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生かされているようです

1 ◆VJb.odOKiQ:2017/11/28(火) 02:35:52 ID:SDiEXqNI0
ζ(゚ー゚*ζ「これが私の最後か。あまりにもあっけないな」

2 ◆VJb.odOKiQ:2017/11/28(火) 02:37:04 ID:SDiEXqNI0
( ^ω^)「あっけない?」

3 ◆jJ3WB/8v2k:2017/11/28(火) 02:38:04 ID:SDiEXqNI0
( #^ω^)「フザケルナお!ドクオを、ドクオを殺しておいてよくもそんなことが言えるお!」

4ζ(゚ー゚*ζ ◆.crFXaEFlY:2017/11/28(火) 02:38:49 ID:SDiEXqNI0
( ´・ω・`)「君は知らないだろうけど彼の彼女であるクールは今もずっと苦しんでいる」

5ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:40:07 ID:SDiEXqNI0
( ´・ω・`)「最愛の人間をストーカーの君に殺されたことを」

6ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:42:03 ID:SDiEXqNI0
ζ(゚ー゚*ζ

ζ(^ー^*ζ「ふふ、馬鹿みたい」

7ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:44:09 ID:SDiEXqNI0
( ´・ω・`)「なに?馬鹿だと?」

(#´・ω・`)ジャリ

( ´・ω・`)「おとなしく投降してもらおう。もはや話をしていても意味がない」

8ζ(゚ー゚*ζ ◆VJb.odOKiQ:2017/11/28(火) 02:45:32 ID:SDiEXqNI0
ζ(゚ー゚*ζ「あほらしい、素直に捕まると思ってるの?」

( ´・ω・`)…

( ´・ω・`)「ああ、逆らう手段など何も残されてないだろ?」

ζ(゚ー゚*ζ「それがあるんだなー」

ζ(゚ー゚*ζごくっ

( ;^ω^)「な!?」

ζ(゚ー゚*ζ「サヨナラ世界、もう一度会う日まで」

ζ(ー *ζバタ

( ;^ω^)!

( ;´・ω・`)!!

9ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:46:10 ID:SDiEXqNI0
生かされているようです

始まり

10ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:46:45 ID:SDiEXqNI0
ζ(゚ー゚*ζ

ζ(゚ー゚*ζ「ココは…赤い海?海岸?」

11ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:47:54 ID:SDiEXqNI0
【+  】ゞ゚)「こんにちは」

ζ(゚ー゚*ζ「ん?あなたは?」

【+  】ゞ゚)「誰でしょう」

ζ(゚ー゚*ζ「誰でもいいよ」

【+  】ゞ゚)「そう」

12ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:48:19 ID:SDiEXqNI0
【+  】ゞ゚)「で、ココがどこか分かりますか?」

ζ(゚ー゚*ζ「どこかしら。地獄?それとも天国かしら。とてもいい場所には思えないけれど」

【+  】ゞ゚)「どちらでもありませんよ」

ζ(゚ー゚*ζ「じゃあどこよ」

【+  】ゞ゚)「ついて来なさい。いいものが見れますよ」

13ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:49:12 ID:SDiEXqNI0
ζ(゚ー゚*ζ「ふふ、じゃあついて行こうかしら」

ζ(゚ー゚*ζ

ζ(゚ー゚…

ζ…


赤く染まる海が目の前で虹を放った
私の体を貫くと視界が暗転していく

序章は残酷の始まりを奏でる

14ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:50:25 ID:SDiEXqNI0
ζ(゚ー゚*ζ「…ここは?」

15ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:50:49 ID:SDiEXqNI0
('A`)「あ、君はデレちゃん?だよね」

16ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:51:17 ID:SDiEXqNI0
ζ(゚ー゚*ζ「貴方は」

ζ(゚ー゚*ζ

ζ(゚ー゚*ζ「こんにちは、文句でも言いにきたのかしら?まぁ貴方にそれを言う資格なんてないのだけれど」

('A`)???

