆腐屋、ガス屋、竹竿屋…etc.etc...
平成も終わって数年たっても残る昭和慕情
時の物売りが鳴らすチャルメラが何種類もあって、
そういう生活に慣れている螢子はその演奏を無碍に聴いていた。
「イワシ売りが来ているのか。乾物でも買っとくかな。」

螢子は異能の一人である。元々から比較的強力なサイコキノの一人であり、
イメージの力で恐ろしいレベルにまで物理的干渉能力を進歩させた能力者の一人。

「誰も見てないね?」
周辺を見回してこっそり動いたつもりで自転車に乗るような感覚で大胆に能力を発現する。
力をチカラに、チカラを重さに、重さを投げて圧力に、圧力を連続的に投げれば身体が投げ出されて…

キリスト教の天使が持つ天輪のような物を射出しながら螢子はイワシ売りを追いかけ出した。


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