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( ^ω^)優しい衛兵と冷たい王女のようですζ(゚ー゚*ζ 第三部
52
:
◆MgfCBKfMmo
:2016/06/11(土) 21:09:15 ID:9ibHGYpc0
( ^ω^)「あれ、そうなんですか?」
(´・_ゝ・`)「気づいていなかったかな」
( ^ω^)「見落としていましたね。小さな子どもは結構いる印象を受けたのですが」
(´・_ゝ・`)「そのとおり、子どもは多い。でも十代後半以上の若者は少ない。
この街には大した仕事も無いし、鴉が横暴を働かせている。
首都の方が、多少の人混みに目をつぶればずっと自由に快適にすごせる。みんながそう考えるから、この町の景色は毎日少しずつ寂しくなるんだよ」
デミタスの視線は自然と窓の外へと向けられた。郊外にあるロッシュの窓からは、柊の尖った葉の遙か先に街の建物が見下ろせた。
(´-_ゝ-`)「卒業の時、ニュッ君は全く出て行こうとしなかった」
デミタスが、また一段と声を潜めた。
開店前の時間であれば、決して聞こえなかっただろう、ささやかな声。
(´・_ゝ・`)「周りの同い年の級友がいなくなっても、何も言わずに僕についている。
今年ももう十一月。彼は不満一つ言わずに仕事にのめり込んでいる。
それはそれで、結構なことだ。でも、このままでいいのか、僕にはあまり自信がない。
そのことをなるべく傷つけないように彼に伝えているのだけど、なかなかうまくいかなくてね」
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