(;'A`)「ええと、どういうこと?」

ζ(゚ー゚*ζ…

ζ(゚ー゚*ζ(様子がおかしいな)

17ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:52:21 ID:SDiEXqNI0
【+  】ゞ゚)「文句なんて言いませんよ。彼は貴方が記憶する限りの初めての状態なんですから」

ζ(゚ー゚*ζ「は?貴方は」

(;'A`)「どうしたの?デレちゃん。そこには誰もいないよ」

ζ(゚ー゚*ζ

ζ(゚ー゚*ζ「よく見たら手も小さいわね」

【+  】ゞ゚)「そういうこと」

18ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:53:02 ID:SDiEXqNI0
ζ(゚ー゚*ζ(つまりは人生のやり直し?それとも走馬灯?何れにせよ面倒極まりないわね)

【+  】ゞ゚)「まぁまぁ、この世界はまだ運命が決まってない世界。貴方のさじ加減では望む方向に戻せますよ」

ζ(゚ー゚*ζ「ふん、嫌な奴。心でも読めるのかしら」

【+  】ゞ゚)「そういう顔をしていたものでね」

19ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:54:44 ID:SDiEXqNI0
(;A;)グスッグスッ

20ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:55:30 ID:SDiEXqNI0
ζ(゚ー゚*ζ

【+  】ゞ゚)「おやおや、彼には私が見えませんから自分に言われたと勘違いしているようだ」

ζ(゚ー゚*ζはぁ

ζ(゚ー゚*ζ「ドクオ君には言ってないよ」

(;A;)「で、でもぉ…」

ζ(゚ー゚*ζ「私、ドクオ君のこと好きだからそんなこと言わない」

【+  】ゞ゚)「ほう?」

(;A;)!!!

(*'A`)「ほ、ほんとに!?」

21ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:56:21 ID:SDiEXqNI0
【+  】ゞ゚)「男とは単純ですね」

ζ(゚ー゚*ζ「本当にそうね」

(*'A`)「ほ、本当なんだ。え、えへへへへ」

【+  】ゞ゚)「ふーむ、子供の笑顔とは普通可愛いものですが彼のはいかんせん不細工ですな」

ζ(゚ー゚*ζ「好きになったら気にならないよ」

22ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:56:52 ID:SDiEXqNI0
(*'A`)「えへへへへ、好きなんだ!嬉しい!僕もデレちゃん大好き!」

【+  】ゞ゚)「ほう?難しいですな。私には分からないところから察するに、男と女は違う生き物なんですね」

ζ(゚ー゚*ζ「ええ、そうよ」

23ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:57:35 ID:SDiEXqNI0
午後

⌒*(・∀・)*⌒「みんな、お絵かきは済んだかな?」

はーい

ζ(゚ー゚*ζ(退屈ね、保育園生ってこんなにも退屈なのか。つまらないわ)

(*'A`)「みて!デレちゃん書いたよ!」

ζ(゚ー゚*ζ

ζ(゚ー゚*ζ「そういえば大人になっても貴方の絵って変わらなかったものね」

('A`)???

24ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:58:11 ID:SDiEXqNI0
【+  】ゞ゚)「酷い絵ですなぁ。空中に目玉が有るじゃないですか」

ζ(゚ー゚*ζ「それ雲よ」

('A`)「うんそうだよ。急にどうしたの?」

【+  】ゞ゚)「うへぇ、雲?雲って真ん中にこんなぐしゃぐしゃの丸ありましたっけ?」

ζ(゚ー゚*ζ「ないけど描くのよ」

【+  】ゞ゚)「意味がわかりませんな」

('A`)「どうしたの?」

ζ(゚ー゚*ζ「うん、言っただけ」

('A`)???

ζ(゚ー゚*ζ「なんでもないよ。気にしないで」

25ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:58:53 ID:SDiEXqNI0
【+  】ゞ゚)「それで貴方は何の絵を描いたんですか?」

('A`)「デレちゃんは何の絵描いたの?」

ζ(゚ー゚*ζ「うーん」

ζ(゚ー゚*ζ「君を描いたよ」

【+  】ゞ゚)「え!?私!?」

(*'A`)「どれ!?見して!見して!」

【+  】*ゞ゚)「照れちゃいますなぁ」

ζ(゚ー゚*ζ「ハイ」

('A`)じー

【+  】ゞ゚)…

26ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 02:59:41 ID:SDiEXqNI0
('A`)「あれ?この長い髪の子は誰?デレちゃん?」

【+  】ゞ゚)「まさか私?」

ζ(゚ー゚*ζ「違うよ」

ζ(゚ー゚*ζ(ドクオ、貴方の全てになる人だよ)

【+  】ゞ゚)「あれ?私はどこに?」

('A`)「じゃあ誰?」

ζ(゚ー゚*ζ「私の嫌いな人」

('A`)「嫌いな人を僕の隣に描いたの?」

ζ(゚ー゚*ζ「だってそれしか覚えてないから」

('A`)???

【+  】ゞ゚)

【+  】ゞ゚)「そういうことですか」

ζ(゚ー゚*ζ「ええ、そういうことよ」

27ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:00:33 ID:SDiEXqNI0
('A`)「じゃあね、こうすれば」ベリベリ

⌒*(;・∀・)*⌒「ドクオ君!?画用紙破っちゃダメじゃないの!」

(*'A`)「はい!デレちゃんの隣は僕!」

ζ(゚ー゚*ζ

【+  】ゞ゚)「おやおや、自分の絵を切ってその方の上に置きましたか。なんともいい子ではありませんか」

ζ(゚ー゚*ζ

('A`)??

ζ(;ー *ζ

(;'A`)「え!?」

⌒*(・∀・)*⌒!!!

⌒*(#・∀・)*⌒「ドクオ君!!!デレちゃんに何したの!?」

(;'A`)「ぼ、僕何もやってないよ!」

ζ(゚ー゚*ζ「ごめん、ちょっと取り乱しちゃった。なんでもないよ、ごめんね」

28ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:01:14 ID:SDiEXqNI0
⌒*(;・∀・)*⌒「大丈夫?デレちゃん」

ζ(゚ー゚*ζ「うん、嬉しくて泣いちゃっただけ」

(*'A`)「そ、そんなに嬉しかった?」

ζ(゚ー゚*ζ「うん」

ζ(゚ー゚*ζ(だって此れから貴方の隣に私が居られることなんてなかったんだから)

ζ(゚ー゚*ζ「嬉しいよ」(嬉しいよ)

ζ(゚ー゚*ζ「泣いてゴメンね」

(*'A`)「別にいいよ!」

【+  】ゞ゚)「貴女も泣くんですね。血も涙も無いかと思ってましたが」

ζ(゚ー゚*ζ「別にいいじゃない」

⌒*(・∀・)*⌒「そっか、嬉しくて泣いちゃっただけなんだ。何が嬉しかったの?」

ζ(゚ー゚*ζ「何がだろうね」

⌒*(・∀・)*⌒???

【+  】ゞ゚)「難しいですなぁ」

29ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:01:54 ID:SDiEXqNI0
帰りの時間

ミセ*゚ー゚)リ「ありがとうございました」

⌒*(・∀・)*⌒「いえいえ、お気になさらず」

(*'A`)ノシ「じゃあね!デレちゃん!」

(メA`)「ほら、行くぞ」

('A`)「うん!」

ζ(゚ー゚*ζ「じゃあね、ドクオ」

ミセ*゚ー゚)リ「行こっか」

ζ(゚ー゚*ζ「うん」

30ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:02:39 ID:SDiEXqNI0
橙色の空が澄んだ空気を取り込んでいる

31ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:03:53 ID:SDiEXqNI0
ミセ*゚ー゚)リ「何か良いことあったの?」

ζ(゚ー゚*ζ「なんで?」

ミセ*゚ー゚)リ「なんででしょう」

【+  】ゞ゚)「独特なお母様ですな」

32ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:04:16 ID:SDiEXqNI0
優しき声が虚しく反響する

33ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:04:52 ID:SDiEXqNI0
ζ(゚ー゚*ζ「ええ、でも私が高校生になったら死んじゃうけどね」

【+  】ゞ゚)「そうなんですか?」

ζ(゚ー゚*ζ「そうよ」

ミセ*゚ー゚)リ?

ミセ*゚ー゚)リ「何が死んじゃうの?」

ζ(゚ー゚*ζ「何がだろうね。アキアカネとか?」

ミセ*゚ー゚)リ「春なんだからアキアカネなんてまだまだ先じゃない」

【+  】ゞ゚)「アキアカネですか…確かに仄かな赤味がかった髪色だ」

34ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:05:21 ID:SDiEXqNI0
答えが見つからない

35ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:05:51 ID:SDiEXqNI0
ζ(゚ー゚*ζ「うん」ギュ

ミセ*゚ー゚)リ「ふふっ、そんなに強く握ってどうしたの?」

ζ(゚ー゚*ζ「なんでもないよ」

【+  】ゞ゚)「懐かしい?」

ζ(゚ー゚*ζ「うん、ずっと守っていようと思ってたよ。叶わなかったけどね」

ミセ*゚ー゚)リ「どうしたの?今日はやけに変じゃない」

ζ(゚ー゚*ζ「いつも通りだよ」

36ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:06:29 ID:SDiEXqNI0
私は何のためにここに居るのだろうか

37ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:07:22 ID:SDiEXqNI0


ミセ*゚ー゚)リ「ただいまんもす!ちゃんといい子にしてた?」

ζ(゚ー゚*ζ「ただいま、お姉ちゃん」

ξ゚⊿゚)ξ「おかえりーママ!デレ!私は良い子にしてたよ!」

38ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:08:11 ID:SDiEXqNI0
【+  】ゞ゚)「人形のように美しい方ですね。小学生ですか」

ζ(゚ー゚*ζ「うん、この人も大事な人だよ。あのあと幸せに成れたかな」

【+  】ゞ゚)「さぁ」

ζ(゚ー゚*ζ「意地悪なのね」

【+  】ゞ゚)「どういたしまして」

ξ゚⊿゚)ξ???

ξ゚⊿゚)ξ「ボソボソ喋ってどうしたの?」

ミセ*゚ー゚)リ「帰り道もこうだったのよ」

【+  】ゞ゚)「おや、心配されてますよ。喋りかけないほうが良いですか?」

ζ(゚ー゚*ζ「ううん。どっちでもいいよ」

【+  】ゞ゚)「そうですか」

39ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:08:47 ID:SDiEXqNI0
夕食

ミセ*゚ー゚)リ「たんと召し上がれー!」

ξ゚⊿゚)ξ「いっただっきまーす!」

ζ(゚ー゚*ζ「いただきます」

40ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:09:37 ID:SDiEXqNI0
ミセ*゚ー゚)リ…

ζ(゚ー゚*ζパクパク

ξ゚⊿゚)ξガツガツ

【+  】ゞ゚)「おやおや、相当に汚い食べ方をするんですね。オサム君びっくり」

ζ(゚ー゚*ζ「別に良いじゃない、そのうち治るわよ」

【+  】ゞ゚)「そう信じたいですな」

41ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:10:24 ID:SDiEXqNI0
ミセ*゚ー゚)リ「デレ」

ζ(゚ー゚*ζ「何?お母さん」

ミセ*゚ー゚)リ「…ううん、何でもないの」

ζ(゚ー゚*ζ?

ミセ*゚ー゚)リ…

【+  】ゞ゚)「子と母の絆とは固いものなのですね」

ζ(゚ー゚*ζ「急にどういうこと?」

【+  】ゞ゚)「さぁ?」

ζ(゚ー゚*ζパクパク

【+  】ゞ゚)「無視は辛いなー」

ミセ*゚ー゚)リ…

42ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:11:21 ID:SDiEXqNI0


テレビ<なんでやねん!

ξ゚∀゚)ξ「あはは!なんでやねん!なんでやねん!」パシッパシッ

ζ(゚ー゚*ζ「痛いよお姉ちゃん、加減して」

【+  】ゞ゚)「なんでやねん言ってるだけなのに何が面白いんですかね」

ζ(゚ー゚*ζ「きっとそれが面白いんだよ」

【+  】ゞ゚)「分かりませんな」

43ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:11:44 ID:SDiEXqNI0
ξ゚⊿゚)ξじー

ξ゚⊿゚)ξ「なんでやねん!なんでやねん」パシッパシッ

【+  】ゞ゚)「机を叩いてますな」

ζ(゚ー゚*ζ「こう見えて良いお姉ちゃんなんだよ」

【+  】ゞ゚)「ああ、そういうこと」

ζ(゚ー゚*ζ「わざわざ机を叩かなくても良いんだよ、加減さえしてくれれば」

ξ゚⊿゚)ξ…

ξ゚∀゚)ξ「なんでやねん!!なんでやねん!!」バシッバシッ

ζ(゚ー゚*ζ「お姉ちゃん、加減して」

【+  】ゞ゚)「思いっきり叩いてますな」

ζ(゚ー゚*ζ「お姉ちゃんは加減を知らないの」

44ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:12:29 ID:SDiEXqNI0
ミセ*゚ー゚)リ「妖怪なんでやねん出現!」ザッ

ξ゚⊿゚)ξ!

ξ゚∀゚)ξ「現れたな妖怪なんでやねん!!成敗してくれる!」

【+  】;ゞ゚)「きゅ、急になんですか!!」はぁ、はぁ

ζ(゚ー゚*ζ「貴方も驚くのね」

【+  】ゞ゚)「ええ、後ろから思いっきり大声で叫ばれたら誰でもそうですよ」

ζ(゚ー゚*ζ「そう」

ξ゚⊿゚)ξバシッバシッ

ミセ*゚ー゚)リ「ふふっ、効かんわ!」

ξ#゚⊿゚)ξ「むむー!!」

【+  】ゞ゚)「この方は何を?」

ζ(゚ー゚*ζ「お姉ちゃんの好きな戦隊モノだよ。お姉ちゃん、ヒーローが大好きだからわざわざお母さんが敵を演じてるの」

【+  】ゞ゚)「ほう」

45ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:13:41 ID:SDiEXqNI0
深夜

ミセ*゚ー゚)リ「寝よっか!」

ξ゚⊿゚)ξ「うん!」

ζ(゚ー゚*ζ「うん」

【+  】*ゞ゚)「はーい!」

ミセ*゚ー゚)リ「よいしょっと」ガチャ

CDプレイヤー<~♩

【+  】ゞ゚)「おや、音楽を流すんですね」

ζ(゚ー゚*ζ 「うん」

46ζ(゚ー゚*ζ ◆2Dzcd.zhQM:2017/11/28(火) 03:14:19 ID:SDiEXqNI0
CDプレイヤー<Nobody smiled with〜

【+  】ゞ゚)「悲しい歌ですな」

ζ(゚ー゚*ζ「分かるんだ」

【+  】ゞ゚)「ええ、私も様々な方とお会いしたのでなんとなく意味が分かるんですよ。それに曲調も暗いし」

ζ(゚ー゚*ζ「そう」

ξ゚⊿゚)ξ「いつも思うけどなんて言ってるの?」

ミセ*゚ー゚)リ「この歌?」

ξ゚⊿゚)ξ「うん」

ζ(゚ー゚*ζ「誰も私と一緒に笑わなかった
誰も私のことに気づかなかった」

ξ゚⊿゚)ξ?

【+  】ゞ゚)「歌詞の一節ですか」

ζ(゚ー゚*ζ「ええそうよ。でもその後に別の歌詞が続くのよ」

ζ(゚ー゚*ζ「有りがちな歌詞だけどね」

【+  】ゞ゚)「ほう」


